「聖女よ、残念だったな。結婚式は中止だ」
漆黒の長い髪、鋭く光る金色の瞳、強力で凶悪な魔力をまとった男は美しく微笑みながらそう言った。
不幸な少女と新米魔王様の勘違いから始まる恋物語。9話完結。溺愛ハッピーエンド。ざまぁもあるよ。
最終更新:2025-07-06 13:12:29
20403文字
会話率:27%
「食べることで相手の一部の才能を得る」——
そんな能力を与えられた渡辺悠人は、異世界へと転移した。
森に飛ばされたくらいならまだしも、まさか残酷な闘技場に売られて、観客のための戦う奴隷として扱われるとは思わなかった。
「信じられないかも
しれないけど、たとえ俺が奴隷でも……最低限の敬意ってものが必要でしょ?
お願いだから、“卑しい”とか“下等”とか、そういう言葉は会話から外してくれない?」
魚を焼きながら、渡辺悠人は彼を買い取った王女に向かってそう言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 22:36:25
79391文字
会話率:38%
「すまない、ダリヤ。婚約を破棄させてほしい」 結婚前日、目の前の婚約者はそう言った。
前世は会社の激務を我慢し、うつむいたままの過労死。
今世はおとなしくうつむいて、いい妻になろうとして婚約破棄。
ダリヤは決めた。もう、うつむくのはやめる。
頑張って魔導具師の仕事をし、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲もう。自分でできる限り、生きたいように生きよう、と。
そんな彼女は、魔物討伐部隊の騎士と出会う。魔導具が好きなダリヤと、魔剣が好きなヴォルフ。
魔導具と魔剣作りに熱中しつつ、飲んで食べて、いろいろと巻き込まれる日々。
生活の便利さのためならば、どんな苦労もいとわぬ魔導具師と、怖さ知らずでひたすら先陣を切る魔物討伐部隊の騎士。
恋愛に背を向けたい2人は、いつか恋人になれるのか。
※恋愛甘味成分が不足しております。物語設定は甘いです。
おかげさまで書籍となりました。MFブックス様より1~5巻、コミカライズ、ブレイドコミックス様版3巻、角川コミックスエース様版2巻発売中です。どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 20:00:45
2509093文字
会話率:38%
「勇者と魔王、どっちがやりたい?」
異世界の神はそう言った。
私立談上高校2年生、128名。
1学年丸ごとの異世界転移というふざけた誘拐事件に遭った俺達は、それぞれに与えられた【職業】を頼りに幻想世界で生きていく事になった。
孤高
の勇者になるか、孤独な魔王として生きるか。
勇者パーティを作るか、魔王連合を組むか。
神の言うところの「遊び方」はそれぞれに任されるそうだ。
幼なじみの3人と組んだ俺は、人類と敵対せずに済む道を模索していく。
敵対するのは俺達の命を脅かす者だけにしようと誓い、なるべく平和に過ごせる環境を作り上げていくべく苦心する。
なんとなくそんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 19:19:05
23755文字
会話率:36%
孤児だったルナは、拾われた親から虐待を受けていた。
ごはんももらえず、姉からも見放され、孤児だった頃の、もう顔も覚えてないけど、ある男の子がいた。
その子は、
『大きくなったら結婚しよう!』
と言ってくれた。
それがルナの
唯一のお守り。
でも、村の人達は良い人だった。
でも、ある時。
聖女がいるといってる人が来た。
お母さんたちは姉を見せた。
「リリアでしょう!聖女といったらこの子しかないわ!」
そう言った。
お母さんたちは姉と一緒にどこかへいくつもりだ。
ルナはついていきたかった。
でも、お母さんたちはこう言った。
「こんな子はもういらないんじゃない?わたしたちには、リリアがいるし」
「そうだな。こいつはもう捨てよう」
そう言い捨てられた。
ルナは瀕死状態になった。
ごはんももらっていなかったからだ。
そんなルナが目を覚ましたところは、もふもふの世界だった。
そこでルナは小さい頃からの夢をもふもふをもふることで手に入るスキル、もふスキを使って、レストランを開くために、究極のもふレシピを作ろうとする。
もふもふとふれあうルナのスローライフ……いや、
