両親を失った15の少年ヴィダルが旅に出て、1人の似たような境遇の少女に出会う話。
彼女とヴィダルの温度差のようなところが見どころです。
最終更新:2022-05-08 13:06:23
1370文字
会話率:29%
10年前の隕石の急接近後、まさに「降って湧いた」ようにできたダンジョン。
そこで採掘される魔結晶は、世界のエネルギー事情を一変させた。
電気料金は安くなって、二酸化炭素も出さないからエコ。
魔結晶を採掘する人々は「マイナー」と呼
ばれ、高濃度魔結晶はとんでもなく高い値段で買われることから、一攫千金を狙う人たちでダンジョンはにぎわった。
中には「異能」なんてものに目覚める人まで出てきたが、それはダンジョンの中でしか使えないので、世界は平和に、そして豊かになった。
そう、あれから10年も経ったのだ。
「すげえ世の中だよな……」
俺が買った、何年も使われていなかった中古の一軒家の裏庭に、ひっそりとたたずんでいたダンジョン。
「全部換金したら、一体いくらになるんだよ……」
そこにあったのは、手つかずの高濃度魔結晶の山だったのだ。
これは俺が、「裏庭ダンジョン」にある魔結晶を、いかにしてひっそりと誰にもバレずに目立たず売りさばくかという物語。
目標は「年収120億円」。
そんな、バカみたいな、だけど切実な目標のおかげでーー俺はどん底から立ち直ることができたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 09:57:52
137016文字
会話率:37%
「クリスマス、私とずっと一緒にいて、くれませんか?」
クリスマスイブの昼休み、僕、佐藤優真は美少女に声をかけられる。
流れるような艶のある黒髪、童顔気味の顔に、青みがかるほどの黒い瞳。ちょこんとした鼻に、柔らかそうな唇。透き通るような肌に
、ほんのり赤く染まったほっぺ。そんな清楚さとは裏腹に、服の上からでも分かる膨らみがその存在をささやかに主張している。
そんな誰もが振り返るような美少女の、涙目で上目遣いのお願い。
僕の答えは、決まっていた。
「嫌です! 無茶ですよそんなの!!」
「そんなこと言わないで~! お願いだよ、もう頼れるの佐藤君しかいないの!」
「どうやってクリスマスケーキ111個も売れって言うんですか~~~!!」
これは、コンビニで売れ残った111個のクリスマスケーキを売りさばく、彼女と僕の激闘の記録である。
※カクヨム、アルファポリスでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 19:36:26
16427文字
会話率:61%
何故この世界に僕がいるんだ。何故僕は死ななかった。それでも頂点を目指すただの村人の一人そのドラマは見なかった。EDを目指す目標だとしたら語らぬ俺だった。それでもまだヒーローとして輝く明日を信じてる。それが最強の理由。そして何としても誇る竿が
ない凄い釣り竿は手の中にある。ヒューマンドラマ、妥当を演じ障害を後悔するその生き方は邪道そして王道を貫く魔王の物語、その一番が団長だった。それでも信じてくれ俺は魔王を倒す。そして滞在する宇宙の姫となるそして君臨する者は魔王でありながらただの村人それを望むのは英雄ではなく親友だった。そのままでいいよとうなずく君が好きだ。大好きだ。それでも僕は団長を殺すそれが望まぬ物語のヒーローであるから、そこに降臨するのは釣り竿、ただの村人には作れない。流石ですねあなたはなぜ手帳を書いた、それを握る俺は呪われてなどいないはずなんだ。この力の源はよし愚痴の嫉妬、ただの怠惰の物語ではない。永遠を望まないヒーローがここにいる助けてくれ俺は時を求めダンジョンを探す毎日毎日小説を書くつもりはないよ
それでも望まぬ団長だった。騎士団長を殺したのはだれだ。俺は業火の如く燃え尽きたいそれを可能なヒーローがいる。それは俺のお父さん。赤く色を塗ったほっぺにほっとけと思うやつらをさばく、それが一太刀の力それは七つの波動そのピンチに乗り込むのは誰だよ…
誰もが望まぬ太陽だった。けれど混沌の…☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 12:13:05
