【フェルナンド王国】の北側に、リュミレール領という地域がある。国王からの信頼が厚い、公爵家が管理する地だ。
そこにはリュミレール領の中心に公爵家の屋敷があり、仲良しの双子が住んでいる。
一人は騎士顔負けの強さを持つ、端麗な顔立ちの青年
。もう一人は小柄ながらも高い魔力を秘めた少年だ。彼らは双子。けれど、身長も見た目も、外見すらも、まったく似ていない。
それでも二人は類いまれなる能力を有していることと、弟は、美しくも凛々しい姿から騎士と。兄は少女のようにかわいらしい外見から、姫と呼ばれていた──
小動物のような兄を好きでたまらないヤンデレな弟と、素直になれないツンデレな兄が、兄弟愛でドタバタする。
剣と魔法がある世界をコミカルに。そして行きすぎたストーカー(弟が)の溺愛が炸裂する、ドタバタBLです。ただし、全年齢対象なので健全な作品となっています。
*エブリスタにも投稿していますが内容(視点や展開など)が若干異なっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 12:01:26
218512文字
会話率:44%
夏休み、小日向美和(35歳)は
小学一年生の娘、碧に
キャンプに連れて行ってほしいと
お願いされる。
キャンプなんて、したことないし……
と思いながらもネットで安心快適な
キャンプ場を調べ、必要なものをチェックしながら娘のために準備をし、
出発する。
だが、当日簡単に立てられると思っていた
テントに四苦八苦していた。
そんな時に現れたのが、
元子育て番組の体操のお兄さんであり
全国のキャンプ場を巡り、
筋トレしている動画を撮るのが趣味の
加賀谷大地さん(32)で――。
✩.*˚
ベリカさんでおすすめ掲載もいただいた、出会いまでを描いたお話なのですが、続きが読みたいとリクエストをいただいたので、結ばれて家で筋トレするまで描けたら良いなと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 10:16:33
2876文字
会話率:30%
絶対的ヒロインの宿命なんて、冗談じゃない。寵妃も聖女も、呪いを解く女にもなりたくない、自由を求めるマリアベルの逃走記と、運命の出会い。
最終更新:2025-04-16 08:35:01
5432文字
会話率:51%
創作上の幼馴染と現実の幼馴染の違いに嘆く主人公 雨宮 秋
彼の幼馴染である如月 雪音はいつも彼の部屋に入り浸っているがいつものように暴言を言ってくる。
そんな彼女に嫌気がさした秋は彼女が部屋に来ない方法を考える。
その方法を実際にやってみる
といきなり泣き出して、、、
カクヨムにも同様のものを掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 08:00:00
5233文字
会話率:49%
主人公 星乃 蒼(ほしの あお)は自他ともに認めるオタクであり陰キャである。
正直三次元に興味なんてものは全くないしモテもしない。
友達は多くもないし少ないというわけでもない。
そんなオタクの主人公の日常は高校二年の始業式を期にぶち壊される
ことになる。
一途でとてもかわいい転校生ヒロイン 陽炎 月(ようえん るな)の手によって。
これはオタクが三次元に迫られる世にも奇妙な物語。
果たして、勝つのは一途な愛か二次元への愛か!?
アンバランスなラブコメここに爆誕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 15:00:00
29220文字
会話率:49%
一話限りの登場でアッサリ退場しちゃうザコモブ俺、
死にたくないので頑張る。
『サムライバル! X!』
「変刃(サムライブ)!」
『オープン・ザ・スーパーサムライソード! ティー・レェーックス!』
「サムライバー竜月! 推して参らせてもらう
ぜ!」
毎日朝7時半更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 07:30:00
100104文字
会話率:54%
父の再婚後、私は「離れ」と名ばかりの小屋に押し込められ、腹違いの妹に悪者扱いされ続けてきた。婚約者の王太子も学園の生徒たちも、みんな妹の味方だ。
王太子からは生徒会の仕事、学園の宿題、王宮の雑務を押し付けられ、それが終われば王太子教
育を受ける日々。過労死寸前の毎日だ。
でも、それでもいい。小屋に帰れば、私を癒してくれる存在が待っているから。
その存在の名はクヴェル。家事ができて、気遣いができて、ショタ美少年に変身できる超有能なトカゲだ。
毎日くたくたになるまで働いていた私は、クヴェルに着替えを手伝わせることもあった。
そんなある日、王太子に婚約破棄され、国外追放を命じられた。王太子が新しい婚約者に選んだのは妹のイルゼ。
まぁ、それは別にいい。だけど、王太子ったらイルゼとの新居を作るために、国の守り神である水竜様の像を「一番見晴らしの良い場所に立っていて邪魔だから」という理由で破壊してしまった。
馬鹿で愚かでポンコツだとは思っていたけど、ここまでとは……。水竜様に祟られても知らないんだから!
