もしも君が、ほんとに最高の小説に出会いたいというならだな、まず、こんなところで読み漁ることをやめるべきだ。そうだな、近所に書店はあるかい? ならそこに行くんだ、少しのお金があれば、準備万端。オススメコーナーの前に立って、てきとうに手に取ろ
う、それがどんなものであれ、ここにあるものよりは君を退屈から救ってくれる。
退屈そうな君を見てると、僕は思うよ、何をかって? その、「なにもかもがくだらない」っていう目をしているんだよ、君は。そんな君を見てると、僕と君はよく似てるなぁって、そう感じるんだ、うれしくないけどね。
ねぇ君、いま退屈かい? そうか、じゃあ僕の小説を読みなよ。
くだらないテンプレ通りの内容を、イカレタ文章で飾ってみようと思うんだ。チンケな僕がね。書きながらツッコミをいれるんだ。どんなハーレムも、鬱展開も、王道展開も、作者である僕から見たら、ただのコメディなのさ。
これは最低な小説だよ、もはや文字の集合した何かだね、この物語を読むぐらいなら、エンデのはてしない物語を読むね、僕なら。ああ、この小説は、あれだよ、みんなが好きなファンタジー小説だよ、ジャンルなんていうもの、この小説に限って言えば意味はないけどね。度数の高い酒を飲みながら、トイレでふんばって捻り出した汚物よりも汚い言葉が出るから、少しだけ気を付けてね。政治ネタも出るから、女はブラバしたけりゃ早めにしなよ。
何度も言うけど、ここは、僕や君たちのような、「こんなところで小説を読み漁るのに飽きた人」が、上品な気持ちでフラリと立ち寄った紳士淑女におもいっきり中指を立てながらバカ笑いする、そういう小説、そういう場所なんだ。内政チートとか、俺つええとか、そういうのって、僕たちは求めちゃいないのさ。いっぱい馬鹿笑いしながら、アルコールをいっぱい引っ掛ける、明日になれば記憶なんて消し飛んでやがる。キチガイばっかりな幼稚園、つまりはそういう場所なんだ。園長は僕、体罰と悪戯が大好き。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-19 02:34:13
14048文字
会話率:31%
面倒なことはしないのが信条の高校一年生の藤倉連斗は、友人の守池夢路に夏祭りに連れられていく。友人たちと仕方なく祭りを巡っていると、木の枝になぜか引っ掛けられたTシャツを発見する。疑問を抱く友人たちによって、嫌々ながらも推理をするはめに……。
最終更新:2014-09-23 20:52:35
11201文字
会話率:49%
頭痛に引っ掛けて、オヤジの会社の人間たちを皮肉るようなことを一筆書かせていただきました。是非ご一読を!
最終更新:2014-09-09 15:11:44
1038文字
会話率:0%
ヲタクな主人公たる『僕』はクリスマスに引き篭もろうと考えていたが、姉に追い出されてしまう。そこで、風船を木に引っ掛けてしまった少女を見掛けるが……。
最終更新:2013-12-24 15:11:03
4863文字
会話率:27%
満月にしては類を見ない暗い夜、わたしはある占い師に出会った。平凡すぎるわたしの人生は、この出会いを境に、誰も経験したことのない不思議と興奮に満ちたものとなる。
気づいたときには過去の、前世の自分に恋の手ほどきをするはめになっていた。
恋愛経
験ゼロのわたしが、中世の奥手なレディと二人、恋の罠に伯爵を引っ掛けようと奔走するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-16 17:24:52
6262文字
会話率:29%
E.HEMINGWAY原作「老人と海」を自分なりにまとめてみたものです。福田恆存さんの訳も大分参考にしながら書きましたので、二次的なものとして捉えてください。
以下あらすじ。
老漁夫サンチャゴは、八十五日にもおよぶ不漁のあとに大魚を引っ掛け
