出逢ったのは、余命3か月の銀行員と好奇心旺盛な小説家、そして協調性のないマッドサイエンティストだった ─── 余命宣告を受けた小曾根は、家族と別れ独りシェアハウスを探す。誰も入居していなかった物件を押さえ、入居日を迎えた。孤独を愛する者たち
と、心に闇を抱えた現代人の奥底に眠る垢のような、わだかまりを共同リビングのテーブルに広げていく。
本当の孤独を知っていますか。
寂しさではなく、至高の孤独を。
自分の時間をきっちり分けられる人こそ孤独を友とし我が物とした、人生の達人なのです。
気高く凛として咲く、一輪挿しのように生きられたら素晴らしい。
今日もそんな思いで筆を執りました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 18:58:43
6003文字
会話率:26%
四話完結の短編小説です。
それはようやく新型コロナが収まったころ。
六人の新入社員が、去年できなかった親睦会のために居酒屋へと集まった。
飲み物が揃いテーブルに料理が並び始め、乾杯の合図と共に飲み会が始まった。
そしてこれからという時、一
人の女性社員の行動がきっかけで事件は起こった――
この物語は、過去に執筆の練習で書いていたものを、投稿用に書き直したものになります。もちろん、内容はフィクションです。皆さんはこんなことにならないよう、レモンの扱いには十分注意しましょう。
同内容をカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 20:00:33
12157文字
会話率:44%
名探偵 羽黒祐介は、安楽椅子探偵でもある。今回は、真夏の夜のダイイングメッセージの謎。テーブルに突っ伏して変死を遂げた被害者。被害者の右手の人差し指には血がついていて、木製のテーブルの裏には血文字が残されていた。それはなんと「ルート1」のダ
イイングメッセージなのであった。この謎が解けるか。問題編と解決編の二話構成。名探偵 羽黒祐介シリーズの短編本格ミステリー小説。※この作品からお読みいただいて構いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 20:43:02
4372文字
会話率:57%
気が付くと真っ白な空間、歩き疲れて休んでいると椅子とテーブルそして分厚い冊子が現れた。
ページを捲ると不思議なことが起きた。なにかしらの確信に似た何かを感じページを捲り続ける
キーワード:
最終更新:2024-09-07 13:34:38
1995文字
会話率:52%
その日届いた新聞や買った本、貰ったチラシに至るまで、リビングのテーブルに重ねて置いておく。その日中は家族が自由に手に取ってよく、翌日の朝になると各々が回収したり処分するのが我が箕蘭黛家の習慣だ。
漫画家を目指している私・箕蘭黛 滾夏(みらま
ゆ ともか)は、特にその夢を家族に話してはいないが、最近の私がテーブルに置くのは漫画雑誌や単行本、絵の技法書だから、恐らくみんな察していると思う。
我が家の習慣は、今家族が向けている関心の共有になっている。
しかし、いつも新聞やチラシ等しか置かず、本を読む様子もない寡黙な父については、そもそもどういう人であるのか娘ながら殆ど知らなかった。
だけど父の事は別に嫌いじゃないし、父が私を嫌っているという事もないだろうし……でも、多分ずっとこのままだ。
このままでも別に問題はないのだ。
……多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 11:00:00
9458文字
会話率:56%
古びた喫茶店は、まるで世界から切り離されたように静かだった。外の騒音がほとんど届かず、ただ時折風が店の古びた窓を揺らす音が響くだけ。午後の柔らかな陽光が窓から差し込み、色あせたテーブルと椅子を優しく包んでいた。
最終更新:2024-08-21 17:06:42
1317文字
会話率:27%
放課後のカフェでいつも読書をしている男子高校生。彼のことが知りたくて私は向かいの席に座るのだ。彼がどんな人間か思いをめぐらせていると、右隣から妨害を受ける。
「これ、どうぞ」
頼んでもないドリンクがテーブルの上に届く。
今日も今日とて私の
妄想を中断するのか。まったくこいつは空気が読めない。
不満の表情をとなりの席に向けるが、テーブルの上に現れた新たなマグカップを口に運ぶと満足する。
なかなかやるじゃないか。これに免じて許してやる。
放課後のカフェで、二杯目のドリンクを奢られるだけの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 04:03:36
6731文字
会話率:18%
Discordのみで遊べる
大規模多人数同時参加型オンラインテーブルトーク型RPG
ステラリアクロニクルオンライン【星振のファンタジアと黄昏のノクターン】
