※情報の海が解禁してからがある意味本番です。
我が家は代々優秀な魔法使いを排出していた侯爵家。僕はそこの長男で、期待されて挑んだ鑑定。
だけど僕が貰ったスキルは、謎のユニークスキル──〈海〉だった。
期待ハズレとして、婚約も破棄さ
れ、弟が家を継ぐことになった。
家を継げる子ども以外は平民として放逐という、貴族の取り決めにより、僕は父さまの弟である、元冒険者の叔父さんの家で、平民として暮らすことになった。
……まあ、そもそも貴族なんて向いてないと思っていたし、僕が好きだったのは、幼なじみで我が家のメイドの娘のミーニャだったから、むしろ有り難いかも。
それに〈海〉があれば、食べるのには困らないよね!僕のところは近くに海がない国だから、魚を売って暮らすのもいいな。
スキルで手に入れたものは、ちゃんと説明もしてくれるから、なんの魚だとか毒があるとか、そういうことも分かるしね!
だけどこのスキル、単純に海につながってたわけじゃなかった。
生命の海は思った通りの効果だったけど。
──時空の海、って、なんだろう?
階段を降りると、光る扉と灰色の扉。
灰色の扉を開いたら、そこは最近亡くなったばかりの、僕のお祖父さまのアイテムボックスの中だった。
アイテムボックスは持ち主が死ぬと、中に入れたものが取り出せなくなると聞いていたけれど……。ここにつながってたなんて!?
灰色の扉はすべて死んだ人のアイテムボックスにつながっている。階段を降りれば降りるほど、大昔に死んだ人のアイテムボックスにつながる扉に通じる。
そうだ!この力を使って、僕は古物商を始めよう!だけど、えっと……、伝説の武器だとか、ドラゴンの素材って……。
おまけに精霊の宿るアイテムって……。
なんでこんなものまで入ってるの!?
失われし伝説の武器を手にした者が次世代の勇者って……。ムリムリムリ!
そっとしておこう……。
仲間と協力しながら、商人として成り上がってみせる!
そう思っていたんだけど……。
どうやら僕のスキルが、勇者と聖女が現れる鍵を握っているらしくて?
そんな時、スキルが新たに進化する。
──情報の海って、なんなの!?
元婚約者も追いかけてきて、いったい僕、どうなっちゃうの?
カクヨムからの転載です。
現在のストックは269話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 00:10:00
826073文字
会話率:33%
母を亡くし、古びた田舎町・水瀬町へと引っ越してきた16歳の少女、水乃鈴音。彼女は、自身が古代から続く巫女の血を引く存在であり、大昔に起こった「大きな災い」を封じる役目を担っていた。
鈴音は町に迫る災いに立ち向かうが、過去と繋がる謎が次第
に明らかになっていく。
果たして、鈴音は運命に抗い、世界を救うことができるのか――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 23:48:08
11605文字
会話率:37%
「カイル、お前のような無能は必要ないんだよ!」
「そ、そんな! 待ってくれよ! 俺は……!」
とあるパーティを追放されて、早十年。カイルはソロで冒険者活動をしていた。基本的に冒険者としてのピークが二十五歳であり、そこからは下り坂で能力が
落ちていくのが基本。最終的に、三十になれば引退する冒険者がほとんどである。
カイルは現在三十代ジャスト。
何故かSランクの魔物をワンパンしていた。
金は稼げているが、自分の能力を恐れたカイルは人生で初めて健康診断を受けることにした。もしかしたら、自分には『一時的に強くなる代わりに、最後は死ぬ』という呪いやデバフが付与されているかもしれないと思ったからだ。
しかし、カイルが予想していたものは全て違った。
「精密検査の結果、ユニークスキル【晩成】が覚醒していることが分かりました」
カイルの身に起こっていたのは、大昔に発現したユニークスキル【一日にちょっとずつステータスが上がる】という能力が覚醒していたのだ。呪いでもデバフでもなかったと知ったカイルは、断り続けていたパーティの勧誘を受け入れて第二のセカンドライフを送ることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 22:09:47
159943文字
会話率:45%
熊野灘の沖合に浮かぶ孤島『冥加島』。大昔から島の豊かな自然の中で暮らす人々は皆その恩恵に与って来た。島には古より人と自然の仲介者として重要な役割を果たして来た巫女の一族、伊勢家があった。その中でも、孫娘の美津子は、精霊の声に耳を傾け、その息
吹を肌で感じることができるほど強い力の持ち主だった。ある者は彼女が生まれた時に龍が海から天に昇るところを見ただとか、海で行方不明になっても3日後に戻って来ただとか、またある者は水神様の生まれ変わりであるとか、まことしやかな噂が耐えなかった。