る。魚との対峙は四日間にもおよび、心身ともに摩耗させながらも彼はそれを釣り上げる。しかし帰路につくと、血の匂いを嗅ぎつけたサメたちによって獲物はどんどん食いちぎられていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-07-17 22:36:07
42559文字
会話率:46%
途中で気付ける人がどれくらいいるか、一寸楽しみw
最終更新:2013-07-04 00:45:56
1046文字
会話率:31%
とある国家機密機関の建物に侵入した女スパイが、あるロックの解除ナンバーを調べようとしましたが…。
最終更新:2013-04-29 11:56:34
888文字
会話率:8%
高校受験を控えた大原多輝は、ハロウィンの夜にはじめて塾をサボる。それ以降、多輝は塾をサボって憧れの先輩・有沢すみれに会うようになる。――ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に引っ掛けながら、自称優等生の自意識について考えてみました。
最終更新:2013-03-15 19:28:34
95001文字
会話率:36%
上司の不正に気付いたレイ・ランカンは、それを正すよう詰め寄ったが、言い争った結果あろうことかこの上司をぶん殴ってしまう。クソ真面目な上に頑固者。泰から厄介払い同然に神楽の都にあるギルドへと出向させられたレイ・ランカンだが、場所は違えどやらね
ばならない事は同じだと、さっそくギルドへ足を向けた。ギルドの中は仕事帰りやら、仕事探しの開拓者でごった返していた。
賑やかな様子を横目に、レイは張り出されている依頼の中から一枚を手に取った。アヤカシの襲撃を受けているので退治してくれという内容のものだ。準備運動にはなるだろう。レイは受付で手続きを済ませ、さっそく件の村へと向かおうとしたのだが、いきなり見知らぬ男に肩を掴まれ、その仕事は自分のものだと言いがかりをつけてきた。
きちんと手続きを踏んだレイは鼻にも引っ掛けず立ち去ろうとしたが、男はそれを許さない。もめている内に、「勝負に勝ったモンがその仕事を請け負う」といった話になっていた。ギルドのまん前でさっそくケンカを始める二人。人だかりを整理する開拓者仲間もいれば、なにやら賭け事めいた事を始める仲間もいるが、本気勝負真っ最中の二人には与り知らぬ事。
やがて辺りはとっぷりと日が暮れた。実力は双方とも同じでなかなか決着はつかなかったが、ほぼ相打ちという形で勝負はついた。
そこへ突如現れた女が、依頼は自分が終わらせたと言う。
男がこの村出身だということもわかり、依頼への執着の謎は解けたのだが、ヒヨコの安寧は一部を除いて守られていなかったのである。
かくしてレイは、女が謝礼としてもらった最後の一羽を守るべく、女に譲ってくれるよう頼み込む。
そこで男は金の亡者の女からレイを守る為、迷惑をかけた詫びとしてヒヨコの代金を支払うと言った。最後のヒヨコを手にしたレイは喜び勇んでその場を立ち去ろうとしたのだが、治療されていないレイは、愛してやまない小さなヒヨコの声を聞きながらその場で意識を失うのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-04 23:10:24
6354文字
会話率:44%
「誰が一番早く学校と同じ区内でセフレが出来るか勝負しよう。掛け金二千円。勝った奴の総取りだ」
そんなくだらない賭けに加わった中原隆志は、ミキシィで同区内在住のリリーと名乗る女を引っ掛ける。
パリジェンヌなうえに性格も良い。しかも写メ
ールを見るかぎりでは相当な美人。
隆志は順調に距離を縮め、デートの約束を取りつけた。
しかしそこに現われたのは…………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-07 17:00:00
7709文字
会話率:36%
父の気まぐれで奉公に出されるハル果たしてハルは無事に我が家に帰れるのか!?美人のお嬢様を引っ掛ける事が出来るのか?一応コメディです。
最終更新:2006-01-08 15:39:10
1690文字
会話率:56%