西蔵町で発行されているミニコミ「井戸端便り」には、地元で起きた不思議な出来事を掲載するコーナーがある。高校に入学したばかりの太市が、なぜかその取材と執筆を担当することに。その記念すべき初仕事が、第一話のジャージーベンチの話である。ただ物書
きとして素人の太市は、ネタ探しに四苦八苦。連載を続けるにあたって、ネタ集めのルートの開拓が急務と考え、まずはご近所、風呂屋のフリースペースに目を付けた。第二話は、そこで知り合ったウナギ屋の主人、万次さんの思い出話。でその話だが、子供時代に万次は、遊び場にしていた川で毒漁ともいえる珍しいウナギ漁に遭遇した。思わず腰を入れて見入るが、やがて自分の背後で鋭い視線を向ける麦藁帽の少年に気付く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-26 16:00:00
13976文字
会話率:25%
「恋は辛いよ。恋煩いだ」「頑張って下さい」
俺の名前は万事町文緒、どこにでもいたい高校生だ。
弱きを助け強きを挫く、非の打ち所がない正義の味方を目指している。
────とはいえ、やっていることといえば徹夜でラブレターを綴ったり、彼女の為
に洗濯物を干したり、彼女を付け狙う通り魔を撃退したり、そんな日々。
ん? ……あぁ、何やら横やから鋭い視線がすると思ったら彼女だった。どうやら俺が三人称としてではなく、二人の関係として彼女と呼んだと勘違いしたらしい。
やれやれ。
まぁ、いずれはその間違いも、本物になれたらいいなぁ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2014-03-12 22:35:22
1161文字
会話率:28%
「竜の翼ははためかない」第二話。
突如城に呼び出されるエルリッヒたち。
それは南の地域での悪魔退治の依頼だった。戦地で彼女らを待つ出来事とは。
最終更新:2013-09-23 01:55:39
260337文字
会話率:57%
即興 http://webken.info/live_writing/novel.php?id=85709 での未完作品を執筆しなおしました。
※タイトルは変更してあります。
お題は『鋭い夏』
(書き始め)
うだるような暑さが全身を纏い
、思わず小さなため息が出る。
木々の隙間から眩しい日差しが突き刺さり、不快な思いを隠しきれない。
鋭く、とがったような印象を受けるその光の眩しさにそっと目を細めた。
鋭い視線のような日差しを持った太陽が一番輝く季節、そんな夏が昔から大嫌いだった。続折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-05 04:26:12
2775文字
会話率:2%
高野龍弥は、いつまでも続く日常に、若干の退屈を覚える高校二年生。そんな彼は、始業式の日。とある少女の悪口を、本人がいると知らずに言ってしまう。
「だれが電波女ですって?」
小さいけれど、その鋭い視線は虎をも殺しそうな少女。一条優花。
彼女と
の出会いが、龍弥の高校生活を波乱の非日常へと変える!
小さな探偵と、平凡な助手が繰り広げる。黒淵メガネの処女作!
どうぞ、寛大な目で見てやってください。
それでは、はじまります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-27 22:09:22
42601文字
会話率:46%