不遇な毎日を送っていた主人公は、ある日突然、その魂を刈り取られ、異世界の神々向けの売り物とされてしまいます。
ところが主人公の魂は、もの凄く汚くて、臭かった!
当然神々に買われるはずもなく、廃棄処分にされてしまいます。
そんな、消滅の危機
にあった主人公の魂を救い上げた存在がありました。
『名もなき神の器』と名乗ったその存在、『オマケ様』の願いを受け入れ、主人公は異世界アーディストに転生することになります。
前世とは違う、幸せな毎日を夢見て!
......まぁ、転生先でも、どうやら結構大変な人生が待ち受けているようなんですけどね......。
しかし、人々から迫害されようが、魔物から襲われようが!
主人公は決して、生きることを諦めない!
襲い来る困難に対して、時に立ち向かい、時にさっさと逃げ出しながら、主人公は『オマケ様』と一緒に毎日を生き抜きます。
そしていつしか、神々のシナリオすら覆す、イレギュラーな存在へと成長していくのです。
そんな感じの、主人公エミーの冒険譚です。
どうぞお楽しみくださいませ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 06:24:10
2174199文字
会話率:19%
(旧題:注文の多い婚約者)
貧乏男爵令嬢のアビゲイルが結婚を考えていた恋人アーサーから突きつけられたのは、理不尽な十三の注文だった。
『結婚後は領地を出てはならない』『実家から連れてきた使用人は全員帰すこと』『実家への援助は禁止』『領主・夫
・夫兄弟の仕事への詮索禁止』等の注文が並ぶ中には、『白い毛皮を着てはならない』などという意味不明なものもあって、到底受け入れられるものではなかった。
「こんなの絶対受け入れられない!」とキレたアビゲイルに対し、アーサーは理解を示すことなく冷たく婚約破棄を言い渡したのだった。
新しい結婚相手を求めて夜会に頻繁に参加するようになったアビゲイルだったが、寄ってくるのは胡乱な男ばかり。まともな人が現れたかと思えば、何故かアーサーに邪魔されて惨敗続き。追い討ちをかけるように、毒母が顔も知らない富豪に自分を売り込んだと知らされる。
失意のアビゲイルの前に手を差し伸べてくれたのはアーサーだったが……彼には何やら思惑があるようで。
アビゲイル編/全11話完結
アーサー編/未定
※カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 12:00:00
39500文字
会話率:39%
貧乏男爵令嬢のアビゲイルが結婚を考えていた恋人アーサーから突きつけられたのは、理不尽な十三の注文だった。
『結婚後は領地を出てはならない』『実家から連れてきた使用人は全員帰すこと』『実家への援助は禁止』『領主・夫・夫兄弟の仕事への詮索禁止』
等の注文が並ぶ中には、『白い毛皮を着てはならない』などという意味不明なものもあって、到底受け入れられるものではなかった。
「こんなの絶対受け入れられない!」とキレたアビゲイルに対し、アーサーは理解を示すことなく冷たく婚約破棄を言い渡したのだった。
新しい結婚相手を求めて夜会に頻繁に参加するようになったアビゲイルだったが、寄ってくるのは胡乱な男ばかり。まともな人が現れたかと思えば、何故かアーサーに邪魔されて惨敗続き。追い討ちをかけるように、毒母が顔も知らない富豪に自分を売り込んだと知らされる。
失意のアビゲイルの前に手を差し伸べてくれたのはアーサーだったが……彼には何やら思惑があるようで。
☆カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 11:00:00
25680文字
会話率:40%
小学校5年生の由美子。町工場の娘で経済的に決して豊かとはいえないが、読書が大好きでゲームやテレビよりもお気に入り。夏休みを前に担任の村上に読書感想文を書いてみないかと誘われたが、読むことと書くことは全く世界が違う。担任に責任をとってもらうと
