ラース・ナイゲールは王国の伯爵令嬢である。
次期公爵との婚約も決まっていた。
しかし、突然に婚約破棄を言い渡される。
次期公爵の新たな婚約者は妹のミーシャだった。
そう、妹に婚約者を奪われたのである。
そんなラースだったが、気
持ちを新たに次期辺境伯様との婚約が決まった。
そして、王国の辺境の地でラースは持ち前の医学知識と治癒魔法を活かし、獣医となるのだった。
次々と魔獣や神獣を治していくラースは、魔物たちに気に入られて楽しく過ごすこととなる。
これは、辺境の獣医令嬢と呼ばれるラースが新たな幸せを掴む物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 18:02:47
64031文字
会話率:49%
和解なんてありえない。
仲間なんてありえないのだよ!
スカッとした読みやすい展開と、わかりやすい物語を求む!
勢いはあるが、ガキでもわかるスカッとさが無い!
これまでの感想ありがとうございます。
今清書中の物語が、年内リリース
に間に合わないので急遽、昔の書いたものではなく、短いかもしれませんが、なんとか感想を反映した新作書いてみます!
簡単な導入あらすじ。
地球の中世くらいの文明の世界の辺境と呼ばれる、国境沿いにある寂しい村。
敵が攻めてきたら、燃えるものに火をつけて辺境伯様に敵襲を知らせる事を義務付けられた村。
そんな村で生まれた少年リーフは、最近変な夢をよく見るのだが、相談しても誰も相手にしてくれない。
明日は、10歳になる者が受ける祝福の儀を受ける為に、領都に向かう日だ。
この祝福の儀は、受けることが義務付けされているので、いかないと100日間のムチ打ちの刑にされる。
いやいや幼馴染達と、領都に向かうリーフ達に待ち受けるのは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 13:00:00
166217文字
会話率:11%
リンデンバーグ国の第5王女ロザリアは、王族でありながら兄弟姉妹から虐げられ、国王からも見捨てられ、半ば幽閉されているような生活を送っていた。
12歳の時、こっそり城を抜け出した先で自国と隣国の戦に巻き込まれた際、隣国の辺境伯テオドールに命
を助けられる。
その2年後…戦はリンデンバーグの敗戦で幕を閉じ、敗戦国の王女として辺境伯へと嫁ぐ事になったロザリア。
誰でもいい、ここから連れ出してくれるならーー
しかし嫁いだ先では想像もしていなかった、辺境伯から甘やかされる日々が待っていた。
このお方の為に生きたい。
敵国の王女だったのに溢れるほどの愛情を注いでくれる…旦那様を幸せにする為に日々奮闘するロザリア。
そんな妻をひたすら甘やかしたいテオドール。
しかしロザリアには彼女も知りえない秘密があって…?
不遇の人生を生きてきた王女が愛を知り、幸せな人生を掴む為に奮闘する異世界恋愛ファンタジーです。
※本文はだいたい10万文字程度で完結予定です。
※若干、戦の場面などで戦いの表現あり。
※ご都合主義の完全なる創作物なので、ゆるい目で読んでやってください。
※健気な主人公が大好きな方は応援よろしくお願いします。
※最後はハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 19:00:00
105782文字
会話率:48%
侯爵令嬢シャルロット・ラドフォルンは幼いとき王子を庇って右上半身に大やけどを負う。
残ったやけどの痕はシャルロットに暗い影を落とす。
そんなシャルロットにも他国の貴族との婚約が決まり幸せとなるはずだった。
だがーー
月あかりに照らさ
れた婚約者との初めての夜。
やけどの痕を目にした婚約者は顔色を変えて、そのままベッドの上でシャルロットに婚約破棄を申し渡した。
それ以来、屋敷に閉じこもる生活を送っていたシャルロットに父から敵国の人質となることを命じられる。
全8回
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 19:23:51
28128文字
会話率:55%
幸せな結婚を夢見ていた伯爵家の令嬢リズ・オルブライトは、一度目の結婚で、旦那であるグレイン伯爵から不当な扱いを受けた挙句に、離婚を言い渡されてしまう。
悲しみに打ちひしがれるリズの下に、縁談の便りが届く。
しかし、その相手は血も涙も
ない戦闘狂との噂の辺境伯エラルド・ローレンツだった。
オルブライト家存続のためにエラルドの下を訪れたリズだったが、開口一番で「私がお前を愛することは決してあり得ない」と告げられた上、この縁談が『契約結婚』であることを知らされる。
二度目の結婚でも「幸せになれない」と悟るリズだったが、いつまでもくよくよしていられないと、得意の『錬金術』で領地改革を行ったり、一度目の結婚で学んだスキルで栄養満点の料理を作ったりと、自分を拾ってくれた旦那様に精一杯尽くそうとするリズ。
そんなリズを見て、最初は冷たかったエラルドだったが、次第に彼女の純粋さやひたむきさに惹かれるようになり……?
