文学的科学者たちは“変換”を行い、世界を巨大な柱時計にした。
人や動物、魚や虫や植物、黴、微生物などの生命。風や土、光、水、石、遠き果ての星々、そして、その間を理める暗黒という自然。ビル、車、ティッシュペーパー、ゴミ、瓦礫、フランスパンなど
の人工物。今では全て、この時計というイメージの一部だ。
例えば、ある一つの原子は文字盤に装飾されたダイヤモンドに“変換”されたかもしれない。側面にある木目の一つには、国際を牛耳った超大国が宿っているかもしれない。いくつかの銀河がまとめて、歯車から摩耗した金属粉に“変換”されたかもしれない。それらのことは科学者たち自身も理解してはいない。ただ肝心なのは、この時計のあらゆる構成要素は、大小問わず、元の世界の何かを表しているということ。例外はただ一つ。あなただ。
noteにも掲載しています(https://note.mu/mutsukilin/n/ne492bd6231c1)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-23 01:28:40
3059文字
会話率:0%
異世界サーティン。人間、獣、人に致命的な危害を与える獣(モンスター)、精霊、エルフ、そして悪魔と呼ばれる存在...多用な活動体が暮らすこの世界では、文明が興った時より語り継がれる神話がある。
【始祖四柱】
世界が興る...その瞬間世界の
中心では、全てのエネルギーが集約、その他全ての概念に先立ち、まず、名もなき神が出ずる。そして世界を創造し、その神に祝福された生命に満ち、その世界が終末を迎えると同時に新たな世界が興る。
これはそんな世界が13番目に興った時の物語。
はじめに出でた神は世界を創造するため役割が異なる三神を生み出し力尽きる。
『天皇神デシウス』この世界の基礎となる空間や大地、空気、植物など世界の構成要素とされるほぼ全てを創造したと謳われる。
『炎獄神アプセト』獣をはじめとした様々な生命を生み出し、祝福を与えたとされる。
『水龍神フルイド』デシウスも創造できなかった海域を生み出し、そこにのみ潜む生物を生み出したとされる。
そして『地盟神ガイアス』三神の中でも初めに生み出されたとされる天皇神デシウスより産み落とされた、この世界で唯一の二世神。人を生み出したとされ、人族にとって主神として親しまれている。
この四神により世界は支えられていると考えられ、世界を支える支柱になぞらえて【始祖四柱】とよんでいる。
その世界でモンスター相手に戦う冒険者にあこがれ、ほかの冒険者や国を守る騎士、村人など様々な出会いを経験しながら成長を重ねていく主人公の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-22 21:24:29
28665文字
会話率:18%
約12万文字。薄い小説一冊分(読書時間1時間30分程度)。完結します。
変わり果てた友人と紡ぐ、少年と救済の物語。
砂と岩の国に生き、水に呪われ涙さえ枯れ果てた民、カルマ。彼らに齎される唯一の奇跡、涙で雨を呼び民を潤す存在――神子。
辺境
の村に生きる少年、レオとアリスは身を寄せ合うように生きていた。アリスが神子だと発覚し、城に召し上げられるその日まで。
八年後、アリスを追って登城したレオが見るのは、世界の理か、人々の弱さか――
<登場人物>
アリス カルマの国で唯一涙を流し、雨を齎す神子の少年。口が悪く精神的に不安定。
レオ アリスの幼馴染。神子を追いかけ宮廷料理人として城に上がる。飄々としており、柔軟な性格。祖字は書き出せるが才能はない。
キリ 神子親衛隊長。枯れた二年で全てを失ったがために、救済の象徴である神子に固執する。真面目で意固地。マリベルには頭が上がらない。
マリベル 城の女中。元々はキリの家に仕えていた。見た目は可憐な少女だが年齢不詳。
アンバー 神子学研究室長。カルマの根幹をなす神子の解体を目論む。その探究心は神をも恐れない。
殺戮王女 真紅の髪を持つ国の現党首。王家が純血主義を掲げ近親婚を繰り返したことの弊害で、狂戦士の気質を発現している。戦場を何より愛し、純白の花嫁衣装を纏って切り結ぶ相手を探している。
<用語紹介>
カルマ 国、民、どちらも指す。砂と岩の大地、極寒の夜と灼熱の昼。その過酷な環境に適応進化した種族。その結果、砂塵から身を守る為に瞳が瞬膜で覆われ、涙を流すことができない代わりに、心が頑健になったといわれている。