いうことで書くことにはなったが、その自由課題図書は「悪魔に魂を売った人々」からフォン・ブラウンを取り上げた。フォン・ブラウンはアポロ計画等に携わった宇宙の父と喚ばれる人物ではあるが、第二次世界大戦ではドイツの科学者としてV2号(弾道ミサイル)の開発に携わった人物でもあるのた。由美子は筆者の評価とは別に自分自身でその評価をしたかったのだ。だが、「戦争」も「政治」も「教育」なども分からないことだらけ。そんな中で評価なんて出来るわけがない。由美子は夏休み中、担任の村上を訪ねては疑問をぶつけ、意見を聞き、討論を進めていく。その中で今まで学校では絶対に学べなかった物事の本質に触れていくことになる。知識の切り売りをしてくる場だった学校が、何か新しい扉を開く空間に思えてきた。村上という担任に出会えたことは大きなきっかけだったが、「本は読む人を選ぶ」のだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 21:22:55
111889文字
会話率:86%
ここに来て下さったということは、紙の本もお好きなんでしょうか。私は奥津 心といいます。四月から学生です。兄のお下がりを着ているせいか、性別をよく間違えられます。宇宙船で会った妖精のお姫様みたいな美少女の虹望ゆらちゃんにも誤解させてしまって
、ちょっと申しわけない……あ、それより宇宙船が気になると。
朝、散歩に出かけようとしたら、いつの間にか宇宙船に500人ぐらいの人達と一緒に集められてました。しかも集めた目的がアンケートを書いてくれということで、その説明をしてたのが宇宙人のクラインさんです。ものすごいイケメンなお兄さんなんですけど、実は他にも目的があって美形笑顔で圧をかけてくるんです。拒否権ない感じでした。あなたも美形宇宙人にはくれぐれもお気をつけ下さい。
これをきっかけに、色んな人達と出会うんですが、異世界の賢者さんとか少年剣士とか、機械のコンシェルジュさんとかハイテンションな謎の子猫とか、会う人(?)みんな能力者の大安売り状態。距離感に気をつけないと、ちょっとした青春イベントに巻き込まれて二次被害に遭いそうになる始末。
そんな彼らと或る本の秘密について……って、あれ、クラインさんどうしたんですか? 宇宙船のことを話したから記憶操作? 私、あらすじで喋ったこと全部忘れるんですか? えー……。
そんなわけで、後はじっくりお読み頂ければ……って、あーれー……。(連れてかれた)
※この作品はノベルアップ+様で投稿したものを再構成したものになります。不定期更新です。※再構成したものはnolaノベル様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 22:10:00
85038文字
会話率:31%
1943年天津のイギリス祖界
アノンは真夜中に目を覚ます。3年前ロンドンにいた頃空襲から逃げる夢を見た。
外の空気を吸おうと中庭に出るが強盗と鉢合わせしてしまう。もうダメって思った時に空から美青年が現れて助けてくれた。でも美青年はなき王
朝の王女であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 20:44:36
20878文字
会話率:50%
時は大正9年。ここは華族令嬢達が通うミッション系の女学校。
「ねえ、ドッペルゲンガーってご存知?」
級の中心的人物の結子が級友達と盛り上がっている。
しかしその輪の中に入らず1人本を読む少女が。
彼女の名前は鷹咲清子。級友達の話題を馬鹿馬
鹿しく傍観していた。
「そんなものいるわけないわ。」
しかしそんなある日自分とそっくりな貧しい野菜売りの少女と出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 23:20:34
10271文字
会話率:55%
どんなこともあなた次第で出来るという謳い文句で発売されたEndlessly Possibility Onlineはβテストの参加者からの評価もあって見事、初回出荷分が売り切れた。
主人公はβテストから参加しようとしたもののβテストの抽選
に落ち、初回出荷分も買うことができなかった。
そんなときに親友からEndlessly Possibility Onlineを渡される。
主人公はEndlessly Possibility Onlineを受け取るとゲームを起動した。
Endlessly Possibility Onlineは可能性の世界。
貴方はそこで何を為しますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 12:00:00
