他人の生誕を祝うクリスマスの日、大学四回生であり就活生真っ只中である王原宝道は人生に嫌気がさしていた。そんな宝道に高校時代の同級生である秋ノ原虎路が声を掛けてきた。その女性と出会うことで宝道の空っぽの日々は色を取り戻していくが――ある女性と
出会ったことを皮切りに急転直下、最悪の日々へと反転した。「君はこのままだと――死ぬわよ」そう告げられた宝道は、シスター姿の女性に命を狙われながらも、絶望の最中で異世界へと召喚される。
これは、何もかも諦めて怠惰な時間を過ごしていた男が、初めて何かを成し遂げようと奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 19:52:11
45333文字
会話率:46%
一浪したおかげで、とんでもない高嶺の花が、僕に「付き合って」と僕の友達(イケメン)を通して告白してきた。
そんな些細なことが人を好きになる原因になるなんて……、イケメンで女の扱いにも慣れている僕の友達を外してモブの僕に告白してくるなんて想像
もできない。揶揄われたか何かの罰ゲームとしか思えない。だから、疑い、拗らせ、行き違いそして盛大に自爆して、大恥を掻いたけど、彼女と付き合うことになった。
彼女は年上としか付き合ったことがないだけに、恋愛スキルは上級者だし、依存体質で隙だらけだ。だからこそ、僕は過去の男に嫉妬もする。その男の影響を塗りつぶそうと柄にもなく恋愛に積極的になっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 20:04:11
104347文字
会話率:33%
幼い頃から幽霊や少し変なものが視える伊豆野卓也は、同級生に同じ体質持ちがいることに気づき──
最終更新:2023-11-04 15:46:08
117430文字
会話率:53%
岩瀬晴翔は大した期待もなく成人式へと向かった。友達と話していくなかで、ふと中学校の同級生、白川結衣との出来事を思い出す。成人式マジックによって、それぞれの想いはどう突き動かされていくのか。未熟な淡いラブストーリーを短編小説でお送りします。
最終更新:2023-10-21 05:31:36
8055文字
会話率:62%
私の通っている大学にはなんでも叶えてくれるお堂がある。
入学式の日に会った顔が同じの同級生に「お願い!一緒にお堂にお参りして」と半ば強引に恋愛頼みのお願いに誘われて適当に願ったら!?
入れ替わり生活な読み切りストーリー。
最終更新:2023-08-20 18:31:10
13355文字
会話率:26%
突然、世界に出現した108のダンジョン。
日本国に住む檜山塁は、ダンジョンから溢れだした魔獣のスタンピードで両親を失ってしまう。
太平洋上の人工大陸ネオ・アトランティカへと救い出され、同級生や恋人との新たな日常を営む一方、1つの想い
に身を焦がす。
『―― ダンジョンをこの世から駆逐してやる!』と。
大学へと進学した檜山塁は、アルバイト先のセトニクス・エレクトロニクスが請け負ったダンジョン攻略シュミレーター『アガルタ・オンライン』の開発に関与していく。
平穏な日常が続くかと思えたネオ・アトランティカの生活は、ダンジョンを巡る大国間の思惑に揺れ動く。
コンセプト:『剣と魔法』×『リアルロボット』×『人間群像劇(恋愛寄り)』
『※ この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。』
『カクヨム』『小説家になろう』でのみ投稿しています。
他サイトへの転載や、翻訳および海外サイトでの転載を禁止します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 00:00:00
243240文字
会話率:54%
二十九歳で盲目となり新聞社を辞めフリー記者となった四十四歳の須依南海は、左足が義足で一つ年上の烏森と組み、大手広告代理店が通常のランサムウェアとは違った不正アクセスを受けた事件を追う。一部情報漏洩され百億円の身代金を要求されたが、システムを
回復させた会社は、漏洩した情報は偽物と主張し要求に応じなかった。中身が政府与党の政治家や官僚との不正取引を匂わせるものだったからだ。政府も情報は誤りと主張。圧力により警察や検察の捜査も行き詰まる。そんな中須依の大学の同級生で懇意にしていたキャリア官僚の佐々警視長から、捜査線上に視力を失う前に結婚する予定だった元カレの名が挙がっていると聞き取材を開始。しかし事件は複雑な過程を経て須依や烏森が襲われた。しかも烏森は二度目で意識不明の重体に!やがて全ての謎が佐々の手によって解き明かされる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 16:00:00
