かつて、シンドバッドという船乗りがアラビアの海を渡り、大富豪となってバズラに帰還した。しかし、不幸にも彼は若くして没してしまう。一人残され、全ての財産を受け継いだ同じ名の息子、シンドバッドはその富に心を奪われ、友との繋がりも薄れていった。い
つしか彼は負の感情を日常的に感じるようになっていた。
数年後、あることをきっかけに仔トラのチャンドゥと出会ったシンドバッドは父親が制した航路を通り、父親のように強く、新しい自分になることを決意し、暗雲が立ち込める海原へと漕ぎ出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-06 21:52:48
51507文字
会話率:67%
帆船乗りのフォルンは親友のオルドと一緒にアン・ルート号で敵軍との海戦に備えていた。あるとき、船は無人島に水と食料を補給するために投錨したが、島に派遣した隊は戻ってこなかった。船倉に閉じ込められた戦争被害者の哀れな男は、美食家のシーサーペン
トの存在をほのめかしたが、笑い話にしかならなかった。それから第二次派遣部隊が組まれ、フォルンとオルドは志願した。消えた先遣隊が向かった先、常夏の島には水と食料はたっぷりあったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-02 12:00:00
20824文字
会話率:44%
幽霊船<レイス・ザ・フォール号>に迷い込んだ時水トーヤは掌帆長のリリード・レイクにボコにされた結果、骸骨たちと一緒に水夫として働くことになってしまった。白骨死体と仲良く落ちたら死ぬ帆桁を歩き、真夜中に亡霊と一緒に帆をたたみ、下ネタばかりし
ゃべる自称美少女と探査のために潜水し、鮫に食われそうになったりしながらも帆船乗りとして操帆術を学んでいった。そうして日々を過ごしながらも自分の身に潜む力があることに気付いた。首なし騎士という隠語の裏にある与えられた能力は恐ろしい力を秘めていて、内心で密かに喜んでいたが……異種族の異船、海獣と奇怪な魔人たち、航海術と砲火と魔術、異端海洋小説になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-11 19:53:49
144451文字
会話率:34%
時は15世紀、大航海時代とも呼ばれたヨーロッパの君主は船乗りを資金援助し、貿易や布教、新大陸の開発に明け暮れていた。
そんな中、イスラム教国家グラナダ王国を南へジワジワと追い詰め、キリスト教国家に戻すレコンキスタに取り組む国があった。名を
イスパニアという。
レオン=カスティーリャ王国とその分家が支配するアラゴン=シチリア王国の国王同士の婚姻によって成立した連合王国だ。今はまだバラバラだが、いずれ彼らの子孫による同君連合が成立する。
そしてその数十年後、大航海時代の荒波を漕ぎ出したばかりの若い国家イスパニアに1人の若い女王が君臨していた。
これは彼女の75年に及ぶ生涯、王朝の狭間で若い国がどう動いたか、女王は何を思ってその国に君臨していたのかを描き出した作品である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-27 19:20:13
20880文字
会話率:9%
一介の船乗りであったスヴェンの生活は、ある夜を境に一変した。見知らぬ王国デュランベールにて、守護神エルのもたらした奇跡と夢に現れる謎の少女。それぞれの思惑が交差する中、彼はどう動くのか。
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201
6.10.10~
魔法文明が衰退した後の世界にある国を舞台とした、長編中世風ファンタジーです。
恋愛要素は薄め、軽めの戦闘描写、負傷描写あり。
世界観と心情描写に拘って執筆しております。
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この作品は個人HP『月夜灯』にて連載しているものと同一となります。
また、Taskeyにも投稿を行っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-25 20:00:00
55328文字
会話率:34%
男の花形の職業だった船乗りは時代の移り変わりと共に――
誕生したのは女子のみを対象とした船員養成の学校!
海上女子養成学校――海校に、船乗りを目指す清水真帆が入学する。
最終更新:2016-07-18 19:00:00
22443文字
会話率:49%
水の王国ファーティストは国土の九割が海であり、船が主要な交通となっていた。そのため、船乗りが一番人気の職種だ。
しかし海には魔物がいるため、船乗りは水の精霊と契約して水の加護を得るのが一般的となっている。
十三歳の主人公ハル=イヴァナーグは
、師であり祖父のゼンと同じ船乗りを目指そうと三年前に水の精霊王シーガイアと契約した。
しかし普通は精霊王と契約など不可能である事から、事実を伏せるよう祖父に言われる。
この物語は、精霊王の契約者という力はあるものの、それを使えない主人公がいつしか王となっていく成り上がりモノです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-05 12:00:00
66997文字
会話率:25%
齢僅か十六歳の少年、結城は目覚めるといつの間にか知らない森に一人残されていた。訳も分からず森を彷徨い、狼の群れに襲われ死にかけるもどうにか撃退し、明らかに異常な状況から自分のいる場所が『異世界』と気付く。
彼は元の世界に残してきたたった一人
の家族に再会するために、『異世界』を旅することを決意する。
それは決して英雄譚のような、都合のよい妄想ではないと知りながらも彼は立ちはだかる脅威と戦う。自分の腕の中にある大切なものを護るため。
※四月二日・タイトルを変更しました。(若干タイトル詐欺と思ったので)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-07 19:00:00
1324764文字
会話率:40%
地表から遥か下にある大迷宮。
誰もが其処に眠る財宝に憧れ、そして夢見た者を殺す大迷宮の底の底。最下層に一匹の竜は住んでいた。
平穏を望んだ竜の生は『勇者』なる者たちに終わりを告げられ、理不尽にも、せただ生きたいと望んだ竜は命を消す。
