人々は、変わってしまった。
人成をくれるという約束を破り、
裏切ったのだから、
罰を与えなければ。
呪物コレクター風見アザミは、
遠縁から連なる、数多くの呪いにより、
肌は茶色でドロっと溶け、蝿が集っていた。
なぜ私が、身代わり
に
選ばれたの?
私がこんなにも、
醜いからか?
もう私に供物をくれる
人もいない。
だからお前らは、
私と同じなってしまえ。
空には無が漂う、
夜がそれを呑み込んだ
と感じるほど、
闇が濃い。
宇宙は数字と、因果関係が
あり、ある星を0にすれば、
全てが無になる。
ある星とは、太陽のことだ。
そう、私は太陽を堕とす。
列京アリブラン学園の正午、
小さな肉の塊が、校庭に落ちた。
塊の上に烏の脚、
嘴で肉を啄んだ。
烏は、眼から黒い血を流し、
硬直した。しばらくすると、
翼を広げ、空へ羽ばたいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:57:46
2082文字
会話率:7%
百年ぶりに会った女の敵を睨み付けるような女神に、私はその美しさに口説き文句を並べてしまった。
「あなたはふざけた罪で死んだのです」
目の前には神を名乗る女性が?私に呆れた表情で淡々と口上を述べる。
私の死因は、異世界ハーレムを
夢見て、スキップしながらトラックに突撃したことである。
「そんなにハーレムを作りたいなら、詰み女ばかりの異世界へ行きなさい」
そんな異世界があるわけがない。どうせ冗談だろ?何かのドッキリを仕掛けられたんだなと納得する。
この女神は、全く目も合わせてくれない。恐らく照れ隠しだな。
「では、異世界ハーレムを満喫すればいいですよ。行ってらっしゃい~」
女神改め、ツンデレ系美少女は、黒い渦を何もない空間に出現させた。
「おい、ちょっとまてー」
私はその黒い渦に吸い込まれて、目を覚ますと土の上で寝ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 04:11:16
1031文字
会話率:43%
十七年前のある日、空が燃ゆる。
黒い斑点が空を穢し、血赤色に近い赤に染まる。
これは世界の終わりではないかと、人々は恐れた。
しかし空が赤いだけで、何かがあったわけではない。
次の日、昨日のことが嘘のような青空。
この
空が赤い日、十二月三十一日は終焉の日と呼ばれ始める。その次の日の一月一日は、無事に年を越せた記念として、祝宴の日と名付けられた。
私は終焉の日に産まれ落ちた。
終焉の日から二年後の二千五十年、世界各地に謎の迷宮が出現し、そこから多種多様の黒いの軍勢が押し寄せる。
その黒い軍団を、我々は悪魔と呼んだ。
世界各国が最新鋭の兵器を用いて対峙したが、悪魔にはあまり効果がないようだ。
このままでは、人類が滅ぶかと思われた。
しかしある青年が呪文という力を用い、悪魔を地上から排除したのだ。
その青年を筆頭に迷宮を攻略するものを、迷宮冒険者と呼ぶようになった。
冒険者には階級があり、最上位のSランクから駆け出しのGランクとなっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 05:16:54
1098文字
会話率:22%
クルック大陸のクルクック村に住む、ミナミ・サーラス。
しかし、村の少年少女達にいじめられ、ひどい仕打ちを毎日食らっていた。
そして、首絞めをされ意識を失い、次に目を覚ました時には森の中に居た。
近くで魔物が動いたような気がして無我夢中
で逃げるミナミ。
すると、森の中に住居を見つけ、ゆっくりと入ってみるとそこには、ハーベル・アマンと言うおばさんが住んでいた。
ハーベルの優しさに、ミナミはハーベルと共に居ることを考え、伝える。
するとハーベルは私を連れ、黒い宝箱に触れさせ、黒い玉を体の中に入れさせられた。
私はやはりヤバい人だと思ったが何だか力が湧き出る事が分かり、どうやら私の中に魔力が流れた為である。
しかし、ミナミに近づく不穏な闇は刻一刻と迫ってきているのでした。
これは闇の力を得たミナミの冒険の物語。
「私は、決して挫けません。
助けてくれたハーベルさんの為にも」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:30:42
57007文字
会話率:53%
——この世界の『正義』は、いつから歪んだ?