196990文字
会話率:41%
18歳の時、付き合っていた彼女が別れを切り出してきた。他に好きな男が出来たということだった。俺のもとを去ったあいつは、それっきり姿を見せなくなった。フラれたショックで大学受験に失敗し、就職した先もブラック企業。そしてそのまま異性と付き合うこ
となく20年の月日が経ったある日、俺の住むおんぼろアパートの扉を叩く者がいた。それは、あの時別れたはずの彼女。しかも当時の18歳のままの姿で……
エブリスタの、三行だけの小説から長編小説まで100文字(三行程度)~8000文字。『超・妄想コンテスト』第196回テーマ「また会えたね」参加作品、「20年ぶりの再会、君は少女のままの姿」を加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 18:31:47
8078文字
会話率:35%
中学生の真琴は同級生の由衣に恋をする。二人は互いに惹かれ合うがある日突然、由衣は失踪し行方不明になる。両親の離婚、母の死、由衣の失踪。大切な人々を次々と失い、それを自分の弱さのせいだと思い込んで絶望したまま大学生になった真琴は、日々募る罪悪
感から逃れ切れずについに自ら命を絶つため樹海へ入る。しかしどこからか助けを呼ぶ声が聞こえて彼は森を彷徨い歩く。すると突然彼は光に飲まれ異世界で目を覚ます。そこで彼は由衣と再会する。
しかし彼女は記憶を失い命を狙われていた。真琴のことを忘れてしまった由衣は彼を信じようとしない。
襲い来る敵。斃れる仲間。滅びゆく世界。力もない。帰る方法もわからない。それでも真琴は彼女を救い出したいと願う。
由衣、聞いてくれ。
元の世界にもつらいことはたくさんある。
俺もつらいことから逃げ出そうとしてここへ来た。
でももう逃げない。
俺が由衣を守る。
一緒に帰ろう。
俺についてきてほしい。
かつて自殺を選ぼうとした青年の生還への壮絶な悪あがきが始まった。
はじめまして、作者の110108です。これは僕が初めて書くライトノベルです。ライトノベルを書くのは僕にとってとても大変なことでした。ハーレム要素はなく、純愛色強めです。主人公は男の子ですが、女性の方にもぜひ読んでいただきたいです。一部に残酷な表現や胸糞悪い展開もありますので苦手な方はご遠慮ください。全500話を予定しています。全部で330万字くらいですかね。構想は仕上がっているのでエタることはないと思います。とりあえず最初の100話を順次投稿します。仕事が忙しいので続きはもう少ししてから。心を込めて書きました。楽しんでくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:36:22
677547文字
会話率:49%
高校時代の同級生「高畑浩二(たかはたこうじ)」からの電話で起こされた「中原叶多(なかはらかなた)」は、かつてのクラスメイト「水守唯(みずもりゆい)」が自殺したことを知らされた。折しも盆休みに入ったところであった叶多は通夜に参列するために、大
学に進学するまでの十八年を過ごした田舎へと足を向ける。
通夜の翌日。出棺の時刻に再び水守家へと赴いた叶多は、霊柩車を見送る遺族の中にセーラー服を着た亡き同級生によく似た少女の姿を見たのだった。
『死んだ恋人に会いにいく』
そんな一行詩のような遺書だけを残し、たったひとりでこの世から去っていった同級生。
いったい彼女の身に何があったのか。
そして、残された人々は何を思うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 19:05:34
132674文字
会話率:36%
【高2×幼馴染×恋×(3x3バスケ)×バイク×成長×投稿小説=アオハル】リユこと森本里優は横浜の高2男子。わけありでテニス部を辞めた今は密かに小説を書きつつ、バイトをしてバイク購入も目指している。近所で幼馴染の同級生・山下美那(ミナ)はバス
ケ部の中心選手で人気者の美形女子だ。美那とは、仲良しだった幼稚園以後は付かず離れずの友達関係にある。
夏至も近い夏の日、美那が「親が離婚しそうだ」と、父親のDVで親の離婚を経験しているリユに相談する。さらに、自分をもてあそんだ大学生のストリートボーラーをバスケで見返す気の美那は、なぜか経験のないリユを3x3バスケチームに誘う。