224903文字
会話率:29%
「う〜ん、今日も同接2……どうしてなのかなぁ……?」
女子高生ダンジョン配信者の「有栖川まお」は、幼く可愛い見た目を活かしてのんびりダンジョン内を散歩してまわる「お散歩配信」をしていたが、あまりにも刺激がなさすぎる内容から、いつも同接2
と全く数字が伸びなかった。
そんなまおの癒やしは、ダンジョン内に生息する大好きなモンスター「推しモン」を愛でること。
スライムや羊モンスター、瞳がつぶらな蜘蛛モンスターなどを見てまわっては、ナデナデしたりモフモフしたりしていた。
ある日、まおはいつも通りダンジョン配信を終えて推しモンを愛でていたのだが、見たこともない激カワ(まお基準)モフモフ狼モンスターに遭遇する。
「うええええっ!? 何、何!? はじめてみる超可愛いモンスたんっ!? ちょ、ちょっとまおに触らせてくれませんか……!?」
まおは周囲に目もくれず愛ではじめ、一緒にダンジョンの奥へと消えていく。
だが、まおは気づいていなかった。
そのモンスターが、S級クラスのイレギュラーモンスター「オルトロス」であることを。
そして、そのオルトロスに命を脅かされていた登録者150万人の女性人気ダンジョンストリーマー「トモ様」こと神原トモを、うっかり助けてしまったことを。
「……え、S級モンスターを手懐けた……!? あの少女、何者だ!?」
《マジかよwww》
《今、魔王って名乗ってなかったか?》
《触れたらオルトロスが懐いたんだが・・・》
《他にもモンスター引き連れてるし、マジで魔王じゃんwww》
《幼女の姿だったし、色々な意味で犯罪の匂いがする》
《とりあえず、特定はよ》
S級モンスターを愛でているまおの映像を見た者たちは、口々に「現代に魔王が転生した」と噂し、バズりにバズった結果……可愛い清楚系で売り出したいまおの思惑とは裏腹に、一夜にして伝説となってしまうのであった。
※カクヨムでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 08:10:00
354002文字
会話率:30%
魔血……濾過器《ろかき》を使用する事で副作用を軽減し体内への注入が可能となる。
すると、人間の身体は変化して怪物へと成り果てる。
東雲コルは、大事な一人と一匹を自分の不甲斐なさで失ってしまう。
そこで遺言である人を助けること。
そして、
復讐である魔血を人類に売り与えて新人類を生み出そうとしてる組織の壊滅に動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 08:00:00
1898文字
会話率:31%
赤色の星が流れた午前0時◆死しんでしまった加茂は「地獄行きか、異世界行きか」の2択を迫られた。◆地獄行きを選ぶやつなんかいなくない?というわけで、あっさりとファンタジー世界へ転生。◆成長して王都へとやってきたが、生活費残り僅かの大ピンチ。◆
野宿絶対お断り!というわけでお金稼ぎを始めたポロロッカだったが、前世でインチキ宗教の教祖だった男が真面目に働くはずもなく、街の片隅には「石ころ」を高額で売る怪しげな露店が出現した。◆「三つ子の魂百まで」という言葉の由来は紫式部らしいが、詐欺師は生まれ変わっても詐欺師なのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 17:33:10
184799文字
会話率:26%
3体の大魔王と100体の魔王が支配する世界で新たな魔王が誕生した。スーパーのお総菜売り場に一生をささげた、サッカーと夜マックが好きな元日本人の魔王「虎丸」である。最初は世界最強奴隷ハーレムを目指していた虎丸だったが、大魔王の側近がいとも簡単
に山を平地にするのを見て、生まれたての魔王の弱さを知る。逆らわず目立たぬように生きていた虎丸が日課の夜の散歩を楽しんでいたある日のこと。燃える街にいたひとりの少女と運命的な遭遇を果たした。「早く私を殺してください」。その眼球は青い宝石のように美しく雨と涙を含んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 21:21:28
82941文字
会話率:54%