3588文字
会話率:23%
「旦那さま、私が!私がきっと、お怨みお晴らし申し上げ……!!」
敬愛する主を失ったエデイラは、復讐を誓う。砂漠の真ん中の学園で、幽閉中の王女とともに──。
「これが普通だと思っていたんです。格闘訓練が日常的にあることも、薬品の知識があるこ
とも、麻薬の流通を管理し、闇で売りさばく者に制裁を与えるのも──だって、普通のメイドなんて、知らなかったから」
復讐を誓う奴隷出身のメイド、エデイラが、孤独な王女と結ぶ不器用な友情。男なのか女なのかさっぱりわからない学園長に見守られて、少女たちは少しだけ成長する。
「あの子は自分で気づけばいいんだよ。ひとりじゃ難しいことも、一緒ならできるって」
注意事項
・残酷描写・戦闘描写が一部あります。
・女の子同士がじれったいほどゆっくり結ぶ深い友情(百合描写はありません)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 08:00:00
103465文字
会話率:49%
大正時代の伝説的詐欺師モンドが、粋な芸事の師匠藤巻茜とその腰巾着の男を巻き込んだ結婚詐欺を仕掛ける。まんまと大金はせしめた。それなのに、なぜかしっくりこない。その手筈を改めて振り返ってみれば、腰巾着男の果たした役割の大きさと手際の良さが侮れ
ないことに気付かされる。これから更に大きなヤマを踏むにはこの男抜きには考えられないと、一緒にやることを誘いかけ、どうにか仲間に引き込んだ。メインを担うのがモンドなら、この男はあくまでもアシスタントのようなもの。それ以来サブと呼ぶことにしてコンビを組んだ。騙しの仕事はとんとん拍子に進んだが、実績を挙げればそれだけ名が売れ顔が知られてやりにくくなる。やむなく闇の世界へと足を延ばして、ピストルや麻薬を売りさばくことにした。そしてついには軽はずみな嘘がバレて悪者どもに追われる身となり、サブはその場で命を落とす。一人隠れ家に逃げ込んだモンドのもとに、あの世からサブが訪れ死を誘う。モンドは先行きのなさに身をはかなみ、サブと一緒にビルの窓から飛び降りた。
やって来たのは、あの世の入り口にあたる天の移民局。管理官に、二人の絶妙なコンビネーションと詐欺の腕を買われて、死ななくてもよい命を救う救急救命士にならないかと勧められる。
地獄へ落ちるよりはよいだろうと地上に戻った二人が向かった先は、現代のオフィス街。百合という名の女性が働いている。このうら若き女性が、勤め先の上司に期待を裏切られたとの勝手な思い込みから、絶望の淵に立っている。その理由はつかめたものの、救ってやるにもまさか誰もが驚くような手は使えない。一度死んだ者として、ここはこっそり死なずに済むようにしなければならなかった。しかし、幽霊に物理的な力は発揮できない。考えあぐねているうちに、上司を道連れに飛び込もうとする電車がやって来る。残された手は、念ずる力と、どこへでも行くことができる移動の力ぐらいのもの。ふたりは力を合わせて、元の会社の同僚や上司を利用して、すんでのところで百合の無謀な行為を止めた。そこで気付かされた罪滅ぼし。百合は昔騙した藤巻茜の曾孫だった。
一件落着と天に戻るが、地獄行きが免除されて天国への道が開かれる、というわけにはいかない。管理官は救急救命チームとして働き続けることを進める。その意義に同意するモンド。しかしサブは心が定まらない。どうなるモンドとサブ。乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 11:52:35
29514文字
会話率:36%
大正時代の伝説的詐欺師モンドが、粋な芸事の師匠藤巻茜とその腰巾着の男を巻き込んだ結婚詐欺を仕掛ける。まんまと大金はせしめた。それなのに、なぜかしっくりこない。その手筈を改めて振り返ってみれば、腰巾着男の果たした役割の大きさと手際の良さが侮れ
