神々の軍勢が、とある村を壊滅させた。
理由は知れない。
あるいは正当な理由により破壊が実施されたのかもしれない。しかし少なくとも当時少年であった男にとって、それは理由なき虐殺も同然であった。
住民たちの多くは、なすすべもなく命を奪われた。
幼馴染の少女は槍に貫かれ、高々と掲げられた。
少年は復讐を誓った。神々を殺す。そのための力が手に入るなら、手段は択ばなかった。悪しきものと契約し、魂を削られようとも、強くなれるなら構わなかった。
やがて機は熟し、男はハルバードを手に行動を開始した。
目的地は神々の住まう白亜の塔。住民を鏖殺し、塔を破壊するのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 02:59:09
153317文字
会話率:49%
『七英雄』が魔王を討ち滅ぼし、大陸に平和をもたらして三年。
かつての支配階級である魔族は奴隷へと堕ち、他の種族たちによって虐げられていた。
ある日、クライズという少年が、王都で奴隷の少女を買い付ける。
彼女の名前はエメ。
それは、
かつて人間と魔族が平和に共存していた辺境の村『テレサ』にて、ともに育った彼の幼馴染。ずっとずっと探していた、愛しい想い人だった。
クライズはエメを保護し、エメはクライズとの再会に涙する。
けれど。
離別していた七年の間に、ふたりには、かつては存在しなかった問題が発生していた。
それは、少女——エメが、大陸を鏖殺と暴虐で染めあげた魔王の娘であったこと。
そして少年——クライズが、その魔王を暗殺した『八人目の七英雄』であること。
凄惨な過去を踏みつけ、危うく脆い平和をかい潜り、それでもふたりは手を取り合う。
あたたかく優しい日々を、今度こそ守るために——。
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◎備考
・雰囲気はやや暗いかもしれませんが、基本的には主人公カップルをイチャコラさせていきたいです。
・ふたりには幸せな未来しか待っていません。たとえその道の半ばになにが起きようとも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-30 22:07:31
115077文字
会話率:25%
四十八期ブラクロス暦二十三年冬季。
異界より召喚された勇者、銀の活躍により世界を浸食する無は止まり、無から産まれいずる悪魔は鏖殺された。
世界に平和が戻り、ストックリー王国では勇者の凱旋を祝う、盛大なパレードが催された。
国王
ブラクロスの平和宣言と、勇者、銀の姿を一目見ようと集う大衆。
その記念すべき日に悲劇が起こる。
銀の手によりブラクロス王と、ネーヴィカ姫が群集の目の前で殺されたのだ。
世界を救った勇者は、その日、世界最悪の裏切り者になった。
銀が裏切った理由は?
いつから裏切りを考えていた?
物語は四十八期ブラクロス暦二十二年夏季に遡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 14:54:52
115939文字
会話率:33%
これは人類の鏖殺を願う不老不死の少女の物語。
人類に対して復讐を誓い、同時にすべての人類を救済するために少女は何百年もの歳月を人類の鏖殺という大願を成就させんがために暗躍する。暗躍し続ける。
少女は人類を駆逐するための組織を作った。そ
れらの構成員の殆どは彼女が作り出した吸血鬼であった。
それに対抗するのは人類の護り手であり、少女の復讐対象でもある教会である。
誰にも邪魔させはしない……私の悲願。私の人類に対する慈悲。
人類の鏖殺――必ず成し遂げて見せる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 15:24:33
40667文字
会話率:51%
都会に疲れ果てた雨女の店員が田舎に帰り、体を鍛えて悪党を鏖殺する話。
最終更新:2018-11-23 16:47:24
6235文字
会話率:32%
国内紛争の最中、突如、現れたのは「転生者」と呼ばれる者達。現代の世界からこの世界へと転生した彼らは、自らが持つ異能力によって敵軍を蹂躙する。
転生者率いる王国騎士団に相対する王都解放軍は崖っぷちに立たされた。その時、彼らを救ったのは14歳足
らずの一人の少女。
紫の薔薇のごとく可憐で真紅の瞳を持つ彼女は、死神のごとく大鎌を振るい、転生者を片っ端からなぎ倒す。
「私は転生者<ゴミ>を鏖殺する。一匹残さず……ね」
これは一人の男が起こした国内紛争に巻き込まれた七人の転生者と、それを狩る美しき死神の物語。
更新は毎週火曜日、金曜日の夜です。
マグネット様でも連載を開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-29 22:00:32
262381文字
会話率:34%
