11月29日、世界は肉に包まれた。
地球外より六つの肉界が各大陸へ降り注ぎ、その質量によって大陸は全滅した。
大気圏を抜ける際にこんがりと焼けた肉の香ばしいニオイが地球上を包みこみ、地表突撃の際に飛び散った肉汁は霧となって太陽の光を遮
断する。
しかもこの肉汁は耐性のない者を肉ゾンビにする効果まで持ち合わせていた。
肉ゾンビ――肉を求め徘徊する化け物。
この肉ゾンビに噛みつかれれば、例外なく噛みつかれた者も肉ゾンビと化す。食欲のみに支配されし意思なき肉塊。リビングミート。
そのせいで、比較的地球外ミートの被害が軽かった日本もまた、滅びようとしていた。
希望は失われ、絶望と肉汁が世界を満たしていた。
けれど――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-29 18:32:47
10490文字
会話率:39%
非人道的兵器すらも投入された第三次世界大戦は、世界人口の80%を死に至らしめた。
国家は崩壊し、かろうじて組織の体を保っていたのは戦争で利益を得た軍需企業のみ。生き残った人々は、それら企業に国家の形を求めた。
日本では終戦直後の2038年、
大気汚染と他国の脅威から人々を護るドーム型都市【首都】が完成。WASPを中心とした五大企業の庇護下で人々は生きていた。
首都外にはスラム街が形成され、安息の地への移住が叶わなかった者たちが身を寄せ合う。過酷な環境と五大企業による労働力の搾取に耐えるスラムの住民たちの間では、体制に反発する声が日に日に高まっていた。
スラム街には武装した民兵によるゲリラ組織が生まれ、五大企業の施設や車両を襲い、物資を奪う。
終戦から15年が経過した2053年、かつて恐ろしい研究が行われていた『B-35研究所』で爆発事故が発生。
それに端を発するように、スラムで頻発していた誘拐・失踪事件が思わぬ方向へと動き始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-27 20:00:00
4438文字
会話率:39%
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日本の宇宙開発はどこか歪で不自然な感じがします。
日本の水素ロケットよりも2世代も旧式なヒ
ドラジンロケットを使う中国が、有人ロケットを開発
しているのに、日本は無人のHTV(こうのとり)の大気圏再突入型さえ開発できていない。
ロケットの直径が制限されたり、大型の固体ロケットM-Vが廃止されたり・・・・・
ひょっとして、なにか妨害を受けているのでは?
この作品はフィクションですが、日本は何者かに力を削がれているような気がしてなりません。
<日本初人工衛星ヲ阻止セヨ>
おおすみ
日本初の人工衛星で、ソ連のスプートニク、米国のエクスプローラー1号、フランスのアステリックス
に次ぐ、世界で四番目の人工衛星ですが、その舞台裏には・・・・・
<Qロケットヲ阻止セヨ>
日本のロケット開発は危険だ。このままでは、我国の固体式ICBMミニットマンに匹敵するミサイルが開発され、共産諸国へ輸出されてしまうだろう。
日本が現在開発しているQロケットを、まず阻止しなければ・・・・・
<静止衛星あやめヲ阻止セヨ>
日本の開発スピードは当方の想定よりかなり速い。これから主流となるであろう静止衛星の開発を、上手く妨害できないか・・・・・
<アポジモーターの秘密>
どうもおかしい。
どうしても、あやめの事故が再現できないのだ。
宇宙空間で爆発があったのは間違いない。
だが、部品にいくら欠陥があったとしても、同じ状況が再現できない。
何かがおかしい・・・・・
<LE-4エンジン開発ヲ阻止セヨ>
このLE-4が成功すれば、世界に通用する2段目液体エンジンを持つことになる。
LE-3エンジンをベースに開発しているLE-4は、大幅な推力アップを狙っている。
そして驚くべきことに、再着火能力まで備えるのだ。2段目エンジンとして、世界一流のエンジンだ。
そして、開発は順調に進んでいる・・・かに思えた。
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-16 22:33:18
11046文字
会話率:30%
地球から遥か辺境に位置する宇宙ステーションは、地球から情報も物資も届くのに1年半かかる、『閉ざされた世界」であった。そこに地球からの定期船が到着した。いつもより大規模な船団にステーション側でも何やら、ただならぬ気配を感じていた。
突如発表
されたのは、地球からの大船団は、地球には戻らず、この地に滞在するという「永久滞在宣言」だった。ただ、この大船団には定期船の通常人数程の人しか運ばれておらず、あとは様々なデータ、様々なエネルギー資源プラントだけだった。
