近未来。「小説家になろう」登録者数は150万を優に越え、秒単位で新作が生まれては消えていくようになり、多くの底辺作家が「感想(パン)が欲しい」と飢餓にあえいでいた。
ある底辺作家が「必要なのはジャガイモだ。感想が足りないなら、AIに感想を
書かせればいい」と叫んだ時。
大半の者が鼻で嘲笑った。「機械に書かせたって有難味ないだろ!」と。ところが……
「ほう──ならば作ってやろうではないか。飢餓に苦しむ『なろう』の世界に、ジャガイモを。
人間が書いた感想と区別がつかぬほどの、素晴らしいヤツをな」
その戯言を聞き入れた男の名はアクマ博士。元なろうの底辺作家だった。
彼はついに作り上げた。
300の読み専スコッパーIDを操り、秒速20万字の速読解機能を持ち、作者一人一人の環境・心理・欲望を最適格に分析・学習できる高性能人工知能を備えた、自動感想送信システム「小野イモ子」を!
彼女(?)は飢餓にあえぐ底辺作家たちの心の支えとなる「カリスマ読者」としての地位を固めていく。
ただの慈善事業にしか見えないが、その裏にはアクマ博士の企む恐るべき陰謀が──!
果たしてイモ子さんは、殺伐とした「なろう」の世界を救えるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 00:00:00
14111文字
会話率:23%
「小説家になろう」において。
「評価ポイント」とは何か? 「感想」とは何か?
ある底辺作家は考えてみた。そして次のように定義づけた。
・「評価ポイント」とは、水。
・「感想」とは、パンではあるまいか──と。
最も身近な存在でありながら
、最も不可解なこの2つ。
できる限り分かりやすく解釈してみよう!
「人はパンのみにて生きるにあらず」。でもパンがないと、お腹が空く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 00:32:14
5152文字
会話率:4%
このエッセイの要点は、次の3つです。
・「小説家になろう」は人が増えすぎ、新規参入や底辺の書き手の作品は、中身の良し悪し関係なく目に留まりにくくなった。
・読んでもらうため、長いタイトル、テンプレの無理矢理な投入、果ては不正行為まで横行し
た。
・アフリカ飢餓や難民問題を解決するのと同じくらい難しい問題じゃないか? 原因を正しく分析するため、皆様のご意見を求む!
上記3点を読んで、興味が無い人、読みたくない人は、ブラウザバックしよう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-26 00:27:36
6681文字
会話率:8%
平和な日本で母一人子一人の理系料理男子だった前世の記憶を元に、食糧事情の改善を図ったりしていた魔導師のサーフェイは、自分が前世の母がプレイしていた乙女ゲーム(魔法バトル有り学園もの)のキャラクターであることに気付く。攻略対象でもライバルでも
なく、主人公の乗り越えるべき障壁として描かれた彼は、残念気味の主人公に関わりたくない。
そのつもりもないのに攻略キャラ達を手なずけてしまった、エリート魔導師の明日はどっちだ。
何番煎じか判らない、というよりこれはもう一つのジャンルとして成立してんじゃないかな、という乙女ゲーム世界への転生もの。7話完結。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-06 03:00:00
69931文字
会話率:50%
聖暦五十二年、初冬。
カフカス大陸は、前年から続く異常気象、寒波と旱魃によって農作物に壊滅的な被害が及んでいた。
大陸北東部にある寒村メンヒも例外ではなく、厳しい食糧事情に苦しんでいる。
そんな中、自称美少女魔術師のネフェルカーラは
、あくまでも自分の為に、迷いの森とも神隠しの森とも呼ばれているモルタヴ大森林へ、狩りに出かけた。
すると、森の入り口で、一昨日行方不明になったという姉を探す少女、ナタリーと出会い、彼女の姉を思い出すネフェルカーラ。
なんと、ナタリーの姉は彼女の恋敵だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-12 22:25:54
35468文字
会話率:25%
2050年、人類の数は100億に迫り戦争や地球温暖化、食糧事情が解決不可能な所まで来てしまった。
国連はそれでも問題を解決するため、苦肉の策として世界人口を12.5%まで減らすデスゲームを開催する。
ゲーム名『選別』
地獄と化した世界で生き
残れ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-01 22:59:02
195066文字
会話率:31%
ショートショートです。
久々に出会ったらしい若い女性3人が、食べものの添加物について話します。
最終更新:2013-08-23 21:43:49
788文字
会話率:69%