楓に残された時間があと一年だと告げられた蒼。
楓、隼斗、そして蒼の三人組がずっと続いていくと思っていた蒼にとって、それはとてもショッキングな出来事だった。
それでも楓とたくさんの思い出を作ろうと奮闘する。
密かに楓に想いを寄せていた隼斗は、
そんな蒼を見て、楓に想いを伝えるのは諦め、昔のように三人で色んな思い出作りをすることを提案する蒼に協力する。
そして時間は過ぎていき、とうとう残り一週間…となるはずだったが、楓は余命一週間とは思えないほど元気だった。
「余命っていっても治ることだってあるんだから」
楓の言葉が現実になると期待した。
毎年開催される花火大会には行けたものの、蒼に告白の続きをさせてほしいと言った翌日に亡くなってしまった。
蒼は立ち直ることができず、隼斗は明るい性格ががらりと変わってしまった。
そんな蒼と隼斗に、それぞれ一通の手紙が届く。
その手紙のおかげで楓の死と向き合うことができた二人だが、進学や就職をする時期になった頃にはお互いに連絡はほぼ取り合っていなかった。
学校でも話すことが減り、疎遠になっていく。
隼斗は就職して上京し、蒼は大学のために上京したが、お互いにそれは連絡せず、昔が嘘だったかのように関係がピタリと止まった。
連絡しようにも話すことがない。
どちらもそんな気持ちを抱きながらスマホを閉じる。
蒼は引っ越しの荷物を整理しているとき、一通の手紙を見つける。
手紙の端には、「蒼へ」という文字があった。
母さんが入れたのだろうか、と開いてみると、それは昔届いた楓の手紙だった。
その手紙をきっかけに隼斗へ連絡し、地元で会うことになった。
実際に会うと少し気まずい様子を見せる二人だが、少しずつ話していくことで昔に近い空気になった。
楓の手紙と、隼斗の言葉に支えられて、楓の件から蒼は立ち直っていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-28 13:03:47
9620文字
会話率:26%
森の奥でひっそりと暮らしているエルフのミラ。ある日、森に捨てられた人の子を見つける。
「お前も……ひとりぼっちか」
この赤子との出会いが彼女の運命を大きく変えることになる───
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500歳の若者銀髪貧乳エルフが種族の差に苦しみながら成長するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 12:00:08
18737文字
会話率:22%
エド・サットンは、金も食べ物もなく、絶望的な状況に陥っている。しかし、ある日、暗殺者だと間違えられ、彼の人生は予想外の方向へと進んでいく。犯罪、危険、そしてダークなユーモアの世界に投げ込まれたエドは、どうにかしてその状況に乗り切らざるを得な
くなる。命と死の境界が曖昧になり、エドはこの仕事が案外得意なのかもしれないと気づく…それがあまりにも上手すぎて問題になるかもしれないが。「ハッピー・キリング」は、最も不条理で危険な状況の中で自分の目的を見つけることを描いたひねくれたダークコメディ。エドは裏社会で生き残り、正気を保てるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 22:22:16
3604文字
会話率:22%
戦争が続くセングリッド王国の兵士、トワ・ペアレントは、初陣の戦場で窮地に陥ったところを、一人の赤髪の少女に救われる。彼女の名はノギナ・アンバレット。まるで舞うような剣技で敵を圧倒する謎めいた戦士だった。しかし、彼女は名乗ることもなく戦場から
去り、その存在はトワの心に深く刻まれる。
時は流れ、王が交代したことでセングリッド王国は攻めの戦争を繰り返すようになる。幾度もの戦を経て名を上げるトワだったが、再び戦場で出会ったのはノギナではなく、水色の髪を持つ冷酷な剣士、エリシア・フェルバートだった。彼女は「蒼き死神」と恐れられる敵国の戦士であり、ノギナと互角に渡り合うほどの実力者だった。
トワの目の前で繰り広げられる、ノギナとエリシアの死闘。その戦いの中で、トワはある異常な現象を目撃する。二人は何度も致命傷を負いながらも、まるで時間が巻き戻るかのように蘇り、戦いを続けるのだった。
「あと何回なの?」
「もうすぐかもしれないし、まだ先なのかもしれない」
戦いの合間に交わされる二人の意味深な会話。その真意を知りたくてノギナを追うトワだったが、彼女は多くを語ろうとしない。代わりに、彼はノギナに剣技を教えてほしいと頼み、友達になることを条件に彼女の秘密を追及しないことを約束する。
ノギナと共に剣を学びながら、トワは次第に彼女の謎へと近づいていく。しかし、彼女の宿命はトワの想像を超えた運命へと繋がっていく――。
これは、ノギナを追う青年が、戦場の中で運命に抗い、己の答えを見つけるまでの物語。
剣が交わるたびに、隠された真実が少しずつ明かされていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 19:41:12
12712文字
会話率:32%
主人公・鏡屋透は、ある日、鏡を通じて自身の過去に向き合うことになります。鏡の中に映るのは、彼の記憶の断片や、過去に抱えてきた感情です。透はその鏡を通じて、思い出すべき何かと向き合いながら、自分を再発見し、成長していくことに気づきます。物語は
、過去の痛みや心の葛藤を乗り越えて、透がどのように前へ進んでいくのかを描いています。鏡が映し出す世界は、彼をどのように導いていくのでしょうか?その答えを見つけるために、透は自らの心の扉を開くことになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 18:10:27
1796文字
会話率:19%
作家である戸川漱真は、階段から落ち頭を打ったことで記憶が朧気になってしまう。階段から落ちるなんてそんなドジなことあるか?