同時接続でリアルタイムに行われる戦闘やロールプレイ。
作り込まれた世界設定。
個性豊
かなキャラクターとプレイヤー。
本小説はこちらで行われた1人、いや。1機のリプレイ型小説となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 20:26:24
11479文字
会話率:36%
「……うん、そうなの……で……そう、あっ!」
おれがスイッチを押してリビングの明かりをつけると、妻はバッと顔を上げておれを見た。目を見開いて、まるで幽霊を見たかのような表情を浮かべていた。どうやら、玄関でのおれの「ただいま」は妻に届いて
いなかったらしい。おそらく、外が暗くなる前からずっとここでそうしていたのだろう。スマートフォンの充電器がコンセントに刺さっており、コードが妻の手元まで伸びている。
「……夕飯、買ってきたから。まあ、好きな時に食べなよ」
おれはそう言って、テーブルの上にスーパーで買ってきた弁当を置いた。妻はボソッと何かを言った。おれにはよく聞き取れなかったが、それが「ありがとう」だったらいい。しかし、おれに対して言ったことですらないかもしれない。最近は、夫婦の間にほとんど会話がない。あの事故から数ヶ月経った今でも、妻は亡くなった娘とばかり会話をしている。
おれはビニール袋をガサガサと鳴らしながら弁当を一つ取り出し、自分の部屋へ向かった。本当は電子レンジで温めたかったが、同じ部屋にいるのが気まずい。妻もそう思っているだろう。
自室のドアノブに手をかけた瞬間、妻の声が聞こえた。耳を澄ませてみたが、妻はおれに対して何か言ったわけではなく、また娘と会話を始めたようだ。
おれはため息をつき、部屋の中に入った。
椅子に座って、弁当を机の上に広げ、箸を伸ばしたが、どうも食欲がわかない。この家にこもった湿った空気と臭いが、まるで雑巾を丸ごと喉の奥まで詰め込まれているような気分にさせるのだ。
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最終更新:2024-08-02 11:00:00
1614文字
会話率:67%
「……レインボーインパルスを飛ばそう」
首相官邸の会議室。テーブルに肘をついて、顔の前で手を組んだ首相が静かにそう提案した。ブラインドカーテンから漏れ入る光が眼鏡に反射している。
総理の言葉に一同波打ったように身じろぎや咳払いをし、や
がて「それしかありませんな」「やむを得ない」「ううむ」と老齢の議員らが唸った。その中、比較的若い議員が目を瞬かせて「え、レインボー……?」と呟いた。
「なんだね?」と、その彼の隣に座る議員が眉を上げ訊ねた。
「いやあの、ブルーインパルスならわかるのですが、レインボーインパルスとは……」
「ああ、知らないのか」
暗い会議室に、ほのかな笑いが広がった。彼は恥ずかしさで顔を熱くしたが、この重苦しい空気を少し緩和することができたことを喜ばしく思い「へへっ、すみません」と笑みを浮かべ、無知な若者という役割を受け入れた。
「まず、ブルーインパルスが何か知っているね?」
「はい。航空自衛隊のPRのためのチームで、アクロバティック飛行でイベントを盛り上げていますよね。以前、新型ウイルスが流行した時に、対応に追われ疲弊する医療関係者にエールを送るために飛んだとか。ああ、あと地震の被災地にも飛んだはず。まあ、自分は医療従事者でも被災者でもないので、飛行機が飛んだくらいで喜ぶのかな、と思いましたけど、あ、すみません」
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最終更新:2024-07-29 15:00:00
1651文字
会話率:58%
とある家の部屋。灯りはテーブルの上にある一本の蝋燭のみ。そわそわしながらドアと蝋燭を交互に見つめる男の子の息が蝋燭に触れ、火と部屋の影が大きく揺らいだ。男の子は慌てて顔を引っ込め、その動きで彼が座る椅子がギィと鳴った。
その時、母親がお
皿を手に持って、部屋に入ってきた。自分を見上げる男の子の輝く目に母親は微笑み、言った。
「まだだからね」
「わかってるよっ」
男の子はそう口を尖らせたが、食べ物が載ったお皿を目の前に置かれると涎が出そうになり、思わず体を少し引いた。
母親は席に着くと、両手をテーブルの上に置いた。片方の手は男の子のほうへ。男の子もまた手を伸ばし、ふたりは手を繋いだ。
「ねえねえ、おかあさん。おじーちゃんの話を聞かせて」
「ん、いいわよ。でもそうねぇ、もう知ってることは全部話しちゃったからなぁ」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-23 15:00:00
1266文字
会話率:85%
ハヤト・レイクはイヤホンを耳に入れて好きな音楽を楽しんでいたが、突然女の子が男の耳からイヤホンを2つ抜き取った。
"終了した?"
