ある日突然、何年も音信不通だった兄が、自分の子供を連れて僕のアパートに現れて、
「悪い、こいつをしばらく預かってくれ」
と言って子供を置いていった。
嫌も応もなく僕はその女の子、沙奈子を育てることになり、何も分からないままでただ懸命に
その子と暮らしてるうちに、いろいろな人達と知り合い、助けられながら、何とか平穏な日々を過ごしていた。
でも、人生っていうのは決して平坦なばかりじゃない。苦しいこともたくさんある。だけど僕たちは、沙奈子を中心にして、互いに力を合わせて助け合って生きていく。
それが、僕たちの生き方なのだから…。
筆者より
敢えてばらしておきますが、山下家の4人については今後、玲那編を超えるような直接の不幸は訪れません。一部、現実の事件・事故・災害とリンクすることもありますが、あくまで並行世界として設定しているので、完全にはリンクしていません。ただ、類は友を呼ぶというのもありますし、重い過去や状況を背負った人物たちはこれからも登場することになると思います。
この物語の現時点でのテーマは、『大きな不幸の中の確かな幸せ』です。
また、内容自体はフィクションですが、筆者の日記代わりに綴ってるという面もありますので、演出とか展開とかは殆ど考慮していません。加えて、日常における細かなエピソードについては筆者本人のプライベートのエピソードを基に構成しているので、主人公が延々と自身の考えについて触れている時は、筆者のプライベートでこれといって基になりそうな出来事がなかったということですね。
また、大まかな筋と結末以外は完全に成り行きです。
さらに、筆者の太凡洋人も原案の京衛武百十も子を持つ親として自らに対する戒めの意味も込めて書いているというのもあり、親や大人にとっては大変に耳の痛い内容も含まれます。
予定では、沙奈子が仕事を始めて主人公の扶養を外れるまでを描くことになると思います。最終的には二千話を超えるボリュームになる可能性があるでしょう。
なので、負担も考慮して六百一話からは一話千文字程度に抑えていきます。
筆者注:この物語の舞台は基本的に京都をイメージしていますが、登場する地名や団体・組織の名称は原則として架空の物です。ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 07:00:00
3828771文字
会話率:24%
2017年8月。一人の死刑囚の刑が執行された。宿角玲那(すくすみれいな)。享年、二十六歳と十ヶ月。
彼女が犯した罪は、殺人および殺人未遂。最終的に四人を殺し三人に重傷を負わせた。その三人は、いまだに後遺症で苦しめられているという。事件は彼
女が二十一歳の時に起きた。それから何年も裁判をして、一昨年、死刑判決が確定してようやく執行されたという流れである。
彼女が死刑になったのは、そういう法律がある以上は仕方ないだろう。四人もの人間を殺したんだから当然なのかもしれない。
だが、彼女の境遇を詳細に紐解けば紐解くほど、そこに至るまでに何か打てる手はなかったのかという気分になるかも知れない。
これは、社会から徹底的に見捨てられ、人としての生き方も価値観も学ぶことがなく、心を育てることもできないまま復讐と報復に生き、そして死んでいった一匹の獣の物語である。
【胸糞注意】
R18として書き始めた「宿角玲那の生涯」の性的虐待の部分の表現を控えめにしたR15バージョンです。
この物語に分かりやすい救いはありません。主人公の宿角玲那は徹底的に不幸なままこの世を去ります。
なお、宿角玲那は、「僕に突然扶養家族ができた訳」に出てくる山下玲那(旧姓・伊藤)とは並行世界における同一の存在です。中学に上がった直後に両親が離婚することでルート分岐しました。なので、それまでは山下玲那の境遇そのものです。
以前から構想していた玲那の過去を、別ルートの彼女の物語の一部として書くことにしました。
母親が別の男と再婚し、かつ香保理とも絵里奈とも出会うことのなかった玲那の物語です。
しばらく不定期での連載になると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-22 05:56:16
116807文字
会話率:23%
※連載候補の短編です!
★ ★ ★
【簡単なあらすじ】
悪役聖女の教育係に転生。ストイックすぎる弟子の幼女を適度に甘やかしつつ、死亡フラグ回避を目指すお話。
【ちゃんとしたあらすじ】
残業続きの社畜OLだった私は、ある日電車のホーム
に落ちて人生を終える。しかし次に目を覚ました時、生前愛読していたネット小説の世界に転生していた。
悪役聖女が主人公をいじめ、最後には破滅エンドを迎えるネット小説。
私が転生したのはその悪役聖女の“教育係”だった。
原作では教育係も悪役聖女もろとも処刑されてしまう。死亡フラグを回避するために私は未来の悪役聖女である教え子をいい子に育てると決意……って、思っていた何倍も素直で可愛いんですけど? 物語の中の私はむしろどうやってこの子を悪役にしたの!?