もふライフが始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 15:53:06
38203文字
会話率:52%
人を遥かに上回る生き物が多く存在した時代。
その中でも秀でた生物がいた。
その生物はとても強く、鬼と呼ばれ恐れられてきた。
鬼によって困っていたのは人間だけではない。
妖怪も同じ事だった。
「なぁ。俺たちと同盟を組まないか?」
飄々と
した雰囲気を纏った人間がそう言った。
その同盟というのは妖怪と人間で契約を結ぶ事だった。
目的を達するか力尽きるまで、刀に妖怪を纏わす。
双方同意の上で結ばれる契約その名も妖刀契約と言う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 05:00:00
94493文字
会話率:40%
『幽霊』 それは、本来であれば存在するかしないかはっきりとわかっていないものだ。
しかしこの街、来遊市には幽霊が存在している。
そんな街に住む1人の少年、怪奇谷魁斗。
彼は、自分が幽霊を吸収することの出来る力『ゴーストドレイン』を有している
ことを知った。その力を有していることで、幽霊関係の相談が頻繁に来るようになっていた。
そんなある日、彼は奇妙な噂を耳にする。
身体を傷つけてもすぐに再生する、いわゆる不死身の女の噂だ。
彼は調査を始めると、あろうことかすぐにその人物と出会すこととなる。
「私を、殺してくれませんか?」
不死身の幽霊に取り憑かれた少女、富士見姫蓮はそう言った。
彼女との出会いをきっかけに、怪奇谷魁斗の身の回りで次々と怪現象が起こることとなるーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 23:39:52
1368825文字
会話率:49%
大学生の加賀利亜夢(りあむ)は、見知らぬ女の子が家に侵入しているところを見つける。
彼女は赤城麗羽(れいは)という、同い年の女の子。
どうやら彼女は本物の幽霊のようで、壁をすり抜け、体を透明にすることができるようだ。
「幽霊だって、ポ
テチが食べたくなるときがあるんだよ」
彼女は、まるで自分の家に居るかのようにポテチを摘まみ食いして、ソファーでくつろぎ、テレビを見始めた。
すると、利亜夢(りあむ)の父が帰ってくるが……
「父さんには、見えないのか……」
彼女のことが見えるのは、どうやら俺だけのようだ。
「利亜夢くんには、生きる喜びを知ってもらいたいな」
彼女は、どこか切なげに、そう言った。
どうして彼女は幽霊になってさまよっていたのだろうか……
どうして彼女は死んでしまったのだろうか……
幽霊となった女の子との不思議で切ない、青春純愛ラブコメ、ここに開幕!
※カクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 20:10:00
102478文字
会話率:43%
二人の女性はいつものカフェで今日の計画を建てていた。
日本人のような顔立ちの女性は届いたブラックコーヒーをミルクも砂糖も無しで飲み干そうとした。予想以上に苦いその黒い液体に女性の顔をしかめた。
向かいの席にいるヨーロッパ風の顔立ちが混ざって
いる女性が優雅に食べていたケーキを一口分フォークに突き刺し、向かいの席の女性に向けた。向かいの席の女性は嬉しそうに甘いケーキを口に入れた。
「全く、無茶するからよ」
ケーキをあげた女性が向かいの席の女性にそう言った。しかし返ってきた返事は予想外のものだった。
「私は好奇心で動いたのよ。後悔はないわ」
性格を考えれば分かることだったが、後悔はないと言い張るのは以外だと思っていた。
「そんなことはどうでも良いのよ!」
ケーキを食べた女性は店内に響く声でそう言った。ケーキをあげた女性に見せるように使い古したタブレットの画面を見せた。
写っていたのは衛星写真だったが、ある森の中だけ白く塗りつぶされていた。
「今日はここに行くわよ! "ミューレン"!!」
「確かに気になるわね……それじゃ」
二人は席を立つと、顔を合わせた。
「「調査を始めましょう」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:00:00
1508392文字
会話率:49%
「アンリース。君との婚約を破棄する」
