魔法の園。
刺繍の入った鉄柵の檻。
「やっと追いついたわよ」
雪を踏みつけどかどかと、授業終わりにその子はやってきた。
編んだ黒髪を揺らし、そばかすのついた顔で睨んでくる。
さきほどの試験結果のことだろう。
この子は私のことをライバル視して
いる。
でも私は仲良くしたいだけなのだ。
「うん。でも私とお姉ちゃんは魔法の属性が違うから」
私には姉がいて、姉は私と体の造形がまったく同じだけど、使う魔法の系統が違う。
それを周りの人は理解していない。
「お姉ちゃんは無属性魔法なの。だから私を超えても意味がないの」
そう私を超えたところで絶対にお姉ちゃん勝てる人間など存在しない。
「は?喧嘩売ってんのあんた?」
「違うよ……」
「っていうか学校来てないじゃないの。何してんのよあんたの姉は」
「研究してるって」
「何の研究よ」
「えっと確か花の……」
目を覚ますと僕は蛙のお姉さんに捕食されていた。
顔だけは外に出ているが、あとひと飲みされたら全身が食べられてしまう。
すごく柔らかくて温かい。
なんでこんなことになっているんだろう。
確か昨日は森で花を見つけて、それから蛙のお姉さんと一緒に森を抜けて、夜も遅いので寝ることになって、蛙のお姉さんに抱きついて寝たんだった。
でもなんでこんなことになってしまったんだろう。
「おーい」
と何度か呼びかけたらお姉さんが動いた。
それからゆっくりと吐き出してくれた。
一気には吐き出せないみたいだ。
「なんで食べてたの?
「魔物が、、出るからだ」
お姉さんは外していた牛頭の仮面をかぶった。
「どこに向かってるんですか?」
「神社だ。この花を封印してもらう」
お姉さんの後ろをついて行く。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:22:49
680文字
会話率:38%
底辺高校を卒業後、どうにか就職した会社をクビになってしまった神田愛莉。
生活費のために闇バイトに手を出した。
その内容とは、監禁された女子高生のお世話だった。
カクヨムにも掲載する予定です。
最終更新:2023-07-29 10:19:26
2626文字
会話率:46%
様々な逸話を残し、最強魔女といわれていたミリアリアは、重度の人見知り、対人恐怖症であった。
それを克服すべく、今の人間関係の記憶をけし若返る薬で別人になろうとする。
魔力や知識はそのままだが友好関係や一部の記憶がない少女となったミリアリアは
ミリーと改名し、いろんな人と遊んだりおしゃべりしつつ幸せに暮らしたいと願う。
しかし、人見知りは直っている気配もなく、ただ一部の記憶をなくし若返っただけの状態のミリーは、人に会うのが怖くどうしたものかと悩んでしまう。
そこへ近くの町のハンターである男性とたまたま出会い、それがきっかけで少しづつ歩み寄ろうとする。
そんな彼女がのんびりと幸せに暮らせるように周りを巻き込みつつ、生活していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 15:57:01
224813文字
会話率:46%
アルスリーナ・ロッテンバーグ公爵令嬢は、婚約者の王太子殿下と初めて顔を合わせた時に自分の前世を思い出した。
アラサー・オタク・腐女子だった彼女が転生したのは、前世でドはまりしていた乙女ゲームの世界でヒロインと最後に決闘する悪役令嬢。だけどオ
タクとしては出来れば推しの王子の幸せを一番に願いたい。あわよくばヒロインと仲良くなって、決闘エンドも回避したい!
ゲーム本編が始まる前にバッドエンド回避のためあれこれ準備をして、後はヒロインがどのルートを選ぶのか見守りたい……と思っていたけど、なぜかイベントがまるで始まらない!
ヒロインとは仲良くしたいものの、挙動が怪しい悪役令嬢を警戒しているのかなかなか心を開いてくれない。それどころか何故か手合わせの機会を狙ってきて……?!
果たしてアルスリーナは、決闘を回避して推しの王子を幸せにできるだろうか?