ないことに気付かされる。これから更に大きなヤマを踏むにはこの男抜きには考えられないと、一緒にやることを誘いかけ、どうにか仲間に引き込んだ。メインを担うのがモンドなら、この男はあくまでもアシスタントのようなもの。それ以来サブと呼ぶことにしてコンビを組んだ。騙しの仕事はとんとん拍子に進んだが、実績を挙げればそれだけ名が売れ顔が知られてやりにくくなる。やむなく闇の世界へと足を延ばして、ピストルや麻薬を売りさばくことにした。そしてついには軽はずみな嘘がバレて悪者どもに追われる身となり、サブはその場で命を落とす。一人隠れ家に逃げ込んだモンドのもとに、あの世からサブが訪れ死を誘う。モンドは先行きのなさに身をはかなみ、サブと一緒にビルの窓から飛び降りた。
やって来たのは、あの世の入り口にあたる天の移民局。管理官に、二人の絶妙なコンビネーションと詐欺の腕を買われて、死ななくてもよい命を救う救急救命士にならないかと勧められる。
地獄へ落ちるよりはよいだろうと地上に戻った二人が向かった先は、現代のオフィス街。百合という名の女性が働いている。このうら若き女性が、勤め先の上司に期待を裏切られたとの勝手な思い込みから、絶望の淵に立っている。その理由はつかめたものの、救ってやるにもまさか誰もが驚くような手は使えない。一度死んだ者として、ここはこっそり死なずに済むようにしなければならなかった。しかし、幽霊に物理的な力は発揮できない。考えあぐねているうちに、上司を道連れに飛び込もうとする電車がやって来る。残された手は、念ずる力と、どこへでも行くことができる移動の力ぐらいのもの。ふたりは力を合わせて、元の会社の同僚や上司を利用して、すんでのところで百合の無謀な行為を止めた。そこで気付かされた罪滅ぼし。百合は昔騙した藤巻茜の曾孫だった。
一件落着と天に戻るが、地獄行きが免除されて天国への道が開かれる、というわけにはいかない。管理官は救急救命チームとして働き続けることを進める。その意義に同意するモンド。しかしサブは心が定まらない。どうなるモンドとサブ。乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 11:41:13
66745文字
会話率:37%
大正時代の伝説的詐欺師モンドが、粋な芸事の師匠藤巻茜とその腰巾着の男を巻き込んだ結婚詐欺を仕掛ける。まんまと大金はせしめた。それなのに、なぜかしっくりこない。その手筈を改めて振り返ってみれば、腰巾着男の果たした役割の大きさと手際の良さが侮れ
ないことに気付かされる。これから更に大きなヤマを踏むにはこの男抜きには考えられないと、一緒にやることを誘いかけ、どうにか仲間に引き込んだ。メインを担うのがモンドなら、この男はあくまでもアシスタントのようなもの。それ以来サブと呼ぶことにしてコンビを組んだ。騙しの仕事はとんとん拍子に進んだが、実績を挙げればそれだけ名が売れ顔が知られてやりにくくなる。やむなく闇の世界へと足を延ばして、ピストルや麻薬を売りさばくことにした。そしてついには軽はずみな嘘がバレて悪者どもに追われる身となり、サブはその場で命を落とす。一人隠れ家に逃げ込んだモンドのもとに、あの世からサブが訪れ死を誘う。モンドは先行きのなさに身をはかなみ、サブと一緒にビルの窓から飛び降りた。
やって来たのは、あの世の入り口にあたる天の移民局。管理官に、二人の絶妙なコンビネーションと詐欺の腕を買われて、死ななくてもよい命を救う救急救命士にならないかと勧められる。
地獄へ落ちるよりはよいだろうと地上に戻った二人が向かった先は、現代のオフィス街。百合という名の女性が働いている。このうら若き女性が、勤め先の上司に期待を裏切られたとの勝手な思い込みから、絶望の淵に立っている。その理由はつかめたものの、救ってやるにもまさか誰もが驚くような手は使えない。一度死んだ者として、ここはこっそり死なずに済むようにしなければならなかった。しかし、幽霊に物理的な力は発揮できない。考えあぐねているうちに、上司を道連れに飛び込もうとする電車がやって来る。残された手は、念ずる力と、どこへでも行くことができる移動の力ぐらいのもの。ふたりは力を合わせて、元の会社の同僚や上司を利用して、すんでのところで百合の無謀な行為を止めた。そこで気付かされた罪滅ぼし。百合は昔騙した藤巻茜の曾孫だった。