"何?"
男はアリサ・ミハイロヴナ古城の短い言葉に困惑し、混乱
して髪をかきむしるハヤトを見て、ハヤトの愚かさを久世正親に喩えた。
хм~ какая разница? они одинаковые
アリサがロシア語で自分の気持ちをつぶやいたとき、ハヤトは彼女の言葉にどう答えていいかわからず、さらにショックを受けた。
「あの…すみません、先ほど言ったことをもう一度言ってもらえますか?」
もう一度少女の言葉を聞きたいかのように、ハヤオはアリサに眉をひそめ始めたが、ハヤトは久世正親以外ロシア語を理解できなかったにもかかわらず、アリサは勝ち誇ったように微笑んだ。少女は否定的な口調で話し始めた。
「その音楽は耳に悪いからやめてって言ったのに」 戸惑うハヤトの表情を見て、アリサは納得した表情でハヤトを見つめた。
「えっと……その表情は何ですか?」ハヤトは顔を背け、アリサのロシア語の意味を真剣に考え続けた。男が30分ほど考えた後、久世正親が教室に入ってきた。
「おはようアリアさん、ハヤトはどうしたの?」
「おはようございます久世くん、ハヤトに迷惑をかけないでね?」 アリサはテーブルに顎を突っついた。
「ああ、大丈夫、問題ないよ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 18:38:51
8076文字
会話率:25%
5歳の翔ちゃんは、昆虫が大好きだった。まだ、生き物を飼って楽しむ方法が分からない。ある日、買ってもらったカブトムシの幼虫を飼育ケースから取り出しテーブルの上で遊び、全部のカブトムシを死なせてしまった。ラインでやり取りしている田舎の祖父から
、翔ちゃんがカブトムシと遊んでいるが画像が来たよと喜んだ連絡が来た。不思議に思った父親達也は、お盆の帰省で画像を確認し驚いた。翔ちゃんは、祖父は、母絵里は、カブトムシは……。真相はどうなのか。真夏の幼い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:17:10
3587文字
会話率:0%
「ありがとうお兄さん!あたし、おなかぺっこぺこだったんだぁ!」
喫茶店のテーブルの向かいでは、美少女がおいしそうに特大パフェを食べている。
この世界から人間がいなくなったのは何年前の事だったのだろう。
三百年前に起きた世界大戦で、地
上の全ての国が核攻撃の対象となった。
使用されたのは中性子爆弾。
物理的な被害は軽微だが、生物は殆どが死に絶えた。
地下シェルターなどに避難して生き延びたわずかな人間も、放射能による後遺症で出生率が低下し、病気による死亡率も上昇、次第にその数を減らしていった。
最後に人間が確認されたという記録は、俺が製造されるよりもずっと前だったのは間違いない。
おそらく、もうこの世界に人間は残っていないのだろう。
・・・というのが定説だった。
そうすると・・・今、俺の目の前にいるこの少女は、一体何者なのだろう?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 20:20:55
74199文字
会話率:56%
荒川沿いの小さな町に「蓬莱珈琲店」という喫茶店がある。十八歳の猪瀬亜矢は大学入学とともに、この店でアルバイトを始めた。この店の一番奥にあるテーブル席にはよく忘れ物があり、その忘れ物をめぐって様々な不思議が起こる。
ある日、亜矢が一人で店
番をしていると、男の客がやってきて、邪険な態度で亜矢をいじめた挙句、奥の席に忘れ物をしていく。それは美しい白金の指輪だった。
数日後の深夜に、またしても亜矢が一人で店番をしながらこの指輪をいじっていると、若く美しい女の一人客が現れる。女は亜矢が手にしている指輪に強い興味を示す。亜矢は思いついて、女の左手の薬指に指輪をはめてやる。女は幸福そうな様子で、これは持ち主が大事にしていたものに違いない、必ず返してやってくれという。亜矢は生返事で、この女の頼みを受け入れる。すると、女は消え失せてしまう。
蓬莱珈琲店のオーナーは亜矢から一連の事件を聞かされると、亜矢に必ず指輪の持ち主を見つけ出すようにと厳命する。亜矢は、先輩バイトの兎月圭と一緒に、指輪の作者をたどって、やっとのことで持ち主の男を探し出す。
