陰謀の陰舞い踊る、宵闇の帝都。
最高級の知識人である『学術師』の二つ名をもつ青年・レオンハルト・フォーゲルは、その陰謀の只中に巻き込まれ、かつて友と呼んだ男・ヒュウガ・アマギによる軍人としての襲撃を受けた。
同時に、かつて命を救った少女・ミ
ナト・ライドウからも仇と呼ばれ、戦わねばならない苦境に陥ってしまう。
陰謀は暗く、深く、かつて十年前に引き起こされた地獄の惨劇すらも絡み付き、レオンハルトを苦しめていく。
そして彼が、全ての鍵となる先達のランドルフ・カウフマン教授を弾劾した時、その陰謀は帝国全てへと禍いを振りまく悍ましい物へと姿を変えていった……。
戦いの舞台は帝都から国内に散見される遺跡へ。
レオンハルトを仇と呼び、その命を狙ったミナトは、自らの非を認め、そして何より恩人のために命懸けで尽くそうという覚悟を見せた。
かつての友、ヒュウガもまた、友であることに変わりはなく、再会を祝して杯を重ね、そしてまた、共に戦うことを約束してくれた。
同僚の『学術師』、才媛の美女・エレナ・リーマン、さらにレオンハルト自身の謎を飲み込んだままおくびにも出さない、小型の自律稼働コミュニケーションマシン=コム。
彼らもまた、レオンハルトを助け、共に歩んでいく。
教授の足跡を追うたびに姿を見せる秘密結社と謎の人形(ひとがた)
連中にこの世界を自由にさせる訳にはいかない。
レオンハルトは戦う。自身が巻き込まれた十年前の惨劇、その全てを終わらせるために。
レオンハルトは戦う。自身に秘められた謎を一時でも忘れるために……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 03:06:05
262441文字
会話率:31%
4人の男女は男との間に取り決めを交わしていた。
1.他人に悟られない
2.仕事の手段は問わない
3.事件性を残さない
4.詳細は事が終わるまで明かさない
令和の札幌で蠢く、悟られない者達の仕事劇。
最終更新:2022-04-29 23:00:00
54845文字
会話率:33%
梅雨の合間にふらりと出かけた先で、麟太郎はふと目にとまった卓上ランプに誘われて、とある骨董店に足を踏み入れる。
そして、懐かしさと物珍しさにあふれた店内で出会ったのは、一対の角を生やした鬼女の掛軸だった――
新米編集者の高城が、担当してい
る作家、結城麟太郎の原稿を待っている間に聞かされた、とある骨董店と、そこにあったという品にまつわる顛末。
完結済み。(2015.08.02改訂)
※サイトにて公開している作品の再掲載となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 20:00:00
32035文字
会話率:27%
ヒーローや、怪人がいる現代、その最中に語られる都市
伝説がある。
都市伝説に出るメリーさんが怪人を刈っている…と
今から始まるのはヒーローや怪人達を主人公にした話ではない。
ただ、邪魔な存在を殺すだけに動くデンセツ。
さあーーーーーーー
始動しろ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 19:31:25
2972文字
会話率:37%
「ユニコーンという生き物はですね。肉体を倒しても意味がないのです」
大陸の覇者となりつつあるヒトが恐れたのは、竜でも悪魔でもなくユニコーンだった。その角は傷や病を治し、白兵戦をさせれば近衛騎士と、魔法戦をさせればエルフと互角に渡り合い、苦
労して倒したとしても、角を血縁者が受け取れば力の一部を継承する。
自然を破壊されることを嫌うユニコーンたちは、各地でヒトと小競り合いを続けていた。
そんなある日、狼山にも1頭の青毛馬が姿を見せようとしていた。彼の名はオスカー・アライズ。後に宵闇の魔王と呼ばれる角の生えた天馬……ウイングユニコーンである。
その瞳は冷たく、昼寝中の山犬たちを映していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 19:08:12
11289文字
会話率:57%
現代社会より少し前の時代に、町の片隅に居た古びた人形ミリア。瞳の美しい彼女にはいくつか秘密があった。その秘密を誰にも打ち明けることないまま、捨てられそうになったその時、隣人の気まぐれで世界を渡ったミリア。
彼女が次に目を開けた時、そこは
