友人榊原悠紀子に誘われて、彼女の実家に遊びに来た朝倉若葉。しかし、榊原家の長女麗子と祖母ヨシは常に反目しており家の中の雰囲気は険悪だった。夕食の時に衝突した麗子とヨシにいたたまれなくなる若葉達。その夜、ヨシは死体で発見される。犯人はいった
い誰なのか。疑心暗鬼になる榊原家にいたたまれなくなった若葉は、双子の兄朱鷺弥を呼び寄せる。朱鷺弥は探偵事務所で働いてはいるがただの事務員、しかしその洞察力はついに犯人を暴き出し、哀しい家族の真実すらも白日の下に晒してしまう。
だが悪いことばかりではなく、ずっと家族というものに縛られてきた麗子は、自立できるきっかけとなる。朱鷺弥は若葉と供に帰っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-11 22:02:43
22235文字
会話率:48%
神奈川県、横浜市の港に浮かぶ中古のクルーザーが私立探偵マーロウの事務所だ。所長のマーロウこと渡辺謙一と事務員兼恋人のステファン。彼ら二人は私立探偵として浮気調査や素行調査などをしているが、もう一つの顔がある。それは人間界に逃げた悪魔を逮捕、
または射殺する仕事だ。彼らは通称をミッドナイト・ディクティブ(真夜中の探偵)と言われている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-08 20:49:28
50284文字
会話率:31%
わたしの勤めている中小の会社に男性の事務員がやってきた。ある日彼と洗車に行く約束をする。
最終更新:2008-04-05 12:48:24
10296文字
会話率:28%
手のお手入れに執着する彼女、いつも長袖を着ている病院の事務員……手にまつわる短編五話を掲載。
最終更新:2007-10-03 00:50:13
11156文字
会話率:40%
突発的に仕事を辞めた「私」の転職先は、うらぶれた雑居ビルの一室にある、いわくつきの法律事務所だった。人形のように美しく無表情な19歳の才女と、新米無能弁護士で彼女に唯々諾々と従う所長との奇妙なコンビの下、「私」は事務員として働き始める。やが
て「私」の身近で起こった凄惨な事件の全貌を鮮やかに解明していったのは、稀有な頭脳を持つその不思議な女性だった――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2004-08-09 13:39:22
8122文字
会話率:31%