神の存在を証明したとき、人は神を従属させることを願った。そしてそれが全ての始まりだった。
魔人、魔獣、はたまた悪神、あるいは悪鬼羅刹。
かつて人間が空想した全ては最悪の災害として実現した。それが約千年前の神話血戦である。
あらゆる災害が意思
を持ち、神話の如く人間へと襲いかかった。
人類は異界を生み出すことで何とか事なきを得たが、意思持つ災害は虎視眈々と異界から抜け出す機会を狙い続けた。
そんなことも千年の時が経ち、伝承は途絶え、失われ、人類はそれを神話として再び空想へと落とし込んだ。
しかし、そんな中にも異界を研究する者も存在していた。また、千年の間に異界へと移り住むものも少なくなかった。長い時が過ぎれば、人も神も魔も遺恨を忘れていき、かつて人が生み出した異界は、神界とも魔界とも呼ばれるようになっていった。
かつての異界は時を経るにつれ、神話血戦以上のさらなる混沌を、今まさに謳歌していた。
そんな異界に移り住む者なんて馬鹿かロクデナシか、そうでなければ馬鹿かつロクデナシの両方なのは言うまでもなく、そして例には漏れず、異界においては最弱種族であるにも関わらず、あらゆる存在に喧嘩を仕掛けた異常者の集まりがいた。
その異常者達の目的は唯一つ。異界の空を蒼穹に染め上げること。
彼らは自らの目的を掲げるように、その名をコミュニティ蒼天大征と名乗った。
神からすれば意味不明。悪魔ですらも目を瞠る。
突如として異界に訪れた天災は森羅万象に問いかける。
「お前らの空は何色だッッッ!!!」
混乱極める異界の空に騒乱ならぬ蒼乱が訪れる!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-06 22:23:03
7438文字
会話率:16%
あの子を救う為に悪鬼羅刹ともなろう。
敵国の侵略により自分の命も愛する人も守れず、無念のまま死んだ俺は創造主により生まれ変わることになった。しかし生まれ変わった先は侵略してきた敵国だった。
最終更新:2021-05-29 20:00:00
97771文字
会話率:58%
かつて、京都を恐怖と混沌で支配した妖怪の一団。それを束ねた茨木童子と酒呑童子。殺戮を好み、奪って殺して飲んで詠う。されど悪鬼は源頼光ら一行に滅ぼされた。この人妖の戦争から生き延びた茨木童子もまた、頼光四天王の一人、渡辺綱に討伐されることにな
るが…?
それは、恋というにはあまりに歪。
それは、憎しみというにはあまりに純粋。
鬼と人の合間にて、何者にも支配されぬ鬼姫の選択とは…⁉︎
囚われることのない恋愛ファンタジー、ここに開幕‼︎
※説明不足、誤字等がありましたら、感想でお教え下されば幸いです。修正させていただきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 20:54:57
10553文字
会話率:69%
「転生者を排除せよ、それが君に課せられた任務だ」
異世界からの転生者が現実世界に紛れ込んだ。
剣と魔法の世界における、勇者一行と大魔王軍。
伝奇世界における、退魔一族と悪鬼羅刹。
天国と地獄に分かれた世界における、天使と悪魔。
超
常的進歩を遂げた技術世界における、機械帝国と連邦国の兵団。
多種多様なる十の異世界から差し向けられた転生者。
異世界の流入とは即ち、現世崩壊の兆しである。
政府特務機関、異界情報危機対策局。
通称『異対』第一支部、三班。
班長、朝倉零次。
転生者を取り締まるエージェントである彼には、誰にも知られてはならない秘密があった。
それは彼もまた――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 23:26:48
21844文字
会話率:20%
春、四月。高校生になった皆守紘(みなもりひろ)は、学園に向かう途中で、白銀の少女パンドラに出会う。
「シャロンをたすけて!」
連れて行かれたのは、とても現実とは思えない場所――暗雲がたれこめ、無数の髑髏がちらばり、悪鬼羅刹が跋扈する黄金の異
世界だった。
そこにいたのは月光の涼やかさと、月光を映しとる鋭刃の凄絶さを、相矛盾することなく兼ね備えた《傲慢の狩人》カイン。そして彼に嬲られる《矜持の騎士》シャロンだった。
シャロンの奮闘もむなしく、カインは少女ふたりを殺害する。そのさまをただ見ているしかできなかったヒロは、思いの丈をただ叫ぶ。