家に帰ると、私の住んでいた小屋が父と継母によって燃やされていた。クヴェルが心配で、私は彼の名前を叫んだ。
すると目の前に麗しい青年が現れて……。 えっ!?それがクヴェルの本来の姿なの……!?
い、今まで見たこと(特に着替え中のこと)は全部忘れて……!!
・人外×人間、竜×人間、おねショタ。
・同名の短編小説の長編版です。(短編版のタイトルは「王子」長編版のタイトルは「王太子」)
・短編版はアルファポリス、pixivにもアップしています。
長編化にあたりいくつか設定を変更しました。
「Copyright(C)2025-まほりろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 07:20:00
74616文字
会話率:25%
もしもここが物語の世界だとしたら、悪役令嬢は物語の終わりに何を思うのか
⟡.·*.··············································⟡.·*.
「リリー・アンネット。貴殿の行ってきた数々の悪事を
見逃すことはもう出来ない。本日をもって君に離婚を言い渡す」
夫の言葉がホールに響き渡る
リリー・アンネットの物語はここで終わる
悪役令嬢として誰からも後ろ指を指される
悲しい物語が
決まった筋書きに抗うことも出来ず
ただ決められたレールを歩き続けたリリーは
ようやく本当に自由を手に入れる
生まれも
好きな人も
自分の行動すら決められた人生だった
『周りの目なんてもう気にしなくていいのだ
決められた物語を歩まなくていいのだ
その証拠が今の私だ
今走り抜けていく私こそが
本当の私なのだと胸を張って言える
今の私ならどこへだって行ける』
リリーは笑った
それは美しく、優しく、ただの少女のように折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 07:00:00
20074文字
会話率:45%
愛ってなんだろう
人を大事に思う気持ちってなんだろう
愛には色んな形があるって言うけれど
それはどんな形をしているんだろう
人の感情が分からないオリビアは無感動に、無感情に、無干渉に、人との付き合いも最低限に生きていた。
愛を素晴
らしいものだと思いながらも、それを理解することは難しかった。
しかしある日、そんなオリビアの元に一人の依頼人がやってくる。彼の名はノアといい、様々な依頼を通してオリビアに愛の形を伝えていく。
『何度生まれ変わっても 何度この人生をやり直しても 俺は君だけを愛する』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 07:00:00
23138文字
会話率:50%
異世界にうっかりと転移してしまったパティシエのサエが拾われたのは、王都で営まれるカフェテリア【ルミエール】。
そこでパティシエとして一緒に働きはじめたサエは、店主のアンリに「夜にも店を開けないか」と提案する。
夜に紛れてカフェにやってくるの
は劇団員に、お忍びの貴族、魔法使いに、人狼。
様々な人生模様を見ながら、今宵もカフェテリア【ルミエール】は営みを続ける。
*サイトより転載になります。他サイトでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 07:00:00
42723文字
会話率:56%
これは、王と騎士と竜の物語。
古びた絵本にも描かれている、誰もがよく知る物語。
そして。誰も知らない、物語。
開幕の鐘が鳴る。さあ、世界よ唄え。
最終更新:2025-04-16 06:42:50
24587文字
会話率:32%
午後の喫茶店、彩花は親友と近況を語り合っていた。
恋愛、仕事、そしてもうすぐ訪れる誕生日の話題――。
軽い気持ちで口にした「欲しいもの」は、ひとりの男の耳にも届いていた。
彼の視線は、新聞の向こうから静かに彼女たちを追っていた。
最終更新:2025-04-16 05:00:00
5452文字
会話率:49%
この世に未練を残して死んだ高野アンナは、幽霊となり高台で街を俯瞰していた。偶然出会ったトメ子というお婆ちゃんの家に棲み憑く事になったのだが、そこは妖(あやかし)や幽霊などが多く寄り付く幽霊屋敷だった!