持ち主の男は、亜矢から若い女の客の来訪を聞かされて、その女は死んでいると言う。驚く亜矢に、男は指輪を蓬莱珈琲店に置いていった経緯を語る。
彼は貧しく、だれからも愛されずに生きてきた男で、長く荒んだ生活をしていた。しかし、ある女性と出会って愛を知り、彼女とともに人生を歩む決意をした。指輪は、その愛のあかしとして彼が作らせたものだった。しかし、指輪を渡して祝いをするはずだった日に彼女は事故でトラックに顔を引きつぶされ、無残な死を遂げた。男は彼女の記憶から逃れるために、指輪を手放そうとして、蓬莱珈琲店にそれを置いてきた。
亜矢はことの成り行きを知って、深く悲しむ。同時に彼女は、店を訪れた女の印象を思い出し、彼女は男の愛を知って幸福だったに違いないと確信し、それを男に告げる。亜矢は男の手に指輪を返し、それを強く握らせる。男は一度捨てた指輪を再び受け入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 09:07:01
22506文字
会話率:43%
野球の試合が終わっても、それを取り巻くさまざまな人々、彼らの物語は終わっていなかった。
野球はスリーアウトから。
野球場の内側でも外側でも、おかしな事件が起こりまくる。
もちろん、試合の最中にも・・・。
野球のショートショート、はじめまし
た。2024年、夏バージョン。
その一部をご紹介(内容は変わることもあります)。
『苦手(にがて)な球場』
なぜか勝てない苦手な球場。そうなる理由はわからない。心当たりも特(とく)にない。そこで神主(かんぬし)さんを呼(よ)んで、お祓(はら)いをしてもらうと・・・。
『俺(おれ)たちの夏はまだ終わっていない』
少子化により、野球部の数が減(へ)っている。そんな中、俺たちは地方大会の決勝戦で、ライバル校と対戦した。全国大会に勝ち進めるのは、どちらか一校のみ。
『ベスト(?)の打順(だじゅん)』
ある野球マンガで、監督(かんとく)が悩(なや)んでいた。もうすぐ夏の地方予選が始まるが、その打順をどうしようか。
『2010年6月13日』
2010年6月13日の夜。オーストラリア大陸(たいりく)で、ある撮影(さつえい)が行(おこな)われようとしていた。この撮影は一発勝負!
『安全に配慮(はいりょ)して』
地元球団がリーグ優勝した時、ファンが川に飛び込(こ)んだ。これは危険(きけん)な行為(こうい)。もしも日本一になったら、たぶん同じことが起こる。そこで警察(けいさつ)は対策(たいさく)に動き出した。
『豆(まめ)まき体験(たいけん)』
外国人選手が日本の豆まきを体験することに。ところが、今年の鬼(おに)は一味(ひとあじ)違(ちが)うぞ! ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
『潜入(せんにゅう)』
ホテルに潜入中の諜報員(スパイ)。見つかりそうになり、テーブルの下に逃(に)げこむが、これが大事件を引き起こす。
『送りバント・ファイナル?』
送りバントの名手(めいしゅ)が引退(いんたい)する。その引退試合で、相手投手が絶好調(ぜっこうちょう)。味方(みかた)はまだ誰(だれ)も、塁(るい)に出ることができていない。はたして、現役(げんえき)最後の送りバントを決めることはできるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 10:00:00
34292文字
会話率:15%
「小昼井ミト。あなたは死にました」
道路に飛び出した柴犬を助けたら、代わりに轢かれて死んだ。
女神は俺にこう言った。
「善なる魂を持つあなたを転生させてあげましょう」
来世は物覚えのいい人間になりたいので、そうお願いしておいた。
する
と、女神は俺に『模倣魔法』という力を授けた。
剣技も魔法もテーブルマナーも、一度見ただけで完璧にコピーできる。
俺だけの、便利な魔法だった。
ある日、闘技場で剣聖と賢者の決闘を観た。
闘技場を出る頃には、俺は二人の技を使えるようになっていた。
ついでに、聖女の魔法もコピーしてみた。
これで、三聖人をコンプリートだ。
え、新たなる三聖人を決める試験を執り行う?