見知らぬ場所、一面の白銀の世界に一人立っていた。人間の姿になって。そんな彼女を見つけたのは、若い男と一匹の山犬だった。この男もまた悲惨な過去を持つ謎多き男だったが、いつしかミリアに心を寄せていくことになる。
隣人の気まぐれに翻弄されつつも、自分の居場所を見つけて少しずつ成長していくミリアと、それを傍で支えて守る男。彼女の隠された能力と、魔法が存在する世界は隣人と密接に絡み合い、大きな展開を迎えることになるのだが…。
◇--◇--◇--◇--◇--◇--◇--◇--◇--◇
この作品のプレ公開として、 https://ameblo.jp/riberomama/ に冒頭の何章かを掲載しておりますが、プレ公開時より内容に多少変更があります。こちらに投稿した内容が最新になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 17:00:00
120057文字
会話率:53%
知られざる裏側の世界、姿を見せることの少ない幻影守衛騎士団(ファントム・ガーディアンズ)の団長エインデの物語。
最終更新:2022-01-09 11:55:26
68931文字
会話率:54%
宵闇の女王が99人の子を産みました。皆、漆黒の髪と白銀の瞳を持っておりましたが、99番目の姫だけはひどく小さく、おまけに髪も肌も真っ白で、その瞳はルビーの様な赤でした。名前は付けられたものの、その見た目から、いつしか真白ましろの姫と呼ばれる
ようになりました。このような姿に生まれた者は魔力も少なく、長生きできないことが判っていたため、不憫に思った女王や兄、姉達からは大層可愛がられておりました…
「第3回小説家になろうラジオ応募作品」で、1000文字以下の超短編という物に挑戦してみました。本当にすぐに読めてしまうので、お暇つぶしの一つとしてお読みいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 10:37:12
1000文字
会話率:0%
2xxx年。闇組織が世間を支配する時代。闇組織はボス組織から幾つもの組織に派生して、巨大闇組織と成り果てていた。
しかし、その組織体制化は私利私欲の為に一般市民を監視下に置き、さらには改造人間を作るための多大な実験が行われていた。そんな事
になっているとは、国民たちは本当に誰一人として知らず、疑問にさえ思われていなかった。むしろ、組織ありきの自由と平和だと思っていた。
そんな中、自身もその組織に属していながら、世界の反逆者となり、世界を変えようと動く者が現れた。
"エドワード・ジョン・ホワイト"
頭脳明晰で容姿端麗、温厚篤実な彼は、市民たちに慕われていたが、秘密裏に組織体制を崩壊させる事件を起こしていく────
これは、彼の生まれ持った運命なのだろうか──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 00:14:37
238文字
会話率:34%
忌み嫌われる”闇”の魔力を持つ公爵令息と、ある秘密を抱える侯爵令嬢。
少しだけ臆病な少女に、真摯に想いを伝える少年のやや重たい恋心。
ゆっくりと近付いていく、幼いふたりの恋模様。
※R15は保険です。
ブックマークありがとうございます!
! とても嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 11:21:10
129179文字
会話率:51%
とある世界で、とある国の魔法剣士が死んだ。
魔物が跋扈する荒廃したその世界に、突如現れた時空の歪みが暴走。
世界崩壊寸前のところを、18歳の彼女が世界の運命を1人で背負い、その命と引き換えに見事に脅威を払った。
彼女の名はキサギ。
最強
魔法剣士であり、世界に溢れる魔物を己の編み出した魔法で屠り、愛刀"八咫烏"で切り倒し、その名を世界に知らしめた者であった。
二つ名を、宵闇の守護闘神と呼ばれていた。
そんな私が気がついたら異世界転生!
しかもこの体は15歳の伯爵令嬢?!
何があったのか、重体から目覚めたばかりの彼女の周りの環境は最悪!
上流階級、クソ喰らえ!
回復したところで、いいように扱われるなんて真っ平ゴメンなので、私は冒険者になって世界中を旅します!
幸い私強いし、前世契約してた式神達もいるし、この世界にどんな強い者達がいるかわからないけど、まぁなんとかなるでしょう。
…と思っていたら、どうやら私、この世界でも最強魔法剣士のようです?!
とにかく!お金を貯めて素敵な場所をみつけたらそこで前世忙しくて出来なかったスローライフを送るのだ!!