なんかこの世界、みんな……みんな原作と違うんだけどォ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:52:16
108335文字
会話率:34%
地元から引っ越した先で入学した高校の、隣の席。そこに居たのは、小柄な少女だった──その左眼には、常に眼帯が付けられていた。
明らかに何かを背負っているけど、それはそれとして仲良くしたい。そう考えてた俺が、ひょんなことから彼女に懐かれていく
。そこから俺の高校生活の方向性が完全に定まっていく。
これは、俺が彼女を幸せにする物語。
※カクヨム、ハーメルンとマルチ投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 17:28:18
83235文字
会話率:51%
高橋伸一、22歳大学4年生。高校時代にうつ病になったことで多くの友人を失い、今では友達も少なく、恋人もいない。でもこの生き方のほうが楽だ。仲良くしたい人とだけ仲良くする。僕はこんな自分が好きだ。ある日、少ない友人の中の一人、星宮まきにご飯に
誘われる。そこには友達も来るとのこと。断ることもできず、その友達に会うことになるが、彼女は実は...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 19:00:00
33337文字
会話率:38%
小学五年生の僕は家族同然に育ってきた幼馴染の女の子から避けられるようになった。理由に全く心当たりは無いものの、そうなってしまったものは仕方がない。
一方で器用で万事要領が良い僕は伯父から人生に於ける努力の大切さを教えられる。僕が高い目標を
掲げて頑張っていると周りが巻き込まれるように。そして僕は仲間と共に更なる高みを目指して青春を駆け抜ける。
一方で自らの誤りを悟った幼馴染も夢のため頑張りながらも仲の良かった幼馴染に戻るべく努力をしていた。
これはすれ違って疎遠になってしまった幼馴染同士がそれぞれの道で頑張りながらいつか再び寄り添う事を願う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 19:19:14
244410文字
会話率:33%
「私はあなただったかもしれないし、あなたが私だったかもしれない。いいでしょう願うくらい」時間逆行の力を持つクラス委員長の聖堂院姫乃は求めた。
資産家の息子の綾瀬川奏多と義妹で使用人の花蓮は何不自由ない生活をしていた。
「私は綾瀬川君と仲良
くしたいなって思ってるんです」
そこへ姫乃が変化の予兆をもたらす。綾瀬川義兄妹の関係に憧れてその立場を奪う為姫乃は花蓮を襲い、意識不明の重体で病院送りにした。
思惑通りにことが運び姫乃と奏多の仲は深めていく。
そんな姫乃の求めた願いとは一体何なのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 10:01:21
10897文字
会話率:58%
過去の悲劇に苦しむ少年と、少年と仲良くしたい少女たちの物語。
最終更新:2023-03-25 21:59:25
409文字
会話率:22%
「王子の婚約者だけど冤罪をかけられました。彼らを嘘つきにしないように冤罪内容を全部ほんとにしてあげようと思います!」https://ncode.syosetu.com/n7992ia/ の、その後の小話。
ステラから王太子妃の座を奪おうと
した令嬢リリアと、ポンコツ王子に掛けられた冤罪を見事に本当のものとし、彼らを返り討ちにしたステラ。
その際、ステラがそれまで被っていた貴族令嬢としての皮が脱げて子だぬきな本性が露わになってしまった。
演技がバレないように他の生徒と距離を置いていたステラだが、もう演技をする必要もないのだから他の生徒と仲良くしたい! と一念発起。
子だぬきな令嬢、ステラが幼馴染達のみならず一般生徒にも可愛がられるようになるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 21:22:04
4875文字
会話率:38%
ついに勇者を倒した魔王だったが、祝いの場に自分の娘がいないことを気にしていた。
そんな中、魔王は勇者の最後っ屁により現実世界へと飛ばされてしまう。 そこで出会ったのは娘と似た雰囲気の人間。 魔王はプライドを捨てて「会話の練習相手にな
ってくれ!!」と懇願するのだった。
弱点丸出しで人間にボコボコにされたり、幹部に邪魔をされて現代が滅ぼされかけるなど、いろいろあるが現実世界と異世界を行き来するのだった。
全ては、そっけない態度の愛娘に振り向いてもらうために!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 14:56:46
21508文字
会話率:52%
15歳の侯爵令嬢ミルティアは恋がしたいお年頃。
政略結婚どんとこい。どうせ結婚するなら仲良くしたいし恋愛したい。婚約者で恋人なんて最高じゃない。
なのに何故かミルティアには婚約者がいない。
お父様に詰め寄ってもどこ吹く風ですぐに話を逸らさ
れてしまう。
もうこうなったら婚活よ!!
そんなミルティアには幼馴染がいた。
『ヒュー兄様』こと、ヒュードリアム王太子殿下だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 09:18:25
8735文字
会話率:40%
新しい家族ができたジュリエッテ。なんとか仲良くしたいけれど、お兄さまの視線が怖すぎる!