「誰かが死ぬのは――もう嫌だッ!」
「……なにィ!?」
少年はずっと祈っていた。願っていた。彼になるまえからも、彼になってからも。あまりに儚く、あまりに浅ましい理想を、ずっと抱きしめて生きてきた。
その祈りが、少女たちの命をよびもどす。
三人はちからをあわせ、激戦のすえにカインを打ち破る。
黄金の世界は消え、現実の世界が還ってくるかに思われたが――。
「ありがとう。そして、初めまして。あとはそれから……ようこそ、かしら。騎士さま」
世界はここから変わる。
本作は「高坂悠貴」名義において重複投稿されています。重複投稿先についてはtwitterアカウント(https://twitter.com/SinShockJack)でご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-04 20:14:52
121274文字
会話率:36%
文久三年。京の都に突如、酒呑童子を首魁とする鬼たちが蘇った。町は鬼に侵され、人々は無残に殺されていく。そんな窮地に、大天狗の弟子・鞍馬雪花や、沖田総司が所属する壬生浪士組が対峙する。しかし、武芸に優れた侍も、強力な悪鬼羅刹の前に撤退を余儀な
くされる。
そうして鬼に侵された京都は、多くの人々を残したまま、略奪された。
一年後、元治元年。壬生浪士組改め新選組に幕府から令が降りた。京都奪還の令である。新撰組は江戸で隊士を集め、京都を奪い返すために出立する。そこには、鞍馬雪花の姿も。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 08:05:34
5008文字
会話率:42%
森島月光と森島果樹の兄妹はひょんなことから死んでしまう。なんやかやあって二人は『魔物』として異世界転生することに!?
大変だ!
兄はトカゲ。妹は樹の精霊。
(*_*)そんな魔物で大丈夫か!?
笑いあり!? 涙あり!? 兄妹は悪鬼羅刹
のはびこる異世界を生き残れるか!?
どたばた☆バトルコメディー!
全十九話。
①兄②妹で話の進む兄妹なかよし仕様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-08 11:21:22
96789文字
会話率:40%
ドラゴンに滅ぼされかけた異世界を救い現実世界に帰ってきた風間エイジ。
だが、戻ったと思ったらそこはパラレルワールド。
家に帰ったと思えば、高飛車な義妹に双子の姉妹メイドとダンディな執事と生活する事になり、学校では隣の席の銀髪美少女は精霊使い
。
ひょんな事から、銀髪の精霊使い赤城ユイの助手をする事になったエイジは周りからは無能力者だと軽視されていた。
だが彼には関係ない。
なぜなら、彼は千の竜を喰い、千体の竜の力を得たチートスキル「ドラゴンイーター」の担い手だからだ。
魑魅魍魎、悪鬼羅刹を相手にしながら、スケベな主人公が人助けをする物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 23:25:00
239821文字
会話率:42%
葛城誠は、交通事故で不思議な力を手に入れたが、
それは、冥府魔道すなわち地獄と現世を繋ぐ力であった。
冥府魔道に潜む悪鬼羅刹が、現世に現れる。
現世に現れた悪鬼羅刹と誠の戦いが始まる。
最終更新:2020-04-21 19:39:47
4566文字
会話率:17%
読み速にて晒し待ち中
昔々、あるところに悪い魔王がおりました。その魔王は邪智暴虐の限りを尽くし、人々を苦しめました。
誰もが絶望し、神に祈りを捧げます。哀れに思った神様は人間の魂に祝福を授けました。職業という産まれた時に与えられるジョブ
を得た人間達はそれぞれの役割に沿って魔王軍に戦いをしかけました。それでも魔王には遠く及びません。
ある時、一人の若者が神に祈りました。
「必ずやかの悪鬼羅刹たる魔王を討伐してみせましょう。もう誰も悲しまない世界のためにも」
若者には神の祝福が与えられていません。それでも若者は死を覚悟して魔王に勝負を挑みます。
神はその若者の勇気ある行動にいたく感動しました。そして祝福を授けます。無謀とも言える勇気を称して勇者という役割が与えられた勇者は命を賭して魔王と戦います。
勇者は三日三晩に渡る死闘の末に魔王を封印しました。
