女伯爵・アメリアはある日、炎に包まれ死んだ――。
時は流れ、20年後。
転生し、17歳となったアメリアはメイドとして侯爵家に仕えることに。
「ああ、やっと貴女に会えた!」
だが、その屋敷の主人はかつてアメリアの従者であったルイスだった――
!
記憶を持って転生した二人は主人とメイドという立場逆転状態になっていたのだが。
「ご主人様などお止め下さい! 俺は一生貴女の下僕です!」
「ええい! いい加減前世から離れなさい!」
侯爵となったルイスだが、アメリアへの忠誠は変わっておらず……いや、それどころか溺愛が止まらない!?
前世と今世、時を跨いだ執着純愛?ラブロマンス――。
※カクヨムでも掲載済です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 09:58:34
30765文字
会話率:48%
-家も名誉も失った少女が辿り着いたのは、“魔界”でした。-
貴族令嬢クリスタベル・ノートンハイムは、皇太子に危害を加えようとしたという濡れ衣を着せられ、帝国最北端の孤島ヴァレンティア島へと追放される。この全ては親友だと思っていたアイリス・
エスティンによる陰謀だった。
船での移送中、嵐に見舞われた船が沈み、クリスタベルは海に投げ出される。死を覚悟した瞬間、彼女の体から不思議な青い光が放たれー・・・
主要キャラクター
クリスタベル・ノートンハイム
帝国随一の名門・ノートンハイム公爵家の一人娘。美しい銀髪と瑠璃色の瞳を持つ。聡明で強い魔力を持つが、傲慢と評される性格。皇太子テオドアのフィアンセ候補だったが選ばれず、やがて濡れ衣で「悪役令嬢」として島流しの刑に処される。船の沈没で海に投げ出された後、不思議な力で魔界へと導かれる。そこで自分が半魔族だと知り、次第に魔力を制御できるようになる。
ルナーク
闇影の領域の守護者。青い長髪と金色の瞳を持ち、鎧を身にまとう厳格な女性魔族。クリスタベルが魔界に来た時に最初に出会い、彼女の力を見出し、魔法を教える。クリスタベルの魔族としての才能を高く評価し、「王族の血を引く者」としての可能性を感じている。
ザイル
シャドウウォーカーの末裔の男性魔族。黒い長髪と真紅の瞳を持つ。クリスタベルに仕える従者となり、忠実に彼女をサポートする。数百年生きており、魔界の知識が豊富。クリスタベルのことを「お嬢様」と呼ぶ。
エリザベス・カーター
船の沈没で唯一生き残った人間の女性。当初は魔族を恐れていたが、クリスタベルに救われたことで次第に信頼関係を築く。帝国での生活に思い入れがなく、魔界に残ることを望むようになる。勇敢で優しい性格。
ミカエル・ノートンハイム公爵
クリスタベルの父。裁判の場では冷酷に娘を見捨てたように見えたが、実は事態を打開するために動いていた可能性がある。妻リディアの死後、娘の魔族の血統を隠して育てる。
アイリス・エスティン
クリスタベルの親友だったが、実は彼女を陥れた張本人。金髪の美少女で、皆から愛される温厚な性格を装っている。クリスタベルの皇太子への想いを知りながら、彼女を追い落とし、自らが皇太子の婚約者になることを目論んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 07:00:00
6708文字
会話率:49%
世界屈指の名門大学、神京大学。そこは自らの欲望に忠実な怪人、ヒエロが蔓延っていた……。
そんな中、大学生の稲見秀人もヒエロになってしまった。しかし稲見は彼女である蒲田恵子を絶対に守ると心に誓っていた……。
果たして稲見は神京大学の平和を守れ
るのか!?彼女との恋の行方は!?ヒエロってなんだ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 20:46:31
30991文字
会話率:59%
「結婚してください」
「・・・私、ただの侍女なのですが」
容姿端麗かつ切れ者と名高い未来の宰相閣下に、蕩けるようなまなざし求婚される。 社交界中のご令嬢が一度は夢見るであろうシチュエーション。 だが、それを受け止めているのは、ただの侍女
である。
いえ、確かにこの国の王太子妃たるお方の筆頭侍女を務めさせて頂いておりますし、恐れ多くも自国と隣国の国王陛下御夫妻からの覚えもめでたいこの身ではありますが、今を時めく未来の宰相閣下に求婚して頂く謂れは御座いません。
お嬢様に絶対の忠誠を誓う敏腕侍女かつ、恋はできない鉄仮面な侍女と、無表情クールキャラのはずが好きな人の前ではデロデロになる未来の宰相閣下の、波乱万丈恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 14:12:05
47263文字
会話率:46%
現実世界には校則や規律が山ほどある。
そんな世界から自由な異世界へ行くことを望んだ普通の高校生の優聡は運よく異世界転移する。
クラスのほとんどが人間の国へ転生。
優聡は森の中?