悪戯好きな座敷童子に、アンナの不
思議な力を狙う狐男に、喋る白猫……。
お婆ちゃんや妖、幽霊等の悩み事を解決していくうちに、みんなの未練が次第に解けていく。
アンナも無事に成仏できるのであろうか!?
◯完結したら、ネトコン13感想タグを貼ります!◯折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 23:07:19
6304文字
会話率:36%
ブンガク、つよい。オレ、ブンガク、する!
最終更新:2025-04-13 19:27:46
745文字
会話率:29%
ボクがあいつの人生を変えてしまった。思っていることとは逆の未来へとあいつを誘ってしまう。ごめんな、本当に。ごめんな。
最終更新:2025-04-12 22:19:18
2276文字
会話率:26%
「こんな気持ちは初めてなんだ。これを何と表現するのが正しいのか、教えてよ」
「僕と同じ気持ちなら———それは、恋だ」
♦︎♢♦︎
生まれつき体の弱いレオンは、長期療養のため別荘を訪れる。
そこには両親からプレゼントされた亡き兄・フィリッ
クスのデータを元に作られたヒューマノイドが世話係としていた。
「本当のフィリックスに作り上げてほしい」と言われ、レオンは理想の兄へと仕立て上げていく。
しかし作り上げられていく「理想の兄」は「本物の兄」からどんどんかけ離れていった。そしてレオンは、ヒューマノイドを一人の人として心惹かれ始めた。なのに素直になれず、八つ当たりをして雨の中家を飛び出してしまう。
耐水性のないヒューマノイドが迎えに来てくれるとは思えなかった。
雨に打たれ、意識をなくしたレオンが次に目を覚ましたのは病院のベッドの上。ヒューマノイドは雨に濡れて壊れてしまい、修理に出したと母が言う。
二ヶ月後、別荘に帰ってきたヒューマノイドとレオンはお互いの気持ちを確かめ合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 19:19:09
17049文字
会話率:43%
夏目涼、32歳。平凡な人生を送っていたはずが、ある日突然意識を失い……目覚めたら、なんと14歳の少女『遠野沙羅』になっていた! 事故で数週間眠っていたという彼女の身体に、どういうわけか入り込んでしまったらしい。
「……え? 中学生!? しか
も女子!?」
元の体に戻る方法は皆目見当もつかない。絶望と混乱の中、涼は三十路の心を持ったまま、『沙羅』として2度目の思春期をスタートさせることを決意する。
ピカピカの制服、女子特有のグループ、そして何より予測不能な思春期の身体の変化…! アラサー男の常識は通用せず、毎日が驚きと戸惑いの連続だ。
時には達観した発言で周囲を驚かせたり、逆に子供扱いに内心憤慨したりしながら、不器用に日々を重ねていく。
失われた自分の人生を思う切なさもある。それでも、中学から高校へと続く5年間は、彼が忘れていた、あるいは経験すらしなかった輝きに満ちていた。
友情、部活、進路の悩み、そして男だった頃には決して知ることのなかった痛みや、誰かを大切に思う温かくて少し苦しい感情。
心はアラサー、身体は成長期の少女。ギャップだらけの主人公が、14歳から18歳までの青春ど真ん中を駆け抜ける。
これは、戸惑いながら、悩みながら、それでも懸命に今を生きる、ちょっぴり不思議で、甘くて切ない成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 19:10:00
57397文字
会話率:22%
好きだった先輩の結婚報告に落ち込む心乃美の下に、親友の桐華が駆けつけた。
恋多き女子と恋に臆病な女子の話。
『好事百景【池淵】 第十五景【ワイン】』を酒祭り用に加筆したものとなります。
コロン様主催『酒祭り』参加作品です。
最終更新:2025-04-15 15:51:05
7323文字
会話率:29%
「おっっ、俺とっ、結婚してくださいっ!」
突然のプロポーズに居合わせた、従業員の渉は……。
とあるよく言えばレトロな居酒屋の、ある夜の話。
『好事百景【池淵】 第十四景【焼酎】』を酒祭り用に加筆したものとなります。
コロン様主催
