龍童沙紀は小さいころからおかしな夢をよく見る。しかし、それが最近になると、より、リアリティが増し、見る頻度も高くなっていた。
夢の中で沙紀は巨大な白銀と青の混じった龍になる。そして楓という名の法師を背に乗せ、禍々しい化物と空中戦を繰り広げ
る。
星空の夜、楓の「さぁ、行こうか。」という優しい声かけにより、五百は居るであろう闇の軍勢に向かい翼を躍らせる。楓と共に戦える喜びを噛み締めながら、咆哮を上げ、青白い巨大な炎を吐き出し、楓との連携で闇を燃やし尽くす。どちらが現実かわからないほど、鮮明な夢。祖父にそのことを相談してみると、龍童家の祖先は龍と人間のハーフだと聞かされる。覚醒した龍の血。楓は過去に精神を強制転移させられ、歴史の闇へと身を投じるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-29 21:20:22
14790文字
会話率:32%
万物には滅びがある。それでもいつだって、どんなときにだって一縷程度には望んでもいい。
この世界には滅びに瀕する種のもとに、神の御遣いたる救世主・キメラが贈られるのだという。
――――あたしの名は、キリ。
それはクソの役にも立たない
、無能の王の名だ。
灰色狼のキメラ。彼女の痛切な咆哮は、何処へと向けて解き放たれれば良かったというのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-25 12:00:00
59005文字
会話率:31%
日本に攻撃をしかける中国軍に日本は敗退を繰り返し、中国軍の上陸を目前に控えていた。日本は終に最終兵器を投入するがそれを操るのは民間人であった。それを操る仲村たちはある日、空から降りた爆弾により火に包まれる。全員が死んだ、そう思った瞬間、目の
前に現れたのはゼロ戦だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-20 19:30:31
8665文字
会話率:46%
舞台は暗き地の底。
主演は一本角の鬼娘。
盃片手に大きく笑い、山吹色の髪がうねる。
決死の覚悟で相手を務めるは、一体の妖怪。
呵々大笑と雄々しき咆哮の混じり響く荒々しい乱舞をご観劇くださいませば幸いで御座います。
※(ハーメルン様に保管)
最終更新:2010-08-20 09:00:00
5662文字
会話率:19%
群れから追放された穢れた黒い狼、ロー。生まれた時より孤独であった彼は、ある日一人の少女と出う。初めは彼女を敬遠していたローであったが、少女の純粋さに、次第に心惹かれていく――。
狼の群れに起こった事件と人間世界が交錯するファンタジー。
最終更新:2010-07-21 20:16:04
37146文字
会話率:46%
──度重なる科学技術の乱用。神の領域をも冒す遺伝子操作、その結末は悲惨なものだった。絶望の淵で人々の心は荒み、世界中に悪が満ち、巷には犯罪が溢れかえる。滅亡へと突き進む人類、果たしてそれは天命か──真の光を知らぬ男の前に、突如現れたひとりの
少女。数奇な運命を背負う彼女と出会い、そして男は、世界に挑む……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-15 23:58:51
37343文字
会話率:38%
願いは祈りを生み、祈りは希望を生み、希望は明日への活力を生む。二番煎じ万歳です。
最終更新:2009-05-29 01:23:45
3671文字
会話率:0%