20XX年。地球規模で治安の悪化が確認されるようになる。
犯罪者の数はゼロ年度と比較するとおよそ6倍。一般市民は外を歩くことも不自由になり、急激な犯罪の増加は警察の対処を遅らせた。
各国のトップが対策を練るべくアメリカへ向かうが、半数が往路
でテロに遭い死亡。
一般市民は犯罪者が跋扈《ばっこ》する世界で生きる為、自ら加害者にならねばならないと考えるようになり、必然的に犯罪者数はうなぎのぼりに増えていった。
世界が絶望に沈んだと思われたその時。各国にある声明が流れた。
『我々は犯罪者から一般人間を護る為に交戦権を得た者である―――……』
後に小学生の教科書にも載ることとなる13分にわたる声明の三十八秒後、世界は確かに動き始めた。
彼らは自らを“Oreilg”と名乗った。彼らは一般人間と区別されるよう、左右の手に指ぬきの赤と青の手袋をはめて戦う。
自衛隊と同等、いやそれ以上の能力を持つ者たちが一般人間のすぐ傍に常時存在することとなった。……話はその何年か後のことである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-21 22:00:00
39976文字
会話率:46%
薄利多売、エセフェミニスト、無節操な過剰女性至上主義疑惑のある高峰先輩にぞっこんラブな私。押せ押せゴーゴー!で「先輩好きです」「僕も好きだよ子猫ちゃん」なトリハダでらぶらぶな恋人同士になったけど相変わらずな先輩に「ひどいわ先輩っ!」と嘆く暇
もなく対策を練る私は押してダメなら引いてみろを実行するが…「私なんであんな最低最悪な人が好きだったんだろう」雲行きが怪しい…。先輩とは再びらぶらぶになれるのか。そんな二人の慣れ染め話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-20 22:18:01
2588文字
会話率:10%