これは結婚に一度失敗した少女が、それでもひたむきに頑張って、夢にまで見た愛する人との幸せな結婚生活を手に入れる。
――そんな愛の軌跡の物語。
--------
※本作は約30,000字で一度完結予定です。
※毎日12:00に更新します。
※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 12:00:00
22570文字
会話率:28%
「オオイシ筆頭家令、全員が配置に付きました」
「そうか。遂に今は亡きアサノ辺境伯様の仇を討つ時が来たか。ホリベ戦士長、全員に伝えろ。陣太鼓の音が鳴り響いたら、キラ邸に突入しろとな」
「はい、全員に伝えます」
憎きコウヅケノスケ・キラを討ち果
たし、必ずアサノ辺境伯様の無念を晴らす。
これはスライム浪士達の戦いの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 17:32:51
5686文字
会話率:49%
帝国に留学していた公爵家令嬢マルグレート・プライセル。デビュタントのために帰国した彼女は、王太子の命により、国一番の野蛮な男と噂の、次期辺境伯に嫁ぐことになった。
最終更新:2023-07-13 01:04:39
7127文字
会話率:35%
王家で家庭教師をしていた男爵令嬢アンヌ。次の仕事先を決めたいが、少し休暇を取りたくもある。そんな時、辺境伯様からご令嬢の家庭教師に招きたいと誘われ…
最終更新:2021-07-10 14:00:00
7190文字
会話率:27%
社交が苦手な公爵令嬢のマーガレットは、社交上手な伯爵令嬢から婚約者の王太子を奪われて、婚約破棄をされてしまった。
そのうえ、厄介払いで辺境伯に嫁ぐことになる。
辺境で生まれ変わろうと決意した彼女は、自立をしようと孤軍奮闘する。
でも、辺境
伯様は鬱陶しいくらいに彼女に絡んできて――……!?
この物語は、公爵令嬢と辺境伯の深まる絆と、出会いと別れと出会いの話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 19:07:21
42513文字
会話率:39%
悪役令嬢に転生したので、可憐に退場致します。
でも、乙女ゲームの隠しキャラ、モフモフ辺境伯様だけは、誰にも譲りませんわ!
モフモフ辺境伯、ランベルト様は、転生前の私の推し。
少し自信がなくて、才能豊かで、優しい、推しとの婚約のため、私は動き
出す。
のち、弱気だったはずの辺境伯様にヤンデレ気味に溺愛されてしまうことも知らずに……。
同名短編の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 00:00:00
75436文字
会話率:42%
悪役令嬢に転生したので、華麗に退場致します。
でも、乙女ゲームの隠しキャラ、モフモフ辺境伯様だけは、誰にも譲りませんわ!
モフモフ辺境伯、ランベルト様は、転生前の私の推し。
少し自信がなくて、才能豊かで、優しい推しとの婚約のため、私は動き出
す。
のち、ヤンデレ気味に溺愛されてしまうことも知らずに……。
プチヤンデレは、最後の方だけです。ヒーローが登場するのも、最後の方だけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 15:21:44
4386文字
会話率:38%
シングルマザーとして息子を育て上げた私。一人の時間が増え、乙女ゲームにハマり出したのだが、ある日ベランダからの転落事故により異世界転生を果たす。
転生先は、たった今ゲームをしていたキャラクターの「エステル・スターク」男爵令嬢だったが……そ
の配役はヒロインから寝取られるお飾り妻!?