一件落着と天に戻るが、地獄行きが免除されて天国への道が開かれる、というわけにはいかない。管理官は救急救命チームとして働き続けることを進める。その意義に同意するモンド。しかしサブは心が定まらない。どうなるモンドとサブ。乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 11:28:52
25683文字
会話率:48%
気功の使える地球で、たった一人使えない男がいた。
そしてある日、異世界から来た魔法使いに魔法を教わり、習得する。
男の夢である、悪をさばく、気功軍にその力で入隊する。
しかしその気功軍の本当の姿を知ることになる。
気功軍は、
悪事を働いた、家族なども逮捕して金を巻き上げていた。
それを見た男は、気功軍を撲滅するために出来た
革命軍に入り気功軍を日本から消すをとを誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-10 13:23:12
6155文字
会話率:60%
以前書いた「さばくにふるゆき」の続きを書いてみました。
素敵なコメントを頂いたので、書いてみたくなりました。
誰かに届いたらとても嬉しいです。
最終更新:2021-04-04 18:38:47
2970文字
会話率:27%
少年が雪を探しに音連れ樹海で出会った女の正体は?
最終更新:2021-01-13 23:56:24
2752文字
会話率:43%
『登場人物、貸し出します』
誰も知らない彷徨う図書館がある。
鈴の音に導かれるように迷い込んだ少女を待っていたのは、風変わりな住人たちだった。
【出典・参考文献】
現代言語研究会『日本語を使いさばく 名言名句の辞典』あすとろ出版
秋本弘
介『新版 英語のことわざ』創元社
J.M.バリ作 厨川圭子訳『ピーター・パン』岩波書店
平岩弓枝『西遊記』上・下巻 毎日新聞社
北杜夫・俵万智『21世紀版 少年少女古典文学館第2巻 竹取物語・伊勢物語』講談社
モーパッサン『女の一生』光文社
花言葉引用元サイト:『チルの工房【无域屋】花札庵』
(順不同)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 14:25:38
87682文字
会話率:53%
大国トリオンの外れにある村で暮らす青年リヒトは村民から爪弾き者にされてした。リヒトはある日突然不思議な能力を発言するも、その力は他者からの借り物で、その事を知ったリヒトは力を本来の持ち主に返すために村を出る。その先で言魂と呼ばれる不思議な力
があることを知る。だがそのせいで言魂を違法に売りさばく組織に捕まりそうになってしまう。そんなリヒトを助けたのは可憐な少女だった。この出会いがリヒトと少女の人生を大きく左右し、果ては世界を変えてしまうこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 23:55:35
18950文字
会話率:30%
俺の義父は、石油王である。
といっても油田を持ってるわけじゃない。色んな競争を勝ち抜き、人を出し抜き、オイルを売りさばく事で財を築き上げた成り上がり。偽物の石油王だ。
そして俺は2代目の石油王になるべく、その教育の一環として裏オークショ
ンへと連れていかれた。何事も経験だそうだ。
そこで俺は一人の褐色少年奴隷、エミールを買った。
これは、石油王になんてなりたくなかった男と、奴隷であることをやめられなかった二人の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-01 22:36:01
120551文字
会話率:47%
唐揚げを作ろうと思った休日。スーパーに鶏モモ肉を買いに行った帰り道に交通事故で死んで異世界転移をしてしまう。
そこは「森の民」と呼ばれる人たちが暮らす森。成り行きで薬草師見習いになった俺は、これも成り行きで唐揚げを作ることになる。けれど、料
理は火をおこすところから、材料は狩りをするところから。鳥をさばく必要がある? 油は手に入るのか? 片栗粉は?
