短編小説「荒波」
この荒波がお前は見えないのか?
ああ聞こえないね。この揺れが楽しいから。
こんなにも雷がなり、舟は沈んでいく。お前はそれに目をそらすのか?
目をそらすわけでない。しっかり見ている。ぷかぷかと駆け抜ける舟ともがき苦しみ
沈んでいく舟。
その差が、沈んでいく舟の違いさ。
人を脅しふるいにかけている番人こそ「牛」の正体さ。
心得ている者にとっては、取るに足らない。神でもなければなんでもない。
まるで迷子になった仔牛のようなものさ。
鼻はならせど、角はない。
取るに足らない存在さ。
牛の仕事もなかなか酷なものだね。
人様には、敬遠されがちだ。
とくに、死を恐怖としてる者たちとっては「牛」から逃れようとするあまりに存在に執着する。
恐怖の存在として記され、隠された存在それが「牛」。
恐怖に執着するのが「ヘビ」。ヘビに寄って、人間たちのなかでは牛は何処かへ行ってしまったようだね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 10:28:58
1100文字
会話率:0%
住み込みメイドのメロディにはちょっとした悩みの種がある。たまに現れる雇用主の孫の行動と真意が分からない。分かっていることはだたひとつ―――――坊ちゃんは、びっくりするほど、顔が良い。
これは平穏無事に生きていきたい小心だがまあまあ図太いメイ
ドと、残念な感じに残念な美少年とその他オマケ多数が織り成すラブコメのようなドタバタした何か。
(ノリと勢いが主成分なので細かいことは気にしない方向でさらっとお楽しみいただければ幸いです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 18:00:00
57999文字
会話率:52%
私は黒澤明監督と南フランスのとある町で偶然に出会って、カフェのテラスでロゼワインを飲みながら取るに足らない話をするが、彼はカンヌの映画祭に出席し、その帰りだと言う、、、
最終更新:2023-03-09 05:44:17
1244文字
会話率:68%
光子(こうし)について
「光は粒子か波か」(論題)
最終更新:2022-03-13 02:25:34
659文字
会話率:15%
これは、どこかの誰かの日常の断片。取るに足らないただの戯言。
綴られた言葉の数々が、他の誰かを震わせることもなければ、ましてや何かのきっかけになることなどあり得ない。
何故ならこれは、誰かに見せるためではなく、単なる自己満足、あるいは憂さ晴
らしのためにやっていることなのだから。
錠前のついたノートの持ち主は、そう信じて疑わなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 00:00:39
3450文字
会話率:0%
千人塚研究室の面々は働いている。
取るに足らない『事案』もしっかりと調査しているのだ!
『千人塚博士の異常な日常』で描くまででも無い、普段の研究室の様子を描く短編集
最終更新:2023-01-15 17:00:00
107198文字
会話率:49%
これは、誰かが体験したかもしれない、取るに足らない物語
最終更新:2022-12-16 18:14:03
1392文字
会話率:38%
時は旧文明が崩壊し、大陸も気候も何もかも変わった地球、『新生文明歴』と呼ばれる時代。
女性のみしかなれない『戦姫』の登場によって世界には女尊男卑の風習が蔓延した。
戦姫は絶大なる『エーテル』を宿し、故に彼女たちは取るに足らない男たちを虐げた
。
しかし『モルジアナ・レイ・アルガンディーナ』が支配する『アルガンディーナ帝国』がそんな世界に対して宣戦布告をした。
全世界を敵に回し、かの国は男性兵を起用し、対戦姫兵器『ストライカー』を実戦配備し、そして共に世界の法則を叩き壊そうとする戦姫たちと、圧倒的な数を持つ戦姫たちを有する世界と対峙する。
その中でも、唯一の外国人部隊にして、男の身で『戦姫』となれる者たちのみで編成された部隊が存在した。
その名を『灰鉄部隊』。そしてそれを率いるのは、いずれ『銃剣の機械巨人』と呼ばれる男だった。
――――彼は名は天城篝。これは、彼の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 14:04:57
361447文字
会話率:44%
どこかの世界にあるとある海の真ん中にはひとつの島があった。
年中雪が降り続けるそこには、その島を管理する一族である雪城家を中心に生活が作られている。順風満帆に日々は過ぎていたはずだった。変わらない日常、変わらない雪景色。
けれど蝶の羽ばたき
で当たり前など崩れ去るもの。
取るに足らない空気の揺れ一つで全ては塗り変わって溶けてなくなっていく。
これは全ての前日譚にして後日談。
始まらずに終わった焔の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 22:31:14
3574文字
会話率:26%
これは彼女たちのもしもの物語....。
