涙を流す。それは情の現れ。
しかし、涙が出てこない時だってある。
その年は、雨の多かった昨年に比べ、明らかに雨が少なかった。
このままでは、皆が干上がってしまう。
神職と修験者たちは雨を招くため、「空を泣かせる」支度を始めた。
最終更新:2018-10-16 19:17:38
3902文字
会話率:10%
「 紀文」青春伝
あらすじ
江戸時代の豪商(紀文)若き頃の物語である。
寛文九年(一六六九年)有田郡湯浅別所で、山本文旦の次男と生まれ幼名は文吉だった。
四歳に祖父武兵衛に、連れられ広八幡神社に修業の為行った。
関口
流柔術を習う為だが、其処で修験者の林長五郎に会い、忍術と合気術習うが会得成らず。
ある日に剣の打ち込みで小猿が落下。治療し小猿と仲良くなり猿飛びの術や、合気技を会得する。
武兵衛が迎えに来た。名前は文兵衛と改めた、途中船頭になる為の教育を受ける。
延宝五年八月、文兵衛九歳の時祖父武兵衛(明心丸)が沈んだ。
熊野屋に丁稚奉公に出された其処のお嬢さんとの仲を疑われ、北山村に行き筏流しをする。騙されと知り湯浅に帰る支度をする。
船違え大地に着く、鯨取り本を読み漁に出て銛の実技を積む。
帰り湯浅過ぎ和歌浦で降りる。
頼る者無く歩き玉津島神社で喉潤す、神主に呼び止められ、事情を話すと馬小屋の隣り部屋を紹介され、馬の世話して家賃が無料に。
和歌浦で魚の小売り仕事を見つけ、町中を桶担ぎ売り歩く。
魚市場突然閉鎖される。下津にホオジロ鮫現れて漁が止まる。
藩より鮫退治の命が下り見事鮫を退治、褒美に武士の名を許されて、紀伊国屋文左衛門と名乗る。
下津で、外国の難破船を見つけ修理改造し、凡天丸と名付ける。
貞享三年九月から嵐が続き時化て大荒れ、蜜柑を江戸に送れず蜜柑方役人問屋は頭を抱える。
紀文が立ち上がる。蜜柑を八万籠積み下津から江戸へと、嵐に揉まれながらも遠乗り航海で成功。
江戸で蜜柑売り魚を買いこむ。
帰り海賊に襲われるが、花火を横打ちにし撃退する。
摂津では魚売り大儲け。忍者盗賊団の襲撃受けるが撃退する。
紀伊国屋文左衛門、晴れて無事紀州和歌浦に帰る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-03 12:48:53
53631文字
会話率:50%
第二次世界大戦の敗戦で幕府が滅びすっかり様変わりしたニッポン。
様々な伝統的なものが滅びる中、日本の地方都市の片隅にひっそりと生き延びる都市型修験者。
そんな彼と彼を取り巻く一癖も二癖もある人物たちが繰り広げる。
ブッディステック伝奇ファン
タジー。開幕です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 01:04:25
24071文字
会話率:42%
京の都に魔界帝国を復活させようとしていた降魔大元帥を滅ぼし、この世に平和を取り戻した稀代の陰陽師・安倍晴明は…その後西園寺飛鳥と結ばれ一人の男の子を設けたが、そんなある日の事…再び京の都に新たな強敵の出現により、晴明は単身事の真相を確かめる
べく魔封塚を訪れた。
するとそこに現れた謎の幻術使い・狗毘羅の登場により、事態は思わぬ展開を迎えるのだったが…果たして幻術使い・狗毘羅とはいったい何者なのか。
今回の旅で、晴明をはじめ…かつての好敵手(ライバル)である朧影烈堂、修験者の於呂血、陰陽寮の修練生である西堀涼汰、そして新たに剣術の達人である伊賀崎隼人が加わり…身分を隠す為に薬種問屋の蓬莱屋一行として町人姿に身を変え、幻術使い・狗毘羅を追いかけながら諸国を巡る旅が始まろうとしていた…。
今ここに、魔界陰陽幻想傳の新たな物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-27 17:52:45
10490文字
会話率:75%
○コンセプト
「学園モノ×部活モノ×オカルトモノ」なラブコメディ。
部活あり、恋愛あり、憧れのセンパイあり、キュンキュンあり、萌えあり、「若さゆえの認めたくない」過ちあり。でも、オカルト要素はけっこう専門的(ちょっと詳しくなれます)☆
そ
して、なによりラノベのラノベたる所以であるキャラクター小説!