聖女候補の教え子に癒されながら過ごしたり、時には自らが聖女の力を使って人々の危機を救ったりしているうちに、だんだん師弟そろって民衆の人気ものに。
そのうち当代の聖女に目の敵にされるようになってしまうけれど――いいでしょう、そちらがその気なら相手をして差し上げます。
聖女の作法を教えてあげましょう!
元オタクOLが原作知識で大活躍するお話。
★ ★ ★
他サイトにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 18:17:22
18612文字
会話率:38%
アフロイド――
それは、一部の若い女子たちの間で一大ムーブメントを巻き起こしている”擬似彼氏型アンドロイド”のことだ。顔や身体の造形はほぼ人間と変わらず(むしろ現実の男より遥かに良く)、高いレベルの人工知能と感情表現に加えて、その女子の
好みにあった性格へと合わせていく学習機能付き。甘い声音(ボイス選択可)は女子たちの願望を叶える台詞も息を吐くような自然体で喋ることができ、好みとあらば壁ドンや顎クイなどもしてくれる胸キュンアンドロイド。
二次元や3D、VRの時代はとうに過ぎ去り、女子たちは今まさに現実の世界で理想の彼氏を育てることに夢中になっている――だけど、頭部のアフロがちょっと残念。
――これは、そんなアフロイドにどハマりした女子(27)の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 15:01:34
7526文字
会話率:44%
とある王国に生まれた双子の王子と王女。見た目はそっくりだが、2人の性格は正反対!活発で運動が大好きな姉と読書家の大人しい弟。彼らに王国の古いしきたりを守らせるのは至難の業で…困り果てた国王は、彼らの性別を入れ替えて育てる事を決意する。
そん
なこんなで16歳になった彼らは、性別を偽って生きることに限界を感じ始める。そんな中、入れ替わりの真実が露見し大変な事態に!
王子と王女は『自分が自分らしくいられるようにするために』そして『古いしきたりに縛られている人たちを助けるために』抗い始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 21:25:55
44452文字
会話率:56%
〝魂の契約〟によって勇者の力を得た主人公アスト・ローランは、ある事件をキッカケにすぐに勇者の力を失ってしまう。しかし偶然にもその時「導師」として覚醒する。
仲間達と共に魔王ザングレスを倒し、母国であるラムリースへと帰還した。
国王アーキノフ
に魔王討伐完了の報告をしようとすると、突然【追放】と言い渡される。
仲間達はアストが〝偽りの勇者〟〝戦闘にも一才参加せず後ろで指示を出すだけ〟無能であるとアーキノフに伝えていたのだ。
そして国外追放。アストがいなくなったタイミングで仲間達は最下級クラスのゴブリンにも勝てないぐらい貧弱になってしまっていた事に驚愕し、気づく事になる。才能を与えていたのはアストの力だったのだと。
実は導師の力は〝才能〟を与える事が出来るのだ。
聖騎士、拳聖、賢者、戦巫女、これらの才能はアストが与えたものだったのだ。
一方追放されたアストはと言うと隣国、エスハイムで新しい生活を送っていた。
魔王の娘に、戦獣王の娘、幻竜の女王と言う超絶可愛い娘達を最強の戦士に育てながら、復讐する物語。
※ざまぁ展開は並、後にちょいハーレム。
復讐は最初はゆっくり、第一章の終わりに加速する感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 12:04:35
289428文字
会話率:38%
動物が大好きな女子高生竹野いろは。父は動物園の園長、母は飼育係の一家で育った彼女は、幼い頃から動物園に通い、動物に触れながら育ってきた。剣道のインターハイで全国優勝し、親友の橘心音(たちばなここね)と、いろはが初めて世話を担当したダチョウの
卵を見に行くと、淡く発光していた。その卵に触れて、異世界に転移してしまったいろは。傍に落ちていたドラゴンの卵と、なぜか剣になってしまった心音を手に、卵を孵し育てる為の旅路が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 07:00:00
89320文字
会話率:56%
魔法将軍の肩書を持つユリスとリンは一回り離れた義理の親子。亡き主の願いを尊重し、リンを普通の娘として育てるユリスだったが…
最終更新:2023-08-01 19:23:06
97155文字
会話率:39%
倉本沙奈絵は息子の楽から大学進学について相談を受けた。楽が進学を希望した大学はかつて恋をした恩師の勤める大学だった。自分の過去のことで夢を奪うことはしたくない沙奈絵は応援することにし、楽は無事希望の大学に入学。入学式当日、恩師の阿南と20年
ぶりに再会した沙奈絵。阿南との再会で蘇る出会いから別れ。阿南との別れの後、楽の父親となる梨田と出会い結婚、出産そして離婚。楽を育てるために仕事に没頭した十数年。淡い恋心も芽生えた時期を経て、楽が夢を見つけ応援する中、酸いも甘いも経験した後に訪れた初恋の相手との再会で動き出す新たな関係。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 11:00:00
42726文字
会話率:52%
限界社畜アラサーOL天野雫はある日異世界ヨルムンガルドに召喚された。いま、流行りの異世界転移!ただし召喚の真の目的は彼女がベランダで育てるプチトマトだった!?