若き日の秀俊は、大学での研究のため、この島に一年間暮らすことになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 07:57:22
123524文字
会話率:55%
大昔、それは神話の時代と言われるほど昔の話、人々は人同士で戦い、魔族と戦い、争いの時代を過ごした。しかし、神は篩にかけ、中でも英雄と魔王が戦う中に神は現れ、2人に試練を与えた。2人は争いをやめ、協力し、見事に試練を乗り越えた。
種を乗り
越え手を取り合い試練を乗り越えたことで、争いの時代は終焉を迎えた。そして、試練を乗り越え、協力し合う人類に神が与えたのは『スキル』。それは人類に持たされた神の能力であった。
試練の余波か、世界には魔力が暴発的に溢れ返り、各地で次々と『ダンジョン』ができた。
ダンジョンには魔力を敷き詰められた魔道具が眠っており、また、魔力で満ち溢れた魔物がいる。その魔道具と魔物の素材はとんでも高値で売れるとのこと。一攫千金を目指すもよし、魔道具の使い手になり地位と名誉を取るもよし。今、世の中はダンジョン攻略時代。神に与えられた『スキル』を駆使し、ダンジョンを攻略しようとする冒険者が数多に競合しあう世の中である。
その中で、『スキル』がない少年がいた。この時代に『スキルなし』は才能なしの使えないゴミのレッテルである。
しかし冒険者には夢があった。冒険者の最高ランク”ゴッド”に上り詰め、みんなの英雄になことである。スキル授与式で『スキルなし』となっても少年は夢を諦めなかった。
その思いに万物の理が添う。
この物語は、少年———セイバー———の冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 18:16:53
22332文字
会話率:41%
この世界とよく似た世界の、今の時代とよく似た時代。
大昔、神が人をその力で助けたことで栄えた東和国。四千年近く経ち、神が神のいるべき場所へ昇る『時』が近づいていた。
これは、その『時』を迎えた人々が、『時』とどう向き合い、どう生きた
かの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 13:23:28
50087文字
会話率:37%
大昔、悪魔と呼ばれる異形の生き物たちがいた。
だがそれらはある時を境に数を減らし、いつしか人々の記憶から消えていった。
しかし、忘れられた異形の生き物たちが再びその姿を現し始める。
それは以前とは少し異なる形であるものの人間の脅威となること
に違いはなかった。
そしてそれらを操ると噂されるのは赤い魔女と呼ばれる一人の女。
廃城に住み着き、異形とともに生き、人間に害をなすと噂される赤髪の魔女。
その魔女と同じ赤い髪をした青年が、記憶を持たない少女と出会った夜から物語は動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 18:11:39
282164文字
会話率:22%
ここは怪異が蔓延る世界。
怪異。
それは恐怖。
それは危険。
たまに危険じゃないのもいる。
大昔に解き放たれた怪物達。
怪異にあった人間は四つの事を教えられる。
一つ目 一度怪異にあったら今後一生様々な怪異にあう。
二つ目 怪異に対抗する
手段として特別な能力が与えられる。
三つ目 その能力を持つ人間を、わかりやすく『能力持ち』という。
四つ目 能力持ち達はその能力を頼りに怪異と関わりながら生きていく。
怪異と出会ってしまった少女の運命はーーー折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-14 18:30:00
46622文字
会話率:24%
龍スルンツェ。それは最強の生物であり、人族の守護者である。
吸血鬼ローアル。それは最強の魔女王であり、魔族の統率者である。
互いは互いを信じる種族のため、何年にも及ぶ戦いを繰り広げた。
人族は精霊の力を借りて精霊術を、魔族は世界樹の力を借り
て魔法を使って戦った。
やがてその戦いは世界へと広がっていき、おぞましい数の死者を出す世界戦争へと発展していった…。
しかしそれは今や大昔の出来事となっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 01:41:54
264318文字
会話率:23%
小さい頃から聞かされてきたこの神社に伝わる巫女様伝説。
その神社の一人娘である久遠和葉は、ある日祖父に蔵の掃除を頼まれる。
蔵で一冊の本を手に取ると、和葉はその本の世界へ誘われてしまった。
目が覚めると、そこは知っているようで知らない場所
。
そして、和葉を待ち受けていたのは大昔に終わったはずの戦い。
和葉は、そこで様々な思いを抱えている協力者と出逢い、彼らと共に世界を救うべく旅に出る。
彼らの抱えている思いとは―――?