あろうことか私の十六歳の誕生日パーティーで、私の婚約者は私ではない女性の肩を抱いてそう言った。
「かしこまりました殿下。謹んで、お受け致します」
政略結婚のため婚約していたにすぎない王子のことなん
て、これっぽちも好きじゃない。
そちらから申し出てくれるなんて、有り難き幸せ。
かと、思っていたら
「アンリース。君と結婚してあげるよ」
婚約破棄をした翌日。元婚約者はそう言いながら大きな花束を渡してきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 22:34:21
123181文字
会話率:31%
「アンリース。君との婚約を破棄する」
あろうことか私の十六歳の誕生日パーティーで、私の婚約者は私ではない女性の肩を抱いてそう言った。
「かしこまりました殿下。謹んで、お受け致します」
政略結婚のため婚約していたにすぎない王子のことなん
て、これっぽちも好きじゃない。
そちらから申し出てくれるなんて、有り難き幸せ。
かと、思っていたら
「アンリース。君と結婚してあげるよ」
婚約破棄をした翌日。元婚約者はそう言いながら大きな花束を渡してきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 19:47:57
3007文字
会話率:17%
「おめでとうございます。この度、皆さんは魔神様の生贄に選ばれました」
夏休み明け、異世界に強制転移された室伏高校1年2組の生徒を前に、魔女は笑顔でそう言った。
そして、困惑する学生たちに、生き残りをかけた勝負を持ちかける。
その内容
は、クラスメイトを5人ずつにチーム分けし、1カ月の間に、もっとも多く特定のアイテムを集めたチームだけを、元の世界に戻すというものだった。
そこで学生たちは生き残るため、クラスメイトの中から、最善と思うメンバーを選んで、チームを組んでいく。
結果、探知系のスキルを持つ者がいる3チームと、それ以外の4チーム。そして誰にも選ばれることのなかった、永遠長(とわなが)、小鳥遊(たかなし)、朝霞(あさか)、片瀬(かたせ)の余り者4人で構成された、計8チームによる勝負が開始される。
そして各チームがアイテム集めに奔走するなか、余り者チームは仲間割れの末、朝霞と肩脊を永遠長が石化。残った小鳥遊と、別のチームだった秋代(あきしろ)と木葉(きば)を加えた4人で、魔神を退治するための特訓を開始する。
実は、永遠長は、昼は学生、放課後は異世界での冒険者という二重生活を5年以上送っているベテラン冒険者であり、その永遠長の指導を受けた3人は、見る間にレベルアップしていく。
そして勝負が佳境を迎える中、残りのチームにも生き残るために新たな動きを見せ始める。
これは背徳のボッチートが世界のことなどお構いなしに、我が道を行く。
ただ、それだけの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 06:00:00
1432001文字
会話率:55%
「わたくしのことは“姫様”と呼んでくださいませ」
頭にティアラを乗せて転校してきた久世院御姫は、最初の挨拶でそう言った。
ぶっとんだキャラは、最初こそおもしろがられたが、次第にクラスで浮いていく。
彼女が普通に話せるのは、バイト
先で一緒の俺くらい。
そんなある日、彼女は俺にこう言った。
「わたくしの王子様になってください」――と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:30:00
5011文字
会話率:42%
「ダイキ。ずっと一緒。絶対に、死なせないから。もしダイキが死んだら、私……生きていけない」
銀髪赤眼の美少女は胸に少年の顔を引き寄せ、深い慈愛がこもった声でそう言った。
すべては恐ろしい怪異から大事な少年を守るために。
少年、黒野大輝(く
ろのダイキ)は転生者である。
極度のビビリでホラーに耐性が無い彼は、よりによって大人気ホラー漫画『銀色の月のルカ』の世界に転生してしまう。
生前にオカルトマニアの友人に無理やり読まされたものの、怖すぎて途中までしか読めなかったため原作知識は全三十一巻中、三巻までしかない。
現代社会に蔓延るおぞましい怪異たち。日常のあちこちに死亡フラグが溢れかえっている。そんなモブに厳しい世界で中途半端な原作知識だけでは確実に命が危うい、とダイキは焦る。