それは、母星である地球が、消滅してしまう、惑星間の大事件が起こったからだった。消滅が予想
されてからは、大気圏突破もままならない状況となり、大気圏外に存在した有効なプラントやデータパッケージを最大限に積み込んだ船団を、宇宙ステーションに向かう定期船に何とか合流させて、ギリギリの状況での「人類の遺産」をここに「疎開」させたということだった。
地球人類からの遺言として、また地球人類からの希望のバトンとして、残しうる限りの情報データを受け継いだ宇宙ステーションは、ここに新たな宣言を行うために、秘密のオペレーションを行うことになる。
しかしながら、その事を宇宙ステーション統治部では、宇宙ステーションの住人にすぐには伝えず、様々な準備が出来るまでは、その事実を公表せずにおくことを決めた。地球はすでに消滅しているにもかかわらず、地球へ戻る定期船は予定通りにステーションから出航する。定期船に課せられたのは、隠蔽工作だけではなかった。「逆因果」理論を証明させるチームも同乗していたのだった。
辺境のさらなる辺境の地にある宇宙ステーションが、残された辺境のみの存在となった「全人類の希望」となりうるために、何が必要なのか、何をすればよいのか。それを掲載しながら考えていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-15 17:00:00
2791文字
会話率:34%
"天球"と呼ばれる惑星。そこに住む人々は、大気中に含まれる"生命の源"と自身が歌う旋律を呼応させ、超常的な現象を引き起こす力を持っている。
2度の天界大戦による傷がまだ癒えない世界でひっそりと暮らす青
年・イリス。彼は盲目の老人・アルスと二人で暮らしていた。
ある日、アルスは正体不明の男達の襲撃に遭い、行方をくらませる。
"守護者"であるガルダ、ラルド族の末裔であるイックをはじめとする仲間達とともに、イリスはウルスを探す旅をはじめる。彼等は戦争の残り火が燻る世界を巡る中で、再び起ころうとする新たな争いの渦に巻き込まれてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 23:32:08
4113文字
会話率:20%
人口爆発や大気汚染により、地表に安全な場所を失いつつある未来。
現実世界に見切りをつけた人類は、世界規模で争いのない仮想世界「プルステラ」へと移住する「アニマリーヴ計画」を施行した。
一見すると平和な理想郷。しかし、突如仕様外の怪物が現れ
、集落が襲われる。
武器が作れない仕様の中、人々はどうにか知恵を絞ってこれを対処。
プルステラから逃げ出そうにも、現実世界へ戻れるゲートが開くのは一年の試用期間後の一度きり。肉体を置き去りにした今、本当に戻れるという保証もない。
七夕の日、見知らぬ小学生の少女・ヒマリの魂(アニマ)となってプルステラへ転送された高校生のユヅキは、アニマの不調の修正と、一緒に転送されなかった実の家族の行方を探すため、仲間たちと共に旅を始める。その旅の行方が、やがてアニマリーヴ計画の真相に迫ることになるとは知らずに。
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※カクヨム、アルファポリスでも公開中(コンテスト用に修正していないバージョンです)。
今後の更新予定は活動報告をご覧下さい。
▼新着更新:2018/04/21 02:21
・漢数字の修正、漢字修正、その他改変部分。現時点でこの作業は「58話」まで完了しております。
・58話「三度目の悲劇 - 2」の挿入に伴い、以降の話の話数が変更されました。アプリなどでブックマークをされている方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 17:20:55
536310文字
会話率:34%
第二次魔法大戦から約150年後、依然大気に浮かぶ魔法の触媒は枯渇したままで人々は植物や物に宿る濃い触媒を求めては争いを繰り返していた。
ここは高度に魔法文明が発達したスターシア王国の成れの果て。
激動の時代に巻き込まれる2人の少年が織り成
す物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-15 13:13:05
1753文字
会話率:13%
世界で戦争が起こっている。
第三次世界大戦…
各国のエネルギー問題、大気汚染、海面上昇…原因は、色々があるが根本的な原因となると…
…[リング]…
2017年6月16日…日本で富士山の麓から発見された蒼色に光るオーパーツ…
