懐中時計を手に入れた主人公がわけの分からない出来事に少しずつ関わっていく
最終更新:2025-07-19 03:05:04
7375文字
会話率:24%
こんにちわ!異世界ぶっ壊します。
最終更新:2025-07-18 16:07:10
2986文字
会話率:58%
転生したらおかんパワーを手に入れて魔王を退治するハチャメチャコメディ
最終更新:2025-07-18 02:08:40
4440文字
会話率:45%
かつて「白刃の蓮」と恐れられた伝説の殺し屋・朝倉蓮。
誰にも気配を悟らせず、命を奪い、死神とさえ呼ばれた男は、ある日静かに裏社会から姿を消した。
結婚し、小さな喫茶店を営み、妻と共に穏やかな日々を送る。
もう誰も殺さず、血の匂いのしない人
生を。ただそれだけを望んでいた。
だが──平穏は夢だった。
処理課と呼ばれる殺し屋処刑集団が、彼を「登録抹消=野良」とみなし、排除対象としたことで、蓮の日常は静かに、しかし確実に崩れていく。
過去に置いてきたはずの「白刃」が、再び彼の手に戻るとき。
男は選ぶ。守るために、殺すしかないと。
これは、喫茶店の穏やかな店主が、
もう一度「死神」に戻るまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:24:25
5463文字
会話率:18%
高校入学の日、地味な男子・神原清透(かんばら きよとお)は、自分の身体の一部が“透明”になっていることに気づく。
最初は冗談か夢かと戸惑うが、意識すれば手や持ち物、時には服まで消せる不思議なスキルが本物だと分かる。
しかしこの力、ズルや悪
用をしようとすると必ず“強制解除”や“バレそうな事故”が起こるという厄介なペナルティ付き。
清透は、ごく普通の毎日を過ごしながら、家族や友達、気になる女子・美咲との青春の中で、透明スキルが暴発しないように必死でごまかし続けることになる。
たまにピンチを救ったり、少し勇気を出して人助けをしたり――けれど“秘密”はなかなか言い出せず、毎日がスリルとドキドキの連続。
透明化の力は便利で地味で、でも誰にも話せない「自分だけの特別」。
いつか“誰か”に秘密を打ち明けられる日が来るのか、それとも――。
「バレそうでバレない」透明人間高校生の、等身大で不器用な青春ラブ(?)コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:14:52
57269文字
会話率:18%
春から高校生になった桐生ハル。
隣の家で育った幼なじみの結城みゆとは、現実では「ただの仲良し」な関係。
でも、ある夜を境に、毎晩“夢の中”でみゆと一緒に謎の異世界へと転移するようになる。
夢の中では、王都の祝祭デート、おとぎ話の仮面舞踏会
、壊れた遊園地での冒険――
毎回シチュエーションもルールもバラバラ、だけど二人だけはどんな世界でも「特別な絆」で結ばれていて……。
現実ではすれ違いばかりの二人だけど、夢の中だけは本音でぶつかり、少しずつ素直な気持ちを伝え合う日々。
やがてみゆから「世界で一番大切」と告白されたハルは、夢と現実の“あいだ”で悩み始める。
――これは、
「幼なじみ」から「恋人」へ。
夢の中でしか進めない、二人だけの青春ストーリー。
■毎夜ランダム転移×ときめきデート×告白ループ
現実と夢、どちらの“好き”が本物なのか――
読めばきっと、恋がしたくなる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 17:36:20
4501文字
会話率:28%
「君との婚約を破棄する!」
卒業パーティーの夜、公爵令嬢ソフィアにそう言い放ったのは、第一王子である僕――エヴァン。
だがその後の人生は転落の一途。
信頼を失い、孤立し、病に倒れた僕は、死の間際にようやく気づいた。
……自業自得だと。
目を覚ますと、時間はあの日の夜。
すべてをやり直せるなら――今度こそ……!