最終更新:2022-12-11 16:21:48
5163文字
会話率:35%
彼女の大っ嫌いな女友達に告白された。
彼女に嫌な思いはさせたくない。でも、友達ともこれまで通り仲良くしたい。一体どうするのが、一番良い解決になるのだろうか?
最終更新:2022-08-29 12:00:00
4665文字
会話率:40%
神木巫(カナギミコ)のいる病院にやってきた宮野。
神木の余命はもう永くなく、看護師達は神木に冷たく接していた。
そんな中、唯一「仲良くしたい。」と思った宮野に心を開く。
そして、その病院にはとある小さな噂が流れていた。
「神になりたい。」と
願う少女の『願い』は叶うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 18:00:00
5131文字
会話率:45%
エルディア・コルテウス公爵令嬢と、イレーヌ・キルディス公爵令嬢、この二人の令嬢はユリウス王太子殿下の婚約者候補に選ばれた。
どちらも優秀な令嬢であるが、イレーヌは、エルディアに対して、仲良くしたいと、王妃になりたくはない、エルディア様を応援
すると言ってくる。しかしその心は…強かだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 22:11:56
10782文字
会話率:35%
公爵令嬢ウルミリアは、聖女となった妹に王子の婚約者の座を奪われた。
公爵令嬢イルマは、突然聖女として覚醒したことで、姉の婚約者を奪うことになってしまった。
王子アルヴァは、聖女の身を守るためには自分の伴侶とする事が最善と知りながら、ウル
ミリアへの想いに苦しんでいた。
そして結局、ウルミリアの婚約を破棄して、イルマとの婚約を結び直す、その日が来てしまう。
だが、その婚約破棄は成立しない。
聖女よりも優れた力と、教皇よりも高い地位を持つ唯一無二の存在ーーー〝神爵〟の手によって、イルマは召し上げられる。
『聖女イルマを、神爵側付きとする。』
これは、お互いの幸せを願った公爵姉妹を『尊い』と見守る壁のシミになりたい神爵と。
その神爵に徐々に心を惹かれていく聖女のお話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 12:00:00
24199文字
会話率:29%
俺はゲームの主人公だ。選択肢が見えるしセーブやロードもできる。
高校生の佐藤孝太郎は、そう思い込んでいるタイプの妄想狂だった。いや、そうでも思わないと気が狂いそうになる、だからそうなのだ、でもどうなのかな。妄想狂にしては気合いがいまいちな
男であった。
中学時代にいじめられていた孝太郎は、高校生になった頃、その能力――の妄想――に目覚めた。
この能力で初めての友達を作り、女の子とも付き合いたい。しかしクラスメイトは生身の人間である。ゲームを攻略するようにはいかなかった。
孝太郎には妄想狂の自覚がある。だから、逆に、きちんとした人間になろうと思った。妄想の能力に頼らない、そういう人間になって、友達や女の子と仲良くしたい。
ところで、クラスには鳳凰院香織さんというすごい名前の女子がいる。もちろん美人で金持ちだ。この名字の貧乏人は存在しない。彼女のことが、孝太郎はうっすらと好きだった。
近寄りがたく、クラスメイトからも遠巻きにされている彼女が、ある日、孝太郎と同じ映画研究部に入ってきた。あるのか、ワンチャンが?
しかしバキバキのコミュ障である孝太郎は、なかなか彼女と親しくはなれなかった。それより映画っておもしろいな、父と再婚した人が「子供がお金なんて持たなくていい」と言ってこづかいをくれないから、映画館に行ったことはないけれど。あれ、でも俺、もうアルバイトをできる年なんじゃないか?
これはそんな佐藤孝太郎が、鳳凰院香織を攻略するまでの、高校三年間のストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 18:11:19
203778文字
会話率:52%
主人公の女の子ねねはクラスで人気の女の子でした。
その女の子は平凡な男の子とも仲良くしたい…けれどもそれは
最終更新:2022-06-19 21:15:50
4901文字
会話率:92%
護国の英雄と謳われる屈強な騎士デメトリオは、三年に渡る隣国との戦の間に右目を失い、婚約を解消した。
終戦後、帰国したデメトリオが会いに行ったのは、元婚約者の妹にして新たな婚約者でもあるアリーチェだった。
デメトリオを「クマのおにいちゃま」と
呼んで懐いていた幼い少女は、心の内を読ませない完璧な淑女へと成長していた。
社交下手な朴念仁と元婚約者の妹が、周囲に見守られながら少しずつ近づいていくお話。
※本編はすべて書き終わっているので、完結まで投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 23:10:52
66605文字
会話率:53%