我が主・双木涼平は、死者の魂が流れつく冥界への入り口を守りし番人である。本来ならば女にしか務まらないお役目であるが、今は訳あって我が主が務めている。
そして私は、我が主にお仕えする三つ頭の番犬。人は私をケルベロスと呼ぶ。
今は我が主、
そして我が主の父君からの命を受け、人に化け、我が主とともに男子高校生として生活しながら、本来の役目である番犬としても働いている。
冥界とは、死者の魂がゆっくりと浄化され、心安らかに過ごしながら生まれ変わりの時を待つ場所である。
脱走は御法度。私に与えられた使命は、我が主の許可なく冥界から脱走した者をとらえ、食い殺すこと。
……であるはずなのだが。
なにかとトロく、けれど頭脳は常に冴え、さらには超がつくほどのお人好しである我が主は、冥界からの脱走者がかかえる怒りや心の歪みを解消しようと奔走する。
私はそれに付き合いながら、我が主とともに脱走者の死の真相を追いかける。
すなわちこの物語は、不本意な死と理不尽な人の心をめぐる、あの世とこの世の間を駆ける我が主による推理譚である。
※エブリスタにて同時連載中です。
※執筆中の作品であるため不定期更新となります。気長に応援していただけましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 06:36:24
13353文字
会話率:40%
神と死者の魂のやりとりが織り成す異世界転生系。
神の間にて、死者の魂と輪廻転生、異世界転生の希望者への聞き取りや、そのあとの采配。神々の仕事を克明に記す。
そして、神々は言う。
「この世に神も仏も無い」
彼ら彼女らの奮闘、ス
トレス、そのすべての原因は人類にあった。
彼ら彼女らに平安は訪れるのか?
神々のマジレス奮闘記が今明かされる。
*注意*
登場する神物、人物、その他諸々は架空であり実在の神物、人物、物事とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 03:24:51
110665文字
会話率:37%
《クロスロード》──それは死者の魂を保管した〝生者と死者が逢える〟仮想空間。
いつからか、そこに《悪霊》と呼ばれるモンスターが出現し、死者の魂を喰らい始めた。
《クロスロード》をVRとして体感する生者ユーザー《ロードクロッサー》の
1人、柊穣(ひいらぎみのる)は、悪霊や、死者の魂を利用する卑劣な《ロードクロッサー》との戦いに身を投じてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 17:00:00
13644文字
会話率:38%
そう遠くない未来の話。
突如として開いた現世と幽世を繋ぐ門が顕現、暗き帳の門より死者の魂が北海道に解き放たれた。
各地に現れた五つの『爆心地』より放たれし『荒魂』はたちまち生命と文明を喰らい尽くすも、力強く生きる人々は神妖と魂拍の力を
もって抗い続ける。
「我らは『荒魂』を滅ぼす者、人の世に安寧を与えるべく魂を滅ぼす者――『荒魂滅師《リベレイター》』」
「私は『荒魂』を清め還す者、全ての者の安寧を取り戻すべく魂を禊ぐ者……魂を禊ぎ祓う者、『荒魂禊師《クレメンサー》』。
そしてある時、『爆心地』から一人の少年が現れた。
「僕は魂を照らし映す者」――三者が創り三様の進む道が示すは、滅びか救いか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 20:47:14
84288文字
会話率:45%
俺、神能秀一、二十歳。職業ニート。いや、実はね、親が金持ちなのをいいことに、まだ誰も目指したことのない”ニート王”となるべく、毎日ネトゲに勤しんでたんだけど、ある日、息抜きに散歩してたら事故に巻き込まれて、呆気なく昇天しちゃったんだ。でも
死者の魂を浄化するという煉獄で女神様と遭遇して……。ニート王としての傍若無人な振る舞いが彼女の怒りを買い、とうとうスキルをひとつも与えられることなく、異世界へ転生させられちゃったんだ。異世界って、けっこう過酷でしょ? さあ、どうする、俺? 親の世話になれない以上、やはり普通に就職するしか手はねえのか? 冗談じゃねえぞ! しょうがねえ、こうなったら園児の頃の憧れの職業、勇者でも目指してみっか!?