その日を境にリユの人生が大きく動き出す。
憧れのバイクの入手、3x3バスケの特訓、泊りがけの夏休みのバイトに、図書室の美少女との恋、さらには高校生2人+大学生2人のチームで3x3大会への出場。美那との距離も次第に縮まり、幼なじみから親友、そして……。
(本作は、『カクヨム』、『アルファポリス』にて先行公開中です)
そのほか、カメラや写真、建築、LGBTなどの話題も出てきます。
舞台は主に神奈川県横浜市ですが、長野県の軽井沢、松本市などは撮影助手バイトでの旅先、また東京や横須賀、三浦半島なども登場します。
リユの欲しいバイクはカワサキZ250。憧れのバスケ選手はNBAのカイリー・アービング。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体等とは一切関係がありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 10:00:00
226748文字
会話率:43%
13歳で高校を卒業した魔法使いの主人公のアール。
大学に進学するまでではない、と判断されて、それまでの期間を称号『頭ビギナー』として生活することになった。
学校からのバイト斡旋で、アパートにひとり暮らし。
学校の寮はなんだか息苦しいから。
友人の可愛い女子ピーナが、将来仕えることを前提に生活を補ってくれている。
僕は、なぜか突然、眠気に襲われてその場で眠ってしまう謎の症状がある。
かかりつけの医者いわく、睡眠障害の「ナルコレプシー」ではないらしい。
ある日路地で奇襲があって、赤い仮面をつけた『ペール』って言うヒーローたちを見つけた。
お礼も言いたいし、命が味方をしろ、と求めている。
年上の同級生ロイディの口癖は「お前が女子だったら今頃俺の子供がお腹にいる」。
そんな不思議なやつロイディのすすめで、学校側からの文献作りの資料に日記を書いてみないか、と言われた。
貴重な情報なら報奨金も出る、って言うし、日記を書くだけならまぁいいいか、ってことで。
これはそんな事情を持った僕の、日記的書記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 10:42:48
53182文字
会話率:18%
磯淵公平は朝早く、大学の同級生・西崎優菜を助手席に乗せ、一路湖を目指していた。
しかし、そこは湖とは名ばかりの山奥にある溜池で、周囲をバラ線に囲まれた訪れる人もいない池だった。
二人にとっては都合が良い。なぜなら磯淵は優菜の入水を見届け
るのだから。
人間は出産をしない方がいい、と考える公平と、その子を身籠った優菜。二人の旅路の辿り着く先は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 12:28:36
9702文字
会話率:70%
新社会人になる年は、これまでの学生生活から環境ががらりと変わり、社会の波にもまれるためか、人生の中で最も変化や戸惑いが多く、誰もが多忙で疲弊する一年である。そんなめまぐるしいこの一年に、運命のいたずらで、人生で最も過酷な試練が与えられた
ら、どうなるか。運命は、ある青年にあらゆる病気を治す魔法の果実を与えたのであった。
この魔法の果実の存在は、浅水貴之(あさみず たかゆき)という青年の人生の輪を大きく動かす。彼が小学生の時、同級生の女子である遥(はるか)を病気から救うべく魔法の果実を探すが、果実を探している間に遥が息を引き取った暗い過去があった。彼女の死が、貴之の心の傷であった。
一二年後、貴之は何事もなかったかのように、大学生活を満喫していた。貴之は意中の存在である、大学の同級生である有希子(ゆきこ)と付き合いたいと友人たちに相談するも、大学付き合うことは叶わなかったことが、唯一の心残りであった。
社会人となった貴之であったが、社会の闇が彼に襲い掛かる。会社はパワハラ体質が蔓延しており、徐々に貴之の精神をむしばんでいった。
人生に絶望する中、有希子も社会の闇の餌食になっていたことを知り、二人は傷をなめ合いながら、やがて交際を始める。心の支えが出来た貴之は、人生の支えを見つけたことで、わずかな希望を見出す。
だが、運命は貴之にさらなる追い打ちをかける。
有希子の病気の事実を知った貴之は、今度は恋人の有希子を病気から救うべく、魔法の果実を探す旅に出る。だが、一二年前の自分と重なる自分がいた。遥の時のように、またしても恋した人を失うのではないかと恐れていた。
果たして貴之は魔法の果実を見つけることが出来るのか?