しかもエステルは魔力を持たない『能無し』のため、家族から虐げられてきた幸薄モブ令嬢という、何とも不遇なキャラクターだった。
おまけに夫役の攻略対象者「クロード・ランブルグ」辺境伯様は、膨大な魔力を宿した『悪魔の瞳』を持つ、恐ろしいと噂される人物。
魔獣討伐という特殊任務のため、魔獣の返り血を浴びたその様相から『紅の閣下』と異名を持つ御方に、お見合い初日で結婚をすることになった。
離縁に備えて味方を作ろうと考えた私は、使用人達と仲良くなるためにクロード様の目を盗んで仕事を手伝うことに。前世の家事スキルと趣味の庭いじりスキルを披露すると、あっという間に使用人達と仲良くなることに成功!
……そこまでは良かったのだが、そのことがクロード様にバレてしまう。
でも、クロード様は怒る所か私に興味を持ち始め、離縁どころかその距離はどんどん縮まって行って……?
「エステル、貴女を愛している」
「今日も可愛いよ」
あれ? 私、お飾り妻で捨てられる予定じゃありませんでしたっけ?
乙女ゲームの配役から大きく変わる運命に翻弄されながらも、私は次第に溺愛してくるクロード様と恋に落ちてしまう。
そんな私に一通の手紙が届くが、その内容は散々エステルを虐めて来た妹『マーガレット』からのものだった。
忍び寄る毒家族とのしがらみを断ち切ろうと奮起するがーー。
※アルファポリスで先行配信中です!最新話をご覧になりたい方はアルファポリスのサイトで閲覧ください。
※こちらの物語はざまぁ有りの展開ですが、ハピエン予定となっておりますので安心して読んでいただけると幸いです。よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-28 19:09:44
94357文字
会話率:40%
ロザリナ・ハッシュベルト侯爵令嬢は幼い頃から守護霊が視え、会話や意志疎通できた。ロザリナの守護霊はベルローズと言う貴族の令嬢で、自身を『悪役令嬢』と称する。ベルローズが守護霊になると、百発百中宿主は『悪役令嬢』として破滅の道を辿ると言われ…
…。『ああ、ワクワクしますわっ!貴女はどんな破滅の道を辿るのかしら!処刑?修道院送り?国外追放!?それとも、島流しとかかしらっ!!?』「どれもいやです!」破滅を回避するために必死に努力したが、結局婚約者であるヴィセンド第二王子に婚約破棄され、義妹に婚約者の座を奪われてしまう。更に怪物と恐れられる辺境伯──ガイザード・ザグリオンの許へ嫁ぐことが決められてしまう。『ああ、ロザリナっ!!おめでとうですわ!!貴女は追放パターンの断罪でしたのねっ!!』と喜ぶベルルーズと開き直って辺境に嫁入りしたロザリナを出迎えてくれた怪物辺境伯の守護霊は何故か可愛らしいポメラニアンで!?「あれ?どうしよう、辺境伯様って可愛らしいの!?」守護霊が視える悪役令嬢×怪物(心はポメラニアン!?)辺境伯のラブコメディ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-15 11:55:27
65707文字
会話率:42%
聖なる力は災いを持ち、危険で忌み嫌われる存在なため、聖女ルーシアは王都から追放されてしまう。
ルーシアは今まで聖なる力を災いになるようなことには使わず、魔女たちとともに王都を守ってきていた。
しかし、そのような弁明など聞く耳持たず、国
王はルーシアを地獄と化している辺境地へ追放=実質処刑とさせてしまう。
ルーシアは持ち前の明るさと前向きさを持っていて、辺境地でスローライフを送ろうと考えていた。
だが、現実は厳しく、とてもスローライフできるような環境ではなかった。
辺境地で散策している最中に、気候の影響で火事になる。
このままでは辺境地もろとも火の海と化してしまう。
聖なる力は二度と使うなと命令されていたが、あとのことはお構いなしにルーシアは聖なる力を使って火事を鎮静化させた。
それを見ていたのはアルフレッド辺境伯で、ルーシアの力に疑問こそ抱いていたが、やがて聖なる力だと知り……?