人々が感情を売り買いすることが日常となった世界。幸福や喜び、怒りや恐怖などの感情は「感情市場」でエネルギーとして取引されており、人々は自分の感情を売り払うことで生活を支えている。しかし、一度手放した感情は戻ってこない。完全に感情を失った者は
「空虚者」と呼ばれ、人間らしさを失ってしまう。
ヴィクター・カーライルは、かつて貧しさから自分の「幸福」を売り払い、今では感情のほとんどを失った「感情商人」として生きている。感情を売ることに何の抵抗も感じなくなった彼は、冷徹に取引をこなしていた。しかし、ある日、大富豪から奇妙な依頼が舞い込む。「市場に出回っていない未知の感情を手に入れてほしい」というのだ。
ヴィクターは、その感情を探すために様々な人々と接触し、感情を売り払った者たちが抱える虚無感や、逆に失われた感情を取り戻そうとする人々の苦悩に触れていく。そして、ついに「未知の感情」が何であるかを知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 17:30:00
8344文字
会話率:17%
喫茶店を営むメイ、アンは毎日町を守ってくれている警察官のケビンに誕生日ケーキをプレゼントしようと計画しますが、必要なキャンドルが買えずにいます。日々起きている災害のせいで停電が続いて、キャンドルが品切れだからです。諦めかけた時、フルーツ売り
の屋台引きを見て、二人はキャンドル代わりにイチゴをケーキに並べました。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-15 17:45:35
1178文字
会話率:0%
「今からでも入れる保険があるんです! 『青い鳥を育てる会』の保険プランを、どうかご紹介させてください!」
貴族の集う学園の夜会で、わたしは保険の売り込みをかけた。
場違いにもほどがある。でも仕方ない。何もせずに見過ごせば、悪役令嬢ハイミネ
ディアは破滅してしまうのだ。
この日のために学園で保険事業を立ち上げた。この時のために保険プランを練り上げた。
悪役令嬢として断罪される恋愛小説の登場人物、伯爵令嬢ハイミネディアを救うために備えてきたのだ。
だってわたしは現代日本から転生してきた保険営業であり、この恋愛小説のファンなのだから!
はたして保険で悪役令嬢を救うことができるのか?
悪役令嬢ハイミネディアの選んだ保険プランとは!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 06:40:00
27493文字
会話率:23%
主人公その1(男)が主人公その2(男)を召喚します。その召喚に纏わる一連の話です。
当作品における主人公はセット販売です。単品売りはしておりません。
皆無でもありませんが、俺tueeee-の為の話ではありません。勘違い系でもありません。度
の付くシリアスでもありませんが、回が進むにつれテキトーにイタいよーな事を言っております。誰かの言葉に対して、どこかで誰かが繋げるなり返したりします。
召喚した事実に纏わる話なので、最後まで纏わり切ります。
※※※
運営の定義に従い、当作品をハイファンタジーの転移へと設定します。
当作品を大別するなら成長譚で、冒険譚を主軸に据えた話ではございません。主人公二人を軸にした事象が広がる様を旨とするそれなりの成長モノ(な、はず)ですので、提起した内容は些少でも掘り下げます。
主人公が男二人なので、ボーイズは確実に該当しますが、ボーイズラブとした場合の定義に合致してるかと首を傾げるので現在タグはつけておりません。
また、通常想定されるハイファンタジーとは趣に若干差異がございます。
平成二十八年八月吉日
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 23:00:00
2452512文字
会話率:39%
気がついたら乙女ゲーム【君のためなら全てを排除しても構わない】通称【すべはい】のヒロインの義妹に転生していた。
ドアマットヒロインの姉が幸せに成るために、必ずスケベジジイの嫁にされるか売り飛ばされて娼婦にされるか……。
ろくな結末を迎えら
れない未来しかない!
何としてでも欲しがらない性活を!
と思っているのに勝手に欲しいと声が出てくる!
これがゲームの強制力ってやつ?!
ゲームの強制力に振り回されながらも、バッドエンドは回避したいの!
頑張れ私!