病気の有希子を救い出すことが出来るのか?
新社会人は、人生の中で最も多感な一年である中、貴之は宿命に睨まれた餌食として、さらに過酷な一年を送ることになる。
二〇二×年の一月一日から一二月三一日までの時系列で彼らを追った、恋愛・友情・冒険・哲学・社会問題・コメディ・ミステリー・ファンタジー・オカルト・野球? など、あらゆるジャンルが詰まった、まったく新しい総合小説が、ついに誕生!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 19:19:16
153532文字
会話率:37%
ぽっちゃり陰キャだった「染谷 武雄」は高校3年間を捧げたカノジョ「黒井 姫子」から一方的に交際終了を告げられる。常に黒井へおごり、彼女が嫌だからと大好きなアニメやゲームは封印し、成績の悪い彼女面倒を見て、手を繋ぐより先は高校を卒業してからと
いうこだわりに付き合って、更に彼女のために進学先を同じにしたにも関わらず……最後はこの様だった。
茫然自失の武雄は食事も喉が通らず激痩せして行ったのだが……贅肉が落ちたことで体が軽くなり、心が上向き始めた。
結局、黒井に付き合っていたのは自分の責任。黒井の支配から脱したのだから、これからは自由に生きて行こうと決め、金と体力づくりのために肉体労働を始めた。そこで恩人と知り合って。また元気を取り戻して。どんどん身体が鍛えられて。
すっかり綺麗な心と肉体に生まれ変わった武雄は、明るいキャンパスライフをスタートさせる。
大学では親友に再会し、少し天然系の可愛い同級生と仲良くなったり、綺麗な未亡人と知り合ったり、新人バーチャアイドルに慕われたりなどなど……人生大逆転! 周りが勝手に自分の心地よい色に染まってゆく!?
黒井とは同じ大学だけど、あんな女もう知らない! 勝手にしやがれ! 俺は俺の楽しいキャンパスライフを謳歌するんだ!
