これは人と動物、二つの姿をあわせ持つ半獣半人が暮らす世界、龍の一族に守られた国の話である。
海底で栄華を極める竜宮の長子、オト姫は美しい海亀の姫だ。
けれど、龍族の美の基準に当てはまらないせいで、“期待はずれ姫”だと影で笑われていた。
オト姫の努力も虚しく、犬猿の仲の婚約者(候補)には鱗美人な妹姫と比べられ、嫌みを言われる。
やりたい放題の同族の後始末にも追われ、何もかもが上手く行かない……。
そんなある日、オト姫は海亀族にイジメられていた鶴の青年・タロウを助けた。
「助けてもらっただけでねぇで、手厚い看護におもてなしまで……オラ、このご恩は一生忘れません」
タロウとの交流は疲れ果てたオト姫にとって救いとなり、それはいつしか恋に変わる。
身分違いの許されない恋の末に、二人が選んだ未来とは?
※期待はずれ姫~破談のあとに始まる恋~に名前だけ登場したオト姫の物語です。
前作読了後でないとわかりにくい箇所がありますm(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-03 19:00:00
36326文字
会話率:34%
僕こと現役大学生にしてネットオンリーのミステリィ作家である御神楽響の遠い親戚で、我が国でも一二を争う名家のお嬢様である海亀乙音は、まだ十五歳という若さで当主である祖父と両親を一度に失い、殺し合い上等の苛烈な相続争いの渦中に呑み込まれてしま
う。
自分自身には相続権は無かったものの、欲深き大人たちの中で孤立無援の状況にいる乙音を護るために、僕は周囲の反対を押し切って骨肉の争いの場に身を投じたのであった。
──それも現在ネット上で話題騒然の謎の超常的存在『ミステリィの女神』から与えられた、現実の事件において名探偵そのままに活躍できるという、数々の異能の力を携えて。
その異能とは具体的には、スマホのカメラを向けると画面内の人物の頭上に『被害者(候補)』や『すべての黒幕(仮)』等のいわゆる【属性名】が表示されたり、更には画面右下の【SW】ボタンをタップするとより詳しい個人情報が【ステータス・ウィンドウ】として表示されたり、同様に画面左下の【選択肢】ボタンをタップすると『撲殺』や『刺殺』や『絞殺』や『自殺』や『病死』等々の様々な『死因』が表示されたりするという、あたかも現実の事件をミステリィゲームにしてしまうかのようなものであったのだ。
中でも白眉なのは【選択肢】ボタンで、リストアップされた死因のうちどれか一つを選ぶと、何と本当に対象人物を死なせることができるというとんでもないものであった。
──しかしこれはやりようによっては逆に、人を護るためにも使えたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-23 20:00:00
37623文字
会話率:36%
バツイチ独身男性の主人公は、見知らぬ美女を助け、そのお礼にと、ある場所へ招待されるのだが、そこは、とんでもない所だった……いや、いい意味で。だがしかし『ある出来事』をきっかけに、事態はまさかの方向に発展していくのであった。
主人公の恋の行
方は? そして彼の運命やいかに?
誰もが知っている、あの物語へのオマージュ。そして、オレ的解釈。
*この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-30 23:24:15
26932文字
会話率:49%
私、浦島花梨は近所の浜辺で子供に虐められていた海亀を助けた。そしたら、お礼に竜宮城まで連れてってくれるという。断ったものの、ゴリ押しされて渋々竜宮城へ行くことになった。竜宮城についたら、超絶美形の王子様に一目惚れされた。そんなこんなで、王子
様が地上に返してくれない。竜宮城から地上まで戻るには海亀に乗らなきゃいけないんだそう。…王子様に従順な海亀、私を返す気はない王子様…あ、これ詰んだわ。……はやく私を地上に返して!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 11:07:05
3623文字
会話率:42%
小笠原諸島で産卵期を迎えた海亀は、魔王に征服され魔族以外にとっては終わってしまったはずの世界を救うため、女勇者となる。
鉄壁の防御を誇る甲羅を駆使し、平和のため時間・空間・世界を超える勇者の旅。
最終更新:2015-05-12 20:24:14
1000文字
会話率:24%
クイズ「海亀のスープ」でんでろ3バージョン
※同ハンドルで他サイトにも投稿しています。
最終更新:2015-02-11 11:43:44
214文字
会話率:63%
漁師の男と妻には、辛い出来事があった。男が飼う海亀を妻は見守った。しかし、その海亀は死ぬ。そして、男と妻は海へ船を出した……。
最終更新:2014-10-08 00:31:18
5218文字
会話率:38%
しんいちろうという若者が、海辺で大海亀から古い革袋をもらった。この袋、なんでも願いがかなう魔法の袋というのだが……。
最終更新:2014-06-22 19:01:51
3248文字
会話率:35%
時は神暦2501年。軍人一家の長男として厳しく育てられた漆谷真鶴は親友と卒業旅行に新代時代の博物館に来ていた。真鶴はそこで新代時代に死んだという少女の幽霊、海亀に出会う。
最終更新:2012-04-04 19:32:17
2946文字
会話率:52%