四月一日、俗に言うエープリルフール。俺は死んで異世界に飛ばされた。
いやいや、嘘とかそんなんじゃない。真面目な話である。
三十五歳にしてこれといった定職につかず、日々その日暮らしな肉体労働に明け暮れる天河星がやってきたのは、エルフや獣人とい
った亜人はいるのに『人間だけがいない世界』。十八歳に若返った以外いっさいのチート能力も無しに放り込まれたのは、そんな〝強者が弱者を握り潰す〟理不尽な……と思いきやよく考えたらたいして現実世界と変わらないファンタジー世界だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-07 21:04:37
101974文字
会話率:45%
天河菫青は17歳の少年。彼の人生は3年前に起きた交通事故を境に“以前”と“以後”に分かれた。他者の思考の指向性を読むという特殊な能力は、“以前の”平穏な暮らしと引き換えに彼が予期せず手に入れたものだった。“以後”の彼の生活は能力を生かして
様々な依頼を解決し、日銭を稼ぐことで成り立っていた。菫青は事故以来昏睡状態に陥ったままの妹、天河御影を救うために生きている。
ある日、生体物理学者を名乗る男曹灰玄武が現れ、菫青に高額の依頼を持ち掛ける。その内容は人為的な臨死体験を引き起こすことにより、人間の無意識の“さらにその先”にあるはずの世界を発見するというものだった。菫青は御影の治療費のために依頼を受けることを決意。友の反対を押し切り、生と死を廻る実験へと参加する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-07 03:00:00
155385文字
会話率:45%
片瀬天河17歳にして、既にこの下らない循環にある世界に飽きていた。そんな時、ふと見た夢で天河は異世界に召喚される。
もし、本当にあんな世界があったら...
第一章をより楽しむためのプロローグ
最終更新:2016-06-30 07:07:23
2616文字
会話率:5%
両親の死をきっかけにして、内因性(精神的ショック)により言葉を発することができなくなってしまった主人公『帽子谷夏彦(ぼうしやなつひこ)』は、それまでの歪みの多かった性格が変化し、周囲との関係もうまくとれるようになっていた。彼をひきとった祖
母と、支えてくれた幼馴染の『木洩日詩織(こもれびしおり)』さんのおかげもあって、楽しくも騒がしい学園生活を送っていた。
そんなある日、彼の趣味で日課でもある近くの山に登って、開けている空間で星を眺めながらサンドイッチを食べる、ということをしようとしていたら、そこになんと倒れている少女がおり、空腹でそうなっていたという変人の女の子、『天河詩好子(あまかわうたこ)』さんと持ってきていたサンドイッチをあげるという奇妙な〝縁〟により、一緒に星空を眺めるような関係になっていく。
彼の所属している部活動、『奈々津荷(ななつに)歴史研究部』またの名を『奈々津荷神秘調査部』の活動である、住んでいる奈々津荷市にある昔からの不思議話、“昔、愛し合った男と女が結局結ばれることなく、互いを求め合いながらも別れてしまう悲恋の物語をベースとした、〝天の羽衣〟の流れもくんでいるその『歴史』を調べることになる。
実は、その女のほうは空の住人で、しかも天使であり、最後には、天と地をまたぐことは出来ずともお互いを愛し合える、というラストになることから、それが七月七日、天に星の橋がかかる時に二人は再び会う事が出来るため、その伝説にあやかり、想い人とその場所に行ってふたりで願い事をすると、恋は成就し願いごとも叶う、というオマケがついていた。(そっちのほうが、実は部内ではメインだったりもしていた)
……が。
その調査を進めていくと共に、夏彦たちの過去やそれぞれの関係、謎にも深く関わっていくようになっていく。
夏彦の声を取り戻すことと、詩好子の父との間に起きている、悲しくも切ないすれ違うの関係が修復、また成就したとき、奇跡と同時にそれに値する『対価』も夏彦は支払うことになってしまうのだが、それを、彼らがどう受け止め、そして次の新しい時間を生きていくようになるのかの、嘘と、やさしい『前進』の物語。
人が人を想うように、ほかの存在とだって、そう想い「あえる」のかもしれない。そう、信じていく〝物語〟です。
(星空文庫のほうに、一章だけ保存してます。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 16:43:27
70507文字
会話率:24%
両親の死をきっかけにして、内因性(精神的ショック)により言葉を発することができなくなってしまった主人公『帽子谷夏彦(ぼうしやなつひこ)』は、それまでの歪みの多かった性格が変化し、周囲との関係もうまくとれるようになっていた。彼をひきとった祖
