「あなたを助けたい。無能と言われたこのスキルで」
名門貴族の令嬢カガリは、ある日突然「無能なスキル持ち」として家を追放された。
与えられたスキル《解除(スキルブレイク)》は、発動中のスキルを無効化する力。
しかし、その発動方法がわからず、
実戦ではまったく役に立たなかった。
追放された先の辺境で、カガリはある魔導装具と出会う。
スキルの“構造”を可視化できる不思議な眼鏡――《スキル・シアー》。
それをきっかけに、カガリは《解除》スキルの真の意味と、自分の力の可能性を知る。
そして彼女は、次第に“歪んだスキル”に囚われた人々と出会っていく。
──心を閉ざした薔薇の騎士。
──誰よりも正しくあろうとする最強の剣士。
──知識を武器にする孤高の魔導師。
──微笑の裏に秘密を隠す従者の少年。
それぞれが“過去”や“スキルの呪い”に囚われながらも、
彼女の手によって、心もスキルも、少しずつ解かれていく。
これは、追放された元令嬢と、彼女に惹かれていく“訳あり男子たち”と歪んだ世界の再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:08:42
239300文字
会話率:31%
書籍版:1~6巻発売中。
コミックス:1~2巻発売中・WEBにてコミカライズ連載中!
舞台版DVD1月29日に発売。
「なぜ、こんなことに……?」
大国ティアムーン帝国の皇女、ミーア・ルーナ・ティアムーンは断頭台(ギロチン)の上でつぶや
く。
彼女を取り囲む観衆の顔には、例外なく怒りの色があった。
重税に耐えかねた民衆の革命、その手にかかって、ミーアは断頭台で処刑されてしまう。
けれど次に目が覚めた時、彼女はベッドの上に寝ていた。
八年も前、まだ子どもだった頃の姿で……。
一瞬、夢か? と安心しかけるミーアだったのだが、その枕元には彼女自身が綴った血染めの日記帳が転がっていた。
豪奢な皇女の部屋に、ミーアのあられもない悲鳴が響いた。
これは、やり直しの物語。
それほど悪辣ではなかったけれど、他人の痛みにも空腹にも思いを致すことができなくて……それを知った時にはすべてが手遅れだった姫殿下。過去の自分へと逆行転生した彼女は、血染めの日記帳と自らの記憶をもとに、西へ東へ奔走する。
斜陽の帝国の未来を救うため?
内戦により命を落とす多くの兵士のため?
民衆を飢饉から救うため?
否、彼女の目的はただ一つ。
「すべてはギロチンの運命を回避するために!」
TOブックスさまより書籍化決定いたしました。
※COMICOチャレンジ http://novel.comico.jp/challenge/21171/
に投稿している「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる姫の逆転ストーリー~」を、吹き出し無しの小説形式にリメイクして投稿して来ましたが、COMICOさんの方は完結。その後、書籍化に伴い削除いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
3874165文字
会話率:34%
四体の始祖精霊より作られた世界ルーン。その世界において、唯一の中立国であるカルシファー国に建つ、カレナ王立魔法学園が舞台のお話し。
主人公は、瓶底眼鏡をかけた冴えない男子学生。だがこの少年には友人にも言えない秘密があって…。
愛しい人を幸
せにしたいが為に一線を引く主人公と、愛しい人との幸せを願うヒロインのお話。
ーーーー
恋愛カテにしましたが、ファンタジー色が強い作品です。
因みに、ヒロイン登場まで時間かかります。
ーーーーー
*以前書いた書きかけ作品をリメイクしながらupしていきます。
*元は大昔に書いた処女作品です。
*誤字脱字がありましたら申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 09:43:19
15771文字
会話率:27%
公爵令嬢である主人公リリスの婚約者は、ある意味有名人。
ボサボサの黒髪に、目の色もぼやける瓶底眼鏡。筆頭公爵家の跡取りであるにも関わらず、根暗やら地味眼鏡で皆に知られていた。
そんな二人のお話しです。
ーーーーー
急に甘々な作品を描い
てみたくなり執筆しました。
*他サイトにも投稿済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 02:53:34
7169文字
会話率:29%
憧れの異世界転生のはずが、「のじゃロリ」に生まれ変わってしまったのじゃ! 一人称は「妾」、語尾は「じゃ」、職業は悪の組織のロリ幹部「黒の女王レジーナ」。この強制力は覆せないのじゃ……!