「……君の妹も、実験体だったのかもしれないね」
衝撃波だけで人体を内側から破壊する、連続殺人事件。
公安刑事・篠原直哉は捜査のため、政府の裏機関《S.E.I.D.》に一時出向することにな
る。
だが、事件の真相に迫るにつれ、彼は知ってしまう。
『能力者』と呼ばれる異能の人間たちが、国家に利用され、時には『処分』されてきたという、あまりにも黒い事実を——。
すべての鍵を握るのは、
未来予知の能力を持つ謎の傭兵少女・ユウカ。
彼女の目的はただ一つ。
かつて自分を『兵器』として作った連中を、この手で葬ること。
かつて妹を理不尽に奪われた過去を持つ篠原は、
彼女の正義に揺さぶられながらも、次第に同じ闇へと足を踏み入れていく。
「真実を暴けば、世界は崩壊する。黙っていれば、また誰かが殺される」
国家と能力、正義と復讐、真実と沈黙。
矛盾だらけの選択の果てに、彼らが見たものとは——
これは、『未来』を奪われた者たちが
世界に抗う、ひとつの戦いの記録。
——すべてが終わるその日まで、「コード:ヘイロー」は解除されない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:30:00
16559文字
会話率:35%
令和◯年、突然世界は静止した。
世界中の電子機器が沈黙し、船は漂い、飛行機は墜落。
人類に未曾有の危機が訪れた。
原因は世界中に突如として出現したダンジョン。
――それから10年。
人類は、なんとか元の生活を取り戻しつつあっ
たある日。
ある男の家の裏に大きな黒い穴が出現した。
アラフォー男の令和ダンジョン生活が、今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:00:00
733161文字
会話率:41%
背が高く胸もペッタンコな女性が、ブラックな上司とセクハラクライアントにブチ切れて、酔っ払って帰宅。
玄関で眠り込み、気がつくと見知らぬ森の中に放り出されていた。
そこで知り合った黒い猫に導かれて草むらを歩いていくと、小さな家を発見。
どう
やら、しばらく使われていない家らしく、他に行く場所がない彼女は、そこを異世界攻略の本拠地とすることにした。
家には沢山の日記と本があり、そこから情報を収集して魔法も使えるようになった女性は、魔女という商売を始める。
右も左も解らない世界で暮らしていくために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 21:22:34
781215文字
会話率:40%
人付き合いが苦手な大学生、神代湊。彼が待望のVRMMO「Elysian Realms Online」で選んだのは、最弱と噂される魔物種族「スライム」だった。ゲーム内ネーム「オブシディアン」として、ユニークスキル【捕食吸収】と【擬態】を武器に
、誰とも群れず孤独な道を歩み始める。
倒したモンスターの能力を奪い、進化を重ねるオブシディアン。人間プレイヤーからは「正体不明の黒い脅威」として恐れられ、時には討伐対象として追われる身となるも、【擬態】で姿をくらまし、予測不能な奇襲で敵を翻弄する。
これは、煩わしい人間関係を避け、ただ己の渇望に従って力を求め、広大なゲーム世界で唯一無二の「最恐」を目指す、一人の魔物プレイヤーの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:00:00
73326文字
会話率:27%
「楽して生きたい」――それが俺、カイの唯一の願いだった。だが、授かったスキル【自動機能】は「役立たず」と罵られ、信じていた仲間から無一文で追放されてしまう。
しかし、そのスキルは、あらゆる作業を神レベルで自動化するどころか、世界の法則すら
書き換えかねない、とんでもなく規格外の『力』だった。本人はそれに気づかず、追放先で意図せず異常な成果を上げてしまうが、それは同時に、代償として魂を蝕むかのような『力の暴走』の始まりでもあった。
首筋には不気味な『黒い紋様』が刻まれ、制御不能な闇の力が彼を苦しめる。さらに、失われたはずの『異世界での記憶』の断片が蘇り始め、自分が何者なのかすら分からなくなっていく絶望の中で、カイは一人の健気な少女リリアと、森の奥に住むエルフのエルウィンに出会う。