それさ、俺一人で十分じゃないですかね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 08:01:34
82406文字
会話率:27%
さよなら
そんな事を、先生に言われ
私は一人廊下を、とぼとぼと歩き散らしていた
廊下の向こうには、桜の木が硬くつぼみを、こしらえながら
そのにぎやかなムードを醸し出す生徒の群れを、傍観している
私は、一人、その光景を、校舎の窓から、眺めて
いたが
それは全く、無慈悲なほどに無意味に感じられた
ただ、時計が、廊下で、かちりと、だれも居ない私に、意味のないような時間を続けさせた
帰り道、どら猫を、揉み
滅多に食べないコロッケを買い
道原で、それを、食べ
帰る
虚無だ
何から何まで、すべてが、無意味に感じられる
時間がないのではない
何をやる時間かが、分からないのだ
残された、時計は、誰の時間かもわからない虚無を、刻み続け
私は一人、目玉焼きのように、それは、夕食での出来事だが
出されたそれは、半熟で、それを、ぐじゃぐじゃに、黄身を、混ぜ
私は、一人、椅子に座っていたが
真実、私は、一人、テーブルの囲まれた中
立ち上がって、それを見下ろしていた
しかし、目の前の私は、それを、口に運ぶ
ただ、黄身と白見の卵の味が、そこにはあり
私は、それを、飲み込み、いつ消費されるか分からない
エネルギーのガソリンを、舌の上に、載せていた
ジーザス
私は、無意味なのだ
何にも感謝できず
ただ、ここにいる
私は、無味なのだ
ジーザス
神も仏も、私を救うかもしれないが
人は、私を救うのだろうか
私は、無機物的に、そこに存在する
石に、過ぎない
利用価値を、投げ捨て、いずれ、コンクリートの中で、動き暴れだす
そんな自然的、因子
なのだろうが、それは、社会性を、ことごとく欠いている
私は、誰なのだろう
私は、だれなのだろう
私は、私は、私なのだろうか
私は、どちらにしろ、私ではない
私は、目の前で、目玉焼きを食べている人ではない
私は、その後ろで、何かを言っている人でもない
ただ、眠り、私を見ている、あなたは、私なのであろうか
私は、欠陥か、血管か、赤血球か白血球か
壊れずに、存在し続ける
私は、本当に、私なのか
その会社の事業主は、壊れずに、そこにいる
ただ、この社会には、適応できているのだろうか
私は、私であろうか
この仮面が、ぼろぼろと、落ち続ける
皮膚のない私は、私なのであろうか
これを書いている、私は、私なのであろうか
私は、私でないとしたら、私は正しいのか
私の行いは、正しいのか
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 06:21:03
5933文字
会話率:11%
テーブルトークアールピージーの亜種
アドリブと知恵と経験
その他を使用して
自由に捜索するという権利を保障する
と言う保証です
ルールは、自由とそれを保つに値する努力と頑張りを、気遣いもお願いします
最終更新:2022-10-13 14:28:31
2778文字
会話率:0%
女と男が暗い電球を頭上に
小さいテーブルを挟んで会話している
「どうして、あいつは死んだんだ」
「あなたが殺したんじゃないの」
男は、机を叩いた
「そんなことはない、奴は、私に借金をしていたんだ」
女はにこりを笑い
「だったら保険金だっ
てあるじゃないですか
この前サスペンスで、やくざの男がナメクジに保険金をかけていたのを私は見ましたよ
そう言えばあなた、保険の資料をこの前、取り寄せていたじゃないですか、郵便ポストに、束になって何社も入っていたのを見ましたよ私は、この前この目で
それも関係ないと言うんですか
私は見たんですよ、この目で、見ているんですか
この目で ほら ほら この目で 見てください」
「やめてくれ、気持ち悪いことは、言わないでくれ
それに、目を僕に見せてどうしようと言うんだ
充血しているよ病院でも行ったらどうだ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 20:39:23
4134文字
会話率:57%
あるゲーム会社で、企画を作ろうとしている人たちの話です。
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「それがストーリーのタイトル?
|茶菜《 チャナ 》」
「そう、『うちのラスボス知りませんか?』、なんだけどどう思う?」
セルフサービスのカフェルームに並んだ立ち席専
用の白い円形のカフェテーブルの1つで、テーブルに置いたパソコン画面を見ながら、二人の男女が話していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 01:48:54
5069文字
会話率:28%
腰より少し高い丸くて白いテーブルを挟んで、ボサっとした黒髪に黒メガネをかけている男性が、暗い茶髪に染めている20代前半の男性に答えた。
「魔法世界のゲーム?