絶望したレジーナを囲むクールで愉快な面々:ぬいぐるみ
化の呪いを受けた眼鏡参謀/最終回間際で裏切りそうな剣豪/千の執事を持つ美少年貴族/記憶喪失の元ヒーロー側教官。
──彼らに囲まれて毎回気まずい思いをしているレジーナの明日はどっちだ!──
※メインCPはショタ×ロリです。ロリゆえフィジカルな接触なし。最終的には婚約者とお兄ちゃん(複数)とモンペが出来る予定。
……▲要注意!▲ 脇キャラにBL要素が発生します。百合も居ます。
アルファポリスに投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:28:50
155251文字
会話率:36%
イジメを受けて、中高と不登校になっていた千藤久遠は社会人になった。が、自分をイジメていた狩谷平太が入社してきて、学生時代のように金銭をたかり暴力をふるう。これ以上は警察に通報すると言う久遠に狩谷は逆ギレし、久遠を橋から落とそうとする。もみあ
った挙句、二人は一緒に異世界ノワルドへと転生してしまった。
転生先では片眼鏡をかけた男が二人の能力テストをした。優秀な才能の狩谷に対し、久遠は気力・魔力・霊力の全てがない『能なし』と判定される。片眼鏡は兵士に久遠の処分を命じ、久遠は地下水道の処分場に落とされる。
なんとか地下水道を脱出した久遠は、異世界の街を浮浪者として彷徨う。ある日、クオンは逃げていた純白の髪をした猫耳の少女を助ける。その奴隷少女の名前はキャルといい、久遠はクオンと名乗った。クオンとキャルは、この世界を生き延びることができるのか?
※異世界『ノワルド』を舞台にした、『ノワルド・クロストーリー』の一つです。
いいなと思ったら、☆、♡、フォローをいただけると、励みになります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:10:00
104744文字
会話率:44%
舞台はダンジョン……迷宮が日常に存在する現代日本。
17才の高校生・吉常天麻《よしつね てんま》は、大学進学を選ばず、危険と隣り合わせの迷宮探索者として生きることを選ぶ。
冷めた瞳の裏には、母親への激しい憎悪と、母親を肯定する社会のルールへ
の反発が渦巻いていた。血の繋がらない戸籍上の父親からの養育費を使い込む母親を心底憎み、軽蔑しながら、吉常は剣を手に迷宮の闇へと飛び込む――そこには学歴も常識も通用しない、己の実力だけがものを言う世界が待っている。
そんな彼の日常に、突如現れたのは転校生の霧生夏海《きりゅう なつみ》。
おさげと眼鏡の愛らしい外見とは裏腹に、彼女はダンジョン探索に異様な興味を燃やす謎めいた少女だ。吉常の日常にグイグイ踏み込んでくる夏海に、最初は苛立ち混じりの戸惑いを感じる彼だったが、彼女の純粋な好奇心に彼もどこか興味を持っていた。
彼の運命が動き出すのは、迷宮での出会い。
ゴブリンの群れに襲われる夏海を、吉常は咄嗟に救う。
だが、なぜ彼女がそんな危険な場所に? 夏海の笑顔の裏に隠された秘密とは? そして、吉常が選んだ“自分の道”は、本当に彼を自由にするのか?
危険と謎が交錯する迷宮で、少年の反骨心と少女の情熱が火花を散らす!