彼らに導かれ、カイは自身の力と過去に向き合い、制御と調和のための過酷な『試練』に挑むことを決意する。リリアのひたむきな想いだけを支えに、彼は内なる闇と、世界の理に挑む。
これは、追放され、全てを失った男が、制御不能な力と忌まわしい紋様、そして衝撃的な過去に翻弄されながらも、大切な少女と共に、自分だけの『本当の楽』と『生きる意味』を見つけ出す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:00:00
281526文字
会話率:21%
高校二年生の高森由季子は雪女。
でも、雪女といっても力が発現したばかりの発展途上で人間と妖怪の中間的な存在なのです。そんな彼女に迫る黒い影。
彼女を守ろうと奔走する大人の事情もなんのその、高森由季子は転校したばかりの新たな環境で学生生活を楽
しみ、恋に悩み友人達と笑い合うのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 06:42:30
33750文字
会話率:37%
実地試験を見事クリアし7代目の怪盗、黒のサクラ猫になったフラロウス。初仕事の報酬で、偶然、貧民街で出あった男の子の身受けをする……。
ー登場人物ー
フラロウス 黒い猫型亜人。7代目の黒のサクラ猫。
様々な魔法や魔法剣を使う。
普段はチャトラの毛皮に偽装し、
前髪と伊達メガネで顔を隠している。
オセ 喋るぶちねこ。魔法を詠唱なしで使える。
サンジュ 猿の亜人。長身。東洋系の魔法剣を使う。
リサ 換金をしてくれる幽世の道具屋の魔女。
ルーサー 人間の男の子。フラロウスのペット。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 05:37:43
35081文字
会話率:46%
宝石の加護を受けて生きる人々の国。
この地では、子どもたちは皆白い瞳と髪で生まれ、一歳の誕生日に「晶授の儀」を受けはじめて色と力を得た。
ある春の日。
妊娠中の姉を案じて薬草を探しに森へ向かった三人の子ども──アリカ、ユーリ、リオルは、
そこで不思議な少女と出会う。
黒い髪に黒い瞳の彼女は、当たり前のように「石なんて知らない」と首を振った。
どこから来たのか、なぜこの森にいたのか──。
その出会いが、三人の運命を大きく変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 04:45:37
28936文字
会話率:42%
子どもの頃、テレビCMで見た艶やかな黒い靴に、私は目を奪われた。「いつか自分でこんな靴を作りたい」――そう思った瞬間、裕福な家族は私の夢を一蹴した。「勉強に集中しろ、代々続く金融会社を継ぐのがお前の役目だ」と。
しかしある日、街を歩いてい
ると、目を引くゲーム広告が掲示板に貼られていた。調べてみると、『VRMMO: DREAM of WORLD』という世界中で数百万人がプレイするゲームでは、強力なモンスター、パーティーでの冒険、多様な種族、高度なAIのNPC……そして何より、「無限に広がる職業選択」が可能だと知った。
ならば、このゲームで靴職人になろう。
――私は、このゲームが自分の運命を変えることになるなんて、まだ知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 04:11:43
1053文字
会話率:39%
▶「夢写師と黒い狐の廃墟録 ―光と影の記憶譚―」の前日譚
1994年、霧梁県・久遠木村。
霧深い山村に暮らす橋爪チヨは、“魂写機”という特別なカメラで人々の記憶と想いを写し取る「夢写師」だった。彼女は幼い頃に両親を亡くし、妹ルカとふたりで
写真館を営みながら静かに生きていた。
だが、村を覆う霧に異変が生じ、失われた記憶、薄れる写真、人々の心の影が村全体に忍び寄っていく。やがてチヨの前に九つの尾を持つ白狐――“シロミカゲ”が現れ、伝説の封印が綻びつつあることを告げる。
村を守るためには「九つの欠片」を集め、霧姫の封印を再び完成させなければならない。そしてその旅は、夢写師自身が自らの“感覚”を一つずつ差し出していく代償の旅でもあった。
光、色、味、音、手触り、声――そして、存在そのもの。
欠片を手にするたびに何かを失っていくチヨ。それでも彼女は妹ルカを、幼馴染の健司を、そして村の人々を守るために祈り続ける。
