渋谷に着いて降り立ってみると、そこは都会でもなんでもなく血の池地獄そのものでした。
まず、渋谷には空が存在しませんでした。空の代わりに存在するのは、日が差し込まないただ赤黒いだけの暗い大気でした。渋谷には建物らしい建物もありません。建物どこ
ろか人工物と思しきものも一切見当たりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 09:11:51
3071文字
会話率:24%
冬、降雪、寒冷地域などの特定の環境下において能力が向上する職業。
建築物を通り抜ける、相手の欲望を読み取る、善悪を判別するなどその能力は多岐にわたる。
飛行能力を持つ獣を従え浮遊する運搬道具に乗って空を移動する。
良き者には褒美を、悪しき者
には罰を与える。
・・・
そう!サンタクロースである!
バイトと勉強、加えてゲームに明け暮れる大学生、倉須慎太はバイトを終え、一人、家路に着いていた。
ふと上を見上げると、雪の降る中何かが空を飛んでいる。
余所見をしていた慎太は雪道に足を滑らせ、後頭部を地面に強打してしまう。
頭を打ち気絶してしまった慎太が目を覚ますと目に飛び込んできたのは・・・白!
1m先すら見えない吹雪、木も石もない一面の雪原、辺りに人工物が見当たらず途方に暮れる慎太はあることに気づく。「冷たくはあるけど寒さは感じない?」
サンタクロース(という名のなにか)になった主人公の旅の記録。
サンタクロースの力の使い方を模索しながら、元の世界に帰る方法を探すべく、慎太は異世界を渡り歩く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 09:50:10
1101文字
会話率:22%
ニ一世紀後半、VR技術は加速度的に発展した。
装着者に与える視覚や聴覚を始めとして感覚面。敢えてリアルよりも精度を落としたとさえ言われる物理演算エンジン。地上であろうと海中であろうと、空中や宇宙、人工物や非人工物を問わず、再現できない
ものなど存在しない万能空間――まさに、技術の発展は人類の手によってもうひとつの世界を生み出すに至ったと言われている。
そんな時代に生きる凄腕ながら一ゲーマー少年の坂野九郎は、ひょんなことからエクシード・サーガ・オンラインと呼ばれるVRMMORPGの公式ゲーム動画配信を担当するバーチャルアイドル壬生黒百合として活動することになる。
だが、それは少年を知らない世界へと誘うひとつのきっかけに過ぎなかった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 17:03:41
611277文字
会話率:46%
魂という現象は証明されたと学者たちは言った。
重度の放射線障害のため己の生まれ持った体を捨て、脳を含めた全身を人工的に作られた体──義体に移らねばならなくなった男“響匠”。
そして、彼と共に試験されるは魂の宿る可能性を秘めたアンド
ロイド“リリス”。
ひとりの男とひとつの人工物は、国家が力を失っていき、多国籍巨大企業が帝国のごとく振舞う世界で何を見出すのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 19:11:30
39994文字
会話率:36%
病弱な青年ビャクヤは点滴を受けに病院にいたはず……だった。
突然、砂浜に転移した彼は混乱するものの、自分が健康体になっていることが分かる。
ここは絶海の孤島で、小屋と井戸があったが他には三冊の本と竹竿、寝そべるカピバラしかいなかった。
喰う
に困らぬ採集と釣りの特性、ささやかな道具が手に入るデイリーガチャ、ちょっとしたものが自作できるクラフトの力を使い島で生活をしていくビャクヤ。
強烈なチートもなく、たった一人であるが、ビャクヤは無人島生活を満喫していた。
そんな折、釣りをしていると貝殻に紐を通した人工物を発見する。
自分だけじゃなく、他にも人間がいるかもしれない!