※毎日深夜1時に1話ずつ更新していきます。
※本作、カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:00:00
133699文字
会話率:18%
フルダイブ型VR装置が発明されてから50年。
当初は研究機関や大企業でしか扱えないような高額なものであったが、技術革新によりようやく一般家庭にも手が出せるほどにコストを抑えることに成功していた。
市場が広がればそれを狙って多くの企業が各種サ
ービスの提供を開始した。
時代はVR空間へと移行し始めていた。
ワールドレボリューション社が開発したVRMMOゲーム『究極幻想譚』もその1つである。
####
日本のごく一般的な家庭に生まれた照元 晃(てるもと あきら)は生まれながらに目がほとんど見えなかった。
眼鏡を始めとした各種補助器具を使っても世界がぼんやりとしか見えない晃は、姉が全財産はたいて買ってきたVRデバイスで初めてモノを見ることが出来た。
その姉が勧めるままVRゲームを始めた晃はそこでリアルでは手に入らない新たな人生を歩むことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:47:52
169605文字
会話率:34%
ヴィクトリア・ザイフリートは【武神令嬢(ヴァルキュリア)】の二つ名を持つ、騎士家系に生まれた令嬢。
女性ながらに王立騎士団第三部隊の隊長を務めるほどの腕を持つ、稀代の魔法剣士であるヴィクトリアだが、そのあまりの強さに、同じく第三部隊の副隊長
である婚約者から「女として見れない!」と言われてしまい、婚約破棄されてしまう。
元々女らしくないことがコンプレックスで、騎士団を辞めたいと思っていたヴィクトリアは大層ショックを受け、人生に希望が持てないまま街を彷徨っていたが、そこで新進気鋭の若手小説家のラース・エンデに出会い、自分も小説家になることを夢見る。
だが、実はラースもヴィクトリアと同じく王立騎士団の団員であったことが判明し、強さに憧れているラースに、ヴィクトリアはマンツーマンで修行をつける提案をする。
そしてその対価として、ラースに小説家としての弟子入りを志願するのだった。
果たして【武神令嬢(ヴァルキュリア)】は、小説家になるという夢を叶えることができるのだろうか……?
◆『ネオページ』契約作品です。商業化のご相談は『ネオページ』編集部にお願いいたします。
◆『ネオページ』にて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:03:43
273647文字
会話率:45%
「ハァ……」
クソデカ溜め息を吐きながら、今日も一人会社へと向かう。
嗚呼、また月曜日が始まってしまった……。
なんで土日ってあんなに一瞬で過ぎ去ってしまうのだろう?
平日は体感十日くらいあるのに、土日は体感十二時間だ。
絶対に
悪戯好きの妖精が時空を歪めてると思う……。
「ん?」
その時だった。
突如足元に魔法陣のようなものが浮かび上がり、それは眩いばかりの光を発した――。
えっ???
「おお! 成功だ! 悪役令嬢様が我が世界に降臨なされたぞ!」
「…………は?」
光が収まると、私はRPGとかによくある神殿の中みたいな場所に立っていた。
目の前にはやたらテンションの高い、神官服を着たハゲのオッサンが歓喜している。
こ、これは――!?
「え? なんのドッキリですかこれ? 私、これから出社しなくちゃいけないんで、こういうのはご遠慮したいんですけど……」
私はハッサン(※ハゲのオッサンの略)に、おずおずと声を掛ける。
「おお、これはこれは申し遅れました。私は神官長のハッサンと申します」
奇跡が起きたわ。
「残念ながらこれはドッキリなどではございません。あなた様はこの世界の救世主となっていただくため、悪役令嬢として召喚されたのです」
「……はぁ」
つまりこれは小説とかでよくある、異世界召喚ってこと?
……いや、でも、聖女として召喚とかならまだわかるけど、悪役令嬢として召喚ってのはどういうこと???
※高取和生様主宰『眼鏡ラブ企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 21:01:22
5397文字
会話率:39%
魔法学校に通う魔法オタク女子のリディは、生徒会長であるアベルに片想いをしていた。
そんなある日、リディは一人研究室で透明になれる薬を開発し、自分でそれを飲んで透明になることに成功する。
するとそこへ偶然アベルが訪れるのだが、リディは透明にな
っているので誰もいないと錯覚するアベル。
実験成功とほくそ笑むリディだったが、おもむろにアベルがとんでもない独り言を言い出し……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 21:04:04
2709文字
会話率:36%
クラスで目立たない陰キャでキモオタな高校生・神原 晴。
ニキビだらけなな顔を隠すマスク、お腹が太っていて、ぼさっとした髪、話す相手もいない毎日。「リア充爆発しろ」と思う毎日。
そんな彼に、ある日突然声をかけてきたのは――
明るくて、だけど
どこかつかみきれない人気者・一ノ瀬 陽翔だった。
AIと一緒に書いてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:00:00
42684文字
会話率:43%
高校入学の日、明星次郎は自らが魔王と人間のハーフであることを父より告げられる