魔王が封印を破るたび、神は勇気ある若者に加護を与えました。勇者となった人間は特異な髪色と瞳を持ち、絶望する人々に希望を与える存在となりました。
『魔王と勇者』より抜粋。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-30 00:38:50
79506文字
会話率:36%
生まれついてのノーテンキ。
きわめて、ご陽気にすぎた思考回路。
そのような気質をたぶんに含む、恐れ知らずの少年。
彼はふと気づくと、この世の魔境。阿鼻叫喚なる縮図。
強大なるモンスターがはびこる、大森林のなかで目覚めた。
たと
えるのならば、
五里霧中のまっただなか。
自身のおかれている状況など、ちっとも理解できぬまま。
崇高なる覇道を。
ノーテンキにすぎた珍道中を、ほのぼのと、ひた走りはじめる。
ひいては、ケタ外れた保有魔力量など。
多種多様なる勘違いの、産物。
御業により、悪鬼羅刹どもを恭順させては、しだいに一大勢力を築きあげていく。
やがて、そう遠くないのちの世で、
権威ある歴史書に、このように記されることとなった。
暴の権化たる忌み子の王、と。
この物語りは、主人公もその他も、ひとしく勘違いをしていきます。
シリアスはときおり、あります。
ですが基本的には、血なまぐさい展開とはなりません。
様々な勘違い、スレ違いにより、
ほのぼのと進行していく物語り、となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 07:12:52
444412文字
会話率:8%
異世界に飛ばされた陰陽師、忍者、侍はその世界の人々を守る為、自分達が元の世界に帰還する為、己の磨き上げた力を手にして跋扈する悪鬼羅刹を薙ぎ倒す!
最終更新:2019-07-31 23:00:00
946文字
会話率:36%
妖怪。それは恐ろしい存在。
他人とは違う存在にして得体の知れない深淵。
と思った?
あなたの知らない色々な妖怪が世界には居る。
しかし、それを不思議とは思わないでくれ。
何故なら、この世に不思議な事など一つとして無いのだから。
最終更新:2019-07-31 23:00:00
867文字
会話率:15%
日本に古来より存在する化生のもの達、『妖怪』。
その姿形、能力は様々でかつ多様性に満ちている。
「もし、妖怪を能力にした異能バトル漫画を展開すれば能力が元々よく練られているから完成度が高くなるのでは?」
という安直極まるアイデアの基作り出
した妖怪異能バトル漫画です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 08:00:00
996文字
会話率:38%
平和な現代日本、その日常の裏側では悪鬼羅刹が蠢いている。逢魔が時学園は退魔士を育成するための国営の教育機関。その学園で癒しの巫女であるヒロインは、退魔士の卵であるヒーロー達と共に、愛の力を糧に鬼と戦うのであった。……という伝奇系超常バトルも
のの乙女ゲー世界のヒロインに転生した主人公が、今生をエンジョイするために人生設計を考えて迷走したり宗家の令嬢と友情したりするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 09:20:04
6786文字
会話率:28%
人生に疲れ切った男へ開かれた新たな道。それは世界を救う壮絶な戦いであった。
最終更新:2019-01-29 12:58:24
779文字
会話率:65%
召喚を受け、異世界に降り立った者がいた。
赤く大きな身体に二本の角を持つ異形の存在――それは何と、日本の鬼・悪鬼羅刹であった。
鬼の主人となるのは、ティナと名乗る騎士の女。
ここでは召喚された者を戦わせる催しが開かれ、彼女はこの選手に憧れ
ていた。
召喚した彼らを闘志と呼び、この世界で“タブレット”と呼ぶ端末に配されるのだが、羅刹はティナの飽き性に耐えかね、これの壁をぶち破って外に出てしまったのである。
――悪鬼として召されたからには、その本分を発揮せねばなあ
その言葉の通り――。
大衆の面前で対戦相手の女を犯したことで、ティナは大会から出禁を、家から絶縁を、挙句には経営難に苦しむ娼館に放り込まれ……人生のどん底に落ちてしまう。
果ては修道院のシスターまで娼婦へと堕とす始末。
やりたい放題の鬼の目的とは?