しかし不思議なことが起こって人間の姿を取り再び蘇ることとなった。
五年が経過し、外界は変化し、『魔族』と呼ばれる者たちへの迫害が強くなってしまった世界。
竜は復讐を望み、竜と出会いし少女は、己が種族の再建を願う。
ほのぼの(?)まったり復讐ファンタジー。正義? 知るかぶっ殺す的な主人公(ドラゴン)は大迷宮の外へと復讐を夢見て旅立つ。
※この作品は練習がてらつくった作品です。投稿が不定期&マジで亀更新なのでぶっちゃけ更新速度は期待しない方がいいです。続きが気になるならまったりネ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-06 20:00:00
52895文字
会話率:36%
僕は学者だ。
国を出て大陸を渡り、他国の生物の調査をしてくることを国から任された。
でも問題の船がなかなか見つからなくて……。
この時期に人魚が出る海を渡航してくれる船乗りはそうそういないらしい。
でも僕はラッキーだった。
最終更新:2016-04-30 13:26:14
12039文字
会話率:24%
ある日壊れてしまった航海のお守り。その作り手は、港町に住むまじないばば。老婆を訪ねた船乗りの少年は、物言わぬ少女に出逢う――
※この作品は、2015年11月に発行された綿津見様主催の企画本『アンソロジー水』に寄稿した『青のお守り』に、加筆
・修正をし、改題したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-24 07:00:00
9134文字
会話率:42%
凄く強い猫が世界中を冒険してネズミどもを狩るお話しです。
童話です。絨毯が敷いてある学校の図書室にあるようなお話しです。
最終更新:2016-01-24 11:14:19
10282文字
会話率:12%
ある冬の夜、ふらっと立ち寄ったバーですっかり酔いつぶれたおれは、店に居合わせた客の女の部屋で目を覚ました。
最終更新:2015-11-04 21:05:21
21555文字
会話率:34%
佐伯レオは外航船の二等航海士。一回り年の離れたマリアは新米ナース。
一見どこにでもいるような仲の良い兄妹だが、二人の生い立ちには複雑な
事情が隠されていた。
最終更新:2015-10-04 15:00:00
62244文字
会話率:22%
大きな大きな輪の形をしている大陸、それを四柱の王冠の女神達が、それぞれ守護している世界。これはそんな世界の《4の国》の話。
内国にある船乗りの為の学校『内国海洋大学校』、その修学旅行イベントで難破してしまった女子生徒たちが見たのは、金髪碧眼
の王子様だった……みたいな話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-20 07:00:00
5526文字
会話率:61%
すなどりびとに混じり、船乗りの修行をするナギ。
船乗りはいつか遠くに旅立つ。その日のために孤独な修行に耐える。
古代の海辺の村で、もしかしたらあったかもしれない物語。
縄文時代の私なりの仮説も盛り込んであります。
ナギと、オルハの
二人の少女の愛憎劇を軸に物語は進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-18 22:31:24
42845文字
会話率:11%
船乗りである「私」は、敗色が濃くなりつつある祖国のため、予備役の軍人として海軍に志願する。
そして、小型哨戒艇での国境警備任務につくが、強行偵察に着た敵国のコルベット艦と交戦の末、撃沈されてしまう。
制空権を取られた祖国はますます敗色
を強め、海上輸送すらままならなくなるが、打開する手段はなかった。
ある日、乗艦を無くし失意の日々を送っていた「私」に、再び招集がかかる。「私」に再び艦艇が与えられたのだが、それは陸上を走るべき戦車に航行するための装備を加えただけの代用兵器だった。
操手と艇長は海軍、機銃手と砲手と装填手は陸軍という変則編成で、圧倒的な戦力差の海に「私」は出撃する。
所属の違いによる乗組員同士の反目や、航空支援がない海戦の絶望感と戦いながら「私」は祖国を守るため奮闘する。
※この世界に似た、別の世界の物語になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-09 22:29:12
260398文字
会話率:14%
捕鯨船乗りの彼が出遭った、南氷洋の怪とは。高野真執筆作品。
最終更新:2015-02-23 20:53:37
1558文字
会話率:0%
無愛想で変わり者の天才船乗りグレン船長。
見習いとしてその船に乗ることになってしまったカシアス。
2人はそれぞれの思いと共に広い海へと旅立ちます。
最終更新:2014-12-27 23:15:04
10190文字
会話率:41%
艦魂という伝説がある。かつてより船乗りの間で語り継がれてきた伝説である。
――彼は知らない、その出会いが必然であったことを。彼女は知らない、その始まりが偶然であったことを。
平和とは何か、戦うことに意味はあるのか。艦魂とは何か、なぜ存
在するのか。ある者は祖国のために戦い、またある者は愛する人のために戦う。これは、戦いの果てに平和を求めた艦魂(にんげん)達の備忘録。
(この作品は、自衛隊戦艦『陸奥』の近代化改装版です。現在不定期更新となっています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-30 03:09:25
30373文字
会話率:56%
天使のような美貌と無垢で純真な心を持つ天然系お嬢様でありながら、父親の跡を継いで、謎の「リンドブルムアイズ」を探し求める惑星探検家シャミル!
正義を貫く熱き心と強い意志を持つ、剣の達人にして戦艦艦長を務める連邦宇宙軍少佐キャミル!
こ
の二人の異母姉妹が繰り広げる冒険と戦いの物語。船乗り達が銀河の大海原へと出航して行った大航海時代を舞台としたスペースオペラシリーズ!
※ 完結済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-05 08:33:55
638390文字
会話率:63%
重複投稿。
町を歩いていた。いつもの町だったが、駅前通りを歩いているのに、いつもの街路樹がないことに気づいた。
最終更新:2014-06-07 13:15:50
2046文字
会話率:50%