二〇三八年、戦火の傷跡に廃墟となった東京で生き抜く一人の少女の物語。
機械人形を相棒に、少女は今日も夜の闇の中戦いに身を投じる。
全ては大切な人のために。
そして、つつましくささやかで、そして絶望しかない日々への精一杯の抵抗のために。
紅蓮の月曜日と呼ばれる惨劇で一瞬で列島を焦土と変えた大陸軍の侵攻、圧倒的な物量の前に蹂躙された日米連合が首都東京を放棄して既に七年の月日が過ぎていた。
断続的に続くゲリラ活動に未だに占領の決め手を欠く大陸軍に対し、個人レベルで抵抗を続ける人々の中に少女明菜がいた。彼女を支える青年和春と、寡黙に付き従う支援ロボット兵器壱華。
日毎に悪化する戦況の中で、必死に平和な日々を追い求める彼らを襲う非情な現実を前に、それでも希望を捨てずに生にもがく彼らを、機械の眼差しはどう見るのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-01 00:15:58
26192文字
会話率:38%
リーリはマナが尽きたルルの前で呆然とした。
手に触れても、頰をさすっても、閉じた瞼が開くことはない。
声を掛けても、反応はない。
呼吸をしている、心臓も打っている。
でも、人形のように黙り込むだけで声を返すことはなかった。
ルルは死人のよ
うにベッドに横たわっていた。
なぜ?どうして?
答えはどこにあるのだろう?
リーリは機械人形のユイと共に、マナの真実を知るために旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 16:26:34
77042文字
会話率:35%
完璧で理想的な美を讃え、かつて楽園と呼ばれた都市。
大地震で滅びようとしている都市を人々はあっさりと捨てた。
いつか戻ってくるかもしれない人々のため、都市に残るのは機械人形たちと1人の少女。
最終更新:2016-10-11 11:25:19
4716文字
会話率:21%
天才博士は人間にそっくりな機械人形を作って隠棲した。その底にあったのはかつて亡くした恋人への想いだった。
最終更新:2016-10-05 01:53:26
4878文字
会話率:24%
男性と機械人形である女性の散歩。
最終更新:2016-07-31 14:26:55
2558文字
会話率:55%
一つの大陸があった。
ここにはかつてラフランカ帝国というものがあったらしい。だが、その大国は一夜にして突如滅びてしまったと言われている。
人間マロンと妖精ティトは、滅びた大国の技術を探し見つけ、役立ちそうな古代機器〈アーティファクト
〉を持ち帰るという〈トレジャーハンター〉の仕事をしていた。
しかし、いい発見ができない二人は、いつまで経っても新人のままだった。
そんな二人の前に、思いもしない出会いが訪れる。それは、ラフランカ帝国が滅びた真相に繋がるきっかけであった。
これは、駆け出しトレジャーハンター達が手にした一つのチャンスの物語。
そして、長い眠りから覚めた少女との出会いが記された物語だ。
◆◆◆◆◆
友人達との企画で製作した短編小説です。
それにとある方から様々なご指摘をいただき、修正・追加した作品です。
作り直す前の作品はエブリスタに掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-23 20:14:30
35615文字
会話率:46%
帝国に店を構える魔法屋「黄昏の空」の店主、長曾我部一座は異世界に召喚された召喚者だったが、有る理由により転生し、極彩色の髪色をした少年になっていた。
元は日本で商店街の肉屋として働いていた一座だが、異世界に召喚されてしまう。
召喚された先
で、無実の罪を着せられて、拷問死してしまった。
死後、謎の空間で異形の存在を目にし、その空間を抜け出し、目を覚ますと極彩色の髪を持つ少年の姿になっていた。しかも、悪いことに死ぬ事が出来なくなっていた。
そんな状況下で、共に召喚された機械人形であるスピリタスに魔法屋をしないかと提案された一座は、新たな人生を歩き始めようとするが前途多難であり、様々な苦難の道となる。