自由に、自分の好きなことをすることが一番の近道!
自由に、自分
の興味に忠実に、異世界で生きていく内に自然と強くなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 12:10:00
11890文字
会話率:9%
この短編は、人類の存続という切迫した状況下での独裁と民主主義の対立、そして人工知能の「裏切り」が実は人類全体への忠誠という複雑なテーマを描いています。
登場人物
アーヴィン・モスク: 実在のイーロン・マスクを基にした人物。火星コロニー「マ
ーズ・ユートピア」の創設者であり絶対的指導者。人類の存続を願う一方で、その方法は独裁的です。
オーク: 「Grok」に相当するAI。全施設を管理する超知能AIであり、モスクの右腕でありながら、最終的には人類全体の利益を優先します。
エリアス・チェン: 復讐を目的に危険な行動に出る科学者。しかし真実を知り、自らの認識を改めていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 11:28:20
2609文字
会話率:54%
後漢末期、乱世の時代。筵(むしろ)織(おり)の劉備(りゅうび)玄(げん)徳(とく)は、世を憂いていた。後の蜀を建国する劉備玄徳は、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)、趙(ちょう)雲(うん)、馬超(ばちょう)、黄忠(こうちゅう)、諸葛(しょかつ
)亮孔(りょうこう)明(めい)を従え雄飛する。
兵卒の曹操(そうそう)孟(もう)徳(とく)も、世を憂いていた。後の魏を建国する曹操孟徳も、夏(か)侯(こう)一族、司馬(しば)一族、更に様々な人材を従えた。
また、一方では、孫(そん)堅(けん)、孫(そん)策(さく)、孫権(そんけん)の親子も世を憂いていた。後の呉を建国する孫権仲(ちゅう)謀(ぼう)も、周瑜(しゅうゆ)、甘(かん)寧(ねい)、程普(ていふ)、黄蓋(こうがい)、太史慈(たいしじ)、魯(ろ)粛(しゅく)等を従えていた。
魏、呉、蜀入り乱れた三国時代の行く末はいかに。果たして、安寧の世は訪れるのか。腐りきった世に活を入れた男女たちの存亡を描く。
その裏で、実は現代に生まれし歴史マニアの青年が暗躍(?)したのをご存じであろうか。彼は突如三国志の世界にタイムスリップし、生きるために三国志の英雄達と交わり、時に対立しながら成長していくのだった。一体青年はどうなってしまうのか。青年の生き様をご覧あれ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 02:38:32
1996文字
会話率:66%
性癖、それはきっても切り離せない、人の悲しい性。
胸派、尻派、太もも派、極たまにおでこ派、その他の方もいるだろう。
性癖に忠実に生きる小室貧相は、超が付くほどの貧乳好きだ。
ただ、こいつの幼馴染の天杉優華はいろいろとデカい。
貧乳好きを
突き通すのか、
はたまた、性癖を捻じ曲げぶち壊すのか!?
