人社会学を講義し終えたうららかな午後、ある教授の午睡は電話で起こされた。
外面への表情、声色で受話器を持ち上げ、聞こえてきたのは―。
昨日思いついて一時間で書き上げ、フェイスブックにも載せた話です。
暇な時ご覧になられてください。残酷な
描写あり。
たまに仲間にこういうメールをしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-06 17:00:00
856文字
会話率:54%
空の上の大地は、終焉を迎えようとしていました。大地が崩れ落ち始めたのです。理由なんか分かりません。主人公の少年は生き残るのに必死ですので、そんなことは問題ではないのです。 少年は、大地が崩れた後も残って浮いている城壁に取り付いていました。
道中に出会った少女と一緒です。城壁に手がかりや足がかりは少なかったですが、反対側に行こうと必死に移動しています。取っ手を、取り付けながら。 そう、少年は何もないところに取っ手をつける能力を持っていたのです。この世界の住人なら何か一つ、他の人にはない特殊な能力を持っています。それが、ここで役立ったのです。この世界では、出っ張りのないフォルムが美しく最高の物だとされているので、ビアグラスにも取っ手はありません。唯一の特殊な能力を職にするこの世界で、彼は将来的に職を見つけ出すことができなかったのです。それが、ここで役立つ。少年は少女の役に立とうと必死です。 が、油断から落ちてしまいました。少女を残して。 少女の能力は、城に閉じ込めること。魔物を城にまとめて閉じ込めていたようです。少女は人であることを捨て魔物になり、下の大地に降り立ちました。他の人は下では能力を失っています。ですが、少女は人をやめたので閉じる能力は残っています。 そして、ある日気付きました。下の世界ではコーヒーカップに取っ手があり、それが最近付きはじめたのだということを。 少女はある期待を抱きながら、きょうもやさしくやさしく取っ手を持ち上げコーヒーを飲みつつ、何かを待ちわびるのです。/自分のブログに掲載していた旧作の転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-06 11:39:19
3327文字
会話率:16%
※サイト内別タイトルで公開していたものを、見直してアップしています※
お人よしを地でいく碧音と、なまじ見た目が完璧なために周りに持ち上げられ、人と向き合うことがNGになった克己のお話。
最終更新:2012-04-18 17:00:00
351818文字
会話率:34%
オウルベアの少年、ユタは奇妙なものを村に持ち込む問題児。
しかも家だろうとドラゴンだろうと、どうやるのか温泉すらも
気に入ったモノは全て持ち上げて持ってきてしまうのだから手に負えない。
今回もとんでもないものを持ち込んでくれたようです。
オウルベアシリーズ第三弾。タイトルとは違い、ホラー要素は一切ないほのぼの童話調ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-12 01:00:11
15856文字
会話率:32%
段差につまずいたと思ったら、何の因果か私は異世界に落ちていた。ある人曰く、帰るためには答えを出さないといけないらしく。神の娘と持ち上げられ、少年王子によるやる気の見当たらない求婚から逃げつつも、帰り道を探す日々が始まる。■□■□01~18話
まで修正(2011.3.30)■□■□
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-30 20:47:59
46827文字
会話率:39%