嵐の夜。祖母が拾ってきたのは、人間の姿をした『運命』でした――――。
ファムは十五歳。
陽の光を浴びる事が出来ない彼女は、昼間は部屋に閉じこもり、夜は祖母が経営する宿屋兼食堂で給仕として働く、明るい看板娘。
ある嵐の夜、祖母が美しい
少年を拾ってくる。傷つき弱った少年を放りだすこともできず、少年と一つ屋根の下で生活する事に――。
内気な少年と、明るい少女の心と心の触れ合いを描く、ほのぼのファンタジー。
どこか懐かしく、優しい物語を目指しています。(※2010年1月20日完結)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-20 00:07:44
52010文字
会話率:18%
平安時代中期、宮中は藤原家と学者派の二派が勢力争いを繰り広げていた。陽成天皇は親友藤原時平とともに民衆の苦しい暮らしを目の当たりにし、今の政治が誤っていると確信。学者派とともに律令に基づいた天皇親政を目指し、時平の父である太政大臣藤原基経
を追放する。だが、基経抜きの学者派による政治は国中を混乱に導き、陽成天皇は精神的に追い詰められ、復帰した基経によって退位させられる。
父の威光を受けた時平は出世街道を歩みながら陽成上皇の帝位復帰を模索する。だが、新たな天皇となったのはかつて陽成天皇の臣下であった宇多天皇こと源定省。時平は陽成上皇を支援したため学者派の巣くう宮中で孤立するが、父基経に与えられた「阿衡」の文字を皮切りに宮中から学者派を追放することに成功する。
学者派を失った宇多天皇は新たな側近として菅原道真を抜擢する。だが、道真も陽成上皇支持を表明。これにより学者派は道真に深い怒りを見せるようになる。
基経の死により新政を始めようとした宇多天皇に新羅軍来襲の報が届く。時平は武士を九州に派遣し、道真は遣唐使として唐に出向き、新羅への軍事侵攻を要請しようとする。新羅が撤退したことで道真の唐行きは白紙となるが新羅との対立は続き、道真は最前線に立つため自分を九州に遣わすよう提言。また、国難に何もでずにいた宇多天皇は失意から退位を告げる。時平はその両方に猛反発するが、宇多天皇は退位した上に出家し、道真は辞表を出して九州へと出向き客死した。
ただ一人宮中に残った時平は財政再建と奴隷制廃止を進める。それは結果を出したが寺院勢力を敵に回し、道真の怨霊という噂が広まることとなる。
時平の三八歳での死は道真の呪いのせいとされ、道真の怨霊の噂が消えるのはそれから百年を要した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-06 11:39:46
95378文字
会話率:22%
「お兄様今日の運勢よろしくてよ」お調子者でブラコンな妹上馬るいと事実上二人で暮らしている高校二年生上馬淳はいつもの、日々変わる事のない楽しく穏やかな朝を迎えて、今日も一日無事過ごしていく、はずだった。満員の通学電車で出会った女子高生に「あな
たは殺されるわ」と告げられる。生まれ変わっては必ず17歳になる前に死ぬ運命って……あと一ヶ月もないじゃん!しかもその女子高生が自分は狐だと言う。輪廻の呪いか何なのか、はたまた神様か誰かの悪戯なのか……破天荒でおバカで特殊な力を持った女子高生と一緒に上馬淳は動きだすのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-24 17:56:55
17652文字
会話率:43%
とあるドイツの商業都市レゲンツベルク。ここに住む幼馴染の四人の子らは、ある日近くの森で千年も昔に建てられた開かずの教会に侵入する。しかしそこは異世界に通じる扉。彼らはルテティアと呼ばれる世界に飛ばされ、そこでセチェックという名の魔法使いの
老人と出会う。帰りたいと願う彼らだったが、条件としてセチェックの願いをこの世界に飛ばされてきた人数の分だけかなえることが出来なければ現代に戻れないことを知る。
一つ目の願いは何なのか?彼らがたずねると老人は言った。私の本来の力を取り戻すために、谷に眠る龍から取れる薬を持ってこい。彼らは使命を果たすため、あらゆる危険に立ち向かわなければならなくなった。
この物語は魔法の世界で繰り広げられる冒険をテーマにした旅路である。野望と欲のはらむ大地に、彼らは投げ出された。わずかな希望を胸に宿しながら…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-23 17:47:46
28020文字
会話率:46%
幼い頃に誓った約束。それを守るために少年─レクトは仲間と一緒に旅に出る。しかし、離れ離れになった二人は再び戻る事の出来ない…。少女は少年を呪い、少年は少女を求める。二人に幸せはくるのだろうか
最終更新:2009-11-07 20:16:08
5979文字
会話率:42%
封じられた記憶がこじ開けられる時、邪神が囁く声がする。私が見た異形の姿とは?新解釈で送る和製クトゥルー小説の白眉。
最終更新:2009-10-24 21:13:38
4695文字
会話率:4%
休暇中、過って黒人男性を轢いてしまった青年は事件の隠蔽を画策する。しかし、それは更なる恐怖をもたらすことになるのだった。
最終更新:2009-09-26 21:26:35
3784文字
会話率:5%
生まれた瞬間、悪しき魔女に死の呪いを掛けられた姫だったが、世にもお人好しな魔女のおかげで、代わりに百年眠り続けることになる。
王子の口付けで目覚める、そう魔女には告げられたはずなのに、目覚めた部屋には王子はいなかった。
おまけに、王子は行方
不明に・・・?
