夕暮れ時、西陽を浴びた金閣は照り輝き、その輝きの放射は炎の如き鮮やかさで、赤木満江は、そこに一つの太陽を見出した。金閣こそは、地上に現出した小さな太陽ではないかと――
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
最終更新:2013-02-14 15:03:39
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会話率:8%
俺と彼女が初めて出逢ったその場所は世界中の何処よりも綺麗な空が見える丘だった。俺がこれから過ごす事になった村は、自然溢れる鮮やかな村だった。住んでいる人達は皆、暖かい人達だった。そんな、世界中の何処よりも素晴らしいと感じる場所で、水無瀬彼方
はひと夏を過ごす事になった。そして、俺はこの村で小さい頃に無くした『大切な物』を取り戻す。そう、俺の心に『color』を…あの青空の見える丘で…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-09 22:04:44
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会話率:38%