古い世界の支配者の婚礼を祝う祭の前夜。エル・クレールは夢を見た。
倒壊したはずの我が家の中に、ただ独り取り残された朝……。
眼前に現れた「男」は彼女に問う。
「目の前にいる見知らぬ者を、それと会話する自分自身を、君は夢と言い切ることができる
のか?」
目覚めると、そこにあるのは旅する日常と騒乱。
ドサ回り一座と地方巡察勅使との諍いに巻き込まれたエル・クレールとブライト。
ブライトは彼らにエルを「武者修行中の若党」、自身を「その家臣」と思いこませ、場を取り繕う。
一座の戯作者マイヤーは「美形の若侍」であるエルを妙に気に入ったらしく、芝居小屋に招いた。
この一座の芝居「戦乙女クラリス」の「原作」が皇弟フレキの手による資料であると言うマイヤーにクレールとブライトは不信感を抱く。
一方「勅使」の宿舎では怪しい儀式が執り行われていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 12:00:00
194228文字
会話率:23%
「エリザベス・テューダ! 俺は、お前との婚約破棄を宣言する!」
卒業パーティーで顔だけの皇子は、私、ベスことエリザベス・テューダに指を突きつけると、そう宣った。
私の新たな婚約者となったのは、皇子の叔父である皇弟イヴァン。
私を手に入れ
るために皇子を唆し婚約破棄を仕向けたというイヴァンは、異世界(日本)からの転生者である私の前世に大きく係わっていた。
主人公のベスは「妾はお前との婚約破棄を宣言する!」の主人公リズの娘で、異世界(日本)からの転生者です。
「妾は~」の本編と後日談のネタバレがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-12 00:00:00
33527文字
会話率:24%
早々に人生に見切りをつけ、生まれ変わることだけを夢見ていた私が転生した先は、まさかの未プレイ状況の乙女ゲームに酷似した世界。
またしてもモブに生まれてしまった私の目標は、とっとと生まれ変わるというものだ。
かと言ってヒロインに嫌がらせをした
りしたら転生時に減点されてしまうかも知れない。
早く転生したい。
それなのに、何故か攻略対象に迫られ、悪役令嬢と親友になり、攻略対象ではないイケメンと婚約?!
攻略対象じゃない私の婚約者をロックオンしたヒロインはライバルに?!
第2章 皇都編完結しました。
皇室の建て直しをする事になったルシアンと、妻として皇都について来た私。
おまけで付いて来た私への風当たりは強く、ストレスフルな日々。しかもルシアンにそっくりな隣国の皇弟なんかも出てきて、更にストレスが…!
もー!モブらしく穏やかに生きたいのにー!
第3章 イリダ編始めました。
お勤めを終えてやっと祖国に帰れる事になったのに、何だか色々すっきりしない。
あぁ、平穏ぷりーず。
カクヨム様でも連載を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-30 05:26:47
1589386文字
会話率:28%
帝国の皇弟 ユージーンとの婚姻を心待ちにしていた小国の姫 ハルーシャだったが、ある夜、帝国軍に国を滅ぼされてしまう。
そこには信じられないような裏切りがあった。
陰謀渦巻く帝国と、復讐を決意した小国の姫の物語。
最終更新:2019-11-29 10:04:07
7354文字
会話率:40%
レティシアは魔力を持つことが当たり前の世界でただ一人、魔力を持たずに生まれてきた公爵令嬢である。
そのために、家族からは冷遇されて育った彼女は10歳のデビュタントで一人の少年と出会った。その少年の名はイサイアス。皇弟の息子で、四大公爵の一
つアルハイザー公爵家の嫡男である。そしてイサイアスは周囲に影響を与えてしまうほど多くの魔力を持つ少年だった。
イサイアスとの出会いが少しづつレティシアの運命を変え始める。
これは魔力がないせいで冷遇されて来た少女が幸せを掴むための物語である。
アルファポリスでも連載しています(1章完結済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 16:00:00
16147文字
会話率:58%
ラシーヌ帝国、首都は永遠の栄華(ヴァイディリオン)
敵国に当たるエトラリア王国軍がラシーヌ帝国へと進行する。
ラシーヌ帝国は皇弟リン(後の5代目皇帝)を陣頭に、ギルボワ平原で迎え撃つ事を決める。
本来自治領にいる7人の大公達も、この緊急事態
に帝都へ招集命令がかかる。
軍の総指揮官は皇弟のリン。
軍師としてかつてのリンの学友オウィディウス大公ネルウァが任命される。
ラシーヌ軍は勝利するが、帝都を守るリンの兄、4代目皇帝セウェルスが、病で崩御。
帝都の民衆が祝いで沸く中、宮殿内部は次期皇帝と大公同士の陰謀が幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-25 21:15:44
1202文字
会話率:29%
山あいの小国アスク。アリシア王女は大国グランドール皇帝カーライルに強烈に望まれ婚約した。そして3年。17の歳になり、輿入れも半年後と間近となった時、カーライルは急死。国力の差を考えて当然、破談となると思っていたが、新皇帝となった皇弟アイルバ
ーンはそのままの日程で輿入れを望む。混乱を隠して、アリシアは輿入れを決めた。結婚から始まる恋愛物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-29 04:17:18
382文字
会話率:20%