え、プチトマトって呼び方。もうしない??世代がバレる?そんなことはさておき。
雫
の可愛いプチトマトが世界樹ユグドラシルであると崇める人々によって世界樹(プチトマト)の御世話係りである花巫女として丁重に扱われる雫だったがなにやらこの異世界の人々は雫になにかを隠しているようで怪しい気配。
危機感を抱く雫には。けれども心強い味方。花巫女の護衛である元騎士団長。勇士のなかの勇士。救国の英雄と謳われたガルザさん(身長2メートルの全身鎧と兜を身につけた寡黙な仕事人)が居た。頼れる兄貴分。格好良いなぁとガルザに淡い想いを芽生えさせた雫。
だが、雫は知らない。このガルザさんが本当は女性騎士であることも。世界樹ユグドラシル。そして花巫女を巡る陰謀を。異世界ヨルムンガルドで雫のプチトマト(世界樹)がとんでもないチートと化していることを────。
これは(たぶん)笑って泣ける恋のお話。またはプチトマト販促物語。なお、今はプチトマトじゃなくてミニトマトが通称です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 15:55:02
22772文字
会話率:11%
昔から彼女の身の回りではおかしなことがよく起こる。
ある日、死の淵にたった女主人公月出こはくは他の人には見えない”なにか”が見えるようになった。そんな彼女は祓い屋を育てる学校に入学することになる。
この作品は、アルファポリス・カクヨム・ノ
ベルバにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 19:32:16
2930文字
会話率:50%
その世界には人間界と魔人界が存在していた。
魔人類の女王たるエリーネルンは、長すぎる生を倦んだ魔人達の自殺に頭を悩ませていた。ある日、親衛隊である五棘《エスピーナ》との会議で、エリーネルンは打開策を打ち出した。その名も〈勇者計画〉。一
度滅ぼしかけた経験から、不干渉を貫いていた人間界へ進出し、自らを滅ぼせる存在を、自らが師となって育てるという内容だった。
魔人界前代未聞のプロジェクトが始動する――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 20:53:25
118869文字
会話率:46%
ある日、魔術師ロジーナのところにアリアという少女がやってきた。
「ロジーナ様。あなたのお弟子にしてください」
「お生憎様。弟子は取らない主義なの」
ロジーナは即座に断ったがアリアの熱意に負けて……。
はたしてロジーナは無事にアリアを一人前の
魔術師に育てることができるのだろうか。
新米師匠の奮闘記。
「魔女の気まぐれ」の後日譚ですが、読まなくても大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 20:34:05
137498文字
会話率:36%
かつて国を亡ぼしかけた伝説の怪物、妖神から世界を救ったという四人の英雄、通称【四雄】の一人の血筋を受け継ぐ氷陣ひなたは五歳になった時に髪は銀色、瞳は真紅に変化し、実の父親に【妖神の呪いを受け、いずれは国を亡ぼす怪物となる呪子】の烙印を押され
処刑を命じられる。実の母親と共に何とか逃げ出し、流浪の末に同じく四雄の一人の血筋を受け継ぐ紅蓮家の令嬢、紅連聖に拾われる。文武両道、あらゆる分野を完璧にこなすが、同時に良くも悪くも破天荒な性格である聖に振り回されながらも、ひなたは使用人として成長し聖の信頼を得ていく。そして十六歳になると聖は海外に設立された全世界の国籍、人種、種族を超えた、世界を滅ぼしかねない【災厄】と呼ばれる怪物達に対抗できる人材を育てるエスヴェルト学園、通称【英雄学園】に留学する事になり、ひなたも使用人としてついて行く事になるが、その際に聖はひなたに「学園で過ごしてる間は女装しろ」と命じるのであった・・・・・・。
恐ろしいのは【災厄】か、それとも聖か?日に日に男の尊厳を徐々に失いそうになるひなたの明日はどっちだ!?
