女子高生のエミリはある日、古代文明のような異世界に転移する。
異世界にしても、タイムスリップにしても。
なんかチートな能力や知識が発動して、いい感じに暮らせるはずでは……?
と思うエミリだったが、いつまで経っても、そのような兆候はなかった
。
だが、奴隷のような扱いを受けるエミリの毎日は充実していた。
やがて、奴隷には読めないはずの文字を解読したり、住居の洞窟を可愛く飾ったりしてるうちに、なんとなく奴隷や兵士たちに崇め奉られるようになる。
そんなある日、宮殿の兵士たちが美しい女を探しにやってきた。
ホンモノの姫の代わりに、魔王にイケニエとして差し出すというのだが――。
チート能力のない女子高生エミリとぼんやり魔王様の日常。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 12:40:42
77950文字
会話率:28%
どれだけ歩いただろうか。意識なんて物はもうほとんど残ってはいない。何処を歩いている、自分は何をしている。わからない、わからないが、ただ俺は生きたい。それだけはわかる。死にたくない、終わりたくない。
「こんなの、こんなの嫌だ」
死への恐怖
と生への執着だけが今の自分を動かしていた。腹がすいた、喉が渇いた、足が痛い、視界がぼやける。死が一歩ずつ詰め寄るような感覚が背中に悪寒を走らせる。
自分が何故こうなったのか、今となっては覚えていない。震える足で前進を続ける、目の前の光を掴むように。光が大きくなった瞬間、俺は派手に転んだ。光で段差があったのに気付かなかったのだ。全身が痛い、腕に関しては折れたようだ。だが悪いことだけではないようだ、目の前には川が流れていた。死に物狂いで水を飲む、その時は必死で気付かなかった。だんだんと意識が戻り始めた時に気づいた。
「この川、鉄っぽい味がする」
味だけでは無い、周囲に匂う生臭い香り、そして俺はそれを見つけた。上は人間で下は魚の化け物、人魚というにしては大型の車の様な大きさをしていた。
「なんだあれ」
まともに頭が回らない俺はこれが精一杯の驚きだった。幻覚を見ている気がしたが俺はそれに近づき触ることが出来た。ヌメッとした身体に堅い鱗の感触がホンモノなんだと実感させる。
不意に腹の虫が鳴く。その後は覚えていない。気がつくとそこには何も無かった、骨さえ残らず俺は喰ったのだ。
宗教団体が社会問題になった世界で化け物狩りをする、一匹の化け物のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 22:10:46
3039文字
会話率:57%
ファッションメンヘラ女とガチメンヘラ女の社会人百合ラブコメ!
23歳、社会人一年目の小林美香は、自身を良く見せるファッションとしてメンヘラを演じていた。
ある秋の日、美香は妹の大学受験を理由に実家を追い出された。路通に迷っていたところ、職
場の上司であり憧れの存在でもある29歳の米倉沙緒里に助けられる。そして、彼女が本物のメンヘラであることを知り、理解者を装う。部屋を探すまで、彼女の部屋に住まわせて貰うことになる。
ニセモノとホンモノ。互いを理解出来そうで出来ないメンヘラ二人の、同棲生活が始まる。
紗緒里の弱みを握った美香は、彼女をただのアクセサリーとして手玉に取るつもりが、次第に惹かれていく。一方で紗緒里は、美香を追い出すはずが、依存していくのであった。
(カクヨムさんとpixivさんにも掲載しています)
(全12章・約12万文字、2月5日完結の予定です)
(更新スケジュールは12月11日の活動日報をご覧ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 21:06:21
155181文字
会話率:32%
ネコのぬいぐるみのミミちゃんは、持ち主のマイちゃんからすごく大事にされている。
ミミちゃんも、マイちゃんが大好き。ミミちゃんには心があって、マイちゃんとお話がしたいと思っていた。
でも、ぬいぐるみの姿じゃ鳴き声も出せなければ、動くこともでき
ない。……ミミちゃんはもどかしくて仕方がなかった。
「ホンモノのネコさんになったら、アタシはもっとマイちゃんとなかよしになれるのかニャ……。ホンモノのネコさんになりたいニャ」
まんまるお月さまの夜、そんなお願いをしたミミちゃんは翌朝――、
なんと本物の子ねこになってました!