禿デブ眼鏡の中年三拍子揃った親父がルシファーて思いつつも証拠を見せられ納得
そこで話が終わるかと思いきやどっこいそうはならず
ルシファー失踪に端を発した次代の魔王
を決める代理戦争に巻き込まれてしまう
親友二人は代理戦争におけるイレギュラー、担任教師はミカエルの娘
そこに自分という魔王の息子まで絡むとなれば……
「クッソ、親父が怪しすぎる……! 状況証拠だけ見れば絶対良からぬこと企んでるやつじゃん……」
※ルシファーは潔白です
カクヨムにも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 17:00:00
584369文字
会話率:41%
王宮の奥深くにひっそりと佇む書庫。そこで働く最下級の書庫番、リンは、孤児として拾われた身寄りのない少女だ。煤と埃にまみれ、分厚い眼鏡をかけた地味な彼女には、誰にも知られていない秘密があった。それは、この世のあらゆる言語を読み書きできるという
、並外れた才能。日々の退屈な書物整理の中で、リンの唯一の楽しみは、古文書や異国の書物を読み解き、知識を深めることだった。
ある日、遠い異国から献上された一冊の書物が、リンの運命を大きく変える。その書物には、かつて繁栄を極めながら滅んだ帝国の**「禁断の知識」、そして「災厄」の予兆が記されていたのだ。その直後、王国の第二王子アレン**が、書物に記された症状と酷似した謎の病に倒れる。宮廷医師団が匙を投げる中、リンは書物の内容から病の原因と、唯一の治療法を知る。
下級の書庫番である自分が、王族の命に関わることに口を挟むなど、命懸けの行為だ。しかし、リンは己の知識欲と、見過ごせない真実を前に、立ち上がることを決意する。無名の少女が、古の知識と知恵を武器に、王国の危機に立ち向かい、隠された謎を解き明かす、壮大な物語が今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 13:27:53
47277文字
会話率:34%
聖者の石と呼ばれる究極の魔法触媒を持つクロウは、自分の強さを隠すために冒険者や傭兵ができなかったため、代行屋という新たな商売を始めた。
代行を依頼するなら破産を覚悟するほどの法外な報酬を吹っ掛けるクロウのもとに、とある少女が依頼にやってくる
。
少女は持てる全てを報酬としてクロウに差し出し、祖父の残した遺産を取り戻してほしいと依頼する。
少女の正体と残された遺産の力がクロウを過去最大の事件へといざなっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:23:29
44024文字
会話率:41%
法に裁かれない隠されたいじめや犯罪は呪いとなって人を殺す。
そんな本来なら暴かれることのない悪事の証拠を呪いの世界から奪い取り、全世界へ流出、炎上させて悪事を裁く。
俺たちの作った「裏垢流出炎上チャンネル」は悪人に声を上げられなかった人を助
けるために、裁かれることがないと自惚れた悪人へ宣戦布告をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 18:00:00
84846文字
会話率:40%
世界中から魔法使いが集まる最高峰の魔法学院パンガイア。その学院に神倉識(カミクラシキ)は入学することになる。しかし彼は、初めて極東の島国からやってきた魔法使いだった。誰も知らない極東の魔法は田舎者の曲芸と見下されていたが、識の持つ魔法の才能
がその認識を変えていく。
神霊、英霊をその身に宿す降霊術により、ありとあらゆる魔法や経験を手に入れた識は、世界を驚かせ、変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-20 18:00:00
14117文字
会話率:42%
切なくて、どこか色っぽくて。笑って泣ける、愛情と友情の感動ストーリー。
―― あなたは一人ではない ――
すらりとした見た目で、元運動部の筋肉質。長い人差し指で眼鏡を持ち上げ、理路整然としたショウジ。
その風貌からも、「淡々としていてク
ールだ」と周りからは評されるが、実際は大きな難問を抱え、強引に夢の世界へ落ちる日々を過ごしていた。
大学で出会った友人、純粋無垢で天然ボケな遊の発言に、「何を言ってるのかわからない」とたびたび固まりつつも、居心地の良さを覚えていたある日、遊の紹介で、ひとつ年上の先輩、力也と会うことになる。
指定場所は、【ウィンク・ハート】なる喫茶店だった。
まるで洋館のようなアンティーク調の店内。窓から差し込む太陽の光。サイフォンから漂う、コーヒーのいい匂い。
人知れずロマンチストでもあるショウジは、ウィンク・ハートに胸が高鳴り、おおらかなマスターともすぐに打ち解ける。
そして、力也と対面を果たすことになるのだが……。
【※以下、ネタバレを含みます】
力也を目の前にしたショウジは、息をのんでしまう。
華奢な身体、さらさらの黒髪、長いまつげと、黒い瞳。白い肌に、柔らかそうな唇。
甘くて、濃厚で、上品な、いい匂い。
穏やかな声と、優しい微笑みで挨拶をされ、全てが自分と異なる力也を前にし、ショウジは今までに感じたことのない衝撃が体に走ってしまう。
しかし、力也は微笑みの裏でトラウマを抱え、うまく眠れない日々を過ごしていた。
光を失う黒い瞳、寂しそうな眼差し……。心配するショウジだったが、ウィンク・ハートで開催される小さなコンサートで、力也の歌声を聴くことになる。
僕を月に連れて行って――――?