「わたしが消えても、写し世に想いが残るなら、それでいい」
祈りと記憶が交錯する写し世と現世。
やがて明かされる“影写りの巫女”の真実と、“七時四十二分”に込められた哀しき約束。
写真の中に封じられた想いは、時を超えて誰かの心に届くのだろうか――
これは、記憶と光を写す巫女が、愛する者たちにすべてを託して消えていく、静かで美しい喪失と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 01:35:33
2931文字
会話率:14%
過去を写す力を持つ「夢写師」のルカは、霧梁県の山間の町・久遠木にある写真館を営んでいる。ある日、黒い狐の面を被った青年・クロが現れ、「お前の写真の中に神の欠片がある」と告げる。実は10年前、ルカの姉・チヨは暴走した狐神を封じるため自らの体を
器とし、神の力は9つの欠片となって散った。封印の代償として姉の存在は人々の記憶から消えつつあった。クロと共に神の欠片を求めて朽ちた温泉宿、沈んだ遊園地などの廃墟を巡るルカ。しかし欠片を使うたび大切な記憶が失われ、写真館の地下にある「現像室」で待ち受ける最終選択——姉の命か、姉の記憶か。忘却と記憶の狭間で、ルカは何を写し取るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 14:02:01
209402文字
会話率:50%
尊敬してやまない兄『ルイス』を探し旅に出た見習い騎士『ローダ』
アドノスという悪い噂が絶えない島に居るらしい情報を
つきとめ渡る。
そこで彼は黒い剣士『マーダ』に乗っ取られていた兄と再会を果たす。
マーダはアドノスを支配する絶対的な存在であ
り、民衆の敵であった。
兄と戦う理不尽に苛立ちを感じながらも、戦いに身を投じてゆく。
神竜戦争 儚き愛の狭間に…心優しき暗黒神の青年と愛する少女達の物語
マーダ『森の護り人・ファウナ』-ローダ第零章-
の連載後、本編である当作をどうしても書き直したく
敢えて旧作を消さず始めてみます。
じっくりと楽しみながら書く予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
7762文字
会話率:21%
魅力ある人物達が織りなす群像劇、扉の真の力とは?
≪あらすじ≫
義理の兄「ルイス」を探し旅に出た見習い騎士「ローダ」
アドノスという悪い噂がたえない島にいるらしい情報を
つきとめて渡る事に。
そこで彼は黒い剣士「マーダ」に乗っ取られてい
た兄と再会する。
マーダはアドノスを支配する絶対的な存在であり、民衆の敵であった。
兄と戦う事に苛立ちを感じながらも、戦いに身を投じてゆく。
頼もしいローダの仲間達
精霊魔法を拳に宿す事が出来る拳闘士「ルシア」
示現流を使う侍「ガロウ」
14歳の天才司祭「リイナ」とその父である戦斧使い「ジェリド」
民衆軍の総指揮者でありエンジニアでもある「サイガン」
ジャベリンとハルバードの使い手「ランチア」
ランスによる特攻を得意とする「プリドール」
ローダには『扉』という秘められた力があった。
扉には10の封印がかけられており、
他の人間との意識を共有する事で、その封は解かれていく。
ローダは封を解くカギになった人間の能力を得る事で
次々とその力を開花させてゆく。
全ての封を解いた時、彼はこの世のみならず
空想上の力すら操り、全ての人間達と意識を共有出来るという。
マーダ率いる黒の軍団「ネッロ・シグノ」には10人の
精鋭部隊『ヴァロウズ』が存在する。
ノーウェン(ネクロマンサー)
ドゥーウェン(学者、相手をハッキングする)
トレノ(エストックの剣士、元は武士の出)
フォウ・クワットロ(女魔導士、マーダに心奪われて情婦になる)
ティン・クェン(女拳闘士、密かにトレノを慕っている)
セイン(女オーガ、相手に化けるだけでなく、その相手の能力すらコピーする)
セッティン(巨人、重力のスペルが使える)
オットー(ダークエルフの魔導士、魔法のみならず顔や腕のギミックで戦う)
ノヴァン(完全燃焼の炎と絶対零度の冷気を吐くドラゴン)
レイ(二丁拳銃使い、自らを法(スペイン語のRay)と名乗る)
彼らとの戦闘は熾烈を極めつつも、ローダとの邂逅で心揺れ動く者も現れる。
果たしてローダは完全な扉の力に目覚め、兄ルイスを取り戻す事が出来るのか?