*こちらの作品は「カクヨム」にて先行配信しております。
*キーワードの残酷描写に関しては、主にバットエンド向けのものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 06:26:31
95396文字
会話率:40%
自堕落に大学生活をしていた春は、徐に中学時代の初恋に思い焦がれる。
しかし、その情熱を思い出すことができない彼女は、同郷の同級生、美幸と過ごす時間で、
思い出から塞がれていた初恋に隠された真実を知ることになる……
最終更新:2022-06-10 03:27:08
22941文字
会話率:31%
桜の季節にだけ辿り着ける神社で出会った、不思議な男との不思議な時間と不思議なお話。
彼が、私に見せるビジョンは恐ろしくも美しい愛の物語。
私は、最後の言葉を残された人に彼と共に届ける。
これは、ある奇跡の物語。
これは、ある神社にや
ってきた8人のお話。
そこでは、けしてお願い事をしてはならないというのだが…。
桜の季節のある恋の話。の主人公達の亡くしたパートナーの物語
これは、悲恋だけの物語。
短い生涯を終えた8人の物語
一つ一つのお話は、短編小説になります。
【結婚できますように】
三笠千尋は、桂木丈助から中々プロポーズがされなくて悩んでいた。恋愛成就で有名な場所を職場の方に教えられて行ってしまった。そして、お願いをした。
その結果…。
【プロポーズされますように】
旭川愛梨は、一ノ瀬倫からのプロポーズを待っていた。なかなか、プロポーズをされないので友人に教えられたある神社にやってきた。
その結果…。
【別れられますように】
五木結斗は、上條陸を好きになっている自分に気づいていた。縁を切る事ができる神社があると近所のお兄さんに教えてもらってやってきた。
その結果…。
【付き合えますように】
宮瀬歩は、なかなか自分の気持ちに素直になれなかった。やっとうまくいったのに駄目になってしまった。仲良しの友達から聞いて、この場所にやってきたのだ
その結果…。
【桜の木の桜宮さん】
その人は、けして呼び出してはいけないと言われていた。ただし、願いは叶えてもらえると言う。中学生の頃。親友が一緒に呼び出してくれと言うので、冴草健斗は呼び出してしまった
その結果…。
【ずっと、一緒にいたい】
荻野美花は、悩んでいた。美鶴の傍に一生いたいと悩んでいた。ある日、大学で同級生が話している事を聞いてしまった。
そして、神社へとやってきた。
その結果…。
【放れたくない】
前野友作は、早乙女加奈枝に連れられて、この場所を訪れていた。信じられない、友作は加奈枝より少しだけ遅く願いをかけた。
その結果…。
これは、全て悲恋しかない物語。
果たして、その神社の真実とは…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 05:00:00
312275文字
会話率:56%
古代の王剣を掘り出してから、雪女の夢を見るようになった高校三年生のダイスケ。
雪女は夢の中で四人の宇宙人たちの物語を語り始めるが、ダイスケは意味が分からず困惑する。
しかし、その夢はやがて世界の終わりへとストーリ展開し、大学受験で苦労するダ
イスケをさらなる恐怖と不安に陥れた。
ダイスケは親友のヒロトと、古代遺跡が縁で知り合ったヒメ、そして片思いのミヒロの同級生四人で、力を合わせて雪女と王剣の謎を解き世界の破滅に立ち向かう。
※ NOVEL DAYSにも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 17:25:53
117562文字
会話率:55%
大学の卒業旅行でスキーへ行くことになった少女二人。
しかし片方の寝坊でツアーバスに乗り遅れてしまう。
途方に暮れるもその駅の最寄に高校の同級生がいることを思い出す。
寝坊から始まる奇妙な巡り合わせ。
凍える雪山にて、凍結された恋が溶かされ
る。
短編恋愛シリーズ 『初心恋』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 22:06:21
23569文字
会話率:25%
美しいものを見たいと願った十九歳の春も過ぎ、二十二歳で就職しないで進学した。
昨今人文学系にはしょっぱい世の中。理系の建物は新しく、文系予算は今いずこ。入ったからと言って就職に有利になるわけでもなく。理系院生と比べれば奥地の山岳民族がご
とき希少性。モラトリアムじゃないと信じたい。
神坂紫(かみさかゆかり)、二十二歳。専攻は日本文学。現実とはかくにむなしき。ビッチな妹は家に帰ってこないし、やたら出会う「鳥足くん」に後輩のスイーツ男子、思わせぶりな元同級生(女)とは何かと縁ができている。
枯れかけた今になって微妙に日常が変わりつつある文学女子の明日はどこだ。
――昨今の文学女子はたくましいのです。
タイトル読みは「むらさきろまんす」。
「わたしの愉快な旦那さん」と同一の世界観ですが、恋愛要素薄め。前作を読まなくとも問題なし。
不定期更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 20:00:00
52149文字
会話率:39%