力也の清らかな歌声と、身をよじって歌う艶っぽさに、鼓動が高鳴るショウジ。
俺が守りたい。そう思いながらも、会うたび、声を聞くたび、あと少し、もう少しと、力也に近づきたくなる自分に戸惑ってしまう。
「この感情を解いてしまって、力也さんに会えなくなったら嫌だ」
月に近い力也の家で、その愛しい寝顔を見守りながら、気持ちを偽ろうとするショウジ。
だが、友情に熱く、正義感の強い遊に諭され、励まされ。
ショウジは自分が抱える偏見と難問に向き合い、力也に思いを伝える決意をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
230783文字
会話率:41%
ある日、羽田空港での大事故をきっかけに、少年・加藤アツは「見えないはずのモノ」と出会う。
それは、“眼鏡をかけた者にしか見えない災厄”──通称「魔」。
天才漫画家の少女・戸隠キズナとの出会い、そして「描いた武器で魔を斬る」という、異能の
戦い。
現実世界の裏側では、アートと科学、想像力と創造力が武器になる。
ペンと眼鏡を手に、少年少女は世界の歪みと向き合っていく。
異能×芸術×バトル。
「描け。そして、抗え」
架空と現実が交差する世界で繰り広げられる、青春SFアクション!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:30:00
85263文字
会話率:39%
現在とほとんど同じながら、ある一点の科学的発見を機に分岐した平行世界の令和日本
加藤アツはマンガ家を目指して専門学校を卒業し、各賞に応募するも落選続き。まずはアシスタントを経て、マンガ家への道を登ろうと求人広告を探していた。
一方、戸隠
キズナは高校1年生の16歳にして、巨匠星野トシロウ門下でアシスタントを10年に渡り勤め、集談館「科学漫画大賞新人賞」受賞を機に晴れて独立。新人賞の副賞、通称「眼鏡」の到着を心待ちにしながら、独立に向けアシスタントの募集をしようとしていた。
ある場所でスレ違った二人の軌跡が再び交差して、時間と空間そして魔と締切との戦いが始まる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 17:29:54
8638文字
会話率:35%
あらゆる生物が角、牙、爪、尾、そして翼といった竜の身体的特徴を後天的に発現し得る世界、ドラグリア。
草食動物は肉食性と凶暴性を、肉食動物は更なる凶暴性を獲得し、まだ〝竜化〟していない生物を餌とするべく獰猛かつ貪欲に襲いかかる。
そんな〝
竜化生物〟を狩猟する事を生業とする竜狩人のユニは、ある日突然ユニ自身がリーダーを務めるパーティーから抜けてほしいと宣告される。
だが、ユニは全く焦っても怒っても悲しんでもいなかった。
何故なら、それこそがユニの──……?
これは、どこまでも己の夢を叶える為だけに世界を渡り歩いて竜を狩る、1人の竜狩人と。
その竜狩人に連れられて現世を往く、3柱の人外たちが織り成す冒険譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:00:00
626260文字
会話率:35%
ある日、いつものように大事にしている三つのぬいぐるみと一緒に眠っていた舞園望子。
しかし目を覚ますと、そこは見たこともない広い部屋……なんとぬいぐるみごと異世界に召喚されてしまった!
呼び出した者たちは少女の姿に幻滅し、次の召喚に取り掛
かるため、望子を始末しようとするが……
これは、元の世界へと帰る為、幼いながらに努力する少女と、三体の『最強のぬいぐるみ』のお話。
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『カクヨム』で同時掲載中! そちらもよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:00:00
1683207文字
会話率:43%
とある辺境の地で母とともに暮らす双子の姉妹。
一見、普通の女の子としか思えない二人だが……?