これは、異世界転移で指から唐揚げが出る能力を手に入れた俺が、能力に頼らずに自力で唐揚げを作れるようになり、そして唐揚げを作って食べるまでの記録。
※料理の範囲内で「残酷な描写」というほどではありませんが、鳥の羽をむしって捌く描写が作中に含まれます。
--------
プロローグ+25話+エピローグ。完結済み。
カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-14 18:16:59
74691文字
会話率:28%
お前のスキル要らねーから! って言われて追放されたけど、エルフのお姉さんに拾ってもらったのでハッピーです。幸せになります。
スキル【マゾ】を持つ少年マックスはある日、もうそのスキルは要らないといわれて、長年所属していたパーティーを追放され
てしまう。
森の中をさまよう彼の前に現れたエルフ・リシリアは彼を魔犬から助けてくれたが、スキルの影響を受けてマックスをビンタしてしまう。
それでも仲間になることにしたマックスとリシリアだったが、リシリアが闇市でエルフを売りさばく目的で、マックスが所属していたパーティーメンバーに捕縛されてしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-04 18:10:05
8297文字
会話率:48%
工事現場で不足の事態、どうさばく?
最終更新:2020-07-12 16:24:04
600文字
会話率:30%
〜砂漠×ひとりぼっちファンタジー開幕!〜
平凡な高校生、河南 優雅はその日も友達の少ない灰色の高校生活を送っていた。
いつものように学校に行き、いつものように友達に絡まれ、いつものようにクラスメイトから邪険に扱われ、いつものように英語の授業
で寝て・・・予期せぬことに、寝ている間にクラスごと異世界に転移させられることとなっていた。
彼が目を覚ますと案内人と名乗る美少女がおり、クラスメイトは全員転移し終え、残すは彼一人だと説明された。しかし、寝ていたせいで存在が確認できていなかった彼には与えられるチートが残っていなかった。そこで、案内人は特別な措置としてランダムでチートを送ることにした。また、彼が起きるまでに時間がかかりすぎていたため転移自体も不完全なものとなったが、どうにか地球の体積の5倍もある異世界シェルシャイトへと転移することになった。
─────────
彼が目を覚ますと、そこは砂漠だった。
・・・ファッ!?
彼が降り立ったのは数億年前の神々の最終決戦跡地《神滅の砂漠》と呼ばれる場所だった。
戦いの爪痕である砂漠は元々大きいシェルシャイトの面積の10分の1もあり、今でも人類はおろか普通の生物は生存することが出来ず、《超越種》と呼ばれる存在その物が災害な化け物達の争いが絶えず行われ、灼熱に身を焦がされる、まさに《人外魔境》である。
そんな絶望的な砂漠で、彼はランダムのチートに頼った。
だが、出てきたのは自分と同じ大きさの粘土を生み出す《分身》スキルという名ばかりのものに《夜目》スキルというくらい所で目が良くなるもの。更には農作物を育てるのが上手くなるという《耕作》スキルという、戦闘では全く役に立たないゴミスキルばかりで、武器には最上級のランクだが人間が一生かかっても解けない封印を掛けられたただ重い鉄の塊である大剣とたった2%の確率で魔法を無力化してくれるというクソみたいな、藁よりもチクチクした着心地最悪のローブのみであった。
見に降かかる理不尽に対する怒りを抱きながら、彼は砂漠をさまよう。
そこで彼は《恐怖》と《覚悟》を学び、時には《パパ》になったり、《英雄》と呼ばれたり、《臆病者》や異形の《怪物》に成り下がりながらも《力》と《死》から逃げて平穏を求める。
特別になりたくなかった、強迫観念に囚われたくなかった彼の───ただ、それだけの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 20:55:30
17360文字
会話率:25%
人間と魔族が争う世界で人間に魔族を魔族に人間を売る事故中心的なクズ奴隷商の話。
最終更新:2019-11-01 16:22:44
12142文字
会話率:35%
目を覚ました彼女の視界には、見慣れない天上が映る。
そして、彼女の顔を覗き込むのは、妖艶で美しい女性。
「エリーゼちゃん。おはよう。ママですよー!よく眠れたかしら?」
女性の言葉に彼女は驚愕した。
それは乙女ゲームでありながら、RPG
、育成ゲーム、商業、農業、漁業、魔法などSF要素を全て練り込んでしまった伝説のゲーム「ディジーファンタジア」の続編の主人公と同じ名前であったのだ。
(えっ?!もしかして私、転生してる?!)