呪い持ちな男の娘使用人と、色んな意味でぶっ壊れてるカオスなお嬢様の東西ごった煮ファンタジー学園生活。
カクヨム様でも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 20:00:00
43895文字
会話率:54%
――人魔大戦。
それは未来永劫語り継がれる、災厄のシナリオ。
魔なる物が人間の大陸を支配せんとする侵略から、人々が命を削り、抗った伝説の大戦。
壮絶なる死闘の果て、魔なる物を統べる王、魔王を呼称した敵の首魁は遂に討たれた。
その首魁を撃ち滅ぼした各国の代表である男女は対立していた人間の国も関係なくすべての人類から称賛を受けた。
そんな彼ら彼女らを、町行く人々は口を揃えてこう呼ぶ。
『――英雄、万歳』
と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 16:00:03
38108文字
会話率:39%
魔法使いや魔法術師の多く通う名門魔法学校に、魔法薬学の知識と植物を育てる能力の高さで推薦入学したヒトセ。
貴重な植物の世話が出来、十二分に勉強に励める環境に満足しながら粛々と毎日を過ごしていたヒトセはある日、ひと際目を引く美しさの魔法使
いの少女、クロエに声をかけられる。
そんな2人が少しずつ妙な事件に巻き込まれていく話
この小説はハーメルンにも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 06:00:00
156449文字
会話率:50%
人類が地上と地下の二つに分かれて住むようになって数百年。
マサトとフミヤは地下で、りんごを育てる仕事をしていた。
最終更新:2023-07-01 23:11:59
7785文字
会話率:35%
前世での記憶を思い出し、異世界へと転生していることに気がついたサラリーマンの不破統(ふわすばる)は、異世界での恩人の赤ん坊を引き取り育てることになる。
子育てに奮闘する中で子供の成長ぶりに一喜一憂の親バカぶりを発揮したり、魔界を統べるこ
とになったり、異世界生活での子育ては一苦労。
男手ひとつでひたすら頑張って気がつけば魔王と呼ばれ、魔王城に暮らし、魔族の部下が把握しきれないほどに!?
そしてうちの子がまさかの伝説の勇者レベルのスキル所持者だと判明!うちの子すごいな〜って思ってたけどただの親バカ認識じゃなくて、異世界基準でも異常レベルだったとは知りませんでした。知りませんではすまないって?
俺を倒しに来た人間の王国を滅ぼそうと意気込む子の前で、育て方間違ったかな、と遠い目をしながら猛反省中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 22:12:45
87037文字
会話率:31%
「あの女の子供? ――こっそり始末するわよ!」
「陛下ぁ!?」
あざとい男爵令嬢(=乙女ゲーヒロイン)に、婚約者である王子を寝取られた公爵令嬢エリザベート(=悪役令嬢)。婚約解消後、公爵家は反乱を起こし王族は他国へ亡命。
婚約解消された
哀れな令嬢から、全てをその手に握る覇王……もとい女王へ転身した彼女の前に現れたのは、母親そっくりの幼児。
「へーか、ちゅき!」
「くうっ。あの女譲りのあざとさね!」
小さな体で一心にエリザベートを慕うアクエリアス。
悪女から愛した女性の忘れ形見を守ろうとする、押しかけ護衛のヴァルゴ(=元攻略対象)。
わざとなのか天然なのか、エリザベートの王配選びは彼等にことごとく邪魔される。
果たしてアクエリアスは、女王の凍てついた心を溶かすことができるのか?
そして女王は結婚できるのか――!?
※二十話以内でさっくり終わる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 19:10:26
61584文字
会話率:41%
冒険者であり、狩人でもあるベルは、《ウカッツォド》を目指し仲間たちと平原を渡っている途中、不思議な光景に出くわす。
直後、突如として《魔物》が出現した。
戦闘を終え、再び一行が進むと、赤ん坊がそこには居た。
ベルはその赤ん坊を見て、
何を思ったのか「私が育てる」と言い放ち、勝手に持ち運んだ。
その子は《タムケ》と名付けられ、すくすくと成長していき、十八を過ぎたときに事件は起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 17:00:00
7443文字
会話率:24%
病気で亡くなり、異世界に転生した主人公。セシル。
しかし6歳になった頃。近くの山で一人魔法の特訓をしている間に、住んでいた村は大量の魔物に襲われ、家族を含めた村の人々は……。
セシルは激情し村を襲った魔物を一匹残らず殲滅したが、あとは廃村
となった村の中心でただ泣き叫ぶしかなかった。
そこへ偶然通り掛かったフォンバーグ男爵家の執事がセシルを拾い、親として大切に育てることに。
やがてフォンバーグ家のお嬢様であるセーニャのお世話係となったセシル。
彼はお転婆で我儘なお嬢様のお願いを聞いている内に、なぜか男爵だったフォンバーグ家を伯爵の地位にまで持ち上げる結果に繋がり…?
そして23になり、15となったセーニャが名門フィアリス学院を卒業したその日。セシルは彼女からいきなりとんでもないプロポーズをされて…?
※あらすじとして色々書き込みましたが、主人公のセシルがセーニャお嬢様からプロポーズされる日から物語はスタートします。
暗い話はあまり無い予定です。基本は主人公とお嬢様が気分爽快な冒険をするお話にします。
その中でセシルの幼少期を織り交ぜる感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 14:49:41
5580文字
会話率:52%