「どこの世界に単なる貧乏ゆすりで地震を起こす餓鬼がいるんだよ!!」
「何で崩落に巻き込まれておいて身体どころか髪や服にすら傷一つ無いのよ!!
」
そう、残念ながら彼女たちは普通ではなかった。
これは、攻撃に特化しすぎている為に異常なほど魔法が効きすぎてしまう脳筋な姉と。
守備に特化しすぎている為にナイフやフォークより重い物はほぼ持てない馬鹿真面目な妹の。
ほんのり姉妹百合風味なドタバタ冒険譚である。
『カクヨム』様、『アルファポリス』様でも連載しております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:00:00
1142171文字
会話率:37%
黒ぶち眼鏡の主人公、祝(いわい)は図書館で出来た赤髪ド派手ファッションな友人の荘介と不思議な眼鏡を見つける。
それは『殺された人間』が最後に見た光景を映す眼鏡だった。
日々入れ代わり立ち代わり映し出される他殺の光景。
そんなある日、その中
のひとつを目にして顔色を変えた荘介が眼鏡を持ったまま姿を現さなくなってしまう。
図書館以外で会うことはなく、ここで交流したこと以外は荘介についてなにも知らない祝。
しかしもし親友だと思っているのが自分だけだとしても、荘介を心配して助けになりたいと祝は考える。
とある場所で祝と再会した荘介は抱えている問題を吐露。
ふたりは協力して問題の解決に乗り出すが……?
■Attention
・やや湿度の高いブロマンスです(念のためBLタグを付けております。加えてBLとして見ても大丈夫なようにしています)
・ホラーというよりはややサスペンス寄りです。流血要素有り
・ハッピーエンド
・カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:35:00
10640文字
会話率:24%
体の不調に悩まされていた私に声をかけてくれたのは、まあるい眼鏡をかけた人だった。
丸眼鏡さんに導かれ、私は不思議な眼鏡屋さんへと入店する。
最終更新:2025-07-23 07:00:00
136661文字
会話率:43%
※アリアンローズから書籍版 1~6巻、コミックス3巻が現在発売中。
※オトモブックスで書籍付ドラマCDも発売中です!
ユリア・フォン・ファンディッド。
ひっつめ髪に分厚い眼鏡、不愛想な王女専属の侍女。
そんな彼女は実は転生者で、メインキャ
ラとはまったく関係ない位置にいたのにヒロインのライバルキャラとなる王女のお世話係になった途端、子供好きで世話好きの火が点いた!
王女のことが可愛すぎて、彼女が結婚する時にはついていくなんて言い出した日には王女の方がユリアを心配するのだ。
「ねえユリア、そばに居てくれるのは嬉しいけど、あなた結婚しないでいいの・・・?」
果たしてユリアは恋愛に目覚められるのか?
目覚めたとしてちゃんと成就できるのか?
※各話の横に副題があるものは主人公視点以外です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 00:00:00
1988289文字
会話率:31%
AI研究部で部長に一目惚れした主人公は、顧問の博士に半ば強引に**「感情可視化AIチップ」の被験者にさせられる。このチップは、彼の視覚情報だけでなく、心に抱く感情までをリアルタイムでテレビ画面に映し出すシステムだった。彼の脳内は部室のテレビ
に丸見えとなり、特に部長への秘めた恋心は、彼女の姿にまばゆい光のオーラ**を纏わせ、感情の「好き」が可視化されていく。
クールで堅物な部長の意外な一面に触れるたび、主人公の恋心は深まる。疲れた彼に手作りのおにぎりを差し出したり、眼鏡を外して無防備な仕草を見せたりする度に、彼の脳内では「好き」のオーラが輝きを増した。しかし、部長自身は、自分の魅力に全く無自覚で、オーラの意味をAIのバグやデータとしてしか捉えていない。彼女の全てはAI研究に注がれており、恋愛感情とは無縁のようだった。博士は、そんな二人の様子を愉しそうに観察し、主人公の恋心を見透かしているかのように意味深な笑みを浮かべる。