自分のことを献身的に支えてくれる医者、桐生湊に恋人だと言われるが、彼に対する感情や思い出が特に思い出せない。
新しい
日々の中で、主人公は自分の記憶の欠片を探し続ける。
ある日、自分が書いていたであろう中途半端な小説と、隠すように置かれていた日記を見つける。自分が記憶を無くす前に記録していた日記には、湊との大切な思い出とある事件を熱心に調べていたことが記されていた。
しかも、それは恋人の家族が巻き込まれた事件と関係があるものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 18:00:00
37577文字
会話率:32%
新しいVRのゲームを起動する。
〜Now reading〜
*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・
時は昔。
最適な生活地盤を見つける為、右往左往していた。
毒ノ京に住む武蔵皇子は、様々な不安に悩まさ
れた。
よくわからない事象で親族がバタバタ倒れていくのだ。
とある陰陽師に相談すると、
「祟りの仕業ではないだろうか。」
と言うてくる。
確かに身内に陰謀論に嵌り、次世代の皇子暗殺に手を出してしまった奴もいる。
元はいい奴なのに。
怨霊となって呪っているのか。
それとも他の線か。
妖怪か、祟りかあるいは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 13:59:20
2640文字
会話率:17%
丹波篠山盆地を股にかける恐竜化石ハンター。丹波竜タンバティタヌスに続き、またもや、大発見! アジア大陸に繁栄した角竜が白亜紀ベーリング陸橋を渡り、北米大陸にたどりついた動かぬ証拠を見つける。丹波城址から篠山層群をのぞんで聞く角竜ササヤマグノ
ーナス化石の発見秘話とは……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 11:16:15
1562文字
会話率:27%
屋敷から逃げた令嬢 シェリリア・シャンデラは、自らの身の上を隠して遠い村で平和に暮らしていた。
しかし四年の月日が流れたある日、国が何故か突然シェリリアを探し始め、以前から行方不明だった王太子の婚約者である事が村にも知れ渡ってしまう。
高い懸賞金に釣られた村人達が家まで押しかけ、危機に陥った所を一人の旅人に助けられ、共に旅をする事になった。
彼の旅の目的は「探しているもの」を見つける為。シェリリアを助ける理由は「手がかりになりそうだった」から。謎だらけだけれど、そんな彼の傍が少しずつ居心地良くなっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 21:18:25
3489文字
会話率:33%
星が大好きな高校生・悠斗は、ある夜、屋根裏で埃まみれの古い機械を見つける。触れた瞬間、青白い光とともに現れたのは、銀髪の少女を模したAI・ネクシー。「私は宇宙の知識を紡ぐ者。君と一緒に星の彼方へ旅しない?」——その不思議な提案に、悠斗の平凡
な日常は一変する。
二人は力を合わせて機械を修理し、近未来の宇宙へと飛び出す。目指すは、星々が語る秘密と、ネクシーが失った「何か」の真相。でも、旅を進めるうちに、彼女の存在自体が宇宙の大きな謎と繋がっていることが明らかに。悠斗は夢だった宇宙飛行士への第一歩を踏み出すが、ネクシーの過去に隠された影が、二人に試練を投げかける。
星見ヶ丘の小さな町から始まった冒険は、やがて銀河を舞台にした壮大な物語へ。宇宙の果てで、悠斗とネクシーは何を見つけるのか?そして、彼女が探す「何か」は、二人をどこへ導くのか——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 18:30:34
1835文字
会話率:43%
◆書籍10巻まで、漫画版は5巻3月25日発売◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り込みのできる方。月給25万+歩合給】――すぐに面接に行き、契約書
にサインをする。だがその勤務先は異世界だったのだ。契約により強制的に異世界送りにされ、生き抜くためのチートを貰ったマサルだったが、衝撃の事実を告げられる。「この世界は20年で滅亡します」――ただのニートに世界の破滅は回避できるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 05:22:35
2379934文字
会話率:48%
ナギは、故郷の地球で悩み続けていた普通の学生だった。
両親の離婚、貧困、そして抑うつに苦しみ、どん底に落ちていた。
しかし、突然、彼とその学生仲間たちは異世界に召喚され、
魔王を倒し、王国を守るための「英雄」となるよう命じられた。
だが
、ナギは自分が英雄だとは感じなかった。
自分の力を信じることができず、責任を背負う準備もできていなかった。
この状況を喜ぶどころか、彼は腐敗、裏切り、そして道徳的なジレンマに直面することになる。
異世界での戦いを通じて、ナギは気づく。
本当の試練は、魔物との戦いではなく、自分自身の力を見つけることだと。
そして、英雄であるとは何か、その意味を模索し続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 17:24:34
