人質代わりに宗主国グリューネバルト王国へ輿入れしてから2年。アマーリエは王子ヴィクトールの子を身籠もっていた。しかし、故国バルテルスがグリューネバルトに反旗を翻したことから不安定な立場へと追いやられる。アマーリエとその周囲の女たちは、それぞ
れの役割を、それぞれの意地をとおしながら演じ続けていく。第19回電撃小説大賞1次選考通過作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-18 14:00:49
14150文字
会話率:39%
戎の国の一の姫・桐葉。宗主国である華国の皇太弟・時雨と婚約することになったが、時雨はその存在すらも偽りではないかとされている王子で――。
最終更新:2011-05-29 17:18:33
7503文字
会話率:34%
「わたくしが欲しいのは、そなたの子種よ」と迫る宗主国の皇妹と「ご、ご勘弁ください! 皇妹殿下!」と逃げ腰な属国の王。男女が逆ならよくあるかも知れない閨(ねや)での一幕。
最終更新:2010-12-26 14:30:53
6232文字
会話率:30%
無人の保護区になっていた世界遺産、永らく海との戦いを続けていたベニスが遂に海面下へ沈んだ年、日本である法案が可決成立した。先鋭的なエコロジストが支配し、自然環境保護の先頭に立つオーストラリアは5年前、その旧宗主国イギリスは3年前にこの法案を
通し、未だエコロジーに消極的なアメリカや、シベリアが永久凍土の消滅で泥の海と化したロシアですら昨年施行された法律である。これはその100年後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-10-04 06:41:04
2476文字
会話率:100%