母と、支えてくれた幼馴染の『木洩日詩織(こもれびしおり)』さんのおかげもあって、楽しくも騒がしい学園生活を送っていた。
そんなある日、彼の趣味で日課でもある近くの山に登って、開けている空間で星を眺めながらサンドイッチを食べる、ということをしようとしていたら、そこになんと倒れている少女がおり、空腹でそうなっていたという変人の女の子、『天河詩好子(あまかわうたこ)』さんと持ってきていたサンドイッチをあげるという奇妙な〝縁〟により、一緒に星空を眺めるような関係になっていく。
彼の所属している部活動、『奈々津荷(ななつに)歴史研究部』またの名を『奈々津荷神秘調査部』の活動である、住んでいる奈々津荷市にある昔からの不思議話、“昔、愛し合った男と女が結局結ばれることなく、互いを求め合いながらも別れてしまう悲恋の物語をベースとした、〝天の羽衣〟の流れもくんでいるその『歴史』を調べることになる。
実は、その女のほうは空の住人で、しかも天使であり、最後には、天と地をまたぐことは出来ずともお互いを愛し合える、というラストになることから、それが七月七日、天に星の橋がかかる時に二人は再び会う事が出来るため、その伝説にあやかり、想い人とその場所に行ってふたりで願い事をすると、恋は成就し願いごとも叶う、というオマケがついていた。(そっちのほうが、実は部内ではメインだったりもしていた)
……が。
その調査を進めていくと共に、夏彦たちの過去やそれぞれの関係、謎にも深く関わっていくようになっていく。
夏彦の声を取り戻すことと、詩好子の父との間に起きている、悲しくも切ないすれ違うの関係が修復、また成就したとき、奇跡と同時にそれに値する『対価』も夏彦は支払うことになってしまうのだが、それを、彼らがどう受け止め、そして次の新しい時間を生きていくようになるのかの、嘘と、やさしい『前進』の物語。
人が人を想うように、ほかの存在とだって、そう想い「あえる」のかもしれない。そう、信じていく〝物語〟です。
(星空文庫のほうに、一章だけ保存してます。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 11:14:36
26723文字
会話率:17%
俺は生まれながらの超能力者、天河原 八雲。
俺が入学した高校は、
変人サイキッカーの集まる、超能力者専門の学園だった…!
これから始まる俺の青春はいったいどうなってしまうのか!?
☆見切り発車第二弾www☆
最終更新:2015-11-01 03:28:24
17275文字
会話率:30%
婚家を滅ぼされ、生まれ育った国へ帰る苑里。曼珠沙華の咲く丘で、振り返る過去の記憶。死んだ夫の秘密とは。
最終更新:2015-06-10 20:42:57
2860文字
会話率:6%
小春と早希が所属する東條大学航空科学部航空科学科のフライト部が太平洋横断レースで切磋琢磨する話。
小春と早希は一年生で新入部員。
自家用車レベルで多種多様な飛行機が自家用機になっている世界の日本国。
ワールドトレンドといえば飛行機によるエア
レースや航空ショー。
主人公の海鳴小春は海に浮かぶ鉄の箱航空母艦に設置された大学のキャンパスで航空学を学ぶ航空学生。
国立東條大学”タイホウ”キャンパスの航空科学部航空科学科が管理運営しているフライト部という飛行機が好きな者たちが集うサークルでパイロット部門の学生たちが現代戦闘機や大戦機を駆ってエアレース世界大会や太平洋横断レースを勝ち抜くミリタリーコメディ小説。
小春はフライト部の新米部員。飛行機が大好きで未成年によるフライトライセンス取得を成し遂げた天才。
飛行機で食べていこうという夢からパイロット排出の多い東條大に進学し、フライト部に入部する。
そんな小春の他にも飛行機に並々ならぬ情熱を注ぐ学生がいた。
小春の同級生で同じ学科の同じ授業をとる天河早希だ。
早希は全日本エアライン社の機長の娘で、将来同社の数少ない女性パイロットになるために東條大に進学し、フライト部に入った。
小春が明るい天然ムードメーカーなら早希は空気の読めるクールガール。しかし波長が合うようで2人は仲が良い。
小春と早希とフライト部員が挑む世界の空!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-22 23:52:57
4219文字
会話率:33%
放蕩息子の藍玉は幻を見せる琵琶・貴人を相棒に、ある朝紫鴉の天河を拉致して列車に乗り込んだ。太極国を囲む壁の手前で咲く花を見に行こうと語る藍玉、だが天河は乗り気でない。強行しようとする藍玉と帰りたがる天河で争ううちに、窓から切符が飛んでいって