※アルファポリスにて掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 19:05:55
151805文字
会話率:29%
魔法と科学が融合した時代。
生物の魂や幽霊を操ることができる唯一無二の職業『ネクロマンサー』は、子供たちもあこがれる職業ナンバーワンになっていた。
しかし、ネクロマンサーを認めない者達は、天使という魔術兵器を作り出し、ネクロマンサーを
襲撃。
ネクロマンサーたちもまた、死者の魂を利用した魔術兵器『コフィン』で天使に対抗していた。
◇
謎の施設で目を覚ましたボク、御園(みその)アマリは、『誰かのためにここに来た』以外の記憶を失っていた。
そして、ケモノの姿をしていた生存者と出会い、天使と戦いながら施設から脱出するために行動を開始した。
『誰かとの記憶』を思い出して、施設から脱出して、家に帰る。
ただ、それだけのために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 20:00:00
16641文字
会話率:48%
お盆は死者の魂が霊界から現世に戻ってくる季節。
そんな時には不可解な事が起きるもの。
そう、例えば鳴らないはずのラジオから、人の声が聞こえてきたり……。
『夏のホラー2022』投稿作品です。
最終更新:2022-08-13 23:46:26
1000文字
会話率:75%
不治の病で死んだ私は、一年間だけ三途の川のほとりにある食堂で働くことになった。現代の三途の川は観光名所になっていて、生者と死者の魂が入り乱れて騒がしい。
奪衣婆や鬼、慣れない仕事に疲れた者たちの愚痴を聞き、元気づける料理を作る。そんな静かな
日々の物語。
■短編としてアップしていた作品を、若干加筆修正しています。
■カクヨム・エブリスタ・魔法のiらんど・pixivにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 19:00:00
14514文字
会話率:54%
死者の魂が現世に溢れ混沌としていた世界。2人の神によって「天国」と「地獄」が作られ現世と合わせた3つの世界に安泰が訪れた。
最終更新:2022-06-11 22:13:37
221文字
会話率:0%
海で死んだ人が流れつく岩場。そこは死者の魂を鎮めるために地蔵が建てられており、その数は尋常ではなく、人気のない場所であることも相まって不気味な雰囲気が漂っている。そこで撮った写真にはあるものが写りこんでいた。
最終更新:2022-05-27 07:00:00
1793文字
会話率:59%
死を意識することなく死んでいったいい人たちの魂が集まる街が人知れず存在していた。とある日本人旅行者がフランスに旅行した際に、ワイン作りで苦労している女性と知り合ったが、その後事故に遭ってしまう。人の縁がつなぐ不思議な人生が始まっていくこと
を書いた物語です。
この作品は、noteにも掲載しています (https://note.com/ongoing_teriha/n/n99c503fa068d)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 09:19:28
13151文字
会話率:35%
死者の魂が行き着く所、冥界。
その世界を収める王、冥王がいる。
迎える死者の魂、送る死者の魂と輪廻転生の仕事の中、暇を持て余した冥王が、手にしたのは『ライトノベル』だ。
読み漁り、ついに自らも行きたくなったが……。
それすら口にするのは冥界
の王として言語道断。
だが、そんな時一つの問題が飛び込む。
『魂の行方不明。人間界で起きるけいどながらの天変地異』
それを調査すると出てくる言葉【異世界】
そして、更に起きる一人の少女の転移。
それを追求し、魂や人の転移を阻止する為。
冥王は、この問題を利用し行ってみたかった【異世界】で冒険を試みるがドタバタに巻き込まれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 08:32:44
516140文字
会話率:58%
空飛ぶ金魚に囲まれた俺に女は言った。
――殺すかい?それとも殺すかい?
宮村夏生は妹の沙耶が十六歳になった日に心中した。
しかし夏生は奇しくも一人だけ生き残ってしまう。
そして呆然自失としていたある日、夏生の目の前に空飛ぶ金魚が現れ
る。
金魚を追って行くと、その先にいたのは死んだはずの沙耶だった。
けれど沙耶は夏生から逃げるように走り去る。
そして今度は沙耶を追って行くと、辿り着いたの一軒の喫茶店だった。
そこにいたのは一人の女だった。
「ようこそ金魚屋へ。君が来るのを待っていたよ」
金魚とは未練を持って死んだ死者の魂だと女は語った。
そんな金魚を弔う《金魚屋》が導く先に待つ夏生の選択。
そしてその選択がもう一人の兄の選択を導いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 19:49:34
103226文字
会話率:39%
一緒に夏祭りへ行くはずだったその日、棗累(るい)の双子の弟、結(ゆい)が脳死となった。
お土産に頼まれた金魚を持って縋りつく累だったが、結が《鯉屋の跡取り》として死者の世界に連れ去られてしまう。
累は結を連れ戻すため、死者の魂である金魚を
《死分け》する《金魚屋》に身を置いた。
そこで累は死後の魂のカーストを見る事となり、結が背負わされるものの重さを知る。