要は蛇足のような物語...。
これは取るに足らない〝世界の記憶”の一つでしょう...。
しかし...、これを取るには足らぬがあなた様が価値を感じたのならば、こちらの記憶をお売りしましょう...。
〝
さて、いかがしましょうか?この世界の記憶にあなたは価値があるとお思いでしょうか?”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 09:00:00
2311文字
会話率:11%
インフルエンサーの妻。
もと活動家の義父。
健気さや可愛げがない程、何をやらせても優秀な息子。
いつも脇役の私。
最終更新:2022-06-09 17:14:47
4336文字
会話率:40%
私は、負けモノである
つまらない話に酸味のある人間の部分を混ぜました。
ある意味真っ赤で脆い、一人で肩を縮こませ日々に揺られる、そんな私であった。
取るに足らない文学に出会い、満たされてください。
最終更新:2022-04-14 16:12:15
1459文字
会話率:0%
ある夜、凛太朗は夢を見た。何時も見る夢は取るに足らない。だから殆どは朝起きると忘れてしまうのだが、その夢は違った。宇宙戦士になり何処かの惑星を奪還するために宇宙揚陸艦に乗船していた。そこで新しく部下になった降下兵と短い会話をした。
「ねえ、
小隊長、私は生きて帰る事が出来るかしら・・・」「ああ、大丈夫だ。この作戦から帰ったら飯でも奢るから俺に付いてこい」と俺自身が不安だったが、心にもない事彼女に言って励ました。
その時の小刻みに震えている降下兵の少女の顔が、どうしても頭から離れなかった。
少女は俺に続いて降下したが、運悪く頭上で降下している彼女に敵のサイコビームにあたり燃えるのが見えた。その夢は、これから起こる出来事を暗示しているかの様だった。
人間の欲望や憎悪・怒り嫉みなど負の感情は再び魔族を生み出した。
結城凛太朗は成長する最強の幻想銃と強運を武器に人類存亡を賭けて人知れず異次元抗魔執行官として魔族と戦う。だが、宇宙のダークエネルギーの増大は暗黒神の力を強め異形の者達が棲む異次元と交わるXデーが近づいていた。それは人類滅亡の危機を孕んでいたが、その事を知る者は誰もいない。
前世から一途に思い続ける創造主になった円城寺五月、ちっぱいにコンプレックスがある最強の死神娘の抱く淡い恋がある。やがて、亜神の力を得た凛太朗と前世からの魔族に対する恨みの深さから五月達と溝が出来る事になる。五月の思い人、凛太朗との時空を越えた愛は成就するのか?
それを知りながら彼を思う死神娘、恋に行方は如何になるのか?
前作品では竜馬は銀河艦隊と共に魔界に攻め込み、自らの命と引き換えに宿敵、創造主や魔王を倒したところで終わりました。
本篇は、「伝説の強戦士、異世界を駆ける」の続編になります。
時は過ぎ、現世に再び凛太朗として生まれ変わった竜馬は警視庁の刑事になり平凡な日々を送っていた。
前世の記憶も宇宙最強の戦士と言われた能力は無い。
ある日、刑事として、猟奇殺人事件を捜査中、迷い込んだ異空間で、魔族と戦うことになった。そこで、ゴスロリファッションを着た死神娘と虎の獣人に助けられ九死に一生を得るが、この事件を、きっかけに思いもよらない運命が彼に待ち受けていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 20:25:19
179878文字
会話率:17%
リスティンキーラで懸命に生きるケット・シーたちの、取るに足らないかもしれない日常、過去、知られざる苦しみ。その欠片を拾う……
こちらは「デウス・エクス・マキナを殺せ」の番外編です。本編を読まれるとより楽しめると思います。不定期更新です。
*残酷な描写、差別表現を含む場合がありますが、ご了承ください。
*この作品はカクヨム、ノベプラと同時掲載となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 00:59:20
29896文字
会話率:47%
取るに足らない辺境の没落貴族の1人息子。それがアクシア・ノールであった。
村と呼んでも差し支えがないような狭い領地を治めていたノール家であったが、アクシアは満足していた。
数々の立志譚のように、王都で名を挙げる、といった意思は持た
ず、のんびりと時間を過ごしていたアクシア。
そんなたある日、アクシアは家に引き取られた奴隷の少女と出会う。彼女の名はハクリア。
父親からは、お前の婚約者だ。と言葉少なに伝えられたアクシア。前代未聞の出来事ではあったが、ハクリアを一眼見た時に、全てを察する事ができた。
彼女は、尋常ではない量のマナを有している。
生命を司り、魔力の大元となるマナ。マナの多寡によってその者の魔力は決定する。
もはや王都の大魔道士、いや、それすらも凌駕してしまうほどのマナを有するハクリア。きっと王都の貴族たちの厄介払いとして、うちのような辺境の貴族に引き払われたのだろう。