しかし一座は学んでいた。所詮世界は違えどこの世は損得しかないのだと。異世界の技術に地球の知識と知恵と店で働いて居たときの知識と経験をもって剣と魔法と機械の世界を、仲間と共に絶大な力をもって謳歌する魔法屋は、いつしか怪しい店だと噂されるようになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-06 23:03:46
70115文字
会話率:39%
高度に発達した魔法と、神秘に発展した科学の光が満ちる世界。
人間の叡智があらゆる不可能を可能にした時代は、唐突に訪れた部外者によって突き崩された。
人の傲慢を裁かんと、審判を下す神々の軍勢。
人の罪業を飲まんと、這い上がる魔性の軍勢
。
瞬く間に地上から追いやられ、滅亡の危機に瀕した人間たちは、一つの機体に希望を託す。
それはあらゆる叡智を集約した機械人形であり、人工知能である。
名はイクス。
人間に出来て、彼に出来ない物は無く、新たに生み出すことも出来る叡智の集約物。謎多き最終兵器。
迫り来る人外の侵略者を打倒す日々を送る彼は、時折浮かび上がる知らない記憶に苛まれる。
機械である自身の秘密、突如現れた侵略者の謎を知ったとき、イクスの砲口は何に向けられるのか……。
※実験創作その1折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-11 23:14:25
8911文字
会話率:49%
指定された集合場所に時間ピッタリに僕はたどり着いた。程よい人だかりの向こうにはスタッフジャケットを着こんだ女性が立っている。ほどなくして,良く通る滑らかな声が耳に届いた。
「みなさま,本日はようこそ,この人工知能搭載機械人形(アンドロイド
)博物館にお越しくださいました。ここでは最新の技術の始祖から現在行われている最先端研究までありとあらゆる技術をご覧いただけます。また当館のスタッフは全員,人工知能搭載機械人形(アンドロイド)でございますので,すべての展示物について記憶しております,お気軽に疑問点をお尋ねください。
それでは館内解説ツアーに先立ちまして,簡単に私たちの原型とも言える,一体の人工知能搭載機械人形(アンドロイド)についてお話をさせて頂きます――」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-11 18:57:31
3486文字
会話率:39%
無から生まれた生命を持たない半永久的に存在し続ける、二つの個がこの世界にはあった。
そんな彼らは、生命を持つものが一生の中で自分らしく懸命に生きる姿に魅かれて、時にその生命の前に姿を現し関わっていた。
生まれた時に既に決められた運命を
生きる中で見つけた自分の望みに葛藤する者、他人の目を気にして自分の意思を抑え生きようとする者、本来感情を持たない人形であるが故理解出来ない『心』に近付こうとする機械人形。
森羅万象を自由に操れる万能の力を持つ彼らは、時に破滅へと、時によりよき未来へと力を貸し、彼らには持つ事の出来ない生命あるものの『心』に一時でも触れたいという望みを満たし続けていた。
そんな彼らが関わった物語の幾つかをオムニバス形式で語っている。
Pixivにて別名同タイトルで掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-07 21:17:14
246113文字
会話率:34%
「あなたが私を目覚めさせたら、私はここにいたの」
最終更新:2016-06-07 18:53:28
22725文字
会話率:36%
「少なくとも、今のところは」
最終更新:2016-03-30 18:00:42
4301文字
会話率:35%
魔道士ヴァン
魔導機械人形(オートマータ)のプリマディール
自動魔導車(オートモビル)のアブサン
人と魔導機械仕掛けの者達のちょっとした冒険の日々
最終更新:2016-05-27 00:33:38
4350文字
会話率:36%
20年前に造られた旧型の戦闘機械人形A-008、通称・綾。彼女は現在、ガルザディアを徘徊する謎の人物を追っていた。
イラスト投稿サイト「みてみん」と小説家投稿サイト「小説家になろう」にて企画されている「linkworldproject」に参
加させて頂いています。「自作キャラを使って小説を書くなんて!」と言わないで下さい。
くわしくはこちらへ → http://lwp.aksd.net/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 00:41:49