毒舌な従者と、お人好しな魔女、お調子者な村人、そして眠り姫の四人は、城に掛かった眠りの魔法を解くために、放浪王子を探す旅に出る!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-23 21:20:11
6059文字
会話率:26%
亮太と春人の通う学校にまつわる都市伝説がある。35年前、この学校で謎の死を遂げたユウキという名の生徒。その霊を呼び出す方法があるという。今、最恐の都市伝説が幕を開ける!
最終更新:2009-10-21 15:51:18
593文字
会話率:0%
鬱蒼とした其の森は、「魔物の棲む森」と呼ばれていた。そこに棲んでいたのは、一人の魔女。かつて恋人に裏切られ、心に深い傷を負った彼女は、魔法を使って意地悪ばかりしていた。
そこへ、一組の恋人達が現れる。魔女は幸せそうな彼らに憤り、残酷な呪いを
詠う。女は人の姿を失い、男は恐怖に逃げ出す。
殺戮する彼女。
後悔する彼。
自責する魔女。
彼女は森で殺戮の魔物と化し、彼は彼女の元へと走り、魔女は湖のほとりに立つ―
そして、そこに何が残されるのか。
これは、遠い国の、哀しい愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-13 00:01:50
25948文字
会話率:32%
呪われた場所、呪われた親、呪われた子供・・・例え謎を解き明かしても、一度発動した呪いは連鎖し続ける。悪夢にオワリハナイ
最終更新:2009-10-03 22:48:24
19407文字
会話率:40%
全て無かった事にするつもりだった。だが犯した罪の呪いは形を変えて襲い掛かる。
最終更新:2009-04-25 19:39:39
8572文字
会話率:34%
ココロを鎖した人々が胸に秘めた記憶語り継がれる呪いの真実その総てがイマ解き放たれる!
最終更新:2009-09-22 14:41:15
104文字
会話率:0%
ある大学生に届けられた謎のオルゴール・・・・・・・・・・
最終更新:2009-09-11 07:00:54
44616文字
会話率:62%
例えば。この世界は魔女が存在する。この世界は魔法が存在する。この世界は人間も存在する。いわゆる、ゲームの世界。現実世界の人が作り出した幻想。現実世界の人が作り出した理想。現実世界と、理想世界。その全てをつかさどる天界。それを客観的に見る者、
滑稽なほど足掻く少年達。魔女の呪いを解け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-06 11:10:45
4163文字
会話率:11%
ある日、殺した蜘蛛の呪いで人生を滅茶苦茶にされた富条巳角(ふじょうみかど)は、呪いを解くために蜘蛛・御楽(みらく)との勝負生活を初めるが……。
最終更新:2009-08-30 16:06:40
3381文字
会話率:23%
愛莉はみんなにいじめられていた。そんなときに,たまたま呪いの本に出会った愛莉はどう変わっていくのか‥。
最終更新:2009-08-23 21:14:04
2864文字
会話率:23%
呪いの快楽に目覚めてしまった女性が、次々と顔見知りから殺していくのだが……
最終更新:2009-07-20 12:38:54
1340文字
会話率:3%
母親は私のことを見て、可愛いね、と言う。しかし、私が不細工という事は、私自身が一番理解している。私には可愛さの欠片も無い。
最終更新:2009-06-30 01:44:13
631文字
会話率:16%
これは『誰か』から『あなた』へ宛てられた、最期のメッセージ。
最終更新:2009-07-03 07:04:47
2505文字
会話率:0%
掲示板で見かけた都市伝説。その呪いが3人に降りかかる。夏にぴったり?さむ〜くなるような都市伝説ホラーです。※心臓の弱い方注意!?
最終更新:2009-06-29 16:32:34
1446文字
会話率:11%
「何故、呪いが効かない?」「あなたの掛け方が悪かったのでしょう」腹黒い茨姫と、駄目魔法使いの御噺。
最終更新:2009-06-27 00:08:05
3077文字
会話率:48%
『かごめ唄』はわたしとあの子たちを繋ぐ歌。だから邪魔しないでよ?(再編集しましたm(__)m)
最終更新:2009-06-14 18:55:58
3362文字
会話率:35%