第一夜「祝津の猫」
この漁港を仕切る猫の大将ニャン吉が「札幌から三十匹ほどのガラの悪い猫の集団がこの祝津方面を目ざしてきているらしい」と告げる。そこでメス猫のアマテルとハチが途中の朝里町まで偵察に向かうことになる。
第二夜「ゆらゆら」
祝
津に帰宅した二匹は町は似てるが何かが違う?雰囲気や知った顔がいない。アマテルは空間の歪みで別世界に紛れ込んだ可能性があると推測する。
第三夜「潮」
異世界に紛れ込んだ三匹は空間の歪みを探し、小樽から祝津にかけて何度も何度も往復する。食以外の時間を空間の歪み探しについやした。そんなとき威圧感のある黒いシェパードと出会う。自分の息子も急に消息を絶ったことを話す。
第四夜「天狗山の老犬ミル」
あの出来事があって三ヶ月が過ぎた。あの忌まわしい出来事を誰も話すことはなかった。納得がいかないアマテルは天狗山に住む一匹のヨークシャーテリアのミルの存在を聞き訪ねることにした。
第五夜「ミルとアマテル」
犬のミルに弟子入りし身の回りの世話もするようになったアマテル。ある時母親の調子が優れないと聞き、祝津に帰宅するアマテル。
第六夜「心身脱落と親方」
ミルのところに戻ったアマテルは母親の死を告げる。ミルは「お母さん亡くなったか、心ゆくまで母親を偲んであげなさい」と気遣う。幾日も幾日も外に顔を出さない。アマテルは絶望の淵にいた。
第七夜「無法猫とユラユラ」
ヤング親方の悲惨な死のあと、港は静まりかえっていた。札幌の無法猫は一時祝津に入った。覚醒したアマテルが対応する。
第八夜「不思議な町」
平安を取り戻した祝津をあとにしたアマテルはひとり海岸沿を西に移動した。あのユラユラと少し違うけど共通する空気感がある町に出たアマテル。そこで出会う動物たちとの会話をアマテルは楽しむ。
第九夜「死への意識」
小樽に戻ったアマテルは、地元祝津で暮らし数年が過ぎ九歳をむかえた。いつものように瞑想していたアマテルのところに一匹の猫が近づいてきた。親友黒猫ミミの孫娘マメ。マメはアマテルが大好きで身の回りの世話係も務めていた。
第十夜「嫌だ」最終話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-19 08:53:07
41959文字
会話率:71%
ジャーマンシェパードのカイルは、夫が訓練した軍用犬だ。夫の葬儀で棺から離れないカイルの姿は、世界中の人々の感動を呼んだ。妻である私にスポットがあたることはなかったけれど。
夫を亡くした悲しみと向き合うため、私は退役したカイルを引き取る決断を
する。
狼子由様主催の「描写力アップを目指そう企画」に寄せた作品に加筆したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-22 21:19:22
4000文字
会話率:33%
突然のことだが、本日この時をもって我がシェパードレア家は貴族の地位を剥奪された。
その通達にやってきた兵士の胸ぐらを掴んで揺らすお父様とは正反対に私の心は冷めていた。
※1話、2話は短編『爵位を剥奪されまして』『爵位を剥奪されまして2』と
同じ話になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 18:00:00
28254文字
会話率:33%
デザイン会社で働く瀧本郁弥は、取引先の帰りに雨に遭う。折り畳み傘を忘れ、どうにかしようとしていた時に、一匹のシェパード・きなこに出会う。そのきなこの飼い主人物は萬愉照(ゆしょう)。傘の借り方教えて貰った後、彼から名刺を貰う。しかしこの名刺に
書かれている伊葛飾若斎という名前をどこで見たのか思い出せない。そうこうしている間に、彼ときなこは来た車に乗って行ってしまった。
会社に戻ると中高時代の先輩に弄られる。後輩に傘の事を聞かれ向かった瞬間、先程貰った名刺を落とした。その名刺を見て先輩が叫ぶ。
何故ならその名刺の人物は、有名な日本画の絵師・伊葛飾若斎。確か憧れの人形作家の西園中也がその養子であった事を思い出す。社長からアドバイスを受け、借りたものを返しに行く事に。
翌日、傘を喫茶店に返しに行った後、萬の家を携帯アプリとにらめっこしながら探す。その時、目の前を黒髪のセミロングの女性が通りかかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-25 15:44:46
10104文字
会話率:0%
時は21世紀。世は情け。世界の大海では今や、鯨を巡っての戦いが起こっていた!
それは、武装海賊教団鯨教シーシェパードを軸とした終わりなき戦いである。我らの捕鯨調査船が今、邪悪な教団に立ち向かう!
最終更新:2017-07-29 09:13:36
700文字
会話率:48%
RCC シェパード ディグニティ 株式会社。
世界的大企業である、造船所で働くおっさん。
本当にダメダメな平凡サラリーマン。
しかし、その正体は、会社の裏社長でありながら、世の中の悪を裁き続ける、部隊のボスだった。
本人は平凡を切
実に望んでいるが・・社会の悪は酷い有様でー。
おっさんは今日もため息をつきながら。
殺しの命令を下すのだった。
全てを手に入れた男。
地位、暴力、金。
でも時間は待ってはくれなくてー。
全てを手に入れてる運命の筈だった。
何も問題ない誇り高い天才の運命、人生で幕を下ろす筈だった。
そうー。
恋を知るまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-23 11:48:04
178403文字
会話率:54%
幼馴染み三人が戦場でドタバタするコメディー作品です(嘘は言ってない
最終更新:2016-08-31 21:44:54
19669文字
会話率:42%
エコテロリストとはこんな風に戦う日本であって欲しい、という妄想を書きたてました。
最終更新:2016-07-22 20:01:23
3317文字
会話率:2%
雨の日、教室でぼんやりとしていたら彼が現れた。マイペースな彼は私の友人であり、どこか動物っぽい。そう、例えば犬とか。「うん、ぴったり」「? 佐上?」
最終更新:2014-05-19 00:00:00
3735文字
会話率:49%
時空の歪みから侵略する悪魔。
それに対抗する力Ciel(シェル)を持つCheperd(シェパード)達。
最強最悪の悪魔、魔王サタンの復活を目前に激しい争いを繰り返す両者達。
そんな中、地球に再び平和をもたらす小さな光が射し込む。
その光の正
体とは…。
世界唯一の魔法学校、聖シェル学園。
入学する二人の少年少女を中心に繰り広げられる日常が、今ここに記される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-28 00:32:35
1703文字
会話率:17%
この作品は僕の個人的な意見なのですが、正直、反捕鯨団体の言ってる事は、むちゃくちゃですよねw
最終更新:2011-05-23 01:57:21
1915文字
会話率:11%
警視庁捜査1課に配属されたキャリアの生岐。彼女が1課を志望したのは理由があって……。
最終更新:2010-03-17 12:38:41
8431文字
会話率:29%