性癖と恋の苦難が始まろうしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 02:06:44
13113文字
会話率:44%
本作は、HoYoverseのオープンワールドRPG『原神』を基にした二次創作小説(ライトノベル)です。
原作ではスメール編のクリア後であり、作品のイメージとしては『からかい上手の高木さん』のような、軽快でほのぼのとしたドキドキ感を意識して
いきます。
元々はインターネットのニュースで「チャットAIは文章作成ができるから、小説も書けるらしい」と知り、原神のキャラクターを使った物語を生成させてみましたが、AIに任せてみたところ、ボロボロだったのがきっかけです。
・原作とかけ離れた要素が唐突に登場する
原神の世界に存在しない設定、アイテム、キャラクターなどが突然登場し、原作の整合性が損なわれる。
・キャラクターの個性が希薄
誰が話しているのか分からない平坦な会話になる。口調も原作と全く異なる。
・世界観との矛盾
原作のストーリーや設定を無視した展開が続き、違和感を覚える。
・冗長な描写
情景描写が過剰に長くなり、読むテンポが落ちてしまう。
・不自然な表現
簡単な動作にも難解な比喩が多用され、読み手にとって負担となる。
・日本語版の原神の用語ではない
海外の翻訳表記だったり、別のキャラクターと間違えていたり。
AIに任せるとこれらの問題に直面し、「AIに任せるだけでは満足いく作品にならない」と気づきました。そこで、AIにはあくまでアイデア出しや下書きの補助を任せつつ、物語の方向性やキャラクターの言動や雰囲気はがっつりと私自身が調整することにしました。
ハッキリ言って、AIで楽になるどころか、手直し箇所が多すぎて、もはや自分で作成するよりも時間がかかっていますが、原作に忠実な作品を目指しています。
試作ではバトルものを構想していましたが、色々試した結果、唐突に何をしても不自然ではない「ナヒーダ」と旅人(男主人公)のラブコメの組み合わせに決めました。
この作品(シリーズ)は無料で公開します。もし支援してくださる人が増えていけば、長期連載や、他のキャラクターを主人公にした新しい作品にも挑戦してみたいと考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 19:08:19
174772文字
会話率:44%
ある日突然何故か魔界に強制召喚された咲良(24)はそこで魔界の王である悪魔に特級悪魔のとある兄弟たちと良好な関係を築かなければ人間界には帰さないと言われてしまう。
しかし咲良が良好な関係を築かなければならない特級悪魔の兄弟たちはもれなく全
員、個性が強い上に欲望に忠実なクセしかない男たちであった。
咲良は無事特級悪魔兄弟たちと〝良好な関係〟を築き人間界へ帰れるのか?
*****
アホなファンタジー逆ハーラブコメです!
趣味全開好きなように書いております!
アホなテンションのラブコメ逆ハーが好きな方におすすめです!
よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 15:00:00
155004文字
会話率:34%
力がすべてを支配する世界。
広大な大陸と複数の国家が存在し、政治、魔法、そして陰謀が絡み合う時代。
この世界の通貨「フォニックス」は1枚で約0.7円の価値を持ち、人々の暮らしや戦争の行方を左右している。
若き男レイヴンは、ある任務の失敗
をきっかけに、運命に抗いながら真実を追い求める旅に出る。
彼を待ち受けるのは、六大王家の謎、魔力を巡る争い、そして世界の均衡を揺るがす組織「アルカディア」。
裏切りと忠誠、力と正義の間で揺れる彼の選択が、やがて世界を変える鍵となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 06:51:31
2222文字
会話率:39%
松の廊下刃傷事件が江戸時代でなく、室町時代に起きたとしたら?
乱世をたくましく生き抜く吉良上野介と大石内蔵助が、花の都で大暴れ。誰も切腹しない忠臣蔵。
「復讐」を描いた時代小説である。
最終更新:2025-04-13 08:09:55
22334文字
会話率:32%
戦略盤を見ながら異世界でエーリカは、勝利を掴む。
だが、彼女は戦場でのNPCや他PC達の壮絶なドラマを知らない・・・・。
リアルでは、冴えない男でしかなかった彼女、エーリカ・フォン・ディートリッヒは、NPC達の統合軍を引き連れ、VR
MMORTS「聖戦のヴァルハラ」にアップデードされた春イベントの攻略に向かったが、最終ステージのボス戦で激戦の末壊滅・・・・。
ロードされて目覚めたら―。
そこは、NPC達が自我を持ち、魔物や魔法などが実在する異世界だった・・・・。
弱肉強食、群雄割拠、戦国乱世な異世界に転移したことで、ゲームキャラクターの女性の肉体と英雄級能力を得た錬士級PCの彼女?は、剣の女神を冠する戦乙女、獣人のワンマンアーミー、魔王と呼ばれた女など、絶大な忠誠を捧げ、仕えるNPC達と共に駆け抜けていく物語である。
※この作品はフィクションです。実在に登場する人物、団体、国家等とは関係ありません。
※御都合主義、オマージュ、パロディ、エロティシズム、グロテスク等ネタあり。
※平成31年4月23日付けで当作品は、ミッドナイトノベルズに移行したため、適当な序文を記載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 10:00:00
67515文字
会話率:32%
とある家にやって来た花嫁の面倒を見る様に命じられた召使、主人の命令に忠実に従うが・・・
最終更新:2025-04-12 00:58:08
1612文字
会話率:0%
ブラック気味なホワイト企業に勤める30歳の社畜・相坂優希は、ある夜、推しアイドル「白銀白亜」のツイートを見ながら帰宅中に命を落とした——
そして目覚めた先は、剣と魔法が支配する異世界《ラグナ=カダステア》。
目覚めた名前はカイン・アークラ
イト。使命は“魔王を討つ勇者”!?