『酒祭り』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 21:12:35
5023文字
会話率:37%
結婚して夫の故郷である雪国に、新居を購入して引っ越してきた私。
だけど、そこでの結婚生活は私の思い描いていたものとは違っていて……。
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2025-04-15 15:33:34
1827文字
会話率:38%
ハロウィンの日に仮装するのを楽しみにしていた私。
普通の服に100均で買ってもらった羽をつけただけでも嬉しくて、私は外に飛び出した。
そんな私が出会ったのはもっと完璧な天使の仮装をした迷子の女の子だった。
※エブリスタにも掲載しております
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 10:06:58
1770文字
会話率:34%
私の目の前でスーツ姿のサラリーマンが、私が大好きなキャラクターのイベント限定ぬいぐるみ最後の一つを掠め取っていった。さては転売ヤーに違いない!!
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2025-04-12 09:41:44
2017文字
会話率:40%
アキラはある夜、夢の中で人が殺されそうになるのを目撃する。その頃、遠く離れた土地でヒカリという別の人物も同じ夢を見ていた。2人は思わず、殺人を止めようと叫ぶ…。この夢が実は本当の殺人の引き金となっていた。身近なIT機器が殺人の誘導に使われ
ていたのだった。
この不可思議な事件のカラクリが、地方のちょっと優しいヤクザの人生と共に描かれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 10:49:06
23525文字
会話率:57%
飛び降りを決意したその日。突然現れた青年が、私に問いかけてきた。「死んじゃうなら、君のその命くれないかなって。どうだろう?」と。
最終更新:2025-04-14 21:20:08
28397文字
会話率:55%
高校二年生の東雲樹里亜は学年一のお嬢様で、常に品行方正な言動を求められることに嫌気がさしている。
そんな彼女が夢を叶えるために働いているアルバイト先のスーパーで、クレーマーを撃退しているところをクラスメイトの男子、小原守に見られてしまう。
誰にも言えない秘密を抱えた二人は、徐々に打ち解け合っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 21:05:40
24532文字
会話率:41%
二十九歳の日波は、長年付き合っていた恋人に振られ、意気消沈していた。
そんな中、突如として幡ヶ谷3丁目の自宅に転がり込んできた、高校時代の友人カオル。
自由奔放なカオルと過ごすうちに、日波の日常は色を変えていく。
最終更新:2025-04-14 20:57:13
23023文字
会話率:39%
ある日、夜の二年二組の教室で目覚めた皆木聖。
同じくクラスメイトである七名と共に、“電気ウナギくん”と称するロボットからデスゲームに参加するよう強制される。
消えたいと願う“僕”が、デスゲームを通して見つけた答えは。
◎『あなたは誰の
大切な人?−人質リレーゲーム−』ルール
・これから皆さんには簡単なゲームに参加していただきます
・ゲームは全部で最大八ラウンド
・一ゲームごとに、「人質」が指名されます
・「人質」はゲームに参加できません
・「人質」が指名されてから五分以内に、ゲームに参加する人を立候補で決定してください
・「人質」になるのは各人一回のみ、必ず一度は「人質」になります
・ゲームに参加できるのは、毎ゲームごとに一人だけです
・五分以内にゲームの参加者が現れなければ「人質」は命を失います
・ゲームを途中で放棄すると命を失います
・指示なく教室から出ると命を失います
・ゲームの参加者がゲームにクリアできなければ、「人質」とそのゲームの参加者の両方が命を失います