と喜んだ彼だったが、貝殻は人魚のブラジャーだった。
地味ながらも着々と島での生活を整えていくのんびりとした物語。実は島に秘密があり――。
※ざまあ展開、ストレス展開はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 23:02:11
88088文字
会話率:34%
人は宇宙に進出した。
軌道エレベーターに月面基地、火星にコロニーを建設し第2の居住惑星を作り宇宙旅行もできるようになった人類の科学力は留まることを知らなかった。
火星コロニーができて数年、コロニーから身元不明のメッセージが地球へ送られて
から異変は起こる。
飛来した小惑星が地球軌道上へ入り軌道上の人工物を破壊した。
地球へ突入した小惑星は隕石となりメキシコ近海へ落着、落下地点から現れたのは巨大な浮遊物体であった。
浮遊物体は火器に対し非常に強力な耐性を持っており米国の核攻撃を防ぎ、浮遊物体は核の放射能をも武器とした。
そして、アフリカ北部にも同じ隕石が落下。
欧州は米国の教訓を活かし核以外で防衛を開始する。
既存の兵器では通用しないことで国土を失いつつあった米国は浮遊物体に有効な兵器を開発。
反攻作戦を開始した。
同じく日本でも浮遊物体が襲来し戦闘を開始、空軍パイロット養成校に通っていた主人公たちは浮遊物体と唯一戦える人型機動兵器を動かせるということで白羽の矢が立つ。
果たして彼らを含む兵士たちは浮遊物体を食い止めることができるのか。
エイリアン襲来系IF戦記開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 00:07:17
44201文字
会話率:42%
とある異世界のとある島。
そんな島に存在する人工物、最高の瞬間。
最終更新:2021-06-24 21:04:14
527文字
会話率:5%
桜が世界を滅ぼす。
唐突に判明した不可思議な事象により、世界中の桜は伐採されることになった。 主人公である「僕」が住む町の桜も、当然切り倒されることになる。
伐採作業が行われたある日、「僕」はつぼみのまま切られてしまった桜の枝をかわい
そうに思い、こっそりと持ち帰ることにした。 翌日「僕」は、桜の花の上で眠る小さな少女を見つける。彼女は無邪気な顔で、人工物をたいらげてみせるのだった。
たとえ世界が滅ぶことになったとしても、彼女の側にいたい。そう決めた僕は、彼女を自宅に匿うことにして……。 寂しがりやな「僕」と無垢な「さくら」が織り成す恋物語。
この作品は、天界音楽さま主催のメリバ企画「#二人だけの閉じた世界」に参加しております。
イラストは、あっきコタロウさまのフリーイラストをお借りしております。
この作品は、エブリスタ及びアルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 23:10:12
4206文字
会話率:25%
嵐が作り出す音色の中に、両者の証が見えて来る。
最終更新:2021-02-11 03:24:51
200文字
会話率:0%
その日は突然やってきた。
空を行き交う人工物のすべてが地上に降り注いだその日、人工物を作り出した人類は恐怖のどん底に叩き落された。
大質量の大型旅客機は隕石のごとく建物をなぎ倒し、地面をえぐり、大量の燃料をまき散らしながら炎上した。
小型
のヘリコプターは高速回転するプロペラであらゆるものを切り裂きながら墜落した。
音速を超えて移動中だった戦闘機は突如として交信できなくなり、重さ数千キログラムの機体は弾丸より速いスピードで砕け散った。
降り注ぐ人工物の犠牲者になるかどうかは年齢も性別も身分も権力も関係がなく、さながら空から降り注ぐ自然災害のようだった。墜落する機影が見えた時には既に遅く、数秒後には地表へ到達する。人間が数秒間に移動できる距離には限界があり、長さ60メートルの巨体からすれば微々たる変化でしかない。この事実はあっという間に広まり、浸透し、すべての人類が恐怖した。
この不可解な災害を人類は”空落ちの日”と名付け、その不可解な原因を”空喰いという化け物が空を喰った”という荒唐無稽な理由でごまかした。恐怖心にさいなまれていた人類は、このごまかしに飛びつき自らを無理やり納得させた。見上げればいつでもそこにある空を恐怖するよりも見えない化け物を恐怖する方がわずかでも安心することができたからだった。
空落ちの日からは空喰いを恐れるあまりに国も人民も法律も空を飛び回ることを禁止することに賛成し、空喰いという化け物によって人類から空が失われた。
これはそんな世界を不器用に生きる高校生の物語。
※本作品は『空喰い』の過去エピソードです。本作のみでもお楽しみいただけるよう構成しておりますが、合わせて読むとより作品を楽しめるのではないかと思いますので是非よろしくお願いいたします。
https://ncode.syosetu.com/n0403fe/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 20:07:12
68745文字
会話率:40%
灯りから考察する人工物について
最終更新:2021-01-06 17:25:10
502文字
会話率:0%
月の裏側の天体観測所が火星表面に人工物を発見!