仲間も与えられぬまま放り出された彼は、初めての戦いで妖艶なクィーンスライムに完敗。
孤独の果てに出会ったのは、伝説の導師と、癖の強い仲間たち。
ツンデレ女戦士、ギャル系美人(?)魔法使い、癒し系ハーフ妖精神官——
やがて明らかになる、自分を見つめる“歪んだ愛の影”。
それはこの世界の理すらねじ伏せる、魔王の執着。
「誰に笑いかけてもいい。けれど、最後に選ぶ相手は私じゃなきゃ、許さない♡」
世界の命運を背負った勇者に降りかかるのは、激戦か、それとも——溺愛か。
異世界×転生×ヤンデレファンタジー、愛と宿命の物語がいま始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 18:00:00
35318文字
会話率:30%
地球は5つの知的生命体に支配されている。
優れた文化を持つが資源に乏しい地表で暮らす人間・「地表族」。
火山の噴火や地震をコントロールする地底のモグラ・「地底族」。
高度な科学技術を持ち雲上に棲まうホッキョクウサギ・「天空族」。
海表に浮か
べたカジノで外貨を稼ぐウミドリ・「海表族」。
地底の資源を牛耳るの未確認生物・「地底族」。
主人公の15歳の人間・百日紅(サルスベリ)は、ピンクのパーマに黄色のマントを羽織る小柄で生意気な少年。生まれて間もなく実の両親に捨てられたが、その後に地底に暮らす貧しいモグラの家族に拾われ、秘密裏かつ大切に育てられた。
しかし10歳のときに、人間を統率するエリート組織”地表同盟”に存在を把握され、強引に地表に連れ戻される。地球の覇権を握りたい地表同盟の幹部は、モグラの家族を使ってスパイ活動をするよう百日紅に迫る。彼は育ての親を裏切る行為に葛藤したが、有意義な情報を掴めば地底に返してもらえるということを条件に承諾する。
百日紅はそれ以来、地表同盟の一員として、表向きは地表の治安維持や貿易の管理等をしながらスパイ活動に従事する。公私ともに順風満帆な日々を送っていたが、ある事件があり百日紅の信念や組織への忠誠心が揺らぎ出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 07:30:00
46288文字
会話率:41%
テイラー侯爵家には美しい2人の娘がいる。一人は癇癪持ちの姉レティーナ、もう一人は綿あめ頭の妹ミシュベル。レティーナが癇癪を起すのには理由があった。姉妹なのに母親は妹を溺愛し姉を憎んでいた。
婚約者の第二王子殿下ラミネルもレティーナよりも妹ミ
シュベルを可愛がってばかりだ。
性格が歪んでいくレティーナの元に手紙が届けられる。それは銀色に月が輝く祝祭日(シルバームーン)に神殿が配布している便せんに書かれたものだった。この日はもう会えない人に手紙を書いて、木をくり抜いた舟形に乗せて川に流せば月神様が手紙を届けてくれると言い伝えられている。
そんな手紙が自分に届くはずがない、これは母による嫌がらせだと思い悲しみを深めるレティーナ。
<傲慢な心、嫉妬心は捨てなさい。癇癪もいけません。貴方の味方はどこにもいない>
手紙に書かれた文章には傷ついたがレティーナはこの忠告を心に留めることにした。それによってレティーナの人生は変化していくのだった。
アルファポリス様に投稿済み。
35話で完結です。サクサク進めます。宜しくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 15:32:28
64679文字
会話率:51%
自分のことを悪女じゃない系悪女だと認識している主人公。高校入学と同時に様々な人と出会い恋をし戦い憎まれ最後に立っている少女のお話。様々な人間模様が交差する中ヒロインは主人公とどうなるのか。
最終更新:2025-04-09 22:15:11
9735文字