・ゲームの参加者がゲームにクリアすれば、「人質」と参加者はそのターンは両方生き残ることができます
・生き残るには、最大八回のゲームが終わるまでに、“「人質」として生き残ること”&“一度ゲームに参加してクリアすること”が条件です
・最後まで生き残った人は、なんでも願いを叶えることができます。ただし、命を失った人を生き返らせることはできません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 20:46:43
30653文字
会話率:40%
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前アカウント本城千聖(ID 366809)からの移行作品です
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鬼と悪魔の間に生れし子、六鬼(ロッキ)
母親は死んだと聞かされ、鬼の一族の中で忌み嫌われつつ育つ。彼には他の鬼にはない力があった。
悪魔への攻撃呪文・ヘブ
ンズドア。
その力を使う時だけは、一族の中にいられた。
実は六鬼にはもうひとつの力がある。鬼と悪魔の間に生まれし彼だからこその力なのだろう。
鬼を滅することができる呪文・羅生門。
五人の兄姉と両親にも言えない秘密を抱えながら、六鬼は成長した。
成長とともに力も能力も大きくなり、亜空間を作り出すことも可能になった。
あるバトルの直後、力を使った反動で、六鬼の体には誰にも知られたくない反応が出る。それは、性的欲求が高まってしまうことだった。
自分でそれをどうにかしたものの、その後、動けなくなる。
亜空間の出入りは、六鬼以外に誰もできない。
熱にうかされ眠る中、六鬼は夢を見る。
その夢の中では、意外な再会が待っていた。死んだと聞かされていた、サキュバスという種類の悪魔の母親。
甘い香りに、挑発の言葉。そこで母親の口から真実が明かされる。
六鬼の母親は、死んだのではなく六鬼の夢の中に存在し続けていたということを。
母親に操られ、行方不明になる六鬼。
六鬼が行方不明になって三カ月が経過した。
いつにも増して多い悪魔に、参戦していた一鬼は嫌気がさした。もう、闘うのは嫌だった。
空には新月。月が浮かぶ空をふいに仰いだ一鬼は、異変に気付く。
月は新月から満月へと、急激に姿を変えようとしている。
そのさなか、父親を含め男鬼が放心してしまう。やがて宙から向かってきたもやのようなものが、男鬼らの体内へ入り込み、そのまま意識をなくす。
女鬼だけになった戦場で、逃げ出したい気持ちになった一鬼の耳に、聞き覚えのある声がする。
「我慢すんの、やめちゃいなって。一鬼姉」
いつもとは違う六鬼が、一鬼の前に現れた。
だがそれは、真実の六鬼ではなく、母親の悪魔が潜む姿だった。
終わったと思われた戦いは、別の火種を携え、家へと戻っていく。
六鬼の中から現れた母親の悪魔、二鬼らが各々で企みと嘘を明かしていく。
その真実の中で、六鬼は自分が護りたいものを護るための選択をする。
選んだ道は、果たして。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 18:20:00
1580文字
会話率:6%
「やってしまった……」
飲みすぎた日の翌朝。目を覚ましたラルフは、ベッドの中で状況を把握して頭を抱えた。隣には、あられもない格好をした女性。
「やらかし」た中の幸いは、その女性が片想い相手のヴァイオラだったことだろうか。ラルフがこれを機に告
白しようと決心した瞬間……しかし。
無情にも、彼女からは「なかったことにしてほしい」と宣言される。
同僚の女性騎士ヴァイオラに、長年の片思いを拗らせてきたラルフ。一夜の過ちから動き出した、二人の恋の行方はいかに。
拗らせヘタレヒーロー✕男前ヒロインの、ほのぼの一途な純愛ストーリー。
*舞台は異世界ですが、感覚は現代日本に近いようなふんわり設定です。東国の酒「ニホンシュ」や桜が登場します。
*コロン様主催「酒祭り」に参加させていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 18:18:32
9283文字
会話率:35%