しかし幸い、お隣には原作の主人公にしてメインヒロインである銀髪赤眼の美少女霊能力者、白鐘瑠花(しろがねルカ)が住んでいた。
ダイキは怪異から守ってもらうべく、ルカと親密になるが……特殊な容姿と能力のせいで周りから浮いていたルカは、物凄い勢いでダイキに懐いてしまう。
美しい幼馴染に溺愛されながら、ダイキは過酷なホラー漫画の世界を生き抜いていくこととなった。
ハーメルン様、カクヨム様とのマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 16:03:00
580660文字
会話率:34%
「——お姉ちゃんが、この学校にまだ“いる”の」
ミオはそう言った。
姉のハルカは一年前、失踪した。
最後に見たのは、学校の夜間補習のあと、自転車を引いて校門を出ていく姿。
けれどその後、彼女は戻ってこなかった。遺体も、手がかりも見つか
らず。
事件は迷宮入りしたまま。
そして今朝。
ミオの家に届いた、一通の消印のない封筒。中に入っていたのは——
『校舎の鍵は、あの夜のまま。
わたしは、まだここにいる。』
ミオはそれを「姉の字だ」と言った。
だから今、彼女はユウトを連れて、夜の校舎に入っている。
目的はただ一つ。
姉を探し出すこと。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-22 22:03:28
6376文字
会話率:32%
「鮫島事件は終わっていない」サダヒコと名乗る少女はそう言った。世間では科学では説明のつかない怪事件が起きている。主人公、幹人(みきと)はサダヒコに脅され怪事件に潜む怪異を探ることになる。サダヒコ曰く、彼女しか解決できず、またこれを終えないと
死にきれないのだと。第一の事件は同一人物の死体が次々と発見されるドッペル連続殺人事件。死にたくない少年と死にたい少女、彼女らの願いの末は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 12:44:46
949文字
会話率:0%
どこかなつかしいのに、そこはかとなく先鋭的
――ネオ・ファンタジー開幕
「別に、どの話から読んでいただいてもかまわないのよ。
わらわとしては、『事故物件』の話がお気に入りなの」
黒猫のミーシャは、尻尾をぴぃんと立ててそう言った。
【あら
すじ】
現代日本でのほほんと暮らしていた鉄輪ナツメと斉藤雄介(ユースケ)は、わけもわからないうちに、魔力あふれる世界「第三の箱庭」へと転送された。
ネットもねえ。サイゼもねえ。
おまけに言葉も通じねえ。
さらには二人が、この世界の万物の根源である「魔力」の影響を
一切受けない体であることが判明する。
せっかくファンタジー世界に来たのに、
ボミオスもブラインもモグレフもマカジャマも使えない。
ユースケのテンションは、だだ下がりだった。
なお、武闘派のナツメはそこはどうでもよかった。
そして、そんな特別な二人を力あるものたちは放っておかなかった。
ある者は究極の鉄砲玉として利用するために、
ある者は一方的な庇護欲から、
またある者は平和維持の観点から、
ナツメとユースケは追い回されることになる。
ところが、ある事件をきっかけに、
列強は二人の存在が途方もなく危険なことを理解する。
「取り扱いを一歩間違えれば、この世界は消滅する」
そうして彼らの出した結論は、
「争っている場合ではない。
力を合わせてナツメとユースケを元の世界へ送り返す手段を探し出す。
……それも“なる早”で!」
ということであった。
こうして、列強間の協力体制が確立。
世界につかの間の平和が訪れたのであった。
しかし、列強に散々怖い目に遭わされたナツメとユースケは、
彼らの食客になるつもりはなかった。
だから、生きていくために、自分たちで稼いで食ってゆかねばならぬ。
そこで二人は、自分たちの特異体質を活かして「魔道探偵」なるトンチキな職業を立ち上げたものの、世間に認知されていない職業というものは、
どうにもスタートアップが難しい。
はてさて、どうなることやら……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:20:00
58855文字
会話率:42%
(本文冒頭より)
悪い病が、人々を脅かしていた。