これは、愚かな王子が“あの日”から人生をやり直す、後悔と贖罪の物語。
全11話で完結です*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:50:00
97763文字
会話率:39%
高校最後の夏、ひとりの男子が出会ったのは、
眩しいほどに笑う、同じクラスの彼女だった。
何気ない日常の中で芽生えた想いは、
少しの言葉と勇気で、ゆっくりと距離を縮めていく。
けれど、現実はいつも優しくはなくて、
気持ちはすれ違い、叶わぬ想
いに変わってゆく。
これは、特別じゃない、どこにでもある――
けれど誰かの心に確かに残る、「リアルな恋愛」の物語。
ひと夏の、誰にも言えなかった片想い。
その記憶は、きっと一生忘れられない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 14:31:33
2497文字
会話率:8%
高校二年の春、クラスでひとり静かに過ごす彼と、誰にでも笑顔を見せる彼女は出会った。
世界の違うふたり。だけど、ほんのひとことがきっかけで、日々は少しずつ色を変えていく。
彼女は言えなかった。「好き」と。
彼も伝えられなかった。「君が必要だ
」と。
――すれ違うまま、それでも心は確かに重なっていた。
人気者の仮面の裏で、誰にも言えない孤独を抱えた彼女と、
不器用な優しさを持て余す彼が紡ぐ、すれ違いのラブストーリー。
この物語は、誰かを本気で好きになったことがあるすべての人に捧げます。
※ ぜひ最初に、彼(男の子)の視点から読んでみてください。
あとから彼女の目線を知ったとき、きっとこの物語は違った表情を見せてくれるはずです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 14:22:49
1930文字
会話率:13%
高校二年の春。
彼女はいつもギリギリに教室へ駆け込んできて、僕はその姿をただ見つめるだけだった。
偶然同じクラスになったあの日から、少しずつ言葉を交わすようになり、
季節が進むにつれて、僕の心の中には“好き”という気持ちが静かに根を張って
いく。
ただ、気持ちを伝えるには少しだけ時間が足りなかった。
そして、彼女の隣にいるための勇気が、僕には足りなかった。
これは、何気ない毎日の中で、言葉にできなかった想いを抱え続けた、
ひとりの少年の、ひとつだけの恋の記録。
桜が舞い、季節が過ぎていくなかで、僕はようやく、大切な言葉にたどり着いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 14:01:12
1688文字
会話率:13%
世界は大きく2つに分かれていた。
空を飛べない人々が暮らす「地上都市」、世界を統べる政府機関がある「天空都市」。
遺伝子操作により、”空を飛ぶ能力”を得たごく一部の人間、「Wings」だけが、天空都市に足を踏み入れることができた。
主人公
のラリーは、背中に翼を持ちながらも、形態が半端に発達しており、飛ぶことができない「半端なWings」。
周りからは失敗作として扱われながらも、ラリーの心には、空を飛ぶことへのあこがれが燦然と輝き続けていた。
「いつか飛べるようになる」
そう信じて、ラリーは空を飛ぶ練習を続けていた。
地上と天空に分断された世界で、空を飛べない主人公が「自由」を手にするための冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 09:08:30
21697文字
会話率:24%
大学4回生の上田直人は、将来の夢も、熱中できる趣味も、心から話せる友達もいない。直人は課題や日常生活の選択などすべてをチャットGPTに従って生きるようになっていった。次第に自分が人格がなくなり考えることをやめた
最終更新:2025-07-18 03:44:04
21187文字
会話率:30%
その旅の果てに、我らは光を手にするだろう。
星の海に漂う一つの惑星・フィアト。その星は、光に恵まれなかった。
星に住まう人々は土地と資源ーーー特に文明を支える光を巡り絶えず争いながらも文明を発展させていった。幾度となく繰り返された
争いの果てに人々から熱は失われ、星を照らす恒星からも光が失われた。
空から前触れなく訪れる災害と闇に閉ざされた星を覆う堅氷。天に浮かぶ抜け殻と化した恒星と輝かない星々。
人々が繁栄を謳歌していた様は見る影もない、多くの生命が失われ、残されたモノたちは苦しみから逃れるように息を潜めて生きていた。
そんな世界で目覚めた自分が誰なのか、いつからここにいるのかもわからない名無しの少女・ハクシ。彼女にあるのはいつのまにか握っていたカンテラだけ。
彼女はこの世界で何を感じ、何を想い、何を得て何を残し、何をもたらすのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:46:47
2160文字
会話率:18%
皇族なのに…怠け者らしいと噂される第七皇子と、
王族なのに…容姿がイマイチらしいと噂される第一王女。
そんな二人の、政略結婚から始まる物語です。
R15は念のためつけさせていただきました。
最終更新:2025-07-17 23:24:34
50381文字
会話率:36%
ゲームの冒頭で魔王アズラニカに攫われる大国ファルマの姫。
そんな姫、ゼシカに転生した主人公は母国が腐りきっていることを知ってしまう。
父は贅沢好きの愚王、母は若さに固執、兄は権力に執着して人の心がない上に妹を生贄に力を得ようとしていた。
これはもう攫いに来る魔王にそのまま嫁いだほうが平和なのでは? という結論に達するゼシカ。
なぜなら魔王アズラニカが姫を攫う理由は――『ゼシカに一目惚れしてベタ惚れだから』!