*暴力シーンは薄めの予定ですがR15にしております
*とってもご都合主義です。頭空っぽにしてお楽しみ頂ければ幸いです…
*更新頻度はゆっくりです
*都度、修正が入ります
*アルファポリス様にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 00:00:00
273518文字
会話率:32%
今よりも少し前のこと。ある話し手が奇妙な話をしておりました。気になってしまった私は、出来る限りその場で覚えるよう心がけ、書き残すことにしました……。
最終更新:2021-10-27 13:50:38
13098文字
会話率:38%
幼馴染のルーディックはたいそうおモテになる。老若男女問わず、誰からもモテモテだ。
隣国へ留学していた彼は、戻ってきたら博愛主義の軟派野郎に成り下がっていた。
大好きだったルーディックはもういない。
残念地味令嬢と呼ばれるエリシアは、ルーディ
ックなんて大っ嫌い!と決めた。
のだが、彼にはとんでもない秘密があった。
(エリシアがだいぶ口が悪いです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 00:00:00
70015文字
会話率:36%
暗い部屋の中で俯く女。帰らぬ男。そして、奪っていった者の話。
キーワード:
最終更新:2021-08-29 21:39:59
549文字
会話率:0%
東京のある場所で起こった魔法事件、それはこの世界の未来をおおきく変える出来事の始まりに過ぎなかった...。ごく普通の高校生である海音はひょんなことから魔法とで出会う。しかしそれは海音の人生と世界の魔法使いたちを巻き込みながら大きな事件を引き
起こしていく。宵闇の魔導書、この本から始まった事件はだれも望んでいなかった方向へと向かっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 09:00:00
34377文字
会話率:78%
異形が見ていたかくれんぼ。お尻をだした子、一等賞。夕闇、宵闇でまた明日ーーいや、明日はこないんだな。
最終更新:2021-08-04 14:25:51
2541文字
会話率:0%
※本作品はpixivにて行われた「第3回百合文芸コンテスト」用に制作したものです。現在進行中の『日奉一族シリーズ』の一部に関わる作品であるため、こちらにも投稿しました。
物に残された記憶を読み取る力を持つ少女、日奉萌葱。彼女は11年前に
村で行われたある儀式によって最愛の妹浅葱を失い、未だにそれを引き摺り続けていた。何故妹が死ななければならなかったのか知る事すら叶わないと思われていた。しかしそんな彼女にあるチャンスがやって来る。それは、彼女の友人である殺月真臥禧が引き起こしたほんのちょっと不幸からだった。
全てから嫌われる運命にあった少女、殺月真臥禧は朋のために動き出した。呪いを救いに使うために。萌葱はそんな厄災の中でついに救いを手に入れた。他の全てを捨ててでも後悔しない救いを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 08:55:50
20639文字
会話率:65%
桔梗 翔。十一歳。転校生。変わった家族構成。
世界を飛び回っている両親は、一年のうちほとんど家にいない。
代わりに、桔梗家に代々側仕えしている宵闇家の夜と朝陽、雇われている使用人たちと暮らしている。
優しく厳しい夜。一緒にはしゃいで遊びまわ
る朝陽。兄のような二人がいたから、寂しさはあまり感じなかった。
そんなヘンテコな生活をしていたカケルだが、夜と朝陽と一緒に出掛けた日、正体不明の異形の化け物に遭遇する。
震えて腰が抜け、頭はパニック状態で逃げ出すことも立ち向かうこともできないカケルを守るため、夜と朝陽が間に入って立ちはだかる。
二人の稼いでいる時間で、自分の身を守るために逃げられる臆病。
二人が危ないことが分かるのだから、一緒に立ち向かおうとする勇気。
そのどちらも無い中途半端な自分。
きっと殺される。それは嫌だ。でも、自分だけ逃げて、明日から一人になってしまうのも嫌だ。
立ち上がれ!自分!二人の兄と一緒の日々を守るため。
涙を流しても、鼻水を垂らしても、震えても、今しかない。
共にいるために。
カケルが前を向いた時、体が光りだす。
☆*°アテンションプリーズ☆*°
この物語は、わたしが過去に経験したことにオリジナリティを含めながら、小さい頃から蓄積してきたモヤモヤや口に出せなかったことを浄化・向き合い・気持ちの整理をするための物語です。
なので、半フィクション半ノンフィクションみたいな気持ちでいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 23:13:35
34047文字
会話率:55%
漆黒の髪、宵闇の様な瞳の王子さまがいました。王家の者は金の髪に碧の瞳が定説なこの世界。魔女の呪いと囁かれ、塔の寒く、狭い、格子窓の塔の最上階に幽閉されています。
『私』は王子さまの元を毎日訪れます。少しでも王子さまの慰めになればと………。
〈この作品はpixivにも掲載しています〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 13:16:33
9025文字
会話率:40%
高二の夏頃に執筆した糞小説を少し改訂したものを投稿しました。
拙劣な文章だったり、少々難解な漢字があったりするので、読みにくいと感じることがあると思いますが、そこはまあ、許してください。
内容は本当に大した事ないです。
なので、読む
価値はないと思います。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-04-15 14:00:00
3815文字
会話率:20%