毎朝お稲荷さんに手を合わせるのを欠かさない真面目なサラリーマン、吉田勇吉。定年を数年後に控えたある日、不思議な出来事に出会う。
この作品は "Peach Garden"〜桃園沙里の短編小説集〜 http://sarim
omo.web.fc2.com/ にて発表済作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 17:34:18
9567文字
会話率:60%
学校帰り、駅とは真逆の方向へ向かう彼を見て気になって後を追いかけてみた。苔に蒸されて、雨上がりのきらきら光る水たまりのあるその階段を登りきった先には、大きな鳥居。その先には、熱心に何かに手を合わせる彼の姿があった。彼は何を祈っているのか、何
を思っているのか。しかし、気になる彼のことを考えているだけの私にも危機が迫る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-30 13:06:09
6520文字
会話率:40%
地域で伝承される神様は、何でも切れる力の持ち主だった。
「……は、鋏様、鋏様……どうか、私の願いを叶えてください」
少女が切なる願いが届くようにと手を合わせる。
切りたいという願いが、少女の未来を変えた。
こちらはSNSに投稿して
いた短い小説を「文フリ短編小説賞2」への投稿用に書き直した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-12 02:00:21
9351文字
会話率:39%
私は毎日、お墓の前で手を合わせる。いつもあなたの好きな飴を置いてかえるの。だってあなたは食べてくれるでしょ?
最終更新:2016-10-19 22:35:57
564文字
会話率:45%
お墓参りに行かなくなった。
せめて、気持ちくらいは、と、知らない人に手を合わせる。
涙は流れない。
ドライだから。
最終更新:2015-08-13 00:04:11
330文字
会話率:0%
いつも行く回転寿司で飲んでいると、六十歳代の女性客が来た。店に文句をつけるその客に、先客が声をかけた、「一人息子を亡くした店主を温かい目で見てくれ」と。
女性客が帰った後、店主は先客に手を合わせる。
最終更新:2010-02-11 21:26:06
2045文字
会話率:40%