ここは焦失の都市メルトラント。最終戦争の生き残り達が最後に行き着くこの場所には、忌まわしく懐かしいあの戦争の残骸達が息づいている。
戦鬼、戦災、鏖殺の悪鬼――オウガ。魔導の果てに産み落とされた生物兵器である彼らは、争う場を失い、また生きる意
味をも失おうとしていた。
――戦鬼、死すべし。
今、無用となった兵器どもに復讐を以って死を告げる死神が、都市の闇に舞い降りる。
死神の名は、戦鬼を殺す戦鬼――オウガスレイヤー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-19 20:59:38
7289文字
会話率:32%
その一族は日本が日本という名を名乗る前から存在し、そして、時の権力者達の忠実な剣と盾として仕えてきた
彼等に意志はなく、感情はなく、ただただ権力者達からの命令にのみ忠実に従ってその生涯を尽くしてきた
しかし、ある時、その存在を快く思わな
い権力者の側近とその地位を狙う他の部族から狙われ、全滅した
そんな、数千年と受け継がれた技術に目を付けたとある管理者が自身の管理する世界をより発展すべく彼等を自身の管理下に有る世界に寄越した所から話が始まる
一族で最も凶悪で強靭で主に剣を司ってきた討伐部族の5人の忍と武者が異世界でも正面から、影から血と血を洗う闘争を持って異世界を渡っていく
的なあらすじでどーよ?
他3作品の中で人気が高い1作品を連載版としてあげる可能性が非常に高い
集計方法は主に感想を見る折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 00:30:56
4205文字
会話率:40%
人の犯す『罪』に対して、強い感情を抱いた少年時代。
故に彼は罪を断罪する為に強さを欲し、神でさえ裁けるほどの覚悟を求めた。
しかし彼は知ってしまう、世界の理に人間の業に。
人は罪を犯し続ける生き物で、人という種がある限り罪はこの世からなく
なりはし無い。
だから彼は積極的に動く事はなくなり、怠惰に自堕落に暮らしていた。
そんな時に女は現れた。
明らかに他者とは隔絶する強さを持ち、なんらかの為に俺を欲するその女。
冗談のような条件に俺は可笑しくなり、女についていく事にする。
それが世界全体を巻き込んだ、大きな物語の序章だとは知らずに。
*読者様の評価が高かった場合、連載作品にするつもりもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-21 00:00:00
2652文字
会話率:28%
1999年七月。突如産まれた超能力を持つ者達、フリークス。
そして、それらの犯罪を取り締まらんとする組織。LIBRA(リブラ)。
彼らによって訪れた平和。
そんなものには染まらぬと、自分の感情の赴くまま生きる男一人。
その男の名は
鉄十字大伍。
人は、彼をこう呼ぶ。
不可逆のデストロイヤー。ヴァイオレットの鉄十字大伍、と。
彼の拳が、腑抜けた平和を穿つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-18 23:54:10
387文字
会話率:0%
ストラスボルグは激怒した。必ずあの忌々しいガブリエルの済ました面を剥がねばならぬ。炭化した巨体に憤怒を凝縮し、一人天界へと攻め込む。
後の事など考えておらぬ。今の彼はそんな上等な頭を持っていない。ただ天界で暴れまわり、奴を鏖殺するのみが一義
である。
この圧倒的な火力をもってして!全てを煤に変えるのみ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-14 00:20:03
3396文字
会話率:19%
西暦2469年に発売されたVRMMO、Aeternitas(エテルニタス)は、ありふれた筈のそのジャンルの中で、一際大きな光を放っていた。《最後にして最高》。そう言わしめる程のそれの舞台は地球の世界中。プレイヤーネーム《Alice》も、Ae
ternitasの世界に足を踏み入れた中の1人だった。これは、後に《鏖殺の歌姫》と呼ばれるようになる彼女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-18 04:16:25
4213文字
会話率:26%
この物語にハッピーエンドなど在りはしない。ただ残酷で、極悪で、愚劣極まる最低な害悪の物語である。
故に、足掻きは報われない。ささやかな願いは叶わない。
地獄を望むならば、これを覗き、浅はかさを呪うといい。
不幸が見過ごせないと言うならば、覆
せない不幸に自らの無力を嘆くといい。
誰が手を差し伸べようと、この地獄は救えないし、終わらない。
さあ、今日も鏖殺の宴を始めよう。
※この物語は犯罪行為を肯定するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-22 22:21:08
3311文字
会話率:36%