数多の登場人物が、ファンタジー世界、現代世界、SFの世界、
ありとあらゆる力を使って戦う、異色のファンタジー
ローダとルシアの大人の恋愛にも注目
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 17:26:23
733375文字
会話率:33%
舞台はアドノス島と呼ばれるちょうどイタリアのシチリア島位の島国。
魔術師として天賦の才を持っていた『ヴァイロ』は
魔術師であり剣士でもある魔法剣士。
彼は黒き竜『ノヴァン』を錬成する事に成功。
彼はその力を欲望の為に使うのではなく、カノ
ンという
未開の地を守る事と、優秀な後継者を育てる為にだけに
尽力していた。
しかし同じアドノス島ではあるが、東の端にあるロッギオネでは
エディウスを名乗る女剣士が白き竜を錬成する事に成功。
エディウスはこの世にドラゴンを使役する人間は
2人も要らぬとカノンに戦争を仕掛ける。
ただ、これはエディウスの意志ではなかった。
エディウスの一番弟子・賢士ルオラ、司祭グラリトオーレ、
修道騎士レイシャ等が率いるエディウスを戦の女神と
慕う兵士達を相手にヴァイロが率いる『黒き竜牙』の
連中が受けて立つ。
最年少ながら炎系の魔法に長けたアズール
防御系魔法では右に出る者はいないミリア
ヴァイロと同じ魔法剣士であり、先読みのスキルが使えるアギド
そしてそれらを束ねるリンネ
彼女は音を自由に操る不思議な能力を
持っていた。
さらにヴァイロが唯一男女としての心を開いた存在。
彼等はとある黒い剣士の昔の姿の謀略によって
全て滅されてしまう……。
ただの魔法戦争ではないお話をアナタにお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 18:09:32
291731文字
会話率:37%
とある理由が原因で2年前に東京を離れて地方へと逃げ出した常盤 大河は、たった一人の親友の自死の報せを聞き久しぶりに東京へと戻って来ていた。
そこでかつての中学の同級生である、成美悠理と偶然の再会を果たす。
親友の死の報告の後、なぜ
か大河と別れたがらない悠理を疑問に思いながら、新宿中央公園をデートする事になる二人を、経験した事のない規模の地震が襲う。
同時になんの脈絡も無く、東京都庁の側に騎士甲冑姿の大剣を担いだ歪な巨人が現れ、都庁や高層ビル群をまるで積み木を崩すかの様に薙ぎ倒していく。
次いで地面から湧く様に出現した様々な姿の奇々怪々な異形の生物が、周囲の人間を無惨にも食い散らかしていく。
混乱しながらもなんとか新宿駅構内へと駆け込む二人のスマホに、突如鳴り響く奇妙なアラーム音。
『チュートリアルクエスト モンスターを10体討伐せよ』
『クエストレベル☆ 三日間生き残れ』
全てのアプリが消え去り、代わりに表示された見覚えのないアプリに表示される謎の文章。
右手の甲に現れた、剣の形をした刺青。
太陽を覆い隠す様に天に鎮座する、謎の黒い球体。
全てが全て理解の追いつかないまま、やがて異形の生物たちはタイミングを図っていたかのように駅構内へと侵入する。
東京はこの日を境に、絶望的な変容を遂げた。
それは魔が闊歩し、生者が追い詰められる世界。
出来の悪いロールプレイングゲームの様なシステム。
明らかに理不尽を押し付けてくる高難易度のイベント。
拡大し、縮小し、樹海化や砂漠化、果ては凍土や焦熱地獄へと成り代わる23区。
生き残った人々は最初に与えられた『剣』を戦う事で進化させ、マジックアイテムを駆使し、レベルを上げて肉体を強化し、生き残る事を強いられる。
誰一人として理解の及ばない土地と化した東京で、ただ一人。
大河だけが奇妙な既視感を抱いていた。
モンスターのその姿や習性。
特徴的で纏まりのない、出来の悪いゲームシステム。
イベントギミックや設定に垣間見える、懐かしさ。
それは、自殺した親友が長年妄想していた理想のゲーム。
『東京ナイトメア』の世界と全く一緒だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
699639文字
会話率:36%
色々な話お伝えします。
甘酸っぱい青春からどす黒い人間関係まで。
そんな短編の物語を展示していきます。
最終更新:2025-05-29 23:51:31
832文字
会話率:0%
芙蓉舞衣は、異世界の侯爵令嬢スカーレット・ノーマークに転生した。
銃と魔法の異世界に生まれた彼女が手に取ったのは、銃火器でも魔法の杖でもなく箒?
「この世界、なんでこんなに汚いの!?」
世界に蔓延る黒いモヤモヤさん相手に箒を構えて立ち向かい
ます。でも、ただの汚れではないようで…?
