※本作はシリーズ物の第七作です、未読の方は是非ぜひ! 第一作「少女マリーと父の形見の帆船」からご覧下さい! 目次の下部にリンクがございます!
シリーズ第七作! 近世大航海時代。立ち塞がる危険、溢れ出す勇気、その先にあるのは名声と報酬か、そ
れとも。
父の因果が娘に報い……ではないが、追われる身の上となったマリー。だけど全ての海は繋がっており、船乗りは何処へ行くのも自由なのだ。海賊にも海軍にも、海の商人根性を見せつけてやれ! そして陰謀渦巻く大都会でマリーが見たものは、謂れなき罪で処刑台に送られようとしている、親友の姿だった。
船長なのに船に酔う、力も強いわけじゃない、空を飛ぶ事も火を吹く事も出来ないマリーはしかし、助けを待っているだけのか弱いヒロインではなかった。
自分では自分を臆病な人間だと思っている、着ている服で性格が変わる、親譲りの無鉄砲で「助けに来るヒロイン」マリー・パスファインダーの冒険と航海は、まだまだ、続きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 01:55:57
727020文字
会話率:47%
帆船乗りのフォルンは親友のオルドと一緒にアン・ルート号で敵軍との海戦に備えていた。あるとき、船は無人島に水と食料を補給するために投錨したが、島に派遣した隊は戻ってこなかった。船倉に閉じ込められた戦争被害者の哀れな男は、美食家のシーサーペン
トの存在をほのめかしたが、笑い話にしかならなかった。それから第二次派遣部隊が組まれ、フォルンとオルドは志願した。消えた先遣隊が向かった先、常夏の島には水と食料はたっぷりあったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-02 12:00:00
20824文字
会話率:44%
幽霊船<レイス・ザ・フォール号>に迷い込んだ時水トーヤは掌帆長のリリード・レイクにボコにされた結果、骸骨たちと一緒に水夫として働くことになってしまった。白骨死体と仲良く落ちたら死ぬ帆桁を歩き、真夜中に亡霊と一緒に帆をたたみ、下ネタばかりし
ゃべる自称美少女と探査のために潜水し、鮫に食われそうになったりしながらも帆船乗りとして操帆術を学んでいった。そうして日々を過ごしながらも自分の身に潜む力があることに気付いた。首なし騎士という隠語の裏にある与えられた能力は恐ろしい力を秘めていて、内心で密かに喜んでいたが……異種族の異船、海獣と奇怪な魔人たち、航海術と砲火と魔術、異端海洋小説になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-11 19:53:49
144451文字
会話率:34%