日本政府
は、このリングを回収し解析…そして、分かったことは新エネルギー物質[エーテル]の発見…リングが常に放出しているエネルギー…リングがある以上周囲に撒かれている。
大気汚染の影響が無く、また、半永久的にエーテルが放出されている。
2020年12月24日…日本政府は、エネルギー転用開始を行い、そして成功した。
日本全体の電気消費の約50%をこのリングで補うことができたのである。
これを発端とし、世界各国でリングの捜索、発掘が行われることになる。
…そして、2032年…12月24日…
…第三次世界大戦、勃発…
後の、第一次リング大戦…
エネルギー問題からリングを所持していない国々が連合を結成。リング所持国に対し宣戦を布告した。
中東、アフリカ、南米諸国が[○連合]
リングを所持している国々もこれに対抗し、アメリカを中心に[世界連合メギド]を結成。各国が炎に包まれることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-16 00:44:54
501文字
会話率:0%
2060年、人類は便利な生活をしていた。そして、便利な生活と共に大量の二酸化炭素排出や深刻な海洋・大気汚染が発生したが人々は経済成長を優先して有効な対策を取らなかった。
そんな、環境の地球にそれは現れた。
突如現れた怪獣は、人々を無差別
に殺戮し、地球上で、1番強いと自分達を過信していた人類に大きなショックを与えた。
怪獣を足止めできない中、次々と命が失われていくーーー。
人類に怪獣を退ける事は可能なのか?そして、人類は生存できるのか??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-14 20:00:08
296文字
会話率:0%
この世界の大気に含まれる成分“エナル”は生物の脳神経に作用し、様々な効果をもたらす。
エナルによって自らの力を増幅させる者をエナルダと呼ぶ。
エナルダは性別・年齢を問わず優秀な戦士だ。重装鎧を装着し大剣を振るう。戦いを左右する存在となったエ
ナルダは自問する。“我々は何者なのか”と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-12 22:40:38
833902文字
会話率:35%
杉室柊美は幼い頃から大気や動植物の「声」を聴く能力を持っている。
しかし、その秘密は幼馴染の関谷颯一郎しか知らない。
十七歳の誕生日を前に柊美は毎晩、奇妙な夢を見ていた。
薄紫色の大気に白い植物・・・地球上には有り得ない場所だ。
そんな日々
、柊美と颯一郎のクラスに不思議な転校生がやって来た・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-16 08:01:29
19340文字
会話率:27%
ミニコミの原稿書きに追われる太市に、またもや難題。学園の新聞部の活動に巻き込まれたのだ。早急に特集の記事をまとめなければならない。太市は、自分の担当が高校生の飲酒問題と知ると、すかさず友人の甲斐に相談を持ちかけた。甲斐はギタリストとしても
一流だが、ドラッカーとしても超一流。その甲斐に勧められ、アルコール依存症の人たちの集まり、断酒会とやらにオブザーバーとして参加する。会自体は、メンバーがそれぞれの近況を語る穏やかなものだが、一人だけ異質な空気を漂わせる人物がいた。元パイロットの酒井氏だ。その氏が突然立ち上がり、窓を指して「霊が窓にぶつかる」と奇声を発した。その瞬間、太市は耳を疑った。確かに耳元のガラスで音がしたのだ。いったい何が?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-01 15:00:00
20163文字
会話率:21%
大気汚染や化け物の出現で、人類が空に生活の場を移してから数世紀が経った頃、人間たちは地上を取り戻すべく、地上へ冒険者たちを派遣していた。
そんな冒険者を育成する学園の一年生、風祭遊乃。彼は試験用のダンジョンで、教師たちも発見していなかった
部屋を発見し、そこで出会った自称ドラゴンの少女から「おとーさん」と呼ばれて――。
ドラゴンの少女と絆を深めながら、世界制覇する話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-16 18:51:10
67541文字
会話率:46%
人間の罪を人間が償うことはない。
地下から吹き出るガスにより、大気汚染が進んだ未来。人はこの事態の対策として、とある人間を創り出した。
人間なのに人間じゃない。
人間の罪を人間が償いことはない?