神子 水に呪われたカルマの中で、唯一涙を流し雨を降らせることができる存在。代替わり制で、現在確認されているのは男児のみ。
神子制度 散発的に再誕する神子の心身の庇護を、血統によって維持される王族が行うという建国時から存在する制度。
祖字 カルマの一部の者が書き出し操ることができる世の構成要素。魔術、呪術、科学等、あらゆる分野を学ぶにあたり祖字が基礎となっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-31 00:00:00
123842文字
会話率:42%
人体のすべての構成要素を部品化できる人類史上、最も画期的な発明がされた。その原動力とは……
※カクヨムにも投稿しています
最終更新:2016-03-17 16:51:50
679文字
会話率:80%
就活中であった大学四年生の紅威 仁(あかい じん)は履歴書を書くときに自分を見つめ直したが、これといった特徴がないことに愕然とした。そんな彼は突如として心臓麻痺に陥り、命を落としてしまう。
気が付けば、そこは人の姿と化した多種多様な妖
怪、妖精、龍達が住まう剣と魔法の異世界。
仁はなんと吸血鬼の王様になっていた!
魔法や“グロワール”という一種族に一人しか顕現しない特殊な力を使い、バトルあり、メイドあり、そしてハーレム満載の異世界吸血鬼統治物語!
君 は もう、 人 外 無しに は 生きられない。
第一章はまだ序章。第二章からチートモードで本格的に物語が動き出します。
第三章はスーパーハーレムです。
旧題『ブラッディ・ロアー ~吸血鬼の王に弱点はほぼない~』
◆甘えん坊な主人公が覚醒して強くなり、使命を真っ当しようとする最中、ハーレムを構築していく物語。
<構成要素>
“子供になって可愛い女の子に甘えたい”
“おっぱい大好き” “なんでもしてくれる女の子”
“逆に甘えさせたい” “イタズラしたい”
“押し倒されたい” “ケモ耳、尻尾大好き”
“吸血鬼と神の最強ハイブリッド”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-28 15:14:09
212559文字
会話率:32%
戦国時代末期。関東では北条家と豊臣家との臣従交渉が大詰めを迎えようとしていた。そんな折、大和源九郎という忍びに下った密命は、鹿島神宮から日光山へ移送中の宝刀『小狐丸』をすり替えよというもの。しかし鹿島一行は刀狩衆なる者達の襲撃を受け壊滅、小
狐丸は奪われてしまう。やむなく源九郎は生き残った巫女の少女に協力するふりをして、小狐丸の奪還とすり替えに臨む。そして、彼は知ることになる。豊臣秀吉の刀狩令、織田信長が引き起こした石上神宮焼き討ち事件の背後に潜む、伝説の神宝の存在を――。
※物語の構成要素についてはキーワードを参照折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-24 18:43:23
123426文字
会話率:43%
異世界ファンタジーです。
万物の構成要素・結聖。操ることで生物や自然現象の操作が可能となる。応用に〝記憶を抱いた結聖〟を抽出し、破壊する〝忘却術〟がある。
忘却屋のクリスはある日、不審な死を遂げた少女の記憶の忘却を依頼される。その日から始ま
る不可解な事件や地下組織の接触。封じ込めるつもりだった過去の罪が全ての鍵を握っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-19 23:31:18
100619文字
会話率:34%
ここではないどこか、いまではないいつか。
信愛する兄と妹以外を世界の構成要素として必要としない少年は、人間が異形の存在に変異する現象に遭遇する。この世の論理を突破する人間たちの増加。次々とデタラメに書き変わっていく世界の物理法則。ヒトの精神
と認識が世界に発言する機会を得た時、世界という言葉の意味が変革する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-19 23:44:53
1367文字
会話率:0%
登場人物相関図、世界観、plotofdevelop等等、物語の構成要素とされる既成概念を端から無視しています。未知ばかりの未知を体験して下さい。
最終更新:2007-05-29 05:31:59
1751文字
会話率:0%