そう、彼女は乙女ゲームの続編の主人公(赤ん坊)として転生していたのだった。
「ディジーファンタジア」は3作品を同時に発売するという異形を成し遂げ、乙女ゲー界隈が驚愕させた乙女ゲームである。
界隈を驚愕させた理由はそれだけでは無い。
なんと「ディジーファンタジア」はRPG要素、モンスター育成要素、戦闘要素、産業要素など、あらゆるゲームジャンルを全てを混ぜ込んで作成された乙女ゲームなのだ。
能力値を上げるために畑を耕し、モンスターを倒し、商品を売りさばく?!イベントのフラグを作るために、モンスターを仲間にしたり、大蛇を倒す?!同性婚も可能?!乙女ゲーというジャンルにありながら、やることが多すぎる!!
多種多様なゲーム要素で完全攻略は不可能と言われた「ディジーファンタジア」の3作品全てを知り尽くし攻略した女がいたのだ…。
そして、全てを知り尽くした彼女が「ディジーファンタジア」続編の主人公エリーゼに転生?!
生前の頃に培った「ディジーファンタジア」攻略時の知識や経験を生かし、続編の完全攻略を試みる!!
彼女が目指す攻略ハッピーエンドはただ一つ。
彼女自身が、転生前に編み出したオリジナルのエンドである。
それは、伝説のエンドである乙女ゲーム史上最強で最悪の「全員下僕END」。
「転生だろうが何だろうが、ここがゲームである限り完全クリアを目指すのみ!」
「最短でクリアするためなら手段なんて選ばない!」
効率厨の彼女はハッピーエンドに向けて奮闘する!
しかし、彼女は気がついていなかった。続編によって追加されたキャラとシナリオにより、簡単にはいかないことに…。そして、追加された攻略キキャラ達も、攻略情報だけでは、上手くいかない曲者達であったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-13 14:24:57
45253文字
会話率:22%
産業革命が起こる前。
それは普段見る機械的なものが一切ない、人が築き上げた世界。
行商人である主人公エインは、行商の旅をしながら、そこで見た幻想のような景色を書き起こし、それも売りさばく"旅作家"として生涯を送る。
し
かし、そんなエインの人生はたった一つの願いで、全てが変わる。
そう、一国の姫君の、たった一つの願いで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-12 19:00:00
8887文字
会話率:31%
「私の名前はトネリコと言います。信じられないかもしませんが、異世界から来ました!」
そんなことを嘯く怪しげながら太っちょでどこか親しみやすいおっさんとお人よしの高校生の運命が交錯する。
尾張晴信には困った人を放っておけない一面があった。
よせばいいのに、ある日道端に落ちていたおっさんを拾う。
なんとその人物は異世界から来た商人だった!
「どうですか、これ? 透明になれる草なんですけど」
「絶対にそんなもん売るんじゃない!」
「効果時間五秒だから大丈夫ですって」
「時間の問題じゃない!」
「ねえねえこのドレス、高く売れないかしら」
「あ、でもそれ魔法を跳ね返しますよ?」
「いやこの世界にまず魔法はないから……」
彼の持つ不思議なアイテム群に目を付けた晴信の暴走系幼馴染寧音によって、よろず屋を開業することに成功してしまった。
まずは手当たり次第に、悩み相談という名目でクラスメイトに不思議なアイテムを売りつけていく。
晴信はトネリコを拾った責任から、その仕事を手伝うことにして――
これはお人好しな男子高校生が、ハチャメチャな人間と異世界アイテムに振り回されるドタバタギャグコメディである。
※2019年一月中に完結予定、およそ二日に一度ペースで更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-24 23:27:18
297795文字
会話率:36%
売春婦とヤクザの下っ端、ユウジとカナの2人は強い絆で結ばれていた。
ある時、不景気の為ユウジは覚せい剤を売りさばく仕事を頼まれる。
カナはいつの間にか覚せい剤に溺れていた。
2人を待つ運命はどうなってしまうのか。
最終更新:2019-01-19 15:07:24
12254文字
会話率:45%