しまう。途中下車を余儀なくされた彼らは赤砂が積もる平野を歩いて渡ろうとするも、足を取られてうまく歩けない上に夜になれば必ず起こる砂嵐によって満足に進めずにいた。
一方藍玉の実家では、両親が息子の荷物をまとめて藍玉の子分である金剛に託していた。駆動車を代償にやるから息子共々暫く帰ってくるなと言う。
やがて藍玉と金剛が合流を果たし、藍玉は知らぬ間に勘当されたことで愕然となるが、これで帰る理由は無くなったと天河を説き伏せ、足を手に入れた彼らは旅を再会する。
天河が行きたがらない理由は、捨てた過去に触れてしまいそうだからだ。かつて彼は、身に覚えのない罪を着せられ太極国を追放されていた。
2005年執筆作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-15 00:40:45
31258文字
会話率:34%
天河市は春星高校。
文芸部員である増田卓は、近くのコンビニでお菓子やジュースを買い込んでいた。
部室で行なうTRPGのセッション、そして集まるメンバーご紹介! というかキャラクターを掴む為に書いたモノです。
ま、そういう訳でパイロット版とな
ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-12 19:33:12
4650文字
会話率:56%
人体の謎「魂の存在」について、研究を続けた博士の結末
最終更新:2012-02-25 02:19:18
2437文字
会話率:7%
天津と隣国との国境、天河村に現れた少年、葉蔵。傷つき、記憶を失った葉蔵は、姉を名乗る柚との生活に安らぎを得るが、やがてその背後に謎の男達が蠢き出す。その頃天津では、幸隆が兄、幸政との確執を深めつつあった── 4部構成予定の第3部です。性的表
現、拷問等の残酷的描写によりR15。※blogにて同時掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-02 16:28:25
7167文字
会話率:36%
世間は今、超能力で大ブームだ。
しかし、そのブームには陰謀が隠されていた。
その陰謀を打ち破るために、
一握りの変人達が立ち上がる。
キーワード:
最終更新:2011-03-10 07:45:46
620文字
会話率:12%
誰も知らないもうひとつの七夕伝説。正しいのかどうかは誰も知らない、牽牛と織女の物語。
最終更新:2009-05-14 21:51:03
15602文字
会話率:36%
明日は日曜日。あるニュースが僕を動かした。
最終更新:2009-04-19 22:12:33
3472文字
会話率:31%
もはや何処の国にも比類なき軍事力を持つ大国。彼女はそこで軍人の家系に生まれ、当たり前のように兵器工学科へと進学し、そこで極東の島国から来た青年留学生と恋に落ちる。うら若き彼女が聞く、初めての開戦宣言。敵国は彼の生まれた国だった。
最終更新:2009-04-18 17:44:18
7430文字
会話率:32%
六月二十四日は何の日でしょう?何気なくクラスメイトにその質問を投げ掛けた天河鏡夜に特別な興味を示したのは同じクラスの美少女。御船桜香だった。桜香に言われるままにデートに応じたその日から鏡夜の学校生活は変遷する。人には他人に言えない悩みや秘密
がある。苦悩しながらも今日という日を共に歩み行く少年達の青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-16 23:19:26
128342文字
会話率:36%
■完結■2008年【七夕小説企画『星に願いを』】参加作品▲「大好きな人」―――それは恋人でも夫婦でもない。家族でもない。ただ「大事な人」に逢うために、この世界に訪れた異界人▲彼女の思い出は、遠く封印された記憶。記憶をなぞる夢は、路行く足元の
灯し火。▲日常の片隅でほぐされた糸の物語は、自分でも理解のできる当たり前の事だった▲「どうか、夜闇の深さも、星の輝きも、あの人を守って下さい」と、その願いは大事で大切な人がいるなら、誰でも祈るはずだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-07 23:14:54
23704文字
会話率:7%
胡国・皇后に影で仕える紫嵐は、主が、母の『形見』ともいえる、勾玉を持っているのに違和感を感じる。一方、氷魚と瑪瑙は、敵国・胡国の皇太子である、居候の天河の正体を隠そうと必死に立ち回っていた。人々の思いが、複雑に絡み合う…異界が舞台の、壮大ス
ペクタクル!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-04-06 22:18:08
5390文字
会話率:49%