会合周期ごとの詳細観測で、それは徐々に広がっていき街ほどの大きさになる。何なのか? どこの誰が何の目的で建造したのか??? 地球では様々な憶測が飛び交い、現地へ出向き調査を行うべきとする意
見と、余計なちょっかいは出さないほうが良いとする慎重派に別れて大論争が巻き起こる。どう対応するのが正しいのか……
2020.10Up
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 11:13:14
14988文字
会話率:62%
異界に通じるDOORが現れるようになった世界で、主人公(睦月)は異界の調査を仕事としていた。異界は無重力や灼熱地獄、毒ガスといった特殊な環境に包まれており、睦月はその実態を調査することを仕事としていた。
本来そこに生物はいないはずの異界
で、睦月は眠りこける一人の少女と出会う。少女には天使の羽が生えていた。それを知った睦月は秘密裏に少女を連れ帰る。
異界の調査を行いながら、少女との間に少しずつ絆が芽生え始めたころ、事件をきっかけに少女の存在が白日の下にさらされてしまう。
これは睦月が、助手に弄られながら異界を調査する物語。
コメディタッチなので気楽に読めると思います。
拙作ですが、楽しんでいただければ幸いです。
宜しくお願いします。
世界観説明
DOOR(Door Of Other Room)ー異界の扉
今から23年前にアメリカの片田舎に突如出現した謎の扉。その先には10メートル四方の空間が広がっていたが、ただそれだけであった。しかし、それ以降に発見されたDOORには様々なものが見られた。
・人工物型-最初の一つにあるように無機質な床・壁・天井に覆われた空間で、地上とは異なるルールがある。人が入れる空間も多いが、中には硫化水素のような毒ガスが充満していたり、宇宙のような無重力空間と言うこともある。宇宙空間と同じ環境が整うと言うことで、いままで宇宙ステーションで行われてきた研究が地上で行われると、製薬会社が高額でDOORの権利を手に入れている。
・洞窟型-いわゆるゲームにあるようなダンジョンで、魔物がいる代わりに金銀財宝や特殊な鉱物が発見される。
世界で一番有名なダンジョン型DOORは”無限回廊”と呼ばれており、現在100階層を超えて長されているが、いまだに底が見えない。
・自然型-裏庭のようなところから広大な大自然を模したものまで様々。世界最大の自然型DOORはリビアにある北海道ほどの面積のDOORで広大な農作地として活用されている。
DOORには富をもたらす可能性を秘めているため、調査前でも数百万で取引されている。さらに、調査済みのDOORはレポートを元に、オークションにかけられ億単位の金額で取引されている。
※カクヨムでも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 14:40:13
143499文字
会話率:52%
夏の休暇を山で過ごそうと電車に乗った「私」は、車掌のすすめで聞き慣れぬ土地『かぢな』で降りることに。土地の人間の冷ややかな態度を横目に、宿泊施設を目指して分け入った登山道で次々とおかしな人々に遭遇する「私」。無愛想な下山者、藪の中に住む老人
、兎を抱えた子供。所々に散見する奇妙な事象の疑問を胸に、猫の動向を追った「私」の前に異様な人工物が姿を現す。
※こちらの作品は小説投稿サイト『カクヨム』、『ノベルアップ+』でも重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-28 19:50:29
194988文字
会話率:36%
夏の都会で信号待ちをしていると隣に蟹が並んできた。
磯の薫りと海の気配を大都市の人工物の中で感じながら歩いた一時の泡い時間はあぶくのように。
最終更新:2020-06-12 03:57:49
1729文字
会話率:0%
【ショートショート】「波の音が見える」と呟いた祖父が翌日に死んだ。音は聞こえるもののはずなのに見えると言った祖父の言葉に引っかかった私は、祖父を知る大人たちに祖父が見てきたものを尋ねる。昔を生きた祖父が見てきたものを今の私はどこまで拾えるの
だろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 22:19:18
3957文字
会話率:23%
とある国の施設の中で、少年は虚空を見上げていた。
無機質な人工物の天井に遮られ、その手は空に届かない。
そんな彼の前に現れたのは一人の少女。
かつての戦争を終結させた大罪人、「《黒鉄の乙女》ニア=アイデント」だった。
空に憧れる少年の夢
と命は、彼女の瞳にどのように映るのか。
これはとある少年の、存在を示す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 21:36:05
13202文字
会話率:29%
23世紀。ますます人工物に固執した異常な世界で、災害を恐れることも、虫に悲鳴を上げることも無い。人々は目的なくただ息をしている。
事件が起きた。都心、人が行き交う真っ昼間の街で、歩道に乗り上げた車が次々に人を撥ねた。
「滅茶苦茶な事をして
みたくて」
捕まった30代男性の言葉が、ある物語の引き金を引く。
何処にもいる普通の男子高校生。始まる恋、しかしそれは悲劇のパラレルワールドを産む必然の人工物だった。
終盤で解き明かされる謎、この世界に潜む新たな可能性とその必然性を考えさせる近未来の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 13:07:21
2740文字
会話率:7%
ショシャナ・レヴィ・モーシェは“魔力を流した人工物の情報を読み解く能力”を持つ以外は、ごくごく普通の十三歳の女の子だ。
しかし彼女の父は取引先で事故に会い、莫大な借金を残して死んでしまう。
途方に暮れながらも家の倉庫を漁ると、大量のガラクタ
を見つける。
それは「異世界」から何らかの理由で転移してきた、大量の機械製品だった。
ショシャナは持って生まれた能力と、魔導技師としての技術を生かし、機械製品の修理、販売事業を開始する。
目指すは借金の返済して家とお店を守ること、そして平穏な生活。
しかし機械製品《オーパーツ》を修理できるショシャナが注目を集めないはずがなく……
そんなショシャナのほのぼのな、そして時折引き起こる(起こす)騒動の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-18 18:00:00
168184文字
会話率:43%
消えはじめた「人工物」。
小説というよりも詩に寄っています。読みずらいものかもしれませんが、一読いただいて、「私」と一緒に弔ってくれると嬉しいです。
キーワード:
最終更新:2019-12-01 12:36:35
474文字
会話率:0%