つまり確信を持って言えるのは、魔王に攫われるほうが幸せだということである。
【★】→自作イラストあり
■Attention
・ゲーム世界への転生ものですが、ステータス表示などは出てきません
・恋愛を軸にしつつドタバタしながら主人公がやりたいことを突き詰めていく話です
・本編は52話まで。そこから番外編を投稿します
・カクヨムの『嫁入りからのセカンドライフ中編コンテスト』中間選考突破作(選考対象は8話まで)
ここから更に書き進めながら加筆修正しています
カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:55:00
151055文字
会話率:28%
主人公、海斗とクラスの美女、明香里との恋愛物語!海斗は野球部所属でクラスの美女で人気者、明香里に恋をしている。だが、クラスに明香里を狙っているレオンがいる。恋の行方は?
最終更新:2025-07-17 16:00:05
1893文字
会話率:0%
【消えた生徒たち、学校に隠された闇】
桜舞い散る新学期、新任教師・田中雄一が赴任した高校で、生徒が一人、また一人と姿を消していく。
「新しい先生、若いね」「でも、あの教室大丈夫かな...」生徒たちの不穏な囁き。
「田村君から、最後にもらった
メールがあるんです。『先生たちが僕を連れて行こうとしている』」。
学校の裏手にある古びた倉庫。そこに隠されていたのは、消えた生徒たちの持ち物と、恐ろしい「問題生徒処理プログラム」の書類。
「これは...人身売買ですね」。
学校の評判を守るため、問題のある生徒を排除する、恐るべきシステムの存在。
「次は誰だ?」「二年B組の高橋美咲を考えています」。
生徒たちを救うため、田中は仲間と共に学校の巨大な闇に立ち向かう。
「おかしいと思ったことは、恥ずかしがらずに声に出すこと」。
これは、子供たちの笑顔を守るため、真実を暴く教師たちの物語。
『消された教室』
あなたの知らない学校の真実が、今、明かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 14:36:32
9495文字
会話率:45%
【大企業が隠蔽した、ある事故の真実】
東京都心の高層ビルに隠された、目を背けたい現実。
安全管理部の田中圭一が気づいた「軽微な機械トラブル」の裏に、新人作業員の死があった。
会社は事故を隠蔽し、病死として処理した。
「鈴木君か...彼は最近
、精神的に不安定でね。妄想を抱いているのかもしれない」
真実を追う田中を阻む、会社からの圧力と脅迫。
「田中君、君の行為は会社に対する背信行為だ。守秘義務違反にも当たる」
しかし、田中は諦めなかった。
フリージャーナリスト、被害者の妻、そして勇気ある証人たちと共に、巨大な闇に立ち向かう。
「林君は蒸気に巻かれて倒れました。みんな見ていました。でも、上司から『何も見なかった』と言うよう指示されました」
隠蔽された事故の証拠が次々と明るみに出る時、会社の運命は?
そして、田中の正義は、社会を変えることができるのか?
『誰も語らない事故』
これは、一人の男の勇気が、腐敗した企業文化を打ち破る、衝撃の社会派ミステリー。
あなたの知らない「事故」が、今、語られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 06:36:35
13127文字
会話率:49%
【隠された真実が、学校を蝕む】
春、新任教師として聖ヶ丘中学校に赴任した田中雄一。
しかし、生徒たちの視線の先には、立ち入り禁止の校舎裏があった。
「前の先生が言ってたんです。校舎の裏は危険だから、絶対に近づいてはいけないって」
そこで田中
が見たのは、血のような赤い落書きと、土が不自然に盛り上がった場所。
そして、生徒たちを襲う異常な現象…幻覚、体調不良、そして窓から飛び降りようとする生徒。
校舎の基礎の下には、50年前の隠蔽された事故で埋められた4人の作業員の遺体があった。
「真実を明らかにし、公式に謝罪することが必要かもしれない」
さらに、亡くなった前任教師、山本先生の霊も加わり、事態は悪化の一途を辿る。
学校閉鎖の危機に瀕した田中が選んだのは、霊たちとの対話、そして「最後の授業」だった。
「真実を…世に知らしめること…私たちの死が…無駄ではなかったことを…証明すること…」
彼らは何を伝え、田中は何を学ぶのか?
