学歴社会。それが今のこの世の中の常識だ。より勉強が出来る者、より頭が良い者が、より良い学校へ行き、そしてより良い企業に入社して高い収入を得ることが出来る。逆に勉強の出来ない者、頭が悪い者は、安い収入で必死に働かなくてはいけない。それがこの
世界の常識だ。
ここ、紅葉学園はそんな学歴社会の縮図のような学校である。テストの結果によって6つのクラスに振り分けられ、そのクラス毎の寮に住むことになる。その寮の設備がクラスによって違うのだ。トップクラスであるA組は最高級のリゾートホテルのような寮。屋上にはプールがあり、部屋は個人にスイートルームが与えられる。一方、最低クラスのF組は、すきま風の入ってくるボロボロの小屋!?
豊かな生活が送りたければ、戦って手に入れろ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-17 16:12:04
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教室の窓から見える、ひらひらと降る雪を眺めながら、高校3年生の私は独りよがりな憂さ晴らしをよく考えます。英語を学ぶ意味とか、学歴社会の正当性とか、日本の受験システムの非効率性とか、分かりもしないはずだけどそれは受験に対する悶々とした気持ち
を解消するためのもので、きっと数年後には馬鹿らしいことだったと笑えるようなものだと思います。
けれど私達には、今はどうしてもそれが無いといけないのだと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-31 02:37:28
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