R15は念の為です。
エグイ描写をする予定はありませんが、運悪く死亡する人は出てきます。
設定上、銃が出てきますが、ミリタリー要素はほぼありません。特に、主人公は銃を使いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 23:12:00
2154316文字
会話率:35%
狩野真生(かりのまお)は自分の周囲に現れた黒い物にのみ込まれた。
魔王城で目覚めた真生は眼前に巨乳の魔族であるライゼア・ミミルクが居て殺されそうになる。
だが咄嗟に能力【掃除】のレベル1【毒素吸引】を使いライゼアを倒した。
その後ライゼアは
凶暴だった性格から変わり優しくなる。
そしてライゼアに名前を聞かれ教えた。
真生の名前を聞いたライゼアは魔王と聞き間違える。
その後この魔王城を拠点として魔王マオウとなり成り上がっていく過酷な? 日々の幕が開けた。
★★★★★
《小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラスにて掲載》
更新は不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:46:25
56878文字
会話率:36%
漫画はによ様の作品により、不正使用、無断転載、無断転売、自作発言を禁止します。
☆ノベルアッププラス同時掲載★
『☆第一幕★旧異世界勇者の子孫達の陰謀と新異世界勇者達!!〜召喚されたけど?…〜』の3話〜黒いローブの女{改}
特別版とし
て別に投稿する事にしました。
漫画挿絵は2枚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 11:00:00
3976文字
会話率:34%
気づけば、私は乙女ゲームの悪役令嬢――クラリス・アルノーになっていた。
この世界では、王太子との婚約破棄イベントが待ち受けており、その先にあるのは断罪と破滅。
前世の知識を活かし、善行を積み重ねて回避を試みたものの、やはり運命のシナリオは変
わらなかった。
そして迎えた断罪の瞬間。
――天井が崩れ、黒い霧の中から現れたのは、原作には存在しない「魔王」だった。
彼は私の名を尋ねると、まさかの一言を告げる。
「ならば今日から、貴様は我が妃だ」
……は?
断罪回避の代償は、魔王の妃になること――!?
予測不能の異世界ラブコメディ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:44:41
4868文字
会話率:48%
切なくて、どこか色っぽくて。笑って泣ける、愛情と友情の感動ストーリー。
―― あなたは一人ではない ――
すらりとした見た目で、元運動部の筋肉質。長い人差し指で眼鏡を持ち上げ、理路整然としたショウジ。
その風貌からも、「淡々としていてク
ールだ」と周りからは評されるが、実際は大きな難問を抱え、強引に夢の世界へ落ちる日々を過ごしていた。
大学で出会った友人、純粋無垢で天然ボケな遊の発言に、「何を言ってるのかわからない」とたびたび固まりつつも、居心地の良さを覚えていたある日、遊の紹介で、ひとつ年上の先輩、力也と会うことになる。
指定場所は、【ウィンク・ハート】なる喫茶店だった。
まるで洋館のようなアンティーク調の店内。窓から差し込む太陽の光。サイフォンから漂う、コーヒーのいい匂い。
人知れずロマンチストでもあるショウジは、ウィンク・ハートに胸が高鳴り、おおらかなマスターともすぐに打ち解ける。
そして、力也と対面を果たすことになるのだが……。
【※以下、ネタバレを含みます】
力也を目の前にしたショウジは、息をのんでしまう。
華奢な身体、さらさらの黒髪、長いまつげと、黒い瞳。白い肌に、柔らかそうな唇。
甘くて、濃厚で、上品な、いい匂い。
穏やかな声と、優しい微笑みで挨拶をされ、全てが自分と異なる力也を前にし、ショウジは今までに感じたことのない衝撃が体に走ってしまう。
しかし、力也は微笑みの裏でトラウマを抱え、うまく眠れない日々を過ごしていた。
光を失う黒い瞳、寂しそうな眼差し……。心配するショウジだったが、ウィンク・ハートで開催される小さなコンサートで、力也の歌声を聴くことになる。
僕を月に連れて行って――――?