「マイちゃん、アタシはミミだニャ。いっしょにあそぼうニャ!」
こうしてミミちゃんは子ねこの「ミミ」として、大好きなマイちゃんに可愛がられることになったけれど、次の満月の夜、ミミちゃんはマイちゃんの目の前で元のぬいぐるみの姿に戻ってしまいます。
ミミちゃんが子ねこの姿でいられるのは、1ヶ月の間だけだったのです――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 00:00:00
7890文字
会話率:36%
正義感強めの私は、朝起きたらスマホゲームの悪役令嬢にして偽聖女であるマリーディアに転生していました。
「真の聖女は私です!」
主人公の聖女と婚約中の王太子がそれに続く。
「真の聖女であるマリーディアと添い遂げる!」
もしそんなシナリオ通りに
進んでしまったら、エンディングで王太子共々断罪されてしまう。
ところが、マリーディアが聖女と偽る理由は、真の聖女"ヒトミ"を守るためだったと気づいて、運命に乗っかりながらも逆らっていく。
「この国も王太子もヒトミさんも私の身も守る!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 23:56:27
8599文字
会話率:47%
聖都の子爵邸で働くダイアナは、失敗ばかりのぽんこつメイド。
ある日、聖女である子爵の娘が、突然行方をくらませてしまうという事件が起きる。
家出らしいが、聖女が失踪したと知られれば一大事。
子爵は娘の家出をごまかすために、背丈と顔が瓜二つの
ダイアナに身代わりを命じた。
聖女の替え玉を演じることとなったダイアナは、
熱烈にアタックしてくる社交界の貴公子達と交流を深めていくうち、
はからずも彼らを取り巻く闇に触れていくことになる。
ダイアナは持ち前の明るさと聖女への〝なりきり〟でその闇を払拭していき、
綺麗になった彼らと共に、聖女にまつわる陰謀へと立ち向かう。
※本作は「カクヨム」「ノベルアップ+」でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 18:18:36
433259文字
会話率:50%
あなたの見てるものはホンモノですか?
最終更新:2021-12-19 22:31:52
1530文字
会話率:34%
一ヶ月前からバイト先に現れるようになったのは、透子がひっそり憧れつつも逢って言葉を交わすことはないだろうと思っていた男だった。
彼が名乗った名前も職業も、知っていたものとは全く違うもの。
あの名前が本当? それともこっち?
っていうか
あなたの恋愛対象、男性でしたよね?
訊いてしまえないのは、透子もまた彼には絶対に知られてはいけない秘密を抱えていたから。
嘘で始めた恋は、ホンモノになりますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 01:39:06
109281文字
会話率:50%
人は皆ホンモノを求める。だが、現実に溢れているのはニセモノやウソばかりだ。
過去には蓮もホンモノを求めていた。しかし、大人になり現実を知り、ホンモノを諦めかけていた。
これは一度は諦めかけたホンモノを再び探す物語。
最終更新:2021-05-28 01:00:00
127814文字
会話率:51%
※第二十六話、公開中(最終更新:2021/03/10)※
20xx年
日本ではクローンが実用化されていた
ただし、利用できるのは最愛の人をなくした者のみ
ある夏の日、交通事故で婚約者をなくした満月《みつき》
自分がクローン利用の条件に当
てはまることを知った満月は婚約者のクローンを作ることを決意する
クローンとしてよみがえった婚約者、宇宙《そら》
今までと変わらない日常が戻ってくるはずだったのに……
自身がクローンであることを知らない宇宙と知っている満月
少しずつ二人の歯車はすれ違っていく
クローンとオリジナルは本当に同一人物ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 14:28:58
39619文字
会話率:43%
小学生の時、大人しく引っ込み思案が原因でいじめられ人間不信になった天野樹。そんな樹を救ったのが転校生の吉永翔太だったが、翔太は病気で入院して樹は親友のために毎日お見舞いに行くも、卒業前に病気で亡くなってしまい樹の心は閉ざされる。その後、高校
生になってできた友達、宮橋たちと生徒の悩みを解決したとき翔太以外から初めて言われた「ありがとう」という言葉。それ以来、宮橋たちと過ごす高校生活で少しずつ人との暖かみとホンモノの自分を取り戻す。そんな、樹たちの日常と成長を描いた青春ストーリー
P.S彼らの日常を傍観したくて物語を作成しました
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-10 19:00:00
169868文字
会話率:42%
日本書紀本文神話を浚ってみている今日この頃、知っておくともっと『日本書紀』を愉しめるのではないかと思われるアレやコレやを紹介するための、幕間的な存在です。
「浚ってみる」同様、独断と偏見に満ち満ちた恣意的存在ですので、うっかり興味を持たれ
た方は、タイトルだけチェックしておいてご自身でホンモノに当たってみられることをおススメします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 15:00:00
20970文字
会話率:13%
本文と一書(あるふみ)とではてんで伝承の異なることも多々ある『日本書紀』。採る説によってはまるで違う神話になっちゃうのかなあと思ったのが運の尽き。とりあえずは読み直して、自分用にアレコレ覚え書きしていこうかと。本文信奉者のつもりはありませ
んが、一書は所詮異説、という気持ちは確かにあります。
大衆のものとなる以前の文化文学文芸といったものは、常に政治的配慮と密接に結び付いてきたと思っているので、そういう裏っ側みたいなものを妄想するのも意外に好きです。
ちなみに要約ならびに現代語訳は実に恣意的ですので、興味を持たれた方はホンモノや正統派に当たってみられることをおススメします。
※ブログからの転載をほんのり加筆修正した部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-22 00:00:00
21320文字
会話率:2%
あなた(読者)の勝利条件は、殺人未遂の実行犯を見つけること。人狼ゲームと本格ミステリを合体させた青春ミステリー。
何者かに殺されかけた僕に手を差し伸べたのは死神だった。生き返る条件は、人狼ゲームに勝利すること。現代に転生したホンモノの
人狼(僕)は、二年S組の教室に潜んでいるニセモノの人狼(真犯人)を見つけ出すことができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 09:42:30
107656文字
会話率:39%
【予告編】
「いやぁ、おっかない話だねぇ」謎めいた余裕の◆クリムゾン◆。「吸血鬼、悪魔、大者から小者まで」
――SNSに邪念の渦。
「本気かい?」クールに応じる男、■ノワール■。「いわゆる“なりきり”、君からすれば小者にもならない」
――邪念の裏には事件の匂い。
「“フェイク”だよ」ほの暗く覗く、それは兆し。「それはそれは願ったりな獲物じゃないか」
「『おっかない』のは」垣間見える、それは魔性。「背後に隠れた“ホンモノ”ってわけか。行ってみよう」
クリムゾンの皮肉。「“ホンモノ”が証拠なんか残すとでも?」
ノワールの悪い笑み。「そういう君はどうして僕の側にいる?」
――行動開始。
契機。「年間ペースの倍近く。それがここ2日で『喰われてる』」
着眼。「そんなに? いや、600人を境に?」
魔の気配。「正確には、666――獣の数字さ」
手応え。「――ビンゴ」
その先。「ビンゴどころの話じゃない」
――スタイリッシュ■ハードボイルド×サイバー+ゴシック◆ホラー!