和葉は協力者と共に苦難を乗り越えることができるのか?
そして元の世界へ戻ることができるのか?
彼らの心を救い、彼らと共に世界を救おうとする一人の少女の物語――――――。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 21:20:00
9304文字
会話率:55%
高校1年生の春。ある少年は、私立高校の入学式を終え帰宅途中だった。この少年には、外見特別なことは、ない。運動能力もそこまで高くなく、また勉強もあまり得ではない。しかしこの少年には、一つだけ隠し事をしている。それは、この少年が魔術師である事
だ。古来この世界には、様々な怪奇、伝説、噂、陰謀、が存在する。そのほとんどがデマ、嘘、噂が一人歩きをしている。しかし一部は、人ならざるもの復讐、遊び、暇つぶし、嫉妬、実験などなど、可能性がある。それを原因とした。人類の均衡の変化、滅亡を防ぐため、大昔、魔女と呼ばれるものが、組織を結成する。英国魔導協会。それを起点に世界中に支部が作られた。日本にももちろんその支部が東京にある。この物語は、魔術師である少年が様々な体験をする物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 13:00:00
218936文字
会話率:48%
大昔、大災害が起こった世界を題材に超能力と学園を掛け合わせたファンタジー小説!
最終更新:2024-09-09 15:58:49
111978文字
会話率:37%
生活を豊かにする発明を促すのはいつも戦争だ――
そう口にしたのは誰だったか?
その言葉通り『煉獄の祝祭』と呼ばれた戦争から百年、荒廃した世界は徐々に元の姿を取り戻していた。魔法は科学と融合し、”魔科学”という新たな分野を生み出し
、鉄の船舶や飛行船、冷蔵庫やコンロといった生活に便利なものが次々と開発されていく。しかし、歴史は繰り返すのか、武器も同じくして発展していくのである。
そんな『騎士』と呼ばれる兵が廃れつつある世界に存在する”ゲラート帝国”には『軍隊』がある。
いつか再びやってくるであろう戦争に備えている。という、外国に対して直接的な威光を見せる意味合いの他に、もう一つ任務を与えられている。
それは『遺物の回収と遺跡調査』
世界各地にはいつからあるのかわからない遺跡や遺物があり、発見されると軍を向かわせて『遺跡』や『遺物』を『保護』するのだ。
遺跡には理解不能な文字があり、人々の間には大昔に天空に移り住んだ人が作ったという声や、地底人が作ったなどの噂がまことしやかに流れている。
――そして、また一つ、不可解な遺跡が発見され、ゲラート帝国から軍が派遣されるところから物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 18:10:08
315013文字
会話率:71%
世の中みんなしょうもないことで喜ぶもんである。それって、大昔でもたいして変わらないことで。
キーワード:
最終更新:2024-09-08 07:59:29
1062文字
会話率:23%
大昔のアラビアで、みんな知ってるようであんまりよく知らない不思議な話があった。ランプの精はいいヤツなのか悪いヤツなのか、あんまり定かじゃない。ランプの精にもいろいろあって、いろいろいるんだよ。それではご覧いただきましょう!(CV:山寺某)
キーワード:
最終更新:2024-08-01 13:39:53
1224文字
会話率:13%
すべては仲の悪い両家に、王家が介入したことから始まった。
ウィットヒェイト侯爵家とズワルトヒェイト侯爵家は、元々一つの公爵家だった。大昔にもうよくわからない理由で分裂した両家の仲を改善するため、王命が下される。『お前ら結婚しろ』と…。
内乱
を起こしたいのか?
王家の命令を受け入れたフィロメナ・ウィットヒェイト侯爵令嬢。宿敵だが王命だ。歩み寄ろうと婚約者のヒルベルト・ズワルトヒェイト侯爵令息に手紙を出すことからはじめた彼女だが、返信は一向に届かない。不満と悲しさを抱えていた彼女だが実は、届いた手紙が周囲によって焼却されていると気付き…!?「手紙の内容はなんだったの!?」大慌てのフィロメナは手紙を書く。『先程の手紙のご用件は?』気まずい気持ちで送った手紙。しかしどうやらヒルベルトの方でも問題が起きているらしく…?