R15は設定に娼婦という文字が入るから一応つけておきます。(ねんのためです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 18:31:26
7090文字
会話率:29%
日本で有数の霊能者ツボタは同業者に騙され、強力な悪霊に飲み込まれてしまった。
次に目を覚ました先は見慣れない森の中。瀕死の状態で地面を這っていると、女の地縛霊と出会う。地縛霊は言う。「命が助かる方法がある。私の願いを叶えてくれるなら、
教えてあげる」と。
ツボタは地縛霊の願いを叶えることを約束した。その願いとは、ある宗教を「潰す」ことだった。その宗教の名前は「アスター教」。異世界で回復魔法とポーションの販売を独占し、あらゆる国家の上に立つ存在。
ツボタは元天才錬金術師の霊、ニンニンからポーション合成の技術を引き継ぎ、悪徳霊能者としてのノウハウを駆使してアスター教の没落を企む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 17:24:15
49050文字
会話率:52%
東西朝の動乱が始まって5年。己の師匠を訪ねるために西朝に赴いた華売り、龍華は西都にすらハナビトが巣食っている事実を確認する。
ハナビトを駆逐するため、骸に巣食い人を救う薬──「華」を集めるために商人たちともつながりを広げようとする龍華の前に
、華に目を喰われてもなお意識を紡いでいる少女に出会う。彼女がハナビトの根絶に繋がると感じた龍華はしかし、ハナビトを巡る巨悪に巻き込まれていく。
華は薬、ハナビトは害、ならばハナビトを狩り華でひとを救う花売りは、一体何か?
バトルアクションとフィクション薬学を混ぜた作品です。むかーしに別名義でここに乗せてましたものをかなり力を入れて手直ししたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 07:10:00
17491文字
会話率:32%
城下街の裾の方で【幻想屋】という本屋を営む青年ケマル。
ケマル自身はほぼ人間だったが、ある信条を掲げていた。
「店に来る客はどんな奴でも大歓迎。人間でも化けた狐でも狸でも、エルフだろうがフェアリーだろうが、アンデッドだろうか、妖怪でも悪魔で
も天使でも」
フィクション限定の物語好きのための本屋で、実際様々なお客がやってきて食べるのには困らないくらいには売り上げていた。
けれどいつしか、本を買っていくお客ばかりではなくなっていく。
細々と好きな本に囲まれてこじんまりと生きていくはずのケマルの計画は確実に、その理想から逸れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 18:00:00
39805文字
会話率:40%
最近、弱い者を狙った犯罪が多い。
どうにかしないと……。
武具屋のおっさんは、どうにかこにか護身具を開発して、よし売り出すぞ!という日、失礼な勇者パーティーがやってきてしまう。
最終更新:2024-09-10 06:40:00
5355文字
会話率:26%
現代日本では考えられない倫理観の異世界に転移した俺。奴隷制度すら残るこの異世界で、細々と生活していた。
街を歩いていると、奴隷商人に強引に客引きされる。もちろん、奴隷なんて買うつもりがなかった俺は、適当に見てさっさと帰ろうとしたのだが…
…。
「私は絶対におすすめですむしろ私以外の奴隷なんて必要ないと思います絶対にそうだと思います何せ私はとても頑丈そこの醜いおっさんが言っているとおり病気も怪我もしません無敵ですはい食事だって別に必要ではありません不要です飲み物も必要ではありません不要です余裕ですゴキブリ並みの生命力ですから私奴隷としての利用価値も高いですetc.」
「えぇ……?」
自分を押し売りしてきた奴隷と出会うまでは。それでも、俺は奴隷を一人抱えただけで、とくに今までと変わらない生活を送ろうと……していたんだ。
「このトカゲ、弱いですね。ワンパンでした」
「いや、それドラゴン」
ドラゴンをワンパンする奴隷ってなに……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 19:10:00
341776文字
会話率:30%
この世には蜜を出す女と、その蜜を必要とする男がいる。
蜜の種類は主に三つ――蘭、百合、牡丹
蘭の家ことバルビエ公爵家の嫡男・テレンスは、国王の落胤の存在を知り、ずっと探していた。
ようやく見つけ出した落胤は、二つ先の国・サーハン王国の小さ
な教会にいた。
刺客に追われながら、遠い異国で迫害されながらも生き延びていたクラウディアは、王家にしか生まれない薔薇の蜜を持つ姫だった。
王家に恩を売りたいテレンスは、早速クラウディアを迎えに行くが、出逢った王女はなんと、テレンスの運命の相手『連理』で――
連載するつもりで書いた紹介代わりの短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 23:46:05
11732文字
会話率:29%