青春グラフィティ&ラブコメであるとともに、ホラーであってミステリでもある。
「学校の怪談」なんかも出てきたりして、大人の皆さまにはあの頃に戻ったつもりでノスタルジーを感じていただき、現役学生の皆様にはリアルタイムで共感していただける、そんないろいろと詰まった「ラノベ要素の宝箱やあ~」的内容となっております。
○あらすじ
この春より神奈備(かんなび)高校へ入学する宮本真奈(みやもとまな)(通称まーな)は、これから始まる新生活への期待に胸を躍らせていた。
ところが、親友の桜井朋絵(さくらいともえ)とともに美術部への入部届けを出しに行った彼女は、ひょんなこと…というか、アホウな勘違いから一人だけ美術部ではなく呪(・)術部へ入部するはめに!
その呪術部(通称呪(しゅ)クラ)の部員達はといえば、才色兼備だが性格に難のある部長・神埼梨莉花(かんざきりりか)をはじめ、修験の道を志す山ボーイ・飯綱登(いいづなのぼる)、パンクな密教僧・金剛寺相浄(こんごうじそうじょう)、ロリロりな台湾人風水師・李梅香(リメイシャン)、インテリジェンスな陰陽家・三善清彦(みよしきよひこ)と奇人変人ばかり。
おまけに梨莉花のライバル・天野瑠璃果(あまのるりか)率いる御国(みくに)学園高等部の魔術部なんていうのまで現れて、真奈のありえない高校生活が始まる。
他方、神奈備高校内では七不思議にまつわる怪事件が……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-26 09:00:00
138417文字
会話率:51%
一条守は平凡な高校生の筈だった。だが、ある日、彼は枝垂れ柳に結び付けられた鈴の音に誘われ、夢と現が曖昧な異世界『ムゲン』へと迷い込んでしまう。荒廃した町中で一条は”修験落ち”と鵺に襲われる。絶体絶命のピンチを救ったのは大陰陽師、安倍晴明の長
男吉平と吉晶だった。ふたりの邂逅によって一条は自分が平安時代にタイムスリップしたことに気付く。安倍家に保護されてからも一条は帰り道を探し始めるが、容易に出口は見つからない。繰り返される”修験落ち”の襲撃、そして突如相見える『天竺』の妖怪たち。次々に現れる呪術師や妖怪たちとの出会いによって、一条は世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-19 18:20:43
682861文字
会話率:30%
普通の高校生の水守巧人は異世界へ勇者として召喚された。
だが、そこはサムライや忍者、修験者や虚無僧が道端を往来する
時代劇風の不思議な世界であった。
巧人は他の二人の「異世界勇者」とともに
恐るべき敵から将軍家の姫を守りきり、無事に元の世
界に
帰還できるであろうか!?
『 ゴメラ VS モンスターバスター 』スピンオフ作品ですが、
本編を読んだことがなくても十分楽しめます。
本編はこちらです。
http://ncode.syosetu.com/n3829cs/
本編もかなり『おばか』ですが、そのさらに斜め上をいく『おばか小説』に仕上がっていると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-22 00:30:58
172210文字
会話率:34%
ひょんなことから修験者であるご先祖様に召喚され、戦国時代にタイムスリップしてしまった吉良星幸人。そこで待ち受けていたのは、精霊を名乗る女の子と妖怪退治という任務だった。長引く戦乱の中、人々の負の感情を糧に急速に力を蓄える妖怪たち。民の間に広
がる怨嗟の声を沈めるため、そして元の時代に帰るため、吉良星幸人と精霊達は今日も妖怪退治に奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-16 19:06:53
37409文字
会話率:41%
強力な魍魎相手の助っ人・祓い屋である私は今日も各地の寺や神社に呼ばれ、アルバイトで悪霊を退治する。その私の本来の職業とは・・・。
この小説もブログ等に併載します。
最終更新:2013-11-14 19:29:37
1441文字
会話率:33%
――遙か昔、世にあやかしが溢れ、様々な物の怪が人を襲い、社会を混乱に陥れた。あやかしに対抗すべく、政府は瑞垣(みずがき)というあやかし退治の専門組織を結成する。現代でもその役割は秘密裏に脈々と受け継がれていた――