『最後の授業』
これは、忘れ去られた命の叫びと、真実を伝える勇気の物語。
あなたの心に響く、感動の結末を目撃せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 09:20:48
18596文字
会話率:50%
キミに出会ってから僕の世界は美しい銀色になったんだ。
これは、普通の人間の僕と、ちょっとおかしな雪女とのお話だ。
20XX年、妖怪と人間が入り交じる、妖乱学院(ようらんがくいん)に僕、北野蛭間(きたのひるま)は入学した。
この学院
に入学したのは、紛れもない、雪女が共に入学すると聞いたからだ。
その雪女は、世界を、銀色に塗り変える事ができる、不思議な女の子だ。
ただちょっと正確に難ありだけど、僕はその雪女に惹かれたんだ。
だけど、まさか彼女にあんな秘密があったなんて...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 06:02:04
8616文字
会話率:61%
無難で平穏な毎日――それが空木みおの高校生活だった。
目立たず、争わず、誰にも嫌われず。
未来の進路も安定していて、何も問題はないはずだった。
だが、ある放課後。
彼女はふとしたきっかけで、“少しだけ違う世界”へと迷い込んでしまう。
そこ
には、みおと瓜二つのもう一人の「空木みお」がいて、
彼女の代わりのように、完璧にその世界に溶け込んでいた。
日常の裏に隠された、わずかなズレと違和感。
微笑む鏡像、先回りする自分、語られない記憶――。
この世界は何なのか?
「本当の自分」とは何者なのか?
見失いかけた自分を取り戻すため、みおは“パラレルな青春”を歩き出す。
不思議で切なく、どこか懐かしい、もう一つの世界での成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 21:52:00
1035文字
会話率:15%
前世で私は、不倫の果てに刺されて死んだ。
それでも――また『妻子持ち』を好きになってしまう。
再び与えられた人生。今度こそ普通に生きたいと願っていたのに、
私の『拗らせ恋愛体質』は、やっぱり治らなかった。
好きでもない人に抱かれて、
好きな人には、どうしても手が届かない。
……それでも私は、「愛されたい」と願ってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 20:00:00
25133文字
会話率:27%
これは色んなアイドル達の夢物語である。
最終更新:2025-07-16 19:55:46
1145文字
会話率:23%
政略結婚の朝、公爵令嬢ミラーナは、自分の運命を受け入れつつも、心は晴れなかった。
眉目秀麗な英雄の曾孫との縁談は、誰もが羨むはずのもの。
それでも、彼の視線の奥に感じる打算や、父との失われた距離に、胸の奥に小さな痛みが残る。
ほんのひとと
きでいい、自分の心のままに呼吸をしたい。
そう願って彼女は邸を抜け出し、幼いころに乳母から聞いた『竜に捧げられた乙女』のおとぎ話を思い出しながら、湖を望む断崖へ向かった。
そして、誰に届くともなく歌いはじめる。
――その瞬間、空が裂け、漆黒の竜が紅い目を輝かせ、彼女を連れ去っていく。
目覚めると、ミラーナは噴煙のあがる孤島に囚われていた。
そこで出会った謎の青年は、絶えたはずの竜の血を継いでいた。
竜と人の心との間で揺れる青年ヤロミールと、貴族でありながら自由を求めるミラーナ。
孤島で過ごすうちに、二人の心は静かに、しかし確かに惹かれ合っていく。
だが、追手の足音はすぐそこに迫っていた。
種族も血筋も越えた、真実の絆の行方は――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 19:40:00
15274文字
会話率:24%
フルダイブ型VRMMORPG《クロニクル・ワールド・オンライン》。
のんびり素材採取や釣りライフを楽しむつもりで、最弱職と名高い《サモナー》を選んだ主人公。
ところが最初に契約した召喚獣が予想外に成長ルートを辿り、気付けばボスを秒殺、強敵イ
ベントも無双状態に。
仲間となる召喚獣は次々チート進化を遂げ、ドラゴンも神獣も続々参戦。
やがて周囲からは畏れられ、運営にも目をつけられる始末──。
本当はただのんびり暮らしたいのに!?