五話程度で終わる予定のお話です。勢いで書いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 12:00:00
14577文字
会話率:26%
この春から大学生になる紅井菜穂子は、ひょんなことから首輪を嵌め、自らをペットと名乗るお嬢様、翼王道沙良羅と、その沙良羅にご主人様と慕われていた少年、神降悠、そして、沙良羅の執事である巻島半兵衛らと出逢う。
珍妙な三人組と出くわした菜穂子
だったが、少しの間、彼女たちと行動を共にすることになる。沙良羅たちの行く先は、御雅来夜彦という人形師の元だった。
何気ない気持ちで同行を了承した菜穂子だったが、御雅来家も一筋縄ではいかない家系だった。御雅来夜彦の作る人形は、血の通った人間と区別がつかないほど精巧な人形だったからだ。
彼ら御雅来家の人間は、大咎人などと呼ばれる一族だった。その大咎人というのは、大昔から、この世界の片隅でずっとたった一つの技術だけを磨き抜いてきた人間たちの総称のことらしい。
だが、彼らの人形制作の技術は計り知れぬものだったが、それでも場は平穏そのものだった。多少の闖入者などもいたが、この頃になると菜穂子も沙良羅たちと打ち解け始めていて、夜彦の孫の砂鳥らとも交流を深めていく。
けれどその翌日、閂のかけられた密室の中、人知れず惨劇の幕が上がっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 01:02:06
92038文字
会話率:40%
――この国は、大昔に死んだ龍のその亡骸の上に創られた。
今、創生の龍の復活を企む者たちが動き始めようとしている。龍は、目醒めてはいけない。目醒めれば……
現代日本のとある町。
美津野木梓(みずのき あずさ)は、スポーツが好きな男子高校生。
勉強はほぼ不得意だが、祖父の影響で日本史だけは得意だ。
ある日の放課後、友だちと別れて帰宅途中のこと。迷子らしき幼女と出会う。そして突然、正体不明の男たちに襲われる。
何とか逃げおおせた梓は、ふと祖父が何度も聞かせてくれた伝説を思い出す……。
決して目覚めてはいけない龍に見出された少年は、運命の戦いへと引きずり込まれる。
現代を舞台としたバトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 22:07:24
127321文字
会話率:61%
大昔、王国にまだ戦火が灯っていた頃、大聖女として生きていた1人の少女が、何百年も後の其の国で貴族となり、我が身惜しさに自分を見捨てた憎き王子、そして同じ血を引く王族への復讐が記憶の覚醒と共に幕を開ける。
復讐を終えた先で彼女を待ち構えるのは
地獄の炎か、はたまた天使の微笑みか...
人によってはバットエンドにもハッピーエンドにも捉えられる作品です。
全然スパっと人死にます。文字なのであんまり支障ないかとも思ってますが全然死にます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 00:00:00
12666文字
会話率:9%
この世は呪いに満ちている。
太古の大昔、最厄の妖狐が人間をそう定めたために。
とある事件により心を閉ざす大国の若き皇帝・紅焔は奇妙な妃を迎えた。
そなたを愛するつもりはないと言い放った彼に、美しい妃は「それでかまわないから、都に怨霊や呪い
の影があれば自分にすぐ教えるように」と条件を出す。
その言葉通り、妃は皇帝を突如襲った「血塗れの怨霊」を不思議な力で追い払ってみせた。
妃は一体何者なのか。徐々に明らかとなる、妃と千年前の大妖妃との関係とは。
中華風ファンタジー世界が舞台の、謎多き妃×傷を抱えた皇帝のオカルトミステリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 19:10:00
165674文字
会話率:40%
良いかお前達、いつかその鍵で世界の扉を開きなさい。
3つの扉を同時に開く時、世界の真実に辿り着けるだろう。
ある時、オルトフレイルの三姉妹(三姫)は、床に臥せる国王(父)からそれぞれ鍵を託された。
その鍵の名は、世界の鍵。
その鍵を手にする
者は、世界の覇権を握ると大昔からこの世界で言い伝えられており、オルトフレイル王国はその言い伝え通りに数百年もの間、ムルニム大陸にある7国を統べる大国として君臨してきたのだった。
その王が斃れ、世界の鍵が三姉妹に託された時、世界の鍵を争奪する戦争が始まった。
そんな中で三姉妹は、それぞれ他の国に軟禁されたりまたは逃亡してバラバラになってしまう。
果たして、三姉妹は再開して世界の扉を開くことを、叶えられる日が来るのだろうか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 11:30:00
50292文字
会話率:30%