聖女ルーシアがどんなことがあっても前向きに楽しく生きようとして、スローライフを望んで奮闘していくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 18:38:33
10461文字
会話率:38%
「ねえ、ニルナ、私、辺境に嫁ぐのなんて嫌なの。あなたちょっと潜入して辺境伯様の弱みでも握って来てくれない?」姉に婚約者を奪われた伯爵令嬢ニルナは突然、辺境伯領の茶畑で働きに出ることになった。茶師の仕事が大好きで、祖父からその技術を受け継いだ
ニルナ。正体を隠しつつも、辺境伯領でもその力を発揮し、あっという間に辺境伯であるキースとお近づきになる。
冷酷な騎士と噂されるキースは大人で優しい人だった。そんなキースに惹かれつつあるニルナだったが、ある日、正体がバレてしまう。
でもキースはニルナとの結婚を望んでいた。そんなとき、ニルナの実家、オーガンス領の茶畑では事件が起きていて……?
※作者がただ茶畑の話を書きたかったお話なので、細かいことはご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 12:10:53
7136文字
会話率:45%
ありふれた恋愛物語です。
最終更新:2023-01-01 20:10:01
22060文字
会話率:21%
私、ルアーナ・は伯爵家の婚外子で「お前は家族ではない」と嫌われていた。
十五歳のある日、魔導士一家の伯爵家の中で一人、辺境の地の戦場に派遣されることになった。
そこで家族ではない私は、無理やり派遣者として選ばれた。
家族には魔法も教わってな
いのに。いわゆる、生贄だ。
だけど私は死にたくないので、ディンケル辺境伯に自分を売ることにした。
ずっと隠していた魔法の力を、辺境伯様に見せて。
すると辺境伯様に気に入られた。
辺境伯様の御子息のジークハルトとも出会ったのだが、「チビじゃん」「あなたこそ、図体がデカいだけでしょ」「なんだと?」「なに?」と言い争いをするようになった。
そして三年後。
私は聖女と慕われていて、ジークは聖騎士と呼ばれていた……なんで?
ある日、私とジークは皇宮で開かれる社交界に行って、久しぶりに伯爵家に出会う。
伯爵家の人達は私の変わった姿を驚いて……?
※こちらは短編の連載版です。
短編から来た人も、1話から改稿しているので、ぜひ1話からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 17:00:00
108593文字
会話率:46%
私、ルアーナ・は伯爵家の婚外子で「お前は家族ではない」と嫌われていた。
十五歳のある日、魔導士一家の伯爵家の中で一人、辺境の地の戦場に派遣されることになった。
そこで家族ではない私は、無理やり派遣者として選ばれた。
家族には魔法も教わってな
いのに。いわゆる、生贄だ。
だけど私は死にたくないので、ディンケル辺境伯に自分を売ることにした。
ずっと隠していた魔法の力を、辺境伯様に見せて。
すると辺境伯様に気に入られた。
辺境伯様の御子息のジークハルトとも出会ったのだが、「チビじゃん」「あなたこそ、図体がデカいだけでしょ」「なんだと?」「なに?」と言い争いをするようになった。
そして三年後。
私は聖女と慕われていて、ジークは聖騎士と呼ばれていた……なんで?