2535文字
会話率:27%
おしゃべりな機械人形と、おしゃべりな娘が、口論しながらのびのび生活するファンタジー。
最終更新:2016-01-26 10:15:39
494文字
会話率:30%
魔導を見つけた人類は、当然のように終焉を迎えた。それから遥かなる時の流れた未来。魔導機術<マギナテック>と呼ばれる技術が太古の遺物となった未来。人類を求めて彷徨う機械人形が、一言余計なAIと旅をする。
最終更新:2015-12-30 20:06:34
12247文字
会話率:46%
機械人形という、人間と瓜二つのアンドロイドが広く普及した、少し先の社会。
人間の代替ともなりうる完成度を持つそれら人型は「最高の美術品」とさえ称されるほどに美しく、清らかな生活を送る。
そんな、機械人形である涼子と、彼女の所有者である清隆が
織りなす物語は、新宿のとある交差点で起こった交通事故に端緒を持つ。
「もし百万回愛を伝えたなら、彼女は一回でも答えてくれるだろうか」
機械と人間の物語。
※第3回ハヤカワSFコンテスト 一次選考落選折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-08 09:00:00
245405文字
会話率:54%
彼女の非日常、それは彼らの日常。
薫が街で偶然に出会った不思議な二人組、片瀬と弥生。
片瀬は何の情報もないのに、電車がこれから遅延することを言い当てた。
その出会いを境に、薫の前に二人は度々現れるようになる。
そして薫は、あるアクシデント
に見舞われることに。
連載小説「真昼にのぼる月」より以前の時間軸で描かれた、スピンオフ作品です。
いきなり読んでも話は分かると思います。
【江田薫の非日常】と【片瀬と弥生の日常】の二部構成になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-10 17:00:00
22255文字
会話率:54%
人と機械人形(アンドロイド)
が寄り添い暮らし、世界のほぼ全てを電脳中枢(ベースエーアイ)
が管理する
かつて最高の科学技術を誇っていた世界
ヒドゥンホープ
しかし、ある時異変が起きる
突如動植物の姿が大きくなり、生態も、知能も、著しく
変化したのだ
科学実験の産物か
電脳中枢(ベースエーアイ)
の仕業か
未知のウイルスか
多くの憶測がされたが原因は分からないまま
その動植物達は謎憚獣(アンノウン)
と呼ばれた
そして幾年かの時が過ぎ、謎憚獣(アンノウン)
と人類の間で戦争が起きた
戦争の訳は分からない、ただ一方的に謎憚獣(アンノウン)
が人間を食らいだしたのだ
人は謎憚獣(アンノウン)
と戦うためシェルターを作り、戦闘機械人間(せんとうアンドロイド)を作った
戦争は百年にも渡り、結果、人類は敗れた
終戦後、生き残った人間は未知の獣に怯えながら、荒れた世界を逃げ回る日々
これは戦争が終わった200年後の世界で生きる
1人の病弱少年と、少年に仕える機械人形(アンドロイド)のお話
※他サイトにて私が連載していたお話です。
こちらに移しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-08 10:22:57
59605文字
会話率:22%
アンドロイドはアリストテレスの夢を見るか
ふたつの国が長年戦争を続ける世界。
浮浪児出身の戦争奴隷である少女は、身体を機械のように改造され、機械人形にまじって戦わされていた。
こころを持たない機械人形と、こころを持っても機械のように扱わ
れる少女と。
少女と関わるうちに機械人形に変化が見え始め、少女もまた機械人形と関わることで変わって行く。
機械人形に、こころは生まれ得るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-27 22:03:58
169236文字
会話率:35%
餓死寸前の少年が得たものは、
不気味なロボットとそれを支える奇妙なスキルだった。
ロボット達に助けられながら、少年は異世界で生活基盤を固めていく。
仲間を増やし、強化し、ダンジョンを攻略せよ!
最終更新:2015-07-27 20:00:00
68551文字
会話率:27%