数ヶ月後、AIチップの精度が向上し、部長は主人公を「有能な被験者」として信頼し始める。最終実験の日、AIは**「感情の双方向性予測」として「主人公の感情が部長にどのような影響を与えるか」を予測する。主人公は、これまでの全ての「好き」を込めて部長を強くイメージした。テレビ画面には、光り輝く理想の部長の姿が映し出される。しかし、その隣に表示された「予測結果」の生体反応データ**は、彼を絶望の淵に突き落とす。心拍数の平坦なグラフ、ゼロに近い脳波、そして好意の光のオーラに相当するデータの欠如。博士は残酷に告げる。「君のどんなに強い『好き』って感情も、部長の心には、残念ながら、これっぽっちも届かない」。
AIが突きつけた「感情の灯りが完全に消えた未来の部長の状態」は、主人公の想いに対する完全な無反応を示していた。部長は、この冷徹なデータをあくまでAIの「バグ」や「データ不足」と捉え、表情一つ変えない。AIが突きつけた残酷な現実は、彼の「願望」が虚しいものであることを明確に突きつけるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:28:05
2805文字
会話率:23%
デリケートな胃腸を持つ大学二年生のケンタは、ストレスや不規則な食生活のせいで、お腹のトラブルが絶えません。彼が何よりも恐れているのは、密かに想いを寄せるクラスメイトの清水さんの前で、お腹が鳴り響くこと。
そんなある日、彼の胃腸薬の空き瓶か
ら、個性豊かな「腹の虫」たちが飛び出してきました!
空腹の「グー」という音に反応して現れるのは、丸々としたイモムシの妖精クー助。彼はケンタの「ごちそう」への願いだと勘違いし、授業中に巨大なカツ丼のホログラムを召喚したり、テスト中に脳みそプリンを出現させたりと、所かまわず食テロを巻き起こします。
おならの「プー」の音と共に現れるのは、眼鏡をかけたカメムシの妖精風助。彼はそれを「知恵」への願いと捉え、エレベーター内で難解な数式を映し出したり、ライブハウスで突然「静寂のオーラ」を発動させたりと、ケンタを無音の地獄に突き落とします。
そして、急な腹痛の「ゴロゴロ」音で飛び出してくるのは、美しい翅を持つアゲハチョウの妖精乱子。彼女は「緊急脱出」へのSOSだと勘違いし、満員電車で大量の鱗粉と煙幕を撒き散らしたり、ドライブ中にカーナビを暴走させて泡だらけにしたりと、行く先々で大混乱を引き起こします。
胃腸のトラブルが解決することはなく、彼らの奇行に巻き込まれては羞恥で悶絶するケンタ。しかし、そんなドタバタな日常の中で、彼は少しずつ腹の虫たちとの奇妙な「絆」を感じ始めます。そして何より、清水さんが呆れながらも、どこか面白そうに自分を見ていることに、小さな勇気をもらっていたのです。
厄介だけど、かけがえのない「ハッピー」と「地獄」を運んでくる不思議な瓶と、愉快な腹の虫たち。ケンタの胃腸の悩みは今日も続き、彼らの騒がしい日常はこれからも続いていくのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:33:31
9310文字
会話率:38%
高校1年生の貴樹の隣には、幼馴染のクラスメートが住んでいた。
学校一の秀才、容姿端麗、愛想もいい幼馴染――美雪は、彼女でもないのに、毎朝起こしに来ては、俺にだけ小言を言ってくる。
それにも慣れてしまったけど、宿題にひとつ間違いがあるだけで
容赦のない指摘が飛んでくる――いや、間違いがなくても粗探しをして、何か余計な一言がついてくる。
そんな毎日を過ごしていた紅葉も終盤となる11月の終わり。
貴樹は周りを気にしながら、こっそりと目的地――メイド喫茶に向かっていた。
もちろん、それは当然、美雪に見られると危険だからだ。
なのに――。
なぜか貴樹がメイド喫茶に行った翌日から、その美雪がメイド服で起こしに来るようになった。
いや、絶対バレてるだろ!
と思うけれど、そわそわしている彼女が今までになく可愛く見えてしまって。
幼い頃からお互いをよく知っていると思っていたのに、実は知らないことだらけだということに気づく。
そして、偶然とはいえ――このタイミングに、美雪の思い出したくない過去が顔を出す。
不器用だけれど一途に彼を想う美雪の恋が実るのか、過去の憂いを断ち切ることができるのか。
そんなふたりの青春の物語――。
◆カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:26:12
200160文字
会話率:41%