この地方の風土病で、感染すると記憶が失われる。いや、失われるようになる。ある一定の時間が経過するごとに、それまでの記憶が失われてしまうのだ。家族との思い出も、友人との約束も、恋人との情熱
も。
強いて不幸中の幸いを見つけようというのなら、それは発症するまでの記憶は保たれる、ということにあったかもしれない。十歳で発症すれば、それまでの記憶は保たれる。成人してから発症しても、初老で発症しても、それは変わらない。
いや、だからこそ罹患者は不幸なのかもしれない。これまでの日常が、突然その歩みを止めるということの悲しみ。患者本人のみではない。彼らの心はいつまでも往時のままなのに、周りの人々は日ごとに成長し、老いゆく。それゆえに、互いの隔たりがどこまでも広がっていくということの、苦しみ。
この呪わしき病は、誰をも不幸にした。
患者たちは働けない––––彼らに仕事を教えることは困難だから。しかし、国は彼らの人権保護を標榜し、必ず幾人かを雇うよう企業に義務づけた。働くことなんてできやしないのに? 誰もがそう思ったのは、当然のことだった。
患者たちは学べない––––彼らに勉強を教えることは困難だから。とくに、子供の場合は悲惨だった。たとえ学校の授業を受けてもすぐに忘れてしまうのに、誰が真面目に教えるだろう? 放っておかれるのは、自然なことだった。
患者たちには居場所がない––––彼らを世話するのは困難だから。もしも、あなたの周りに彼らがいたらどうするだろう? きっとあなたは言うかもしれない、最後まで面倒をみるのだと。もちろん、初めは誰もがそう言った。
なのに––––。
次第に、皆が皆、患者達を忌み嫌うようになった。
何をやっても水の泡。だから、彼らは「あぶく」と呼ばれるようになった。憐れみと、侮蔑と、ある種の憎しみを込めて。その時期は定かではない。いつしか、どこからか。そして、誰からも。あまつさえ、彼ら自身によっても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:32:46
8114文字
会話率:41%
この物語はヒロインが美しく咲き誇る逆転劇。
突然魔力に目覚めた兄が新王となり、天下一舞踏会に出場することになったヒロイン。今まで王者として教育されてきた彼女は、その弊害から社交ダンスが下手すぎて、とうとう婚約破棄されてしまう。
そんな彼
女に新しいパートナーは言った。
「ぶっちぎりで優勝しましょう。貴女と俺ならそれができます。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 10:31:56
7874文字
会話率:22%
「君は最強の魔法使いになれる」
敬愛する師匠がそう言った。実際はもっと遠回しで小難しくてよくわからない婉曲な表現をしていたからそんな事は言っていなかったような気がしないでもないが多分そう言っていたと思うので俺はその言葉を信じて魔術の道へと
進んだ。
そんなわけで意気揚々と魔術を習うも基礎を理解できずあわや落単の危機。
何故だか俺はバカグループとつるむようになっていた。
高貴な血が流れる朕に決してそのような事があってはならない。しかし、今の身分はただの平民。平民ならば平民らしく落ちこぼれても仕方ない。穴だらけの理論武装を全身に纏い今日も今日とて退廃的な日常を過ごす。
能力不足という現実から目を逸らし、退廃的な日常を過ごしていると努力というものが億劫に思えて……
これは俺が最強の魔法使いになる物語。多分。知らんけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 01:48:02
25786文字
会話率:28%
「旅ってのは何も求めずにするものさ」
ファルスはそう言った。
「そうだな・・・」
ロイは適当に相槌をうつ
「まぁ、たまには美味しいものは求めたいなぁ」
シグマは淡々と答える。
「あら、目的に向かって進むのが旅じゃないの?」
皮肉混じりにスー
ジーは言う。
「スージー様の目的まで行こ!!」
訳もわからずランが答える。
「俺はとりあえず皆についてくさ」
考えるのが苦手なロッドはそう言った。
旅はいろんなものを見つけるものだ。
楽しいことも、辛いことも。
いつまでも、そこに身をおいて旅することができたなら・・・
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-13 07:42:53
14242文字
会話率:38%