どうかな?
やったことないし、俺の知らない知識だし。」
「何言ってるんですか、
シキさん。
小説とかゲームとか、漫画とかエンターテイメントでも魔法世界は溢れてますよ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 13:49:08
3727文字
会話率:36%
ある日、私が目を覚ますと同棲中の彼氏がいなかった。
テーブルの上には『先立つ不幸をお許しください』との手紙がある。
私は急いで家を飛び出した。
最終更新:2024-07-05 21:10:00
2457文字
会話率:8%
所謂、普通の人。自身をそう評する絶賛就活中の私、藤見 真子(ふじみ まこ)。
駅のホームで繰り広げられる男女の痴話喧嘩に巻き込まれて線路に落ち、気がついたら異世界召喚されていた。
神官達は騒然としている。何故なら、平和の象徴となるはずの女
神が二人も召喚されてしまったからだ。
「またしても、ふたりーーー」
囁き合う神官達。神官は私たちに問う。
「先代の女神様が、こんな時の為に女神であることを証明する質疑を残された。この質問に答えることが出来る者こそが次代の女神様である」ごくり。息を呑んだ。
「問一、日焼けサロンでとことん黒く肌を焼いた様を?」
日々、真面目に普通に目立たず生きてきた非ギャルのマコには答えられず、西の端にあるガルシア辺境伯の監視下に置かれる事になる。
「異世界召喚までされて、一生牢屋暮らしなんてごめんだわ!」
護送中の馬車から逃げ出し迷い込んだ森の中で見つけた、ちいさな廃墟。軋んだ音を立てて扉を開くと、テーブルの上には水晶玉。
「魔女の書庫オープンしますか? YES or DIE 」
えっ、これ一択だよね…?震える指でYESを押してみる。すると、現れたのは宙に浮かぶ一冊の本。
表紙のタイトルは「魔女の棲む家」
ーーーゆっくりとページが捲られた。
うるさい鴉とおチビの白虎を従魔にし、本に知恵を借りつつ、自身の持つ「威力爆発」という能力で、イケメン辺境伯と街の住人達に囲まれて「魔女屋」として、のんびりスローライフするお話です。
※作家初心者※明るい主人公※ざまぁ要素は微※独自の中性貴族ファンタジー世界観(ラフでシンプルな砕け具合)(所謂、謎設定)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 10:00:00
90815文字
会話率:54%
コピー機を取扱う大手企業に勤務する田畠は、過去の忌まわしい記憶から逃れようと、一人、黙って地元を逃げ出したが、なかなか人間不信から抜け出せず、人付き合いを避けて生活をしていた。そんな中、中途採用で、田畠の会社に西川と言う男が入社してくる。田
畠は社内で事務の仕事をしており、西川は営業という外回りの業務のため、あまり接点はなかったものの、アパートの一つを寮として契約していたため、部屋は別々ではあるものの、同居生活を余儀なくされる。職場でも寮でも、田畠は、西川と必要最低限の会話しかせず、寮に戻ると、すぐに部屋へと閉じこもる日々を送っていた。そんな田畠を強引に外へと連れ出そうと、西川は奮闘するが、田畠は、なかなか心を開こうとしない。いろんな手を使って田畠を何とか部屋から出そうと努力しているうちに、少しずつではあるが、夕飯を同じテーブルで食べたり、リビングでテレビを見たりと、田畠が部屋から出る時間が増え始める。そのうちに、西川の心の中に、田畠に対する不思議な気持ちが芽生え始める。過去の出来事が原因で、人嫌いになってしまった田畠をどう扱っていいか分からなくなりながらも、西川は、田畠の心を開こうと、一生懸命に努力するが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 13:55:15
35918文字
会話率:60%