時は夕暮れ。
ゆっくり進む、太陽と足音。
そんな時、ふと気付く。
『青』がない…!
最終更新:2021-11-22 18:19:43
1053文字
会話率:68%
「今までお世話になりました。色々と見て回って3年くらいしたらまたお土産持って帰ってきますね。」
あと、と彼女は新緑の色をした目を輝かせて破顔した。
「私、まだ自分の知らない世界を見てみたいんです。我儘を言っていることは承知してます。けれど
外を、今までに見たこともない綺麗なものを知ってしまったんです。」
それにもう10年分くらいは働いたと思いますし…
あ、お土産は何か美味しいお酒にしますね。
彼女はそう言って笑うと軽く会釈をし、夕暮れの中に歩いていった。
私たちはその背中が見えなくなるまでじっと眺め、彼女の幸福を願った。
魔王が討伐され平和になった世界で、一人生き残った元聖女は旅に出た。
――――――自分の知らない世界を見る為に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 11:13:01
49887文字
会話率:28%
夕暮れはジャムの色。
溜息は瓶詰めにしたらしあわせが逃げないか。
キス、口づけ、接吻。体への接吻はエロティック。
ロシアンティーは紅茶を一口、ティースプーンでジャムを一口。
そんな詩達の一くさり。
最終更新:2021-11-08 20:24:55
286文字
会話率:0%
秋の夕暮れ、校舎裏。あふれる想いが口をついて出た? タイトルのような脅し文句 " 誰か使ってください。(@tokotonhimatubu)" ってツイッターであったから使ってみたくなった。
最終更新:2015-05-03 14:46:08
1161文字
会話率:15%
日曜日の塾を終えて疲れていた僕は通りがかった公園のテラスに腰を下ろす。
日曜日だが夕暮れのためか、遊んでいる子は見当たらない。
僕はリュックに入っていた最後のおやつを食べて、ふーっと一息つく。
今日始めて呼吸したような気がする。
落ち着いた
僕を静かな公園の雰囲気と疲れが眠気を誘う。
家にも帰りたくないしと僕はリュックを枕にして寝始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 18:48:47
2295文字
会話率:13%
ある藩の寒村。
夕暮れ時、農家の五兵衛の家を、隣の寺子屋の“先生”が訪れる。
先生は、五兵衛に向けて、ある事を頼むのだが……。
*ノベルデイズに掲載している同タイトル作品を一部加筆したものです。
最終更新:2021-10-08 20:17:09
2317文字
会話率:48%
「おまえの罪を数える!」
大臣ギリアム・デイソンがそう声を張り上げた。
公爵令嬢セリーヌ・フォン・ヴァインシュタインは今まさに断罪されようとしていた。
三日前にギリアム・デイソンによっておこされたクーデターによってセリーヌの兄は殺さ
れ王も家族も幽閉された。
聖女でもあったセリーヌは、民衆の目を逸らすための見せしめ、生贄となって断罪されようとしていたのだった。
もう誰もがこのままセリーヌは海に飲み込まれるのだろう。そう思ったその時。
それまで雲一つ無かった空に、灰色の雲が急激に広がり、辺りが強烈な風にみまわれた。
そして。
嵐は唐突に現れた。
雨が激しく地面を打ちつけ、人々から視界を奪う。
薄闇の夕暮れがあっという間に紫色になり、そして。
その紫に光る雲の間に龍が現れた。
「助けに来たよ。セリーヌ」
その龍の王は、そう優しく云った。
それは、セリーヌにとっては幼い時の約束。
それが果たされた瞬間だった。
※自作『三度目の転生は猫でした』のバックボーン、マシンメアという物語の冒頭を改変改稿し短編の物語に仕上げました。
お楽しみいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 18:37:57
6937文字
会話率:23%
秋の日の夕方に擦れ違った親子の会話から、あれやこれや思ったり思い出したりした事。
最終更新:2021-10-07 04:59:20
876文字
会話率:6%
秋風の涼しさが染み渡る夕暮れ
喧騒から遠ざかって物思いにふける男の独白
15分で書いた即興小説を少しアレンジして掲載したものになります.