これは、そんな瑞垣の運命
を背負ったひとりの少年の物語。
あやかしに対抗するため、愛する少女の命を天秤にかけた少年の選択は……
やや和風なファンタジーライトノベル。
(ここから先は途中までのネタバレを含みます)
瑞垣の子であった不寺晴人は遷宮にまつわる最初の神事で、幼なじみの一条院葉月を神子にした。神子とはあやかしに対抗する秘儀であり、命を犠牲にしてあやかしを退治する人柱だった。晴人は葉月を神子にしたものの、様々な想いから七年経っても犠牲にすることができない。かたや晴人の異母兄弟である威彦は、神子を消耗品として扱い、二人は神子に対する考え方でたびたび衝突しあった。
遷御を前に葉月を神子にした元凶である怨霊が再び晴人の前に姿を現す。その圧倒的な強さに葉月が死亡し、晴人も瀕死の重傷を負う。威彦の母である艶姫は晴人の体を呪術で支配し、式神として威彦に与えた。晴人の心は不寺家に伝わる神器であり、過去にイザナギが子のヒノカグツチを斬ったとされる十束剣に封じ込められた。
とき同じくして末社の宮司の娘である葛切笑美は、窃盗団に盗まれた神社の神器を取り戻そうとしていた。捜索の末に神器を盗んだと思われる売買組織を突き止めるが、接触を計るには交渉材料として新たな神器が必要となった。笑美はやむなく不寺の神器を狙うが、神器の十束剣は式神となった晴人の手に渡ってしまう。
十束剣を手にした晴人は己の心を取り戻し、同じく十束剣に霊魂を宿していたヒノカグツチの案内で葉月に会うため黄泉を訪れる。
晴人、葉月、威彦、笑美、それぞれの思いを乗せて、遷御のときは刻一刻と迫ってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-10 22:41:12
97885文字
会話率:45%
冬の京都の町に、はるばる群馬県の高崎からある依頼を受けて盲目の巫女『布施美夜子』がやってきた。その依頼とは「伏見の稲荷社をお護りすること」。
明治の廃仏毀釈運動によって伏見稲荷から取り払われた『愛染寺』。それは職能集団の手によって上野の
国高崎まで運ばれて、再び立て直されていた。美夜子はそこから派遣された『祓い巫女』であった。
同じ頃、武蔵国国立にはもうじき高校を卒業する『等々力観名』がいた。実家の事情で、高校を卒業すると祖父の神社に巫女として就くことが決まっているのだ。なので、観名はすでに人生が詰んだような諦めの気持ちで残り少ない高校生活を送っていた。
伏見の稲荷社、京の民衆の信頼と欲望に支えられて1300年が経つ。その間何度となく焼失しているが、民と巫女と修験者と、それに神霊の働きで再びよみがえってきた。
しかしそこには多くの因縁と怨念がからみつき、1000年の時を経て強大な怨霊となって21世紀の伏見稲荷に今襲いかかった。
奇妙な事情で京都までお使いに出された観名は、美夜子と出会って巨大な『野狐祓い』の神事に巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-03 13:12:14
189457文字
会話率:63%
-昔のお話―-飲んべぇの庄吉(しょうきち)の村に不思議な法力を吹聴する修験者がやって来て、村人達は信者になってしまいますが―-。
最終更新:2012-04-29 20:40:03
5214文字
会話率:0%
修験道の一派で瑾斂宗(きんれんしゅう)の総本山、鵬願寺(ほうがんじ)に所属し、お役目の職に付いている神崎百合は16歳。
彼女の両親は化物との大戦で戦死した。その大戦の中心にある、全ての生き物を滅ぼす滅火。
滅火を巡り、再び大戦の兆候が現れ、
百合もそれに巻き込まれて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-15 19:12:51
212106文字
会話率:28%
山伏<<やまぶし>>とは、山の中をひたすら歩き、修行をする修験道の行者。「修験者」<<しゅげんじゃ>>とも言う。
白装束を着て入峰し、断食、滝打ち、火渡り、座禅、忍苦の行など、厳しい艱難苦行を
行なう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-10-23 16:04:19
500文字
会話率:0%