ある日、私とジークは皇宮で開かれる社交界に行って、久しぶりに伯爵家に出会う。
伯爵家の人達は私の変わった姿を驚いて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 18:00:00
27969文字
会話率:47%
フルバート侯爵家長女、アロナ・フルバートは、婚約者である国の第三王子ルーファス・ダオ・アルフォンソのことを心から愛していた。
両親からの厳しすぎる教育を受け、愛情など知らずに育ったアロナは、優しく穏やかなルーファスを心の拠り所にしていた。
彼の為ならば、全て耐えられる。
愛する人と結婚することが出来る自分は、世界一の幸せ者だと、そう信じていた。
しかしそれは“ある存在”により叶わぬ夢と散り、彼女はその命すら失ってしまった。
はずだったのだが、どういうわけかもう三度も同じことを繰り返していた。四度目こそは、死亡を回避しルーファスと幸せに。そう願っていた彼女は、そのルーファスこそが諸悪の根源だったと知り、激しい憎悪に囚われ…ることはなかった。
愛した人は、クズだった。それでも確かに、愛していたから。その思いすら捨ててしまったら、自分には何も残らなくなる。だから、恨むことはしない。
けれど、流石にもう死を繰り返したくはない。ルーファスと離れなければ、死亡エンドを回避できない。
そう考えたアロナは、四度目の人生で初めて以前とは違う方向に行動を移したのだった。
「辺境伯様。私と契約、致しませんか?」
そう口にした瞬間から、彼女の運命は大きく変わりはじめた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 18:55:42
144441文字
会話率:43%
起きたら知らない世界にいました。周りから聖女だと認識されているっぽいです。そんな自覚は一切ないのに。元の世界に戻れる気配がないので、どうにかここで暮らしていかなければなりません。辺境伯様が保護してくださるそうなので、手を借りつつできるだけ
一人で頑張ります。何とかなる、かな?だってどうやら、この世界は(私にとって)安心設定のようですから。
※ 恋愛要素はずっと後になってからの予定 / 設定甘め / R15は念の為 ※ ゆるっと読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 20:28:43
315142文字
会話率:82%
「これ、もう飽きちゃった」
伯爵家の次女、シルヴィア・ノーマンの姉、イザベラ・ノーマンは飽きっぽくて何でも雑に扱うので、すぐに物を捨てる癖があった。
シルヴィアはそれをもったいなく感じており、独学で再生魔法を覚えてそれを直して大切に使ってい
た。
「また、私のものを盗って勝手に使っている……。もう、あなたは仕方がない妹ですね」
しかしイザベラは自分のものが盗られたと主張し、それを許す健気な姉を演じる。
「よく考えてみれば田舎暮らしは嫌です。辺境伯様の顔にも飽きちゃったし、シルヴィア、わたくしの身代わりになりなさい」
挙げ句の果てにイザベラは婚約者である若き辺境伯フェルナンドにも飽きたと言い出して、シルヴィアに押し付けようとした。
このままだと両家に迷惑がかかると思ったシルヴィアは彼女の代わりにフェルナンドの婚約者になることに。
「シルヴィアが婚約者まで奪った!」
妹が嫁いで行ったあとに、そう騒ぎ立てるイザベラは辺境伯の幼馴染である第二王子に泣きつく。
その頃、シルヴィアは辺境の地で得意の再生魔法を駆使して荒地を元に戻すことに成功し、辺境の聖女と崇められるようになっていたが、そこにイザベラの話を聞いて怒れる王子がやってきて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 12:00:00
187282文字
会話率:41%
教会で仕事を押し付けられる日々の中、コツコツ貯めた小銭を金貨一枚に交換した帰りに一人の男性に出会った。
雨の中帰れず困っているようで、勿体無いが金貨一枚を渡すと後日彼はまた教会にやって来た。
「俺はレスターと言う。早速で悪いが君を連れて帰
りたい」
「は?」
そして、聖女の仕事を頼んでいた彼は雪の街スノーブルクの辺境伯レスター様で私を連れて帰りたいと言い出し私はそのまま、教会からレスター様の邸に連れて行かれた。
そして、私がいなくなった教会は段々と大変なことになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-19 22:52:51
6656文字
会話率:51%
下っ端聖女の孤児院上がりのシルフィ・エルネスカは、昼の業務中は寝てしまい上司から問題児扱いされていた。その理由は彼女が精霊の赤ちゃんのお世話を任されていたからで、深夜のワンオペのせいだった。
精霊のお世話係は王国の重要な役職で王太子と婚約
していたが、身勝手な王太子は別の女性を連れてきたうえに、たかだか赤ちゃんのワンオペなど簡単な仕事だとシルフィを無能と罵って追放してしまう。
しかし、自分よりも優秀な聖女ならばと、赤ちゃんたちと別れるシルフィは城を出る。彼女はそこでかつての幼馴染に再会するが、なんと彼は辺境伯になっていた。彼に付いて行った彼女の運命は大きく変わることになる。
※基本設定は緩めですのでご容赦下さい。
※4話完結と物語となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 08:00:00
12039文字
会話率:39%