http://sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=599556
最終更新:2021-10-03 13:35:59
1469文字
会話率:100%
暮れなずむ空、教室。
イイ雰囲気、のはず。
――「カワイイなぁ、って思って」
そんなことを言う彼の視線は、やっぱりちょっとメガネに行ってる。
これは生粋のメガネ女子と生粋のメガネフェチによる、夕暮れ時のひとコマ。
最終更新:2021-10-01 10:00:00
2101文字
会話率:32%
幼なじみのタクヤとヒロシと紅一点のマユミ。
三人は幼少のころから大の仲良しだったが年を重ねるにつれて
タクヤとヒロシはマユミに対し、友達以上の恋心を抱くようになる。
お互いに秘めた想いを押しとどめることができず
タクヤとヒロシはとうとうマ
ユミに自分の気持ちを近くの公園で打ち明けたが
彼女の答えは『ふたりの気持ちに答えられないよ。……ごめんね』――と。
ふたりが理由を問うと、マユミは『小さいころからずっと一緒だったから……
タクヤくんもヒロシくんも家族っていうか、兄弟にしか思えないの』
親族的な情はあっても、異性としての感情はもてないと彼女はいう。
タクヤはぐっと歯を食いしばり、ヒロシはやや涙目になる。
ふたりは幼なじみの枠を越えてマユミと付き合いたかった。
それだけ彼女のことを思い続けていたのだ。
マユミにフラれてとてつもなく落ち込むタクヤとヒロシ。
しかし優しいマユミはふたりを励まそうとほほ笑みかける。
そんなマユミの事なかれ主義的な態度にタクヤとヒロシは激怒した末
なぜか彼らは互いの手をにぎり合う。
「なあヒロシ。フラれた者同士、オレと付き合え」
「うん、ボクもそう思っていたところさ」
それからふたりは意気投合し、呆然とするマユミをよそに
男同士で付き合うこととなる。
だが、そこにはひとつの問題があった――。
夕暮れの公園でタクヤとヒロシのケンカがなんの脈絡もなく勃発。
「ちょっと待って、ふたりとも!どうしていきなりケンカなんて始めるのよ!?」
マユミの制止をうながす声も空しく、男ふたりは戦いを続ける。
その理由は『雌雄を決する』ためだという。
ここにきてタクヤとヒロシの果てしない男と男のプライドをかけた
戦いの幕が切って落とされる―――。
※この作品はまっとうなボーイズラブではなく、ボーイズギャグです。
男女問わず楽しんでいただける内容です。
※以前書いた短編一話を修正という名の再構成しタイトルを変え
さらに続きを少し書いていこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 20:00:00
10393文字
会話率:45%
コンビニで聡(さとし)に拾われた白黒ブチの雄猫モモ。
モモは三日月町の猫集会に参加して、白い老猫ユキや三毛猫のハナビたちと交流を深める。
猫たちには少しだけ魔力がある。それぞれの力はわずかだけれど、協力して小さな魔法を使うことができた。夕暮
れ時の猫集会で、猫たちはお互いに一つずつ、魔法で願いを叶えることにしていた。
聡の猫として幸福に生きるモモには叶えたい願いがなかった。
けれど、大人になり、高校生だった聡が社会人になった時、モモはある願いを胸に抱くようになる。
大切に飼われる猫たちは、人間の知らないところで優しい魔法を使っています。
猫に愛された人間と、人間に愛された猫の、魔法にまつわるお話です。
一話完結。8000字程度の短編です。
どうぞよろしくお願いいたします。
※「エブリスタ」様にも同じお話を置いてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 13:32:01
7982文字
会話率:32%
ある夏の夕暮れ
ほんのできごごろ
しかし
彼女は消えた・・・
最終更新:2021-09-17 16:14:14
11827文字
会話率:88%
夕暮れ時
どこまでも、終わりのない海の上。
そんな世界に迷い込んでしまった貴方に、朝焼けの天使は告げる。
「おめでとうございます!貴方は僕に愛されたので、異世界転生をする権利を手に入れました!
チート能力と前世の知識チートで、異世界
ライフを楽しんでくれたまえ!」
さて、天使に愛された転生者達が辿る結末は?