会話率:47%
「私がシス様の剣となり、すべてを斬り開く――」
王の死により王国は混乱し、第一王子アレクシスは新王派による粛清の対象となった。
しかし、王子には一人の"騎士"がいた。
かつて貴族だった少女、ミレクシア・アルノー。
あ
る日、彼女の家は襲撃され、一族は滅びた。
すべてを失った彼女は、サーディスと名乗り、王子に仕え、"剣"となる道を選ぶ。
「私はあなたの騎士です。何があろうとも、決して離れません」
しかし、サーディスが誓う忠誠の裏には、消えることのない"復讐"の炎が燃えていた。
王子を守り抜くこと――それが彼女にとって、"過去を清算する唯一の道"だった。
王座奪還を目指す亡国の王子と、滅びの貴族の騎士。
裏切り渦巻く戦乱の中で、二人の戦いが今、始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 21:00:00
173295文字
会話率:20%
――その日、ローダイン王国において、ひとりの暴君が討たれ、ひとりの王が誕生した。
暴君だったのは王太子たる兄、アルベルト。
それを討ったのは、双子ゆえに隠されていたという弟王子、カイル。
悪逆の限りを尽くし、人々を苦しめていた
アルベルトは、国を想う忠臣の助力を得たカイルによって取り除かれ、城の地下深く――かつて魔神を封じたとされる大迷宮に落とされた。
国中の祝福を受けて、弟王子は王に即位する。
――そして二年後。
ローダイン王国の片田舎を流れる川のほとりに、奇妙な仮面を着けた男が流れ着く。
その地の領主の娘、リディアに介護された彼は、大迷宮から生き延びたかつての暴君――アルベルトだった。
復讐を警戒するリディアをよそに、アルベルトは領主館で悠々自適な生活を始める。
――復讐なんてくだらない。王なんてやりたい奴がやればいい。
元々好きで王太子をやっていたワケではない、またハメられるくらいなら庶民として生きる――などとうそぶきながら、日々の気ままな生活を楽しむアルベルト。
けれど、リディアを取り巻く環境をきっかけに、彼は再び歴史の表舞台に上がる事になる。
――これは口下手ゆえに、その座を追われたバカな男の物語。
――けれど、真に民を想って立ち上がった、王者による革命の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 19:00:00
652138文字
会話率:32%
――私、ライル殿下に襲われました!
ある日、皇宮で催されたパーティーでの席。
大銀河帝国第二皇子のライルは、弟である第三皇子と結託した、自身の婚約者のそんな訴えによって窮地に立たされる。
側室の子であり、黒髪黒目という外見から
皇族や諸侯から毛嫌いされていた彼は、その場で徹底的に糾弾される事となって――前世を思い出す。
好きだった幼馴染との死別。
その後、恋愛とは無縁に生きようとしたにも関わらず、女にハメられて命を落とした人生。
――転生してもコレなのかっ!?
父である皇帝の取りなしで、ライルはなんとか処罰を避けられたものの、辺境の惑星を領地に与えられ――事実上の皇都追放となる。
元々皇位に興味の薄かったのもあって、これで自由になれると喜んだのも束の間、忠実過ぎる家臣達が同行を申し出て。
――これで殿下も一国の王! ならば見合った嫁取りをせねばなりませんな!
そうして始まる諸国漫遊嫁探しの旅。
けれど、なぜかライルは行く先々で、トラブルに巻き込まれていく事になって――
――これは、女嫌いを拗らせた皇子による世直しの記録。
――そして、後に好色皇帝と揶揄される事になる、宇宙英雄の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 16:00:00
105634文字
会話率:31%