力也の清らかな歌声と、身をよじって歌う艶っぽさに、鼓動が高鳴るショウジ。
俺が守りたい。そう思いながらも、会うたび、声を聞くたび、あと少し、もう少しと、力也に近づきたくなる自分に戸惑ってしまう。
「この感情を解いてしまって、力也さんに会えなくなったら嫌だ」
月に近い力也の家で、その愛しい寝顔を見守りながら、気持ちを偽ろうとするショウジ。
だが、友情に熱く、正義感の強い遊に諭され、励まされ。
ショウジは自分が抱える偏見と難問に向き合い、力也に思いを伝える決意をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:43:05
135664文字
会話率:41%
彼と付き合いはじめて早五年。そろそろ結婚を考えていたある女性は思い切って自分から結婚を切り出すと、アッサリと彼に断られてしまう。
女性は絶望し、一度一人になるため外へ出かけると、不運にも事故に遭い――次に目を覚ましたとき、女性の目の前には見
知らぬ魔獣の女の子がいた。
魔獣の女の子の名前はムイ。ムイに『母』と呼ばれ、懐かれた女性は、本当のムイの母を探しに出かけるが、その最中で女性は自身がこの世界の魔王、リザ・ダナンに転生したことに気づき、魔王としての力と記憶を取り戻す。
そこへ勇者アロンが現れ、魔王リザはムイのため倒されまいと戦うが、アロンは魔王から「黒いものを一切感じない」という理由で手を引いてもらうことに。
しかしアロンは、魔王を野放しにしてはおけないとある提案を切り出す――それは、勇者の監視元に置くために『いっしょに暮らすこと』だった。
行き場のないリザとムイはアロンの提案を受け入れ、こうして三人での生活を始めることに。
――これは、魔王と勇者と魔獣の子供という、不思議で不可解な三人が、少しずつ家族になっていく物語。
※この作品は『ノベルアッププラス』・『カクヨム』にも掲載しています。
※完結まで執筆済み。随時更新していく予定です。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
◇
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:00:00
57695文字
会話率:43%
※YouTubeにて、外伝≪歌姫令嬢戦記≫を投稿中!!
本編読まなくても読めます!!
小説家になろうにて掲載中の
【白銀少女戦記】の外伝を
漫画で書きました!
※チャンネルから、1話以降が見れます!
≪1話≫URL↓
https
://youtu.be/Rn2eRExTqP0
結城斎太郎YouTubeチャンネル↓
https://www.youtube.com/channel/UCACEZ1lwCw8SCUFHmLh-VuQ
家庭の理由上、東京にある国営のアパートに独り暮らしをしている、小学6年生の少女、沢城彩陽。
彩陽はコンビニで公共料金の支払いを追えた後、アパートの自分の部屋の前で待っている友達と遊ぶことになったのだが、帰路の途中………路地裏に不思議な黒い浮遊する物体を発見する。
興味本位で近付き、触れてしまった彩陽。
触れたことで、黒い物体の様子が変わり、そして″謎の男の声″まで聞こえたのだ。
焦る彩陽に構うことなく、その声は″とある場所″へと導くこととなる。
ーーーーそこは、ヴァルドヘイム。エルフ達が住む異世界であった。
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カクヨムにも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:57:57
28745507文字
会話率:51%
叔父大好きヒロイン(二〇歳無職)とヴードゥーの精霊バロン・サムディ、男子高校生(金髪)とちびっこデュラハン、大食い男子大学生(眼鏡)と喋るカラスが、中高生ばかりを狙う殺人ピエロの化け物に立ち向かう物語。
K県磨陣(まじん)市では、健
康状態に何ら問題のない中高生が、睡眠中に突然悲鳴を上げたり苦しみ出し、そのまま死に至るという不可解な出来事が多発していた。
「その身に危険が迫ったら、サムディを呼び出すんだ」
最愛の叔父・綾鷹(あやたか)がそう言い残して自分の元を去ってから、道脇茶織(みちわきさおり)は不貞腐れていた。
手元に残されたのは、綾鷹が所持していた、何かの骨で作られた十字架。嘘か真か、ヴードゥーの精霊バロン・サムディを召喚出来るのだという。
ある日茶織は、カフェで不気味なピエロを目撃する。幻覚かと思いきや、ピエロは帰宅した茶織の前にも現れ、襲い掛かってきた。
茶織の声に応えるように現れたのは、夜の闇のように黒いボロボロの山高帽と燕尾服を纏い、皺が刻まれた真っ白な顔にサングラスを掛け、杖を手にした男──バロン・サムディだった……。
※暴力・残酷描写あり。
※他投稿サイトでも公開しております。
※矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、気付き次第予告・報告なく修正しますのでご了承ください。
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参考文献(敬称略)
佐藤文則『ダンシング・ヴードゥー ハイチを彩る精霊たち』(凱風社)
檀原照和『ヴードゥー大全 アフロ民俗の世界』(夏目書房)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:40:00
43834文字
会話率:49%