本作はオムニバス形式で複数の転生者達が、様々な能力を使いチート無双するダークファンタジーです。
章ごとにストーリーが変わる短編式。
物語は独立していますが、時折前作を彷彿とされるものもあります。
更新は不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 20:00:00
11544文字
会話率:27%
彼女の呪いはたびたび私を苦しめた。
ふたりで並び夕暮れときの花屋で語り合う日々。
彼女は店員として、私は客として。
手は届かないと分かっていたが、ある日決意をした。
告白を明日に控えた夜。私は一つの手記を書き始めた。
最終更新:2021-09-06 13:20:47
6359文字
会話率:8%
―標歴■■■年■■月■■日 夕刻―
時間の感覚等、もはや感じられない。空虚な世界。乾いた風の音だけが、永遠に、粛々と奏でられていた。
それはまるで、世界の終わりを表すかのように。それはまるで、世界の始まりを表すかのように。
夕暮れ時。山も海
も川も、そして、草木も、生き物も。何もない場所で【それ】は佇んでいた。
ヒトの形のような、異形のような、ヒトならざるもの、かつてヒトだったもの、既に朽ち掛けた【それ】は一言、
哀しそうな表情で、思い出すかのように、口を開いた。
「―やっと、はじまる…ø■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
乾いた風の奏とは異なったいくつかの調べを背に、【それ】は歩き出した。どこまでも広がる地平線へ。全ての終わりの場所へ、そして、全ての始まりの場所へ。
これは、死が確定した世界で、その運命に立ち向かう物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-09-02 15:08:32
3688文字
会話率:35%
太陽が最後の輝きを見せる夕暮れ。その時、おれは友人を失った。消え失せた友人はいまだ見付かってない。あれから20年。今度はおれの娘が消えた。
キーワード:
最終更新:2021-08-30 18:42:27
7561文字
会話率:44%
カリオンと愉快な仲間達の素敵な日常。
とある街のほのぼの日記です。
最終更新:2015-05-01 19:59:44
10915文字
会話率:72%
生まれた時に母親を亡くし、五歳で父親が失踪し、親戚もいないことから児童養護施設にて育てられた少年、真欧花月マオウカゲツは、それでも前向きに生きようと職員の手伝いや同じ施設の子供たちの兄貴のような存在として鍛え、中学では陸上競技で名を馳せる
選手となっていた。
しかし、大学への推薦も決まっていた最後の大舞台で、子供を助けるために身代わりに軽自動車にはねられるも一命を取り留めたが、命である足を負傷し、推薦も何もかもがなくなってしまった。
そんな夏のある夕暮れ、施設からの卒業も決まってしまい、感情もなく過ごしていたカゲツの前に、洪水に流される子供が現れる。「こんな命くれてやる!」と飛び込み、子供を助けたはいいものの、負傷した足は言うことを聞いてくれず、そのままカゲツは洪水の中で流され気絶していってしまう。
しかし、目を開けた先には自分を「大魔術師」と名乗る白髪の少女が立っていて…⁉︎
『剣聖術師』と名高い剣士の王女様と、脳筋バカによる、国と魔王軍、反乱軍の三勢力を巻き込んだ、胸熱くなる異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 20:00:00
36073文字
会話率:34%
「・・・好きです!あの、その、、付き合って、ください!」
夕暮れ時、学校の帰り道。俺、松本悠人は告られていた。童貞・彼女ナシの俺にとっては、人生初のモテキ到来!!・・・のはずだった。
しかし、目の前にいた人、いや、目の前にいたもの、、そ
れは・・・猫!!
猫が、、、しゃべった?!!
俺が目をひん剥いて、口をパクパクしているのを気にせず、目の前の猫は、長い尻尾をくるりと回すと、ハッキリと話した!
俺はこのしゃべる猫と一緒に暮らすことになった__折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 07:05:01
55745文字
会話率:50%
台風一過の夕暮れ。僕は畳の上で目を覚ました。仲間とかくれんぼする約束を思い出し、お墓に向かうが・・・
最終更新:2021-08-21 15:00:00
3354文字
会話率:57%
言葉のない世界—退屈な世界。
言葉がつながりました。 それは調和と対立をもたらしました。 それなしで世界が存在するためには、それは憂鬱をもたらすでしょう。 ノイズはありません。
これはザカリー・アシュワースにとって理想的な世界でした。彼
は騒音を避けたかったのです。 しかし、彼の子供の頃の夢は彼を現実に保ちました。 彼は明確な道のない目的を持った作家になることです。 目標を達成するために最善を尽くしているにもかかわらず、彼は夢のために悲惨な道を追いかけていますか?
「かすかな光への願い。より大きな荒廃への願い。あなたは欲望を切望していますか?」 天井からぶら下がっている顔のない男は言った。
これはファンタジアの物語でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 16:32:47
10377文字
会話率:24%