斉夕明は楓国の宮殿内にある「水蓮宮」と呼ばれる邸宅で薬を作り、農作業をする日々を過ごしていた。
ある日、監察御史の蒼信から彼が仕える成蓮殿下の毒見役を頼まれることとなる。この成蓮は后の子であるにも関わらず、三番目に生まれたばかりに帝位からも
っとも遠い位置におり、しかも本人も帝位には興味がなく、少し気弱な親王であった。夕明の家、斉家は代々毒が効かない一族で、夕明自身も致死量の毒を身体に含んでも、全く効かない特異な身体を持っていたため、毒見役としてお呼びがかかったのである。しかし、毒見をする者を犠牲にしてまで、食事を摂りたくはないと言い張る成蓮の人を思いやる気持ちと優しさに惹かれた夕明は、心から彼に尽くしたいと思うようになる。一方で成蓮も誠実な夕明に対して心を開くようになり、二人は親しくなっていく。だが、夕明達の穏やかな日常の裏では帝位争いが激しく行われており、夕明達も次第に巻き込まれてしまうのであった。
※この作品の著作権は伊月ともやにあります。無断転載・無断使用・無断引用・自作発言は禁止しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-20 17:31:13
106116文字
会話率:50%
天仙の珠璃は天界において罪を犯したため、罰として百年の精進潔斎を言い渡され、猫の姿で地界に堕とされる。
辿り着いた臻国の王宮で出会った国王・甯孜門の愛猫として暮らすようになるが――。
最終更新:2017-09-01 21:54:11
24190文字
会話率:30%
とある理由で王族直属の毒見役となったクテンと、ポンコツだと言われ捨てられかけた有能アンドロイドのトテンが、数年越しに想いを摺り合わせるまで。
最終更新:2016-09-11 00:00:00
33919文字
会話率:36%
宰相補佐官のメイドは強い。
まず、毒に強い。次に、暗殺者に強い。さらに、陰謀に強い。
しかし、更なる強さを求めた彼女は勢い余って王位争いと戦火の渦に飛び込んでいた。
SFでギャグで恋愛で、童話パロでバトルでミステリー?
19世紀英国に似たと
ある王国で巻き起こる、宰相補佐官とメイドの奮闘ストーリー!
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-08 12:00:00
151763文字
会話率:37%
その国では料理大会が毎年行われる。
今年は特別審査員として王様が参加することになった。
そのため王様が参加するにふさわしいテーマで料理の大会が開かれることに。
最終更新:2015-12-06 14:43:49
2459文字
会話率:25%
料理オタクのハルが周囲を巻き込みながら、ゲテモノ……モンスターを美味しくクッキング。※本編「神科学種」料理ネタのおまけ話。不定期更新
最終更新:2013-05-24 22:32:07
10648文字
会話率:25%