累は金魚屋で出会う人々の力を借り、結を取り返すため鯉屋に立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-09 18:04:23
146602文字
会話率:54%
地球担当として派遣された、新米神様のフレッシュ。
彼はある問題に、頭を悩ませていた。
それは、【転生者多すぎ問題】。
なぜか予期せぬ死者の魂(絶対に日本人)が、天界に戻らず彼の元へ来る。
天界に問い合わせるも、「予定表にない死は扱わない
」との一点張り。
いつまでも手元に置いとくわけにもいかず、仕方なく異世界で第二の人生を送ってもらうことにした。
しかし、これが大きな間違いだった。
どうしたわけか、転生者は絶大な力を手に入れ、異世界でやりたい放題していた。
異世界の神様から、彼らが大暴れしていて困ると、怒鳴られる日々。
天界からの評価も、下がる一方。
彼はすでに、ノイローゼになりかけていた。
そんなフレッシュの元を、今日もまた転生希望者が訪れる――。
※カクヨムにも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-23 14:31:47
9298文字
会話率:51%
とある医師団が、全ての死者の魂の安寧を祈り、光の世界を作り上げた。(※重複投稿しています)下敷作品:詩集L 光の世界
最終更新:2021-10-30 09:30:32
900文字
会話率:9%
町外れの廃墟通り。墓地にほど近いその中の1つのボロ屋には死霊術師がいるという。
死霊術。死者の魂と対話をしたり、死者の魂を呼び出したりする。信じられてはいないが、死者を生き返らせることも出来るとか……。
死者を辱めていると忌み嫌われることも
あるが、それでも人々に求められてはその術を使い依頼をこなす者を死霊術師という。表立って活動はしておらず、人々もまた表立っては関わろうとしない。
死霊術師カバネ。それがこの墓地ににいる死霊術師だ。
噂では彼こそが死霊術で蘇った死者だとか。そしてその術者がそばに居る助手の女性だとか。それが真実かどうかは定かではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 16:55:30
6010文字
会話率:57%
青目龍司は29歳会社員であった。彼はアニメオタクであった。今日は龍司の大好きなアニメ『転生したらスラリンだった件』の第二期第二部の放送開始日だ。残業を終え、二十四時間営業のスーパーでシールの貼られた弁当と発泡酒を買い、帰路についていた。
し
かし、その途中、信号無視をしたトラックにはねられしまう。痛覚すら感じないほどの即死。
走馬灯もなく、意識を失った龍司は目が覚ますと女神の部屋にいた。
女神は死者の魂を案内する役割なのだが、重度のアニメオタクであり、意気投合。異世界に転移してみるか提案される。
戦う力など無いと話すと、特別にスキルを与えられた。
「あなたのスキルは【強靭】【無敵】【最強】それと【粉砕】【玉砕】【大喝采】です」
どうやらオレのスキルは【強靭】【無敵】【最強】それと【粉砕】【玉砕】【大喝采】らしい。
某カードゲームアニメの白い仮面を被った男の台詞に似ていたが、龍司はそのスキルを武器に異世界へと旅立つ。
これは、アニメオタクが異世界で無双するだけの話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:06:56
13417文字
会話率:25%
「ねえオージ、本当にそっちに行くの? 暗いし、狭いし、オバケが出そう……」
尋ねるのは、13歳の少女。
「そのオバケを探しに行くんだから、当たり前だろ」
答えるのは、20歳の男。
訳あって年齢が逆転した姉(13歳)と弟(20歳)は、
“オニ”と呼ばれる死者の魂を、彼ら専門の遊園地“宵の遊び場”へと案内する“アテンダント”だった。
彼らはどうして“アテンダント”になったのか?
姉弟の年齢が逆転してしまった原因は?
「ちょっと! お姉ちゃんに向かってその口の利き方はなに?!」
「ごめんごめん」
観覧車を担う英国(風)紳士、
メリーゴーランドを操る戦闘狂の美女、
個性豊かな同業者たちに囲まれながら、二人は今日もオニを探す。
「“宵の遊び場”へようこそ。どうぞ、素敵な時間をお過ごしください」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 20:06:30
58008文字
会話率:33%
魔王軍と戦い、戦を有利にするためにシショウ王国の王、ショウは異世界の死者の魂を呼びこの世界に呼び出そうと儀式を始める。
そこに現れたのは中性的な顔立ちをした男、アギトだった。
この国のため、ひいては世界のためにと協力を願うショウだが…
…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 22:38:06
2566文字
会話率:50%
イリアル・レスベック=モアは、冒険者ギルド「龍の息吹(ドラゴンブレス)」の設立兼最高責任者。そして極度の女好き。
その街でその名を知らぬものなどいない。
そんな彼女の裏の顔は、悪魔と契約を交わした快楽殺人鬼であった。
今日もどこかで、彼女の
機嫌を損ねた人間が一人、街から消えていく。
毎週木・日17時更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 17:00:00
143999文字
会話率:38%