7395文字
会話率:5%
婚約者のストーカーの最強の魔術師『水廉の魔術師 アナスタシア・ラ・モニーク』が国王陛下に頼まれてストーカースキルと魔術を活かして学園のスパイを見つけるべく文句を垂れ流しながら潜入する話です。
最終更新:2025-03-25 15:20:11
1601文字
会話率:19%
香港に巣食う東洋の魔窟、九龍城砦。
犯罪が蔓延る無法地帯で狂った日常をのんびり暮らす何でも屋の少年と、周りを取りまく住人たち。
今日の依頼は猫探し…のはずだった。
散乱するドラッグと転がる死体を見つけるまでは。
香港ほのぼの日常系
グルメ犯罪バトルアクションです、お暇なときにごゆるりとどうぞm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 04:07:57
908782文字
会話率:46%
昔、魔法使いに封印されし悪魔がいた。山を消し飛ばすほどの力と魔法を持つ悪魔は、魔法使いに敗れ人形の中に封印されてしまう。それから……
孫の代になるほどの時が経過したある日、祖父の蔵を整理していた新人会社員であるツミキは見つける。見つけてし
まった。パペット人形に封じられた、悪魔を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 17:00:00
22350文字
会話率:35%
田舎公立高校に通う女子高生、積 想音 は、七夕の日に光る竹を見つける。
誤って触れてしまった竹から出てきたのは、美しい少年だった。
異星からやってきたらしいが詳しいことは話してくれない。
竹から出てきた美形の少年と、正義感で猪突猛進す
る少女による謎解きミステリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 12:20:00
98429文字
会話率:38%
ここは、『色』で魔法が決まる世界。
発現する色は、その人のそれまで、これからを表すもの。
そんな中、魔法学校の入学式で、色の判定が行われた際、色の出なかった少女。
『色なし』と呼ばれた少女が、自分だけの色を見つけるまでのお話。
最終更新:2025-03-24 07:11:17
6645文字
会話率:28%
ある私立中学校には怪談の類が一切なかった。
一つくらいあってもいいはず。
そんな好奇心で生徒たちが夜の学校に忍び込み、
学校にいるはずのない存在を見つける。
その存在は学校には極めて危険な存在で、
生徒たちはその存在を排除するために、
自
ら怪談を作って広めることにした。
夜の学校にいたのは何なのか。怪談は何をもたらすだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 21:30:47
7113文字
会話率:25%
人間を虐げる魔物と魔王がいる世界。
苦しむ人々を助けようと、勇者が魔王の城に挑み、そして姿を消した。
その後、優秀な戦士たちも魔王の城に向かったが、今や行方知れず。
今度は一人の騎士が魔王の討伐のために、魔王の城に挑む。
騎士が身につけて
いるのは、どんな衝撃も分散して身を守る頑丈な板金鎧。
板金鎧は重いことだけが欠点だったのだが、
その騎士は魔王の城で、魔法の靴、宙に浮く靴を見つける。
これを使えば板金鎧の唯一の欠点である重さは解消できるはずだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 22:08:28
8014文字
会話率:6%
町外れの廃屋の洋館で、幽霊の声が聞こえるという。
そんな怪談を聞きつけて、男子中学生が友人たちとともに探索に訪れた。
腐った床、剥がれた壁、そんな洋館の中で友人が一人、姿を消す。
消えた友人を探していると、どこからか助けを求める声が聞こえ
てきた。
調べてみるとその声は、水道の蛇口から聞こえていたのだった。
蛇口はどこへ通じているのか。
消えた友人を見つけることはできるのか。
廃屋の洋館の秘密が明らかになっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 04:28:13
9044文字
会話率:17%
人々は海と陸の対比が7対3の青い星に住んでいた。30年前、誰も見つけることが出来ないとされていた伝説の秘宝、クレシェンドダイヤをページという男が見つけ、それをどこかに隠した。クレシェンドダイヤはなんでも願いを叶えることが出来るというとんでも
ない力を持った宝石であった。人々はそれ欲しさに人生の相棒となるパートナーと共に、旅に出始めた。そして、北の海にある小さな島の中の小さな村。バキリ村にも、クレシェンドダイヤを見つけることを夢見る少年、大崎優太がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 13:42:37
537110文字
会話率:62%
自分が誰なのか、どこから来たのかさえわからない。
しかし、彼女はこの広大な世界で、新たな自分を見つけるために歩き始める。
その先に何が待ってるいるのかまだ変わらないが、
「これが、私の新しい人生なんだ。」
彼女の言葉だけが、静かに世界に響き
渡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 18:40:21
33941文字
会話率:44%