サークル・シエスタ第五回短編課題『愛』
私は夜汽車に乗った。貧しさから逃れるために。
私は夜汽車に乗った。亭主の暴力から逃れるために。
私は夜汽車に乗った。我が子を護りぬくために。
窓ガラスのむこうに女がいる。
笑わぬ女は語
りかけてこない。目を合わそうともしない。
ただ黙って私を見つめるだけ。
もの言わぬ女に語りかけ、また一歩、足を踏み出そうと私は決めた。
私が意思を甦らせたことを知った女は、曙光へ導くように朧になって消えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 09:26:34
4768文字
会話率:0%
夜行列車に乗った思い出。
今はもう経験できない世界を感じられるか。
四十年前の思い出のひとコマです。
最終更新:2014-04-22 17:00:00
1331文字
会話率:0%
約五十年昔のことです。
地方の駅に夜汽車が着き、そして旅立つ一瞬を表してみました。
最終更新:2014-04-13 18:10:53
1211文字
会話率:14%
生まれてから死ぬまで、外に出ること、見ることさえ叶わない。そんなことは百も承知だ。
しかし、けれども僕は、星を見てみたいのだ。
(この小説は自サイトでも掲載しております。)
最終更新:2017-01-27 23:24:06
1714文字
会話率:23%
あなたはあなたの少年時代に何か忘れ物をしていませんか。
何か大事なものを忘れてはいませんか。
夢をあきらめてはいませんか。あなたの今の立ち位置ではもう無理だと思っていませんか。
夢を持つことは無理じゃないんですよ。夢を見るのは自由なんですよ
。
少年時代に見つけた大事なもの。
あなたはちゃんと覚えていますか?
もし忘れていたのなら、これから話す少年と車掌の話に
少し耳を傾けてはくれませんか?
夜汽車にでものりながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-06 20:56:32
12150文字
会話率:52%
木原瞳は、ある日彼氏にフラれてしまう
絶望の淵に立たされた瞳が選んだのは、自らを殺すことだった
しかしなぜか目覚めた瞳は見慣れない駅に座っており、傍らに立った支配人は言う
「夜汽車に乗って人生をやり直してみないか?」
最終更新:2015-04-20 00:00:00
4157文字
会話率:24%
海外出張のホテルの部屋で偶然に聞こえた夜汽車の汽笛は高校時代の友人の顔を思い出させた…遠く離れた友と、過ぎ去っていった日々を汽笛が繋ぐ。
※以前google+に投稿したものに加筆修正しています(google+は削除済み)
最終更新:2015-04-09 22:27:28
3349文字
会話率:0%
気が付くと夜を走る汽車に乗っていた。
どうして乗っていたのか、それどころか自分に関する記憶は全く無い。
ただ手には一冊の「銀河鉄道の夜」。それと、目の前には一心不乱に何かを書き続けている変な女の子が座っていた。
こんな状況、不安にならない方
がどうかしてる。
それでもその女の子は楽しそうにこう言った。
「君が来てくれて良かった。君と話して、やっと私は私を知れたのだから」
作り物みたいな夜汽車に乗って、ツギハギだらけの記憶を拾っていくお話。
Linaria&Nigella
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-25 07:00:00
83619文字
会話率:38%
がったん、ごっとん、夜汽車が街を通りすぎます。こねこの兄妹のみーたとみーこは、夢見るような気分でその姿を見送りました。
最終更新:2013-05-06 01:00:00
1846文字
会話率:34%
海鳴りの音が聞こえる。夜風が僕の横を通り過ぎる。そして、最後の客が、駅のホームに降り立った。僕は海辺を走る機関車だ。けれども、この仕事が終わったら、バラバラにされてしまう。僕は、働くには年をとりすぎたんだ。
最終更新:2008-05-23 20:31:32
2329文字
会話率:33%
赤い髪の女店主
緑と黒の店員
不思議な人間のいるこの本屋は
あんたの悩みを解決してくれる不思議な本屋
嘘か真かは自分で決めな―
最終更新:2012-01-14 14:08:31
274文字
会話率:0%
私は、なにも出来ない一人の人間。
あらゆる場所から逃げ出し、追い出され、生活をする。
キーワード:
最終更新:2010-12-02 22:36:57
377文字
会話率:0%
部長との口論で吹奏楽部を追い出されてしまった高校生、妹尾 泉(せのお いずみ)。彼はトランペットの練習をしていた浜辺で、ある少女と出会う―――超展開学園恋愛小説、連載開始!
最終更新:2010-11-29 21:46:31
2979文字
会話率:32%