気ままなサモナーライフが、いつの間にか世界を揺るがす大冒険へ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 12:00:00
78710文字
会話率:26%
公爵家の長女リリアーナは、魔力こそが貴族の力とされる国で育ってきた。
成人の儀で魔力量を計測したところ、結果は「測定不能」。
測定器は沈黙し、数字はゼロを指した。
「平民以下の恥さらし」「公爵家の面汚し」
婚約者には蔑まれ、父や兄からは冷
たく追放を言い渡される。
唯一、幼い頃から世話をしてくれたメイドのミーナだけが、黙って荷物をまとめ、一緒に屋敷を去った。
二人は辺境の小国へ向かい、小さな村に住み始める。
貴族の名も出さず、静かに暮らすつもりだった。
けれど、リリアーナが幼い頃から自然と扱っていたのは、魔力量に頼らず世界そのものに触れる古代の「調律術」だった。
植物に触れれば瞬く間に病を祓い、動物や人間の体を撫でれば深い癒やしを与える。
村の井戸にそっと手を当てただけで、干上がりかけていた水脈が蘇る。
「不思議だねえ、リリアーナさんが触れると、全部が生き返るみたいだ」
「……私、本当は何もしていないんですよ?」
そう言いながら、当の本人はそれを大したことだと思っていない。
だがその力は、長年村を苦しめていた瘴気を一晩で払い、疫病を静め、やがて隣国の侵略軍ですら撤退に追い込む大きな流れを生む。
いつの間にか村だけでなく国を救い、噂は周辺諸国にまで広がった。
「どうか我が国に来てほしい」「姫としてお迎えしたい」
大国からの使節が続々と訪れ、かつて追放した家族や、婚約を破棄した元婚約者までが泣きついてくる。
「リリアーナ……我が家に戻ってきてくれ」
「やり直そう、君を手放したのは間違いだった」
「……もう遅いです。私はここで、自分を受け入れてくれる人たちと生きると決めましたから」
自分を必要としてくれる村の仲間と、新たな国の人々のために。
リリアーナは、自分が持つ“未知の力”を、初めて自分の意志で使うことを決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 21:00:00
18871文字
会話率:32%
帯広の書道家・歌手である「私」は、夜空を見上げ、ふと素朴な疑問を抱いた。「ブラックホールに、もし『地面』があったとしたら?」
その問いは、既存の宇宙論が抱える矛盾を次々と暴き、私なりの宇宙観を根底から覆す壮大な旅の始まりだった。
「無限
大」という言葉の欺瞞。
「限界」があるからこそ生まれる安定。
そして、「視点」を変えることで、あらゆる物理法則が新たな意味を持つという、哲学的な洞地が導き出す、驚くべき宇宙の真実とは――。
長年の研究者たちが難解な数式と観測データに縛られ、見失ってしまった「本質」を、「素人」である私が、直感と独自の視点で見抜く。ブラックホールは水のように融合するのではなく、まさしく「固体」として、他のブラックホールを「捕食」する。その内部では、吸収した宇宙の光と熱エネルギーが凝縮され、「ホワイトホール」として輝く新たな宇宙の種となるのだ。
そして、宇宙の始まりとされる「ビッグバン」は、一点からの爆発などではない。それは、巨大なブラックホール同士の合体と、その内部に蓄えられた光エネルギーが引き起こす、超巨大な「誕生の瞬間」だった。
宇宙は、誕生と捕食、そして再構築を繰り返す、壮大な循環の中にあった。この「太幽宇宙論」は、宇宙の起源、ダークマター、ダークエネルギー、そして宇宙の真の姿といった、長年の謎を全て解決する可能性を秘めている。
「長年の研究者が素人に負けてちゃダメよ」
既存の常識を打ち破り、宇宙の「天元」に挑む、一人の書道家が紡ぎ出す、全く新しい宇宙の物語。これは、あなたの宇宙観を根底から揺さぶる、知的興奮に満ちた挑戦である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 09:28:07
2652文字
会話率:4%
『魔法少女なんて大っ嫌い――』
東堂リリサは少し偏屈でとても生意気な中学三年生である。
夜間の外出が禁じられている町、君ヶ裏には夜な夜な魔法少女が正義の為に戦っているという噂があった。
しかしそんな噂を全く信じていないリリサはある日の晩、
友人と共に無断で外出をしてしまう。
目の前に現れたのはデイモンと呼ばれる異形。
そこに現れたのは二人の魔法少女であり、リリサは命を救われる。
だが、運命とは数奇なものであり、リリサは魔法少女にならざるを得ない状況に追い込まれてしまう。
そして、辿る結末はリリサが望むものとは全く別のものとなる――。
リリサの〝やり直し〟は、再び世界を滅ぼすのか? それとも世界を救うのか?
ここまでやる気のないヒロインをまだ誰も見たことがないであろう。これは一人の少女がやがて最強最悪の魔法少女になるまでのダークファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 23:10:00
22062文字
会話率:44%