舞台は、「呵責の夏」で、友哉が帰省した、あの田舎。
そして、あの3日間。
友哉がホームに降り立つ数時間前に、同じようにホームに降り立った二人の男女の物語がはじまる。
友哉とはまるで接点のない二人だ。
二人は、ある調査で、その場所を訪れた
。
18歳の少年、春樹。そして26歳の女性、美沙。
春樹は、他人の肌に触れるとその記憶の断片を瞬時に読みとるという、不思議な能力を持っていた。
その忌まわしい力が、この二人を抜け出せない闇に閉じ込める。
彼らの愛憎に満ちた日々を3日間だけ切り取って、友哉の章に重ね合わせた物語。
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「KEEP OUT」・・・決して入り込んではいけない領域は、すぐそこに存在する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-24 12:03:07
17388文字
会話率:20%
もう、行くことは無いだろうと思っていたその土地を、21歳になった友哉(ともや)は再び訪れた。
しかし、そこで友哉が出会ったのは“会うはずのない”昔の級友だった。
むせ返る「夏」が、過ぎ去りし日の、少年達の幼い罪を蘇らせる。
ほのかな恋。
未熟な性。抑えられない感情、葛藤。
それは、どこにでもある、思春期の通過点のはずだった。
割れるような蝉時雨と、ヒラヒラと飛翔する黒い蝶の羽の下で、
友哉が見たものは何だったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-07 22:11:27
31117文字
会話率:21%
人間は過去の記憶は次第に脳裏から抹消してしまう。まして良心の呵責があれば
最終更新:2010-08-22 22:23:03
5185文字
会話率:37%
少年は、感情が壊れていました。友達の四肢がばらばらに切断されていたのを見た時だって、何も感じず、死体を見たという気持ち悪さだけ感じました。そんな彼を慕う、一人の幼馴染な少女。彼女は感情表現が露骨で、彼女は自分の感情を素直に彼に言います。しか
し彼は、何も思えません。良心の呵責。そして彼は壊れていきます。そんな中、町では連続通り魔が勃発し、犯人とうっかりコンタクトしてしまい、殺人宣告をされます。彼の胸には、何かが渦巻いているようです、それは―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-08-17 16:17:45
31290文字
会話率:35%