最終更新:2017-01-29 18:09:40
2305文字
会話率:46%
美しく青い星、地球。この星は、他ならぬ人類の手によって危機に瀕していた。
日々の生活から来る、環境汚染。大気は汚れ、木々は枯れ、地上のあらゆる物は酸性雨で溶かされてしまう。
しかしその変化は微弱で、人の目にはなかなか映らない。それ故、
誰もが見て見ぬ振り、いつか良くなるさと脳天気に構えていた。
誰かが思った。『何とかしなくては』。
この物語は、5人の若者が、地球の環境と平和を脅かす悪の組織と戦い続ける物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-25 23:19:15
73199文字
会話率:45%
科学と魔法が混在した世界。
科学と魔法を用いた世界大戦により世界は一度崩壊した。
その崩壊した世界では確たる身分の差が存在し、世界大戦により起こった大気汚染や土壌汚染から逃れるように広大で天高く伸びる建造物が作られた。
建造物の上層階を『聖
上』と呼び、建造物の下層階を『地上』と呼ぶ。
一方、建造物に住めない者達は『奈落』と呼ばれる建造物の外に居住地を置く。
そんな世界で正常に生まれた一人の少女ティティス。
彼女は何不自由ない恵まれた聖上での生活に息苦しさを感じ、聖上から奈落へと自由を求めてその身を投げた。
一方奈落に住む青年ベルリオ。
彼は奈落で荒事を中心とした賞金稼ぎを行っており、突如上空から落下してきたティティスを助けることとなる。
聖上から突如現れた少女と奈落でずっと生きていた青年、さらにベルリオと同居している少女モニカに、知り合いの飲食店の女性ステナ。
突如聖上から現れた少女を中心に少しずつ周囲の人々の生活が変わりつつあった頃、奈落に差し迫っている危機によって奈落で形成されつつあった日常が一気に崩壊する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-30 16:12:03
89527文字
会話率:58%
西暦2038年…
各国は保有する全軍備を一斉に廃棄、国境を廃止し、「1政府5連邦33州1諸島」で統一。
唯一の政府機関は北サウザ連邦のレズタクル州に配置された。
「戦争のない世界」――
それは全人類の悲願が達成された瞬間でもあった。
人々は世界政府の樹立と、訪れた平和を歓喜をもって迎えたのである。
世界政府樹立から数ヶ月。
2038年8月29日、ニューリオン島BNU化学研究所にて原因不明の
爆発事故が発生。
極秘裏に研究が進められていた特殊細菌が大気中に拡散し、あらゆる生物に感染、殺戮を繰り返す怪物へと変貌させた。
この事故から僅か半年で世界政府は崩壊。
皮肉にも、軍事力を放棄した人類は無力であった。
更に1年後には、全人類の6割に感染、死亡が確認される事になる…
「クライドラフト連邦大陸」
爆心地から最も遠く、間に聳え立つロストロッガー山脈に阻まれた地方に、僅かだが人類は生存していた。
爆発事故から2年後、過去の記憶を無くしたまま、彼はこの地方の医療施設で目覚める。
忌わしき爆発事故、過去の記憶、細菌の正体…
爆発事故と時を同じくして、鼓動を始めた陰謀…
全ての謎を紐解く事が出来るのは、彼なのか?それとも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 09:03:04
325文字
会話率:36%
嘗て地球と呼ばれた惑星が、深刻な大気汚染、氷河期にみまわれ人が住めない星とかし、人類は他の惑星への移住を夢見て、移民船団を組織した。
人工Aiのサバイバル環境での適応力だけを基準にラッピングされた、上位5000名と移民船団の管理という名目の
特権階級の2000名を乗せて、地球を脱出した。
其れから、約300年の時が流れた。
この間人類は冷凍睡眠を繰り返しながら、移民船団の維持と移住先の惑星の探索を行っていた。
そして、発見した惑星には魔法が存在した。この発見に驚いた特権階級は、これに合わせた調整体を作成し移住計画を発動した。
そして、これに合わせ冷凍睡眠下にあった全調整体に此の星の現実に即した仮想現実を経験後移住させようと計画していた。
そして、一人のオークが仮想現実から目覚めた所から物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 21:49:20
2329文字
会話率:25%
急速に書き換えられる大気バランス。遠ざかる海岸線。世界樹によって滅びた地球でたった一人生き残った少年が世界を彷徨い、人ならざる少女と出会う。
刻一刻と最後の日が近づく中、少女が世界樹の意思を語る。
カクヨムにも掲載中
最終更新:2016-11-27 21:00:44
5532文字
会話率:19%
人類が火星、金星まで生活圏を伸ばした時代。それでも戦争は起こる。
資源、エネルギーに乏しい火星に、地球軍はコロニーを丸ごと破壊する新兵器「ソルブレイカー」を投入。
3千万人の犠牲者を出した攻撃に対し、火星軍はその兵器に向かって特攻作戦を敢行
する。
12機のライダーギアと呼ばれる人型汎用兵器が、メンテナンスを行っている基地へ向けて大気圏外からの降下作戦を開始した。
その作戦の志願兵の一人、リクト・フォルスタット・藤本は、兵器の破壊とは別の目的にで志願していた。
彼の目的は地球へ帰り、約束を果たすこと。
しかしその新兵器を搭載した亜光速戦艦「インサニア」は、メンテナンスを受けていた基地から発進していた。
大気圏を離脱を阻止しようと特攻するが、戦艦の対空火力の前に全滅してしまう。
かろうじて艦内へ逃げ延びたリクトは、この艦が再び火星へ向かっているのを知り、攻撃を止めようとする。
艦橋へたどり着いたリクトが見たのは、同じ顔をした6人の少女のクローンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-25 02:08:40
40829文字
会話率:35%