それは12月上旬の月曜日の朝のことだった。
クラスメートからのイジメに堪えられずに、学校の屋上から飛び下り自殺をしようとしていた中学二年生の男子、尾根川護《おねがわまもる》はある一人の幽霊少女と出会う。
その少女、『ゆな』は「とり
憑いた」と言って護に付きまとい始める。自殺のタイミングを逃した護はゆなをそばにいさせたまま学校生活を再開させることとなる。
護はその少女と時間を過ごしていくうちに大切なことに気づいていくが、彼女にはある秘密があった。
自殺未遂少年と幽霊少女の、出会いと交流の物語。
※この物語はフィクションです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-09 21:33:45
2832文字
会話率:3%