今年30歳を迎える独身社畜、成宮 誠は、何故か昔から毎年決まって同じ様な内容の初夢を元日に見る。
それは2084年、90歳になった老後の自分が出てくる夢だ。いつも隣には俺の妻と思われる女性がいて、心底優しそうなそのヨボヨボのお婆さんと仲睦
まじくほのぼのと暮らしている理想の老後の姿が脳内には映し出される。
どうやら、俺はその夢の内容的に、まさにそこから60年前の2024年の30歳の時にその彼女と結婚するらしい。ただ、あまりにも夢に出てくる妻については、年齢のせいもあってか、若い頃の姿が全くもって想像できない。
そして、気がつけば俺はまさに今年30歳になる年。
初夢は正夢になるという迷信や、あまりにも同じ様な夢を元旦に毎年見るといった不思議な出来事からも、俺はその彼女をてっきり大学の頃から付き合っていて、プロポーズも済ませていた彼女との未来の姿だと信じてやまなかったが、蓋を開けてみれば浮気をされており...先日のクリスマスに別れたところ。
そして、今、俺に他に女性と関わりがあるかと言われれば、それも職場ぐらいで、それも皆、俺がどう頑張っても手に届かないような高嶺の華の女性達しかいないといった虚しい現状だ。だから、その彼女達と付き合うどころか、今年に結婚なんて論外でしかなく、ありえない。
そんな状況から、何度初夢として見ようが所詮は夢は夢。無意識に俺は昔から、ご都合主義な気持ち悪い妄想を夢として見ていたのだろうと、皮肉にも30歳になる年を迎えた今、一生独身で生きる決意をしたのだったが...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 23:16:04
45303文字
会話率:24%
自分の復活のために自分に恋をして貰わなければいけないのに、サイコパスみな高校一年生の女の子に伴侶の印を与えてしまった魔法使い。
はたして彼は彼女に愛してもらえるのか、というか、人の心が無い彼女に付き合っていけるのか、というお話。
↓
詳しい
あらすじ(長いので読み捨てちゃって!!)
クラスで浮いている少女、城門(きど)キトリ。
登校途中でゴミの集積所に白いカラスが突っ込むところを発見する。
そのカラスは彼女が学校でいじめにあっているかのようにして、集団のカラスに追われて襲われて大怪我を負ったのである。
彼女はそのカラスを拾った。
そして、彼女が助けたカラスはただの烏ではなく、その肉体の中には、ディーンという名の魔法使いの魂が入っていた。
ディーンは心優しき乙女に、自分の魂の欠片を差し出した。
一度与えれば取り返すことも出来ない、彼の世界では伴侶の印として与え合うという大事な魂の欠片である。
自分を守ったがゆえに今度は彼女が彼を追うものに殺される、それに抵抗するための力が彼女には必要だと彼は考えたからだ。
「これで君は魔法使いになるだろう。その代わりに私の体の元に私を連れて行ってくれないか。私を復活させてくれた暁には、君の望むものをあげよう。」
キトリはカラスに微笑んだ。
「これで私は死体の山を作り上げられるんだね?」
ディーンは気が付いた。
自分が選択ミスをしてしまったという事に。
どうしたことだ、この娘には心が無い!
自分を復活させるには、自分に恋した伴侶の心が必要であると言うのに!と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 21:00:18
10644文字
会話率:29%
主人公「一条零」は、中学の頃は帰宅部・放課後はゲーム漫画、アニメ・勉強だった。しかし、彼は高校から軟投派ピッチャーとしてデビューを果たす。
これは零が高校生の間にピッチャーとして、成長していく物語である。
〜これは王道野球物語です〜
ダイ
ヤのA・エースはまだ限界を知らないをリスペクトしながら自分の物語で書き立てています。
最初は独学の野球程度
最後には高校野球代表選手
それくらいを目標に物語を組んで行っています。
主人公準無双くらいで考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 19:28:43
62956文字
会話率:46%
縦にも横にも大きく、思わず顔を二度見してしまう程のブサイク。それが主人公である鈴木貞一であった。そんな彼は30歳の誕生日、思わず目を伏せるような悲惨な内容で死んでしまう。しかし、彼は神の粋な計らいで、異世界へと転移することとなった。
飛ばさ
れた世界は、魔力量が人の価値を決めるような世界。そんな世界に、魔力量が世界トップレベルの才を授かり転移した貞一。転生ではなく転移に嘆く主人公であったが、この世界には重大な秘密が隠されていた。
これはブサイク世界代表が、美醜逆転世界で賢者と慕われるまでの、そんなお話。
※注意※
①作中に容姿を罵倒する言葉(ブサイク、ブスなど)がふんだんに使われております。②主人公が美醜逆転世界だと気づくのは大分遅いです(序盤は勘違いで進みます)。③ヒロインは2章から登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 10:49:38
473790文字
会話率:31%
誰もが恐れ、忌み嫌った不治の奇病、白死病から唯一生き残った青年。
王宮薬剤師のシルガー・エヴィングには二つの浮名がある。
ひとつは「白い悪魔」、もうひとつは……。
仕事はできるのに恋には鈍感な主人公と、
見た目ふわふわ中身たくましい、けど
あれやっぱり天然な弟子、
クールな美人なのに頭の中が残念な女剣士、
程よいツンデレ妹系になりきるあざとい年下の子、
の3ヒロインでお送りする、剣でも魔法でもなく、薬草で人を救うファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-25 20:07:11
21977文字
会話率:38%