どん底から這い上がるティナと共に、今日も異世界の地で高笑いする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 11:02:20
113353文字
会話率:40%
不思議なこと。
不気味なこと。
そんなお悩みをお持ちのあなた。
そんなことで、お困りのあなた。
そんな時には、葛城探偵事務所をご利用ください。
当社の優秀なスタッフが、あなたのお悩み解決いたします。
事代 社 24歳。独身。
言
葉を力に変える剣、コトノハの剣《つるぎ》を持つ彼は、その看板を見上げ、ため息をつく。
「おう、社。依頼だぜ」
窓から封書を投げられた。
中の写真を確認し、黙って所長に頷くと、元来た道を引き返す。
今日も相棒の暗記カードをぶら下げて、悪鬼羅刹を討ちに参ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-10 20:44:17
22754文字
会話率:19%
アリア・スカール。近隣諸国にまで名の知れた、スカール野党団の首領である。ある日襲った馬車の中から変わった剣を見つける。その変わった剣の切れ味は鋭く、アリアも驚くほどだった。手下の男によると、その剣は東方の国の剣で、「かたな」というらしい。ア
リアがその「刀」を手にしたことから、この物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-25 17:38:06
78384文字
会話率:54%
太陽《ひかり》はない。
宇宙《ソラ》もない。
此の地を照らすは無数の瞬き、儚き幻想の星々。
世界を闊歩するは神光に疎まれし『夜の眷属《ナイトウォーカー》』。血を吸う鬼のみ覇権を握る。流転する血潮を沸騰させ、
彼らは今日も『永遠の夜《ステアリー・パンデモニウム》』を我が物顔で練り歩く。
数多の亜人魔族に人類種、それら全てを超越した人外どもこそ、夜の王。
そして、夜王を束ねし四の頂点。それら即ち『シンソ』と呼ばれる、神にも等しき悪鬼羅刹。己が矜持を幾千年貫き、魔王の四柱此処にあり。
天は告げる。星を散らせよ光を掲げ、死を見せつけて不幸を受けよ。それが出来ねばその身を差し出せ奴隷ども。世界救済のその日まで、汝ら粉骨砕身献身せよ。
そして此処に、異端が生まれる。
彼は知らぬ。世界の悲しみも、敗者の慟哭も、光の渇望も、死の覚悟すらも、罪科の前では塵芥。
しかし少女と出会った少年は、この時ようやく道を得る。
これは贖罪と救世の物語。
無為なる灰色の孤独の異界を、まばゆき緑色の楽土に変える物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-23 21:49:15
131958文字
会話率:45%
嘗て魔王と呼ばれた男が居た。
幾千、幾万の悪鬼羅刹を率いて、帝国を作った。この世から憚られた魔物達の国。その頂点に立つ者、それが魔王。その名をネイヴ・ボス。
悪行の限りを尽くし、力の限り侵略し、多くの魔物を率いた最強の魔王。だが、彼は勇者に
よって殺された。その命と引き換えに。
しかし世界から魔王が消えようとも、世界の傷が癒えるどころか、今まで以上に傷ついていた。
魔王の死により、抑圧されていた者どもが活動を開始し、統治を失った魔物達は限度なく暴れ始めた。魔王は人々にとって恐怖の対象であったが、それは支配される魔物達にとっても同じだったのだ。彼は国を生み出す程の力を持っていたが、そこには誰一人として味方などいなかったのだ。
けじめをつけなきゃならない。
男はそう言い、魔物と戦い続ける。
嘗て魔王と呼ばれたその男は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-14 08:00:00
4017文字
会話率:42%
昔、大江の山に巣食った悪鬼羅刹が現代に蘇っていた。しかしながら、過去の様な心躍る世界ではなくなっている事に落胆した毎日を送っていたのである。そんな退屈な日常が壊されたことから彼女の物語は、第二の人生は始まった。
異界の館にて怪力無双と名高
い彼女ですら「勝てない」と言わしめる彼は流浪の魔王である。
これは彼女――藤堂アリスと彼ルシフェリア・アークボルトが異世界を見聞しつつも、さまざまな人と出会い、そして強者を屠る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 22:15:52
31706文字
会話率:36%