◆Fake~SNSに潜む自称悪魔や自称吸血鬼へ~■
原案:焔丸(ほむらまる)
小説:中村尚裕
「要りもしない苦労を買って出るほど、私は篤志家じゃないものでね」
――ネットに巣くう魔が覗く。
この作品は、他サイトにも投稿しています。
ノベルアッププラス
NOVELDAYS
カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 00:00:00
10724文字
会話率:54%
(※この作品は私のWebページ(https://www.tsurutokiya.com/wp/?p=612)でも公開しています)
最終更新:2020-10-09 01:05:17
2331文字
会話率:8%
25歳・高校教師、森山日奈子には幼い頃から変わらぬ夢があった。それは『魔女』になること。ほうきで空を飛んだり、人を動物に変えたり、あやしい薬を作ったり……。
ある日のこと。日奈子は車に轢かれそうになっていた老人を助ける。するとその老人は神様
で!?
「お礼に何でもひとつ願いを叶えよう」
「なら私を魔女にしてください!」
神様は魔女の教科書『魔女のすゝめ』を日奈子に渡した。日奈子はその本にのっとって、ホンモノの魔女になるべくミッションをこなしていく。眷属を作り、隠れ家を作り、各種魔法を練習し……
これはひょんなことからホンモノの『魔女』になってしまった一般人女性が恋に仕事に魔法にがんばるおはなし。※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 17:30:12
99610文字
会話率:45%
キミは「出会い」というものを沢山経ているだろう!
その無数の出会いのほとんどは何も意味をなさないと思っている!
でも、そこに「物語」を作ることが出来るとしたら!
きっとその「出会い」はホンモノになるだろう!
最終更新:2020-07-22 23:16:45
325文字
会話率:23%
キミは「出会い」というものを沢山経ているだろう!
その無数の出会いのほとんどは何も意味をなさないと思っている!
でも、そこに「物語」を作ることが出来るとしたら!
きっとその「出会い」はホンモノになるだろう!
最終更新:2020-07-21 20:50:12
395文字
会話率:16%
「自分の道は自分で決めるもの」
…ホントウニ?
思考、行動、全てにおいて
自分で判断できているのだろうか?
「自我」それはホンモノ?
知らない方が幸せな事もある。
知ってしまったらどうなるのか…
最終更新:2020-06-22 02:54:53
1308文字
会話率:15%
念動力、瞬間移動、予知能力、etc……。
人智を"超"えた"能力"を総じて超能力と呼び、ニュースやバラエティで騒ぎ立てようものならインチキ、合成などと揶揄されようものだ。
さて、本題。
超能力は実
在するか。超能力者は存在するか。
テレビをはじめとするメディアでは、度々それっぽい人が登場して話題になったりするが、果たして彼らはホンモノなのだろうか。
"そもそも、ホンモノは実在するのだろうか"
そんな疑問を抱いたことのある人は、それなりにいるだろう。
"自分にも使えたら、どんなに便利だろうか"
"現実離れしたその力に、酔いしれてみたい"
そんな幻想を抱いたことのある人も、それなりにいるだろう。
彼らはごく少数ではあるが、確かに存在する。
これは、そんな超能力を持つ一人の少年の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 20:50:45
1329文字
会話率:7%
ふとした思いつきで高校時代の制服を着てみた30才独身の女性リョウコは、「まだ女子高生でイケる」と思い、制服を着て外出を楽しむようになる。そして、ホンモノの高校生の男の子に出会うのだが……。
編集のしかたが悪く、読みにくいと思います。あらか
じめ謝っておきます。
この作品はわたしのブログ(https://ameblo.jp/zanjitsu)にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 09:46:38
13632文字
会話率:22%