家の者たちは、皆ハクリアを恐れ、近づく事すらしなかったが、アクシアはハクリアを本当の妹のように可愛がったし、ハクリアもそんなアクシアに懐いていた。
そんな2人の平穏な日々は長く続いた。しかし、ある日、国中に魔王復活の知らせが駆け回る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 21:04:07
703文字
会話率:32%
「今、親ガチャ失敗した人向けに、<大逆転だ! ざまあ!>キャンペーンってのをやってまして…あ、申し遅れましたが、ワタクシ神です」
親ガチャに失敗したあたしは、ニワトリみたいに首を締められて殺された。
死後の世界で、あたしを待っていたの
は、セールストークが異常に下手な神だった。
キャンペーンをゴリ押しされ、しかたなく異世界転生したら、そこは1850年代のイギリス・ヴィクトリア朝を思わせるパラレルワールド。
アルストロメリア・バドリアスという伯爵令嬢になったあたしは、初日から「舞踏会で公爵子息の花嫁候補に躍り出ろ」と、どれくらい無茶なのかもよくわからない無茶ぶりをされ、思うように愛してくれなかった母や、サンドバッグ代わりにDVを振るってきた母の彼氏、そして初恋の人など、前世で因縁のある人と再び出会っていく。
中には、どう考えても、前世で取るに足らない存在だった白ブタも含まれており……?
前世では言えなかった言葉、知らなかった思い。
それらが交錯して、明るみになる真実の数々――。
最弱だった主人公は「革命」を起こし、全てを引っくり返していく。
人生リスタート、からの大逆転ストーリー!!
※冒頭シリアスですが、基本コミカル展開です。
※R15は主に冒頭のことです。
※意外にもハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 17:34:52
21706文字
会話率:16%
取るに足らない、主人公のひとりごと。
下らないやつが何かを言っている・・・。
最終更新:2021-09-12 20:14:54
3454文字
会話率:4%
――魔女が出た、魔女が出た。世にも恐ろしい魔女が出た。
――異端審問官だ、異端審問官が来た。逃げろ、同胞よ。
「嗚呼、異端審問官様! 悪しき魔女を滅ぼして!」
魔女告発数最下位、魔女捕獲数最下位、魔女処刑数最下位、そんな異端審問官ヘク
トルは、ある村から依頼を受けていた。一番依頼料が低いという理由で。
そこで出会った魔女――そう呼ばれた魔術師イザベラと共に彼は少しだけ仕事をする、これは一日にも満たない働きであり、同時に長く続いた地獄の終わり。
罪を償う為に未練を残した、取るに足らない亡霊のお話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 13:00:00
6635文字
会話率:57%
ブラック企業から追い出された私が、マンホールに落ちた先は、何と乙女ゲームに転生した人たちの取り締まり局?!転生した人たちによってもたらされたもので、崩壊する世界を救うため、転生者を探すのが仕事!?就職難な私は、実は異世界にトリップしても異世
界に害を与えない体質だったらしい。そんなこんなで福利厚生がしっかりしているその局に入った私だが、私の取るに足らない能力が役に立ち……?行くぞ私!いざ異世界に、転生者を探しに!指導者は皮肉やなイケメンだったり、局で警報音なりまくってたりするけどね!私は早く一人前になって、支給される探知機が欲しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 13:16:09
55679文字
会話率:37%
人間生きていりゃ毒も溜まるしガスも溜まる。
誰かに話すほどのことじゃなくたって何か感じて生きている。
言葉にするには難しくても、文字に起こすことはできる。
そんな取るに足らない些末なお話。
要するに「独り言」にたいなものでず。
誰かにとって
共感できたり、
誰かにとって関心が沸いたり、
誰かにとってちょっと笑えたり、
誰かにとって何かの足しになったら。
なんてつもりも無く、ただただ思いを言葉にして垂れ流す。
そんな一人の人間の小話。
R15にしたのは子供が読んでも「意味が分からない」と言う懸念と「大人の虚しさ」なんて子供の目の毒だからってわけで、たぶん残酷な描写はないんじゃないかなぁ・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 00:36:34
1027文字
会話率:9%
灰の天使は常にそこに佇んでいる。
数多の埃と塵の中から冷たい眼を覗かせて。
天使の塵を服に纏った者達が、
極彩色の光の中に彼らの言葉を求め彷徨い歩く。
そんな、取るに足らない幾つかの小話でよければ、少し聞いていかないかい?夜も更けたこの公
園のベンチでさ。
ぼくの名前?そうだな、初対面だから